八ヶ岳 阿弥陀北稜


- GPS
- 07:15
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 1,191m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
3月の山の一発目は八ヶ岳のバリエーション入門ルート阿弥陀北稜へ。
中央道を走り、最近おなじみとなりつつある恵那峡SAで仮眠をとり、美濃戸口へ。
分かってはいるが、3月初めとは思えない雪の少なさで悲しくなる。
美濃戸山荘までの道もX-TRAILならなんのその。ここを車で入れるのは嬉しい。
雪もなければ寒くもない。適当に準備をしていざ出発。
最初の内は登山道にも雪はまばらについている程度で、去年尻滑りで降りたところも土が露出して悲しい。
登っていくとぼちぼち雪も増えてくる。雪で埋まる沢も露出してブルーアイスとなっているところもあった。
そんなこんなで2時間かけて行者小屋まで。主稜部はどっぷりガス。
人は多いが思ったほどではない。
登攀具をつけて、行者小屋を出発。準備してる間に体が冷えてしまった。
文太郎を少し登り、阿弥陀岳への沢筋の登山道に入って少し進んだあたりから右手の尾根に取り付いて登っていく。
トレースはバッチリついていて取り付きまで迷うことはない。
取り付きまでも結構急斜で、雪が少ないこともありステップが決まりづらく、潅木を掴みながら登っていく。
すると、ガスのなかから岩壁が姿を現す。
いよいよ核心部。取り付きには支点がある。
ロープを出して登攀にとりかかる。
が、samoaもtentyoも山でロープを出すのも久しぶりなら、ダブルロープで登るのもはじめて。
なかなか、ロープの取り扱いに時間がかかる。
しっかり練習せねば。
samoaはKさん、tentyoはTさんとペアになり登る。
1ピッチ目は最初だけ少し立った岩壁で10mほど登ると、斜度も緩くなり緊張感も少なくなる。
中間支点は潅木などでとることができる。
終了点にもボルトあり。だいたい50mザイルぎりぎりくらいだ。
続く2ピッチ目も最初は1ピッチ目と同様岩壁の登攀から始まるが、後半は急な雪稜の登攀となる。
終了点で支点は取れないので、スタンディングアックスによる確保となる。
ここまでくれば、阿弥陀岳まではあと一息。
ロープはつないだままガスの中、雪稜を登り小さな看板のあるピークに辿り着いた。
思ったよりもあっさりだったが、いろいろと課題が見える登攀となった。
ほどなく後続もやってきて記念撮影ののち、行者小屋目指してくだる。
ノーマルルートも雪が少ないためか岩がでているところは少し慎重に下る。
となりの赤岳はガスの中だが少しずつガスは上がっている気がする。
コルからは尻滑り交じりでバーッと下り、行者小屋で登攀具を外す。
休んでいるとガスが飛び赤岳など主稜部が青空とともに見え隠れする。
赤岳主稜、大同心、小同心、地蔵尾根など、様々なバリエーションを指差す。
近いうちに挑戦していきたいものだ。
あとは、時折陽光の差す中、雪が少なくかったるい道を下って車のもとまで。
5時以降は300円という温泉で汗を流し、京都への帰路についた。
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