釈迦ヶ岳・孔雀岳・仏生ヶ岳 〜梅雨が始まる前に〜 [奈良県 吉野郡 十津川村]


- GPS
- 08:48
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:48
天候 | 曇り時々雨 のち 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
釈迦ヶ岳から孔雀岳までは危険箇所あり |
写真
感想
相変わらず休職してうつ病で闘病生活をしながら、2週目の週末を迎えた。
こんな身体だが、こんな時期だし高い山にも登りたいと思うのはうつ病だからといって無い訳ない。
そうシロヤシオとか見てないし花に癒されたいのもあって、思い切って大峰山地を登ることにした。
手っ取り早く高い山を登るには釈迦ヶ岳が一番良いと判断して、家から片道210km先に向かった。
夜には登山口の駐車場に着いて車中泊するも、寒くてあまり寝付けなかった。
うつ病の無気力さと寝不足の最悪なコンディションの中、5時に目が覚めてしまったのでこのまま出発した。
5時過ぎでも辺りは明るく不安はない。
登り初めてすぐにヒメシャラやブナ林を見ながら歩けるのは最高だ。
尾根に乗ればバイケイソウの海を駆け巡る内容で、素晴らしい景色の中歩ける。
いくつかアップダウンを繰り返しながら、釈迦ヶ岳の直下をやつけて山頂へ。
ここまで1時間50分と予定よりも遅く着いた所を見ると、やはり元気な時と比べて劣ってるのが分かる。
360℃の素晴らしい景色。
特に本州での南端で、ここより高い所は無いので南の端まで見えるのは圧巻だ。
とりあえず縦走すべく奥駆道を北上する。
いきなりの激下りだ。
ロープ、鎖はもちろん、ガレてる激下りなので気を付けて下る必要がある。
そんな中で目にするのはダケカンバだ。
このダケカンバもまた自生する場所としては、ここより南に自生しないので、ダケカンバが自生する本州最南端となる。
あとはコイワカガミやヒメミヤマスミレが良く咲いていて、なんとオオミネコザクラまでも見ることができたので、これはかなり嬉しかった。
空鉢岳まで行くと縦走路は落ち着き、普通の登山道となると同時に孔雀岳の登りに入る。
孔雀岳は奥駆道から少し逸れた場所にピークがあり、尾根続きで歩けば奥駆道に合流できる。
その次の仏生ヶ岳は奥駆道から少し登り、荒れた山頂となる。
どちらもコバエが多く、とてもゆっくり出来ない。
そしてここから先に行こうにも、楊枝が原まで200mも下らされることを思ったら、引き返すのを優先に考えた。
ここまで来るのに結構疲れてるし、釈迦ヶ岳のあの直下を登ること考えたら妥当だろう。
奥駆道に合流すると、白装束の修行僧5人がいた。
仏生ヶ岳から2時間掛けて釈迦ヶ岳直下に入るも、疲れがピークに達してて、足も攣り始めてきてるのでゆっくり確実に登るスタンスをとった。
うつ病の無気力と寝不足の身体と振るい立たせ、死に物狂いで再び釈迦ヶ岳山頂へ。
こればかりは一番苦しかったな。
とりあえずご飯を食べたら少しは元気になり、なんとか下山できたが、途中の稜線での軽いアップダウンで体力を削り取られたので侮れなかった。
正直、元気な時に比べて体力面が半分に落とされてるような状態なので、こういった山地を歩くのは厳禁だが、歩けて良かったと思ってるし後悔はない。
寧ろ歩けなかったら後悔してたかな。
たくさんの花と大峰山地をこの身体で歩けた事、出会えた人達のお陰で励みになりました。
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