燧ヶ岳(大清水→ナデッ窪→見晴新道→鳩待峠) ハードな燧とホッコリ水芭蕉♪
福島県
群馬県
kuma-suke
体力度について
- GPS
- 11:22
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 1,594m
- 下り
- 1,193m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:43
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 11:17
| 天候 | 晴れ後、高曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り: シャトルバス(鳩町峠→尾瀬戸倉、1,300円)→路線バス(尾瀬戸倉→沼田駅、2,400円) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
⚫︎大清水→三平峠 林道に雪は皆無、登山道に入ってからコース上に雪が付いた所が出てきた。気温高めで雪緩いのでツボ足で。 1箇所、ピンテを探して進んだらプチ藪漕ぎになったところも(ただ、少し迂回すれば藪漕ぎ不要だった) ⚫︎三平峠→沼尻 雪面をトラバースするように通過する所があり、ステップ切るように意識した。ただ、スノーブリッジ状の雪面もあり、ステップ切ろうとすると踏み抜くこともあった。夏道に拘らず高巻きするなど、安定して通れる所をルーファイするとよいかと。 ⚫︎ナデッ窪(沼尻→ 爼嵓（まないたぐら）) コース上にピンテなどの目印は無し。 下部から雪が付いている。最初は樹林帯で地形に特徴がないので、地図で方向を逐一確認しながら進んだ。 次第に沢沿いを進むが、スノーブリッジが多くて踏み抜かないように気を遣った。下に沢が流れている部分を避けつつ進んだ。 ミノブチ岳直下に45度位ある雪面あり(核心部その1)。通過時に雪が緩かったので、ダブルストックを短くしてダブルアックス的に使い、しっかり蹴り込んでステップ作って進んだ(12本爪持参せず、チェンスパのみ)。雪面が硬かったら、ここで撤退していたと思う。 ⚫︎ 爼嵓→ 柴安嵓（しばやすぐら） 爼嵓からの稜線上に50度以上ありそうな雪面あり(核心部その2) ダブルストック&チェンスパでは爼嵓山頂で引き返すべき状況であったが、遠目で見てステップの痕跡が見て取れた。そこで、とりあえず近づいてみて雪質を確認すると緩めで蹴り込んでステップ作れそうだったので、慎重に何度も蹴り込んでステップをしっかり作って突破した。 ⚫︎見晴新道( 柴安嵓→見晴) 山頂直下の岩稜帯は雪は皆無で最初は楽勝かと思ったが、樹林帯に入ると雪が付きだし、目印のピンテも見つけ難く、度々地図で方向を確認しつつ進んだ。 所々で夏道が見えるところもあったが、五合目位までは雪深くて雪面のトレースもほぼ無くてルーファイに時間を取られた。 五合目より下は、雪解けが進んでいてスノーブリッジもあり、踏み抜きに注意しつつ、ドロドロのルートで転ばないように気を遣った。 ⚫︎見晴→鳩待峠 全て木道が敷かれていて、問題なし。 |
| その他周辺情報 | 鳩待峠には、名物の「花豆ソフト(650円)」 尾瀬戸倉の路線バスのバス停近くの酒屋に「水芭蕉ビール(480円)」 尾瀬戸倉に温泉あるが、帰りの路線バスの出発時刻の兼ね合いで、割愛 |
写真
三平峠でピンテを辿ろうとしたら、目の前に倒木と笹藪。。。踏み跡は雪の下で見当たらないので、真っ直ぐに突破 突破したらすぐ傍にしっかりした登山道が見えていたので、雪が溶ければ問題ないところかと
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突破したらすぐ傍にしっかりした登山道が見えていたので、雪が溶ければ問題ないところかと
ここまで風がないのも珍しいかと。。。この絵を独占してしまうなんて贅沢♪
基本的に沼に沿ってルートを取っていけばルートロストしないでよいかと
トレースらしきものが向かって左の方に付いていたので、それにのって進んだら行き詰まりそうになった夏道は、正面の樹林の割れ目に付いている
夏道は、正面の樹林の割れ目に付いている
柴安嵓には、かなり雪が付いている。。。
柴安嵓への稜線。。。ガッツリ雪が付いていて斜度もかなり急。。。ピッケル&アイゼンのない身としては撤退すべき状況だけど、とりあえず近づいて雪の状況を確認することに
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ピッケル&アイゼンのない身としては撤退すべき状況だけど、とりあえず近づいて雪の状況を確認することに
かなりドロドロになるので、ゲイター(スパッツ)は必須かと
周囲には沢山の団体さん 水芭蕉散策ツアーの団体さんかな
装備
| 個人装備 |
ダブルストック、チェーンスパイク、ゲイター
|
|---|
感想
尾瀬といえば水芭蕉
と思いつつも、過去4回尾瀬に行きながら、まだ尾瀬の水芭蕉を観たことがなかったので、好天予報にのっかって水芭蕉を愛でに尾瀬へ
水芭蕉散策だけでは物足りなかったので、燧ヶ岳もセットにして、大清水から鳩待峠まで縦走することを計画しました。
燧ヶ岳の残雪状況が気になって調べてみるも、御池からのレコを見る限り残雪で苦労したレコが見当たらなかったことと、1週間前に御嶽山の摩利支天山(2959m)の稜線上に雪が皆無だったことから、今回の燧ヶ岳の残雪も大したことないのではと考えて、12本爪は装備しませんでした。。。が、これが大きな分かれ道。。。
実際にナデッ窪登山道に入ってみると、沢筋ルートであることもあってガッツリ雪が付いていて。。。ミノブチ岳直下の雪の急斜面を目の前にしてかなり焦りました。。。(汗)
なんとか蹴り込んでステップ作って進むも、夏道を外して上がってしまい、ルートを修正しようとトラバースを試みた時に、ステップ作るのが甘くなって滑落！！
幸い雪が緩くてスピードは上がらず、ザックやストックなどで摩擦を作って徐々に減速して停止。。。ただ、50m位滑ってしまったので、余計な上り返しにウンザリしつつも慎重に夏道辿って爼嵓（まないたぐら）まで上りました。。。初の滑落だったこともあり、けっこう精神的に疲れました
更に、爼嵓から柴安嵓までの稜線上に、かなりの雪の急斜面が控えていて、参った。。。
今回は雪質に恵まれていたので、キックステップで上がれました(←かなり集中して丁寧にステップ作りました)が、かなり運が良かったと思います。
雪が硬かったら、爼嵓から大清水に向けて撤退だったかと。。。
さらに、燧ヶ岳攻略でかなり時間を使ってしまったので、鳩待峠発の最終シャトルバス(1630発)にギリギリになってしまい、最後まで気の抜けない山行でありました。。。
ハードな燧ヶ岳とホッコリ平和な尾瀬ヶ原の水芭蕉散策のギャップで、想い出深い山行になったかと
次は、尾瀬ヶ原で一泊してのんびりと尾瀬を楽しみたいものです♪
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