記録ID: 824765
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
阿弥陀岳 南稜 北稜 中央稜 冬季 単独
2016年03月08日(火) [日帰り]
- GPS
- 08:59
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,581m
- 下り
- 1,582m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 8:56
阿弥陀岳 南稜 北稜 中央稜 冬季 単独
【阿弥陀岳 南稜】
06:00 舟山十字路
06:25 南稜広河原
07:40 立場岳
08:00 青ナギ
08:40 無名峰
09:45 阿弥陀岳
【北稜 取り付きへ移動】
09:55 阿弥陀岳
10:05 中岳のコル
10:15 阿弥陀岳 北稜への分岐点(休憩)
【阿弥陀岳 北稜】
10:30 阿弥陀岳 北稜への分岐点(出発時間)
11:30 阿弥陀岳
【阿弥陀岳 中央稜】
11:40 阿弥陀岳
11:45 阿弥陀岳 中央稜への分岐点(※下山途中から 膝 故障)
13:45 中央稜 取り付き点(中央稜 尾根下山)
15:00 舟山十字路
【阿弥陀岳 南稜】
06:00 舟山十字路
06:25 南稜広河原
07:40 立場岳
08:00 青ナギ
08:40 無名峰
09:45 阿弥陀岳
【北稜 取り付きへ移動】
09:55 阿弥陀岳
10:05 中岳のコル
10:15 阿弥陀岳 北稜への分岐点(休憩)
【阿弥陀岳 北稜】
10:30 阿弥陀岳 北稜への分岐点(出発時間)
11:30 阿弥陀岳
【阿弥陀岳 中央稜】
11:40 阿弥陀岳
11:45 阿弥陀岳 中央稜への分岐点(※下山途中から 膝 故障)
13:45 中央稜 取り付き点(中央稜 尾根下山)
15:00 舟山十字路
天候 | 晴れ(稜線では風はあったけれど穏やか) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【ルート概要】 《阿弥陀岳 南稜》 (舟山十字路〜立場岳〜青ナギ〜無名峰) 人気の八ヶ岳バリエーションルートとあって立場山までは 道標 テープ の類が多く一般登山道並み。無雪期は踏み跡 明瞭 だと思われます。 (P1〜P2〜P3〜P4〜阿弥陀岳) 岩と雪の岩稜。P1 西(左)巻き。P2 西(左)巻き。P3 基部を西(左)側へトラバースし阿弥陀南稜核心部のルンゼに取り付く(難度高の直登ルートもあり)。阿弥陀南稜 核心部 広河原沢本谷第3ルンゼ右俣最上部ガリー。ルンゼ取り付きから稜線まで標高にして50m程の登攀(斜度45°以上60°程) ピッケル1本で十分でしたが ダブルアックス推奨。P4 西(左)巻き登り 阿弥陀岳 山頂へ。 《阿弥陀岳 北稜》 中岳のコル から 中岳沢 を下り北稜取り付きへ。※中岳沢 雪崩に注意。 北稜取り付きから急登を越えジャンクションピークへ。目前に岩峰群。出だしの急坂である雪の付いた岩壁を第一岩峰と記述する方が正しいのかもしれない(そちらで言う第二岩峰を自分の記録や他の多くの記録で第一岩峰と記述されています)。急坂を乗り越え(自分の記述での)第一岩峰を左の外壁へ回り込み登攀開始。一段登り岩峰の右側へ回り込む形で登攀(阿弥陀岳 北稜 核心部。岩と雪のミックス。浮石あり注意)。第一岩峰を越え中間テラスへ上がり第二岩峰登攀(ラインは左から右寄りへ)。第二岩峰最上部のナイフリッジを渡り 阿弥陀岳 山頂へ。 《阿弥陀岳 中央稜》 南稜 北稜 と比較すると岩場登りの難度は低い。人気バリエーションルートゆえ南稜同様に無雪期は踏み跡 明瞭 かと思われます。ただし、積雪期にバリエーションルートの選択(特に下りでは)読図技術 必須。 中央稜下り出だしで数m程クライムダウンのほうが安全かと思われる岩場あり。標高2450mくらいまでは岩峰を縫うようにルートファインディング。以降(今回は)中央稜尾根を末端の二俣出合まで下降し、沢沿い 林道と歩き 舟山十字路へ。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 ふれあいセンター もみの湯 大人 500円(昼)・300円(17時以降) http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html |
写真
感想
2016年03月08日
阿弥陀岳 南稜 北稜 中央稜 冬季 単独
かねてより目標としていた
『阿弥陀岳 南稜』『阿弥陀岳 北稜』『阿弥陀岳 中央稜』冬季 単独 日帰り
天候にも恵まれ 素晴らしい景色の中、目標を無事達成することができ嬉しく思う。
これまでの山行から学んだ経験、見えた課題を克服し、次への糧として活かしたい。
※追記
15日 阿弥陀岳 南稜 で(表層)雪崩に遭い、1人が亡くなり、2人重軽傷。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。また、事故に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:5953人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
阿弥陀、
やはりAIKENさんは只者じゃないですね!
って膝、大丈夫ですか?
靭帯じゃ軽傷じゃないでしょうが
早い山への復帰を祈ります〜!
お大事になさってください!
お見舞いのお言葉いただきありがとうございます!
仕事で病院行けてないのですが痛みはあるもの歩けるので炎症かと。爆弾膝とは長年の付き合いですが、ここ数ヶ月調子悪く、痛みをおして登ることもあったので、とうとう来たかという感じです O脚なのもありますがフォーム、筋力、柔軟、ケアなど改善の余地ありですね。故障知らずの丈夫な人が最強でしょう
痛みが引いたら花見登山にいこうかな
阿弥陀は、どの稜線もカッコよかったです
尋常じゃないルート選択ですね、しかも多様なルートを単独で。我々一般登山者が取るルートとは違います。さすがです。
天候にも恵まれて素晴らしい大展望、でも雪はだいぶ減ったかな。まだ3月初めなのに今年はどこも雪が少ないようです。
膝は大丈夫でしょうか?自分も痛めたことあるけど、復帰は無理せず慎重に。春には穂高が待ってるしね。
お見舞いありがとうございます!
また八ヶ岳に会いに行ってきました。例年より雪は少ないようですが雪山の八ヶ岳、n7548kwさんの行かれた時期が『旬』。体調や天候が合わず予定から遅れましたが、この日は自分にとって選んだルートの『好機』だったと感じています
膝を痛めた経験のお話。その後も重装備で歩かれているご様子から、自分も無理せず慎重につとめれば復帰も近いかなと前向きになれました
こちらは様子をみながらですが、お互い残雪の春山も楽しみましょう
AIKENさんこんにちは。
南稜北稜中央稜って…一つも普通のルートないじゃないですか!
すごいですねー…もっと早く出て北稜に寄生したかったです。
中央稜も下ったトレースがあるなぁとおもったらAIKENさんだったとは。
膝の調子はどうですか?無理しないでくださいね
もっと早く出て頂いてたら 阿弥陀 南稜 北稜 中央稜、一緒に山旅できたかもしれませんね!アスリート級の alsoさんに寄生されてたら後ろからのプレッシャーがハンパなかったでしょう
そちらのコメントに八ヶ岳やアルプスが近いのうらやましいと言ってしまいましたが、後々考えると大雪降れば麓でも交通や生活も大変だし、冬は常に寒いわけで、山好きにとって憧れの地域だけど良いことばかりでもない側面もあると感じ 軽率だったなと反省です
下山の林道を舟山十字路までご一緒した方も地元の人、もみの湯で受付のおっちゃん湿布くれたりと、長野の人の優しさを感じた日になりました。また八ヶ岳やアルプスなど長野に訪問させていただきます お会いしたときはよろしくお願いいたします
南、北、中央、こんなコース取りもあるのですね
充分予習されていたと思われますがキッチリこなしてしまうところは流石です。
ピッケルは2本あった方が良いとしてチェ−ンスパイク買うと言い切るほど下山道は大変だったみたいで
膝が悪さをしなくなるまでしっかり休んでくださいね。
登りたい山・登りたいルートを目標と掲げたとき、地形図ながめたり情報収集したりして、どうやって自分の中で充実した山行とするか?どうやって攻略するか?を考えている時間は、至福の時間でもありますよね
無謀や過信ではなく 技術 経験 が憧れに追いついたとき、準備と心と体を整え、天候読んで、あとは覚悟を決めて やるだけ です
1本で十分でしたが、ご指摘のようにダブルが正解かと。確実性のある安定感、登れるラインの増加、危険箇所の速やかな突破。自分自身も次からは2本差しを選択すると思います。
下山道ではトリプルアクセルかませるくらいブッ飛びました
気にかけて頂き ありがとうございます
AIKENさんこんばんは。
お疲れ様でした!お天気に恵まれて素晴らしい山行をされましたね!
いつもながら、人間離れした歩きをされるAIKENさんですが・・・
膝、お加減はいかがでしょうか?しっかりケアして下さいね!
無事復活されることを心よりお祈りいたします。
前回 強風予報のため延期した山が、この阿弥陀岳とその稜線でした。
山は頑張って会いに行けば待っていてくれるので、良くもあり ある意味タチが悪くもありです(おもいっきり突っぱねられるときもありますけど )やはり白く神々しい山の稜線の虜ですので、天気に恵まれ素晴らしい景色を目に焼きつけることができ嬉しく思います
自分は足腰強いわけでもないし胃腸も弱かったりで、そんなに丈夫な身体じゃないんですよ。すぐサボっちゃったりするので satomi-さんを見習って自己管理しっかりしなくちゃ お見舞いの言葉ありがとうございます!しっかりケアを心がけたいと思います
AIKENさん こんにちわ
ただただビックリです
あまりにもハイパワーで、そのパワーが欲しいです〜
技術も凄いですね
足の故障、ゆっくりと治して下さい
お疲れ様でした
お見舞いいただきありがとうございます!
パワーそんなにないので、うばわないでください
技術など まだまだ。今はまだ自分の登れる領域は限られた世界です。自分自身が登ることはもちろんのこと、一緒に登る仲間を 安全に確実に登らせることができる技術、的確な知識や判断力が、本当の技術だと感じています。そのような技術のある方に一歩でも近づけるよう精進したいです。
また、makibitoさんのように、山や森、木や花と、広い視線で自然とむきあうことのできる登山者になりたいと思います
いいねした人