北股岳BC-洗濯沢源頭部滑走し登り返し後石転び沢滑走-

2025年05月29日(木) [日帰り]

• GPS: 10:34
• 距離: 27.3km
• 登り: 2,092m
• 下り: 2,082m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:02
• 休憩: 1:32
• 合計: 10:34

距離 27.3km 登り 2,092m 下り 2,082m

5:05 倉手山登山口
5:16 5:18 天狗平ロッジ
5:28 5:31 温身平
5:49 5:54 梅花皮沢第4号砂防堰堤
8:02 石転びの出合
11:22 11:42 梅花皮小屋
12:10 12:29 北股岳
12:42 13:21 梅花皮小屋
13:45 石転びの出合
15:03 15:07 梅花皮沢第4号砂防堰堤
15:22 温身平
15:29 飯豊山荘上駐車場
15:39 倉手山登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

倉手山登山口ゲートPに駐車
電動アシストMTBで温見平の少し先の雪が出てきた地点まで入ってデポした。

コース状況／危険箇所等

梅花皮沢左岸の登山道はまだロープが設置されておらず滑落の危険箇所有り
雪渓の状態は先シーズンと比較してかなり安定していた。

その他周辺情報

飯豊温泉梅花皮荘に入湯 300円(ボイラー故障によりシャワーが使えないためだそう)

写真

5/29 5:02

倉手山ゲートを電動アシストMTBで出発
用意されているのは今日石転び沢を一緒に登った長野のYさん

5/29 5:27

今年もまた温身平にやって来ました！

5/29 5:40

一度はMTBで雪渓を跨いだものの

5/29 5:40

再び雪渓に行く手を阻まれてしまい、

5/29 5:33

ここにデポすることにした。

5/29 5:41

アズマイチゲ

5/29 5:43

もう6月だというのにカタクリ

5/29 5:44

雪崩の爪痕

5/29 5:48

いつもの堰堤に到着
先シーズンはここまでMTBで入れた。

5/29 5:53

シソバキスミレ

5/29 6:09

早くも雪渓登場

5/29 6:09

同上

5/29 6:20

下つぶて岩もようやく雪から出てきたところ

5/29 6:20

ここは先シーズンロープがかかっていたが、今回はまだかかっていなかったためかなり緊張した。落ちたらただではすまない危険箇所です！

5/29 6:26

この岩も冷や冷やしながら下降してきた。

5/29 6:27

うまい水への途中にも雪渓あり

5/29 6:36

カタクリの群落

5/29 6:48

ここから梅花皮沢の雪渓に下り立つ。

5/29 6:51

いつもよりかなり手前で雪が完全に繋がった。

5/29 7:03

アプローチシューズをデポし

5/29 7:13

兼用靴に換装する。
今日のgearは持ち合わせている最軽量のコンビネーションです。ski: Dynafit DNA 153cm、bin: ATK SLR Release AT DIN6、boots: Dynafit PDGです。

5/29 7:15

スタートは少し凸凹している。

5/29 7:26

枝がたくさん落ちていた。

5/29 7:28

こんなに大きな幹まで...

5/29 7:29

北股岳の頂上部と北股沢が見える。

5/29 7:54

定番の景色：石転びの出合いです。

5/29 7:55

門内沢

5/29 7:55

今日行くのはこちらの石転び沢

5/29 7:56

新緑と雪渓

5/29 7:56

美しい小滝

5/29 8:02

上部に行くにつれて傾斜がきつくなっている。

5/29 9:47

北股沢の様子

5/29 10:06

昨シーズンは北股沢右俣を滑り下りた。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6799750.html

5/29 10:06

ここから上はアイゼン装着しシートラで

5/29 10:06

振り返ると朝日連峰

5/29 10:06

シートラへの換装準備するYさん

5/29 11:07

快調に進むYさん

5/29 11:07

梅花皮小屋から北股岳はクラックが多く滑走は不向き

5/29 11:07

北股沢

5/29 11:13

梅花皮小屋が見え元気を貰う！

5/29 11:13

北股岳

5/29 11:15

大きなクレパスと北股岳

5/29 11:24

大日岳

5/29 11:24

梅花皮岳

5/29 11:24

朝日連峰と月山

5/29 11:25

ミヤマキンバイ

5/29 11:30

梅花皮小屋と北股岳

5/29 11:32

小屋の前でYさんと記念写真

5/29 11:35

大日岳

5/29 11:35

梅花皮岳

5/29 11:42

ハクサンコザクラ

5/29 11:46

梅花皮岳と梅花皮小屋

5/29 11:51

ハクサンイチゲ

5/29 11:52

同上

5/29 11:52

同上

5/29 12:07

雪庇の向こうに門内岳

5/29 12:10

北股岳頂上にゴール！

5/29 12:10

記念写真

5/29 12:11

今にも落ちそうな北股沢の雪庇と門内岳

5/29 12:11

二王子岳

5/29 12:11

北股岳の標高は2024.8mで昨年の山だが、四捨五入すれば今年の山!?

5/29 12:12

飯豊本山、御西岳

5/29 12:13

朝日連峰

5/29 12:34

洗濯沢源頭部にマイシュプール
(動画有り)

5/29 12:45

一度は笹藪のシートラでの登行を試みたが藪が濃すぎで、登行する雪渓を変えるためにシールのまま滑走

5/29 12:46

ここも小屋まで激藪!?

5/29 12:46

笹藪に行く手を遮られ仕方なく別の雪渓をシール登行

5/29 12:51

この笹藪漕ぎも深過ぎてやる気がおきません.....

5/29 12:46

大日岳

5/29 12:50

ここならかなり上の方まで行けそう...

5/29 12:50

しかし、梅花皮小屋までまだ距離がある。

5/29 12:53

気のせいか小屋がどんどん遠くなってきている感あり...!?
正直のところヤバいです！

5/29 13:00

何と偶然にも整備道を発見

5/29 13:02

ミヤマキンバイ

5/29 13:04

治二清水で元気を貰う。

5/29 13:24

石転び沢は快適に滑走できた！
(動画有り)

5/29 13:28

マイシュプール

5/29 13:28

こちらは北股沢

5/29 13:44

石転びの出合いまで下りた。

5/29 13:44

振り返って滑り下りてきた石転び沢

5/29 13:45

樹木が丸ごと運ばれていた！
雪崩の恐るべきパワー

5/29 13:53

デポ地点でアプローチシューズをゲットし

5/29 13:56

持ったまま少し滑走しここで板を脱ぐ。

5/29 14:20

アズマイチゲ

5/29 14:22

カタクリ群落

5/29 14:22

同上

5/29 14:24

同上

5/29 14:24

同上

5/29 14:48

ブナ林にフィトンチッドを貰う。

5/29 14:48

同上

5/29 15:05

堰堤の階段を下りる。

5/29 15:10

アズマイチゲ

5/29 15:15

MTBデポ地点へ
あとはMTBに跨がってあっという間に倉手山ゲートに戻り無事終了した。

5/29 16:12

下山後車でわずかに移動し飯豊温泉梅花皮荘の露天風呂に浸かる。

5/29 16:15

またもや貸し切りで、極楽極楽....

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Mark II Canon

iPhone 11 Apple

感想

hareharawai

　昨シーズンは飯豊詣でを2回行い、1回目は北股岳から北股沢右俣を滑走、2回目は門内岳から門内沢を滑走。飯豊はきついというイメージが強かったため今シーズンはこれまで遠慮してきたが、どこも雪が減り行く場所も限られてきていたので、今回は切り札の飯豊の石転び沢をチョイスした。
　飯豊山荘までの道路はいまだに開通しておらず、倉手山ゲートに駐車しそこから電動アシストMTBで出発する。道路に雪は無く快適に温身平まで進めた。その少し先で雪が出てきたためMTBをデポし、シートラ歩行開始。堰堤下のベンチで小休止＆補給。梅花皮沢左岸道の歩きはいつ来ても大変！つぶて岩の高巻き道にはまだロープが設置されておらずかなり慎重に歩く。ここではミスは許されない！落ちたらただでは澄まない危険箇所だからだ。どうにか通過すると次はうまい水手前の雪渓の横断。その少し先で登山道が梅花皮沢の沢床まで下りる。雪が完全に繋がったため、アプローチシューズをデポし兼用靴に換装しスキーでのシール歩行を開始した。いつもよりかなり手前だった。スタートは凸凹が多い。石転びの出合いで門内沢と別れ、石転び沢へ。それまで見えなかったYさんが下に見え、あっという間にキャッチアップされた。先に行ってしまうものと思っていたが、歩きが遅めの自分と一緒に歩いて頂き、談笑しながらちょうどいいペースで歩くことができた。上部の急傾斜手前でアイゼンを装着しシートラに。ここもキープペースに徹して歩き通すことができた。今日はYさんに感謝、感謝です。梅花皮小屋で写真を撮り、Yさんはここに板とザックをデポ、自分は北股沢か洗濯沢のいずれかを滑走予定のためそのまま北股岳頂上へ向かう。ミヤマキンバイ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲなどの花が咲き始めていた。
　北股岳頂上で梅花皮山荘へと下るYさんと別れ、洗濯沢源頭部を滑走。飯豊では初めての西面の滑走だったがあっという間だった。問題はその後。どの雪渓も上で雪切れしてしまい尾根上まで相当な背丈の笹藪漕ぎをしなければ小屋まで戻れない。シートラで笹藪を登ろうとしたが全く進まない！仕方なくシールのままスキーダウンしもっと上まで繋がっていそうな雪渓を登り上げることに。しかし、それもなかなかうまくいかず、2〜3回変え、あとわずかで稜線まで登り上げられそうになった時、偶然笹払いした整備道を見つけることができた。整備道を辿るとそのまま登山道に出られ超ラッキー！もしもこれを見つけられなかったらさらに藪漕ぎに苦労させられていたことであろう！どうにか梅花皮小屋まで戻り、登ってきた方と談笑してようやく落ち着いた。あとは石転び沢を滑走するだけ。上部は面ツルで快適な滑走を楽しめた。中下部は散乱する木の枝や小石をかわしながら凸凹の雪に対応しなければならず、これもシーズン終盤は避けて通れないものである。アプローチシューズデポ地点に達し、ここでスキーは終了。あとはシートラで梅花皮沢左岸道を下りていく。復路でも何回も登り返しがあり、いい加減嫌気が差すが仕方なく受け入れるしかない！堰堤の階段を下り、MTBデポ地点へ。後は電動アシストMTBに跨がり数十分で倉手山ゲートに戻り無事終了した。
　今日の登りの標高差2092mは、何と今シーズンでそれまで一番だった中ノ岳BCの1949mを抜き去ってしまった。飯豊温泉梅花皮荘で汗を流した後、運転しながら腿の攣りが起きてしまう。山形県小国町から日帰りで群馬まで帰る気がおきず、道の駅関川で車中泊し翌朝戻ることにした。