黒姫山(伝説の池を巡る)


- GPS
- 10:15
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,013m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 10:14
2025-06-08 05:34:45〜15:50:40
合計時間: 10時間15分
平面距離: 17.08km
沿面距離: 17.52km
最高点の標高: 2056m
最低点の標高: 1141m
累積標高 (上り): 1298m
累積標高 (下り): 1298m
標高データの種類: GPS標高
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
戸隠蕎麦の超人気店「うずら家」が朝5時から予約開始というので、その時間に合わせてうずら家へ行き、名前を書いてから出勤 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の山行のミッション 1 黒姫山に登頂する 2 黒姫伝説の多くの池を巡る 3 この時季ならではの花を愛でる |
その他周辺情報 | 下山後は、唯一の日帰り入浴施設「戸隠神告げ温泉」へ。700円。内湯のみ(露天)なし。お湯はかなり熱い(44℃くらいか)。短い時間しか入れなかった。 評価Bマイナス |
写真
黒姫が化粧道具を投げてできたのが七ツ池だという。確かに、山の中に突如としてこんな空間が現れたら、超常的な力によるものと考えても納得できる
装備
個人装備 |
昨日の高妻山でピッケルはおろかストックすら持って行かなかった反省から
ストックを1本持って行く。昨日傷めた左脚(腓腹筋)をサポートするため
試行錯誤
|
---|
感想
高妻山をセレクトした後、2日間の日程の内2日目をどこにするかを考えた。
普通なら、戸隠山(二百名山)だが、周回コースとした場合、歩く道が一部重なるのがマイナスポイント。そこで、飯綱山か黒姫山かと検討していると、バイブルとしているJTBパブリッシングの三百名山の本に、黒姫山はこの時季、湿原にミズバショウが咲くとの記述を見つけ、決まった。
山行を終えて。
黒姫山は、問題なく登頂できた。
前日の高妻山で傷めた左脚(腓腹筋)が 朝かなり痛かったが、用意している内に少しましになったので、予定通り登ることにした。
道中も痛みはあったが、ストックで補助するようにした。
山頂手前のしらたま平からの外輪山歩きや、山頂からの眺めは、とても気持ち良かった。火山の噴火の跡だと知らなければ、穏やかな様相からは、それとは窺い知ることはできない。昨日見逃したと思っていた乙妻山も見れて、満足した。
黒姫伝説の池巡りは、素晴らしかった。
白眉は古池。景色、鳥や蛙の声を含め、雰囲気が堪らなかった。たまに、こういう、この時間が長く続いてほしい!と思う時間がある。池のぐるりを一歩一歩大事に歩いた。
また、七ツ池には驚いた。山の中に突如として現れる広い空間。確かに、昔の人が初めてこんな異空間を目にしたら、普通ではない力が作用してできたのだと思うのも分かる気がした。
ただ、黒姫山山頂下の大池分岐から天狗岩辺りまでは、道が悪く、また、残雪あり、なかなか大変だった。道が悪いのは、慎重に、時間をかければ良いが、残雪部分は、ルートファインディングに苦労した。踏み抜いて、膝まで落ちたこともあった。たまたま先行者トレースがあったので、ヤマレコアプリのルート確認と併せて、なんとか脱出できた。
花は、思っていたより少なかった。高妻山より少ないのは意外だった。序盤にもっと見られると思っていた。
最後、大ダルミでミズバショウが出てきた時は、思わず声を上げた。サンカヨウロードも良かった。
まぁ、普通の山に比べたら、だいぶ見られたのかな。
今回の2日間、いつもは6月は繁忙期なので遠征にも行けないが、今回思い切って行って良かった。見たことのない花に会えたし、何より山の雰囲気が良かった。
雪融け、冷たい水、待ちわびた春を謳歌する花、若葉を開く木々、そしてその恩恵にあずかろうとする鳥や小動物、虫たち。山全体が起き出して鳴動するような、そんな力を感じた。
山に入ると、自分が自然の一部となるような感覚を覚える時がある。高妻山では、対峙しながら呑み込まれそうになるような。黒姫山では、こちらも身を委ねて溶けていくような。両方とも、山でしか味わえない感覚を味わわせてくれた、良い山だった。
2025/6/21記
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