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Yamareco

記録ID: 832829
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

藤原岳(大貝戸〜孫太尾根)

2016年03月21日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:24
距離
12.7km
登り
1,209m
下り
1,245m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
0:55
合計
6:24
7:05
6
7:11
7:12
64
8:16
8:16
12
8:28
8:33
20
8:53
8:55
15
9:10
9:21
39
10:00
10:01
30
10:31
10:33
54
11:27
11:57
37
12:34
12:37
52
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
ゆき:近鉄四日市〜近鉄富田〜西藤原(近鉄/三岐鉄道)
かえり:伊勢治田〜近鉄富田〜近鉄名古屋(三岐鉄道/近鉄)
   名古屋〜東京〜自宅最寄駅(JR/東武)
※3/20前泊:四日市
三岐鉄道
近鉄富田駅にて。始発電車で、西藤原にむかいます
2016年03月21日 06:00撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 6:00
三岐鉄道
近鉄富田駅にて。始発電車で、西藤原にむかいます
硬券切符
なつかしい硬券でした
2016年03月21日 06:01撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
4
3/21 6:01
硬券切符
なつかしい硬券でした
朝焼けの御在所岳
車窓から。鈴鹿山脈がもえもえです
2016年03月21日 06:13撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 6:13
朝焼けの御在所岳
車窓から。鈴鹿山脈がもえもえです
藤原岳
車窓から。わが埼玉県にある、あの山に似ているような
2016年03月21日 06:40撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5
3/21 6:40
藤原岳
車窓から。わが埼玉県にある、あの山に似ているような
蒸気機関車
西藤原駅で静態保存されている蒸気機関車。昭和初期に活躍してそうです
2016年03月21日 07:04撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3
3/21 7:04
蒸気機関車
西藤原駅で静態保存されている蒸気機関車。昭和初期に活躍してそうです
西藤原駅
最初、逆コースでの歩くつもりでしたが、時間短縮のため、こちらから歩きます
2016年03月21日 07:07撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 7:07
西藤原駅
最初、逆コースでの歩くつもりでしたが、時間短縮のため、こちらから歩きます
ミツマタ
登山口付近に植えられていたミツマタがきれいでした
2016年03月21日 07:14撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5
3/21 7:14
ミツマタ
登山口付近に植えられていたミツマタがきれいでした
登山口
はじめて入る山域は、楽しいものです
2016年03月21日 07:17撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 7:17
登山口
はじめて入る山域は、楽しいものです
アセビ
登山道沿いにあったアセビも満開
2016年03月21日 07:56撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 7:56
アセビ
登山道沿いにあったアセビも満開
フクジュソウ
8合目すぎから、フクジュソウがでてきました。晴れていても寒いせいか、ほとんどがつぼみ状態
2016年03月21日 08:25撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5
3/21 8:25
フクジュソウ
8合目すぎから、フクジュソウがでてきました。晴れていても寒いせいか、ほとんどがつぼみ状態
フクジュソウ
9合目の日当たりのよいところでは、たくさん開花していました
2016年03月21日 08:32撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3
3/21 8:32
フクジュソウ
9合目の日当たりのよいところでは、たくさん開花していました
フクジュソウ
落ち葉の中に宝ものを見つけたような気分です
2016年03月21日 08:33撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 8:33
フクジュソウ
落ち葉の中に宝ものを見つけたような気分です
フクジュソウ
結構にぎやかに咲いていて、どれを撮影しようか迷います
2016年03月21日 08:34撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 8:34
フクジュソウ
結構にぎやかに咲いていて、どれを撮影しようか迷います
フクジュソウ
一輪だったけど、これがきれいに開花していました
2016年03月21日 08:34撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
4
3/21 8:34
フクジュソウ
一輪だったけど、これがきれいに開花していました
フクジュソウ
お昼頃になればもっと開花したかな?。これだけ見れれば十分でした
2016年03月21日 08:35撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
4
3/21 8:35
フクジュソウ
お昼頃になればもっと開花したかな?。これだけ見れれば十分でした
フクジュソウ
9合目から上でもちらほら咲いています
2016年03月21日 08:40撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 8:40
フクジュソウ
9合目から上でもちらほら咲いています
藤原山荘
いい天気です。遠征でこの天気はありがたいです
2016年03月21日 08:57撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 8:57
藤原山荘
いい天気です。遠征でこの天気はありがたいです
藤原岳
山荘から藤原岳。ゆるやかな風景。トイレがいい場所に建っています
2016年03月21日 08:57撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3/21 8:57
藤原岳
山荘から藤原岳。ゆるやかな風景。トイレがいい場所に建っています
藤原岳・山頂
頑張って歩いたせいか、2時間で着いてしまいました
2016年03月21日 09:14撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5
3/21 9:14
藤原岳・山頂
頑張って歩いたせいか、2時間で着いてしまいました
鈴鹿の山々
滋賀・三重県境の鈴鹿山脈。山深いですね。初めての山域で、どれがどの山なのか、よくわかりません
2016年03月21日 09:17撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3
3/21 9:17
鈴鹿の山々
滋賀・三重県境の鈴鹿山脈。山深いですね。初めての山域で、どれがどの山なのか、よくわかりません
能郷白山
白山や御嶽も見えるはずなんですが、霞んでいてわかりませんでした
2016年03月21日 09:17撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 9:17
能郷白山
白山や御嶽も見えるはずなんですが、霞んでいてわかりませんでした
伊吹山
前日、関西に行くときはあまり天気がよくなかったですが、今日は素晴らしい天気です
2016年03月21日 09:17撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
4
3/21 9:17
伊吹山
前日、関西に行くときはあまり天気がよくなかったですが、今日は素晴らしい天気です
伊勢湾・木曽三川
名古屋方面、伊勢湾が光ってみえます。愛知・三重県境にある、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)もなんとなくわかりますね
2016年03月21日 09:18撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 9:18
伊勢湾・木曽三川
名古屋方面、伊勢湾が光ってみえます。愛知・三重県境にある、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)もなんとなくわかりますね
孫太尾根
これから下りる孫太尾根。こちらの尾根まで、採石場が広がっています
2016年03月21日 09:30撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 9:30
孫太尾根
これから下りる孫太尾根。こちらの尾根まで、採石場が広がっています
危険なルート
山と高原の地図に従って歩くと、通ってはいけない場所に入った模様。ズルズルの斜面、けもの道程度の踏み跡。こちらが正規ルートとはいえ、ちょっと案内がほしかったです。
県境にそってコースがあり、多くの方はそちらを歩くようです
2016年03月21日 09:42撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 9:42
危険なルート
山と高原の地図に従って歩くと、通ってはいけない場所に入った模様。ズルズルの斜面、けもの道程度の踏み跡。こちらが正規ルートとはいえ、ちょっと案内がほしかったです。
県境にそってコースがあり、多くの方はそちらを歩くようです
フクジュソウ
この斜面にもフクジュソウがたくさん自生。写真を撮る気分にならない場所でした
2016年03月21日 09:43撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 9:43
フクジュソウ
この斜面にもフクジュソウがたくさん自生。写真を撮る気分にならない場所でした
18番
19番〜18番が危険な斜面。GPSで見ると、もう少し先に尾根と近づく場所があるので、そこでコース復帰を試みます。
孫太尾根を歩いて、この手の道標を見たら、戻った方がいいです
2016年03月21日 09:50撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 9:50
18番
19番〜18番が危険な斜面。GPSで見ると、もう少し先に尾根と近づく場所があるので、そこでコース復帰を試みます。
孫太尾根を歩いて、この手の道標を見たら、戻った方がいいです
コース復帰
17番の場所で上を見ると、この道標を見つけコース復帰しました。おかげで、孫太尾根にあるフクジュソウ自生地を見ることができなかったようです
2016年03月21日 09:55撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3/21 9:55
コース復帰
17番の場所で上を見ると、この道標を見つけコース復帰しました。おかげで、孫太尾根にあるフクジュソウ自生地を見ることができなかったようです
藤原岳
孫太尾根から見ると大きな山ですね
2016年03月21日 10:00撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 10:00
藤原岳
孫太尾根から見ると大きな山ですね
多志田山
この標があるだけで、山頂は何もありません。思わぬコースアウトで、時間がかかってしまいました
2016年03月21日 10:03撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 10:03
多志田山
この標があるだけで、山頂は何もありません。思わぬコースアウトで、時間がかかってしまいました
セリバオウレン
足元に小さな、小さなオウレンがでてきました。孫太尾根には、フクジュソウ以外にも楽しみな花があります
2016年03月21日 10:30撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
4
3/21 10:30
セリバオウレン
足元に小さな、小さなオウレンがでてきました。孫太尾根には、フクジュソウ以外にも楽しみな花があります
草木
独特な名前のピークですね
2016年03月21日 10:35撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 10:35
草木
独特な名前のピークですね
採石場
ピラミッドのように見えてきました。完全否定をするつもりはないけど、企業として真摯に環境問題に取り組んでほしいですね
2016年03月21日 10:53撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 10:53
採石場
ピラミッドのように見えてきました。完全否定をするつもりはないけど、企業として真摯に環境問題に取り組んでほしいですね
ヒロハノアマナ
丸山が近くなってくると、足元をよく見ていると、いろんな花がでてきました
2016年03月21日 10:56撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
6
3/21 10:56
ヒロハノアマナ
丸山が近くなってくると、足元をよく見ていると、いろんな花がでてきました
ヒロハノアマナ
この花、さいたまの田島ヶ原にもあるのですが、初めてみました
2016年03月21日 10:56撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 10:56
ヒロハノアマナ
この花、さいたまの田島ヶ原にもあるのですが、初めてみました
ミスミソウ
きれいな、かわいいミスミソウ。角田山などで見る雪割草(オオミスミソウ)よりはやはり小型でした
2016年03月21日 11:10撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3
3/21 11:10
ミスミソウ
きれいな、かわいいミスミソウ。角田山などで見る雪割草(オオミスミソウ)よりはやはり小型でした
ミスミソウ
岩の隙間に、けなげに咲くミスミソウ
2016年03月21日 11:11撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:11
ミスミソウ
岩の隙間に、けなげに咲くミスミソウ
ミスミソウ
日陰だけど、これだけにぎやか咲いていると撮らないわけにいきませんね
2016年03月21日 11:11撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:11
ミスミソウ
日陰だけど、これだけにぎやか咲いていると撮らないわけにいきませんね
セツブンソウ
やっと、セツブンソウを発見。この場所では、きれいに咲いているのはこれだけでした
2016年03月21日 11:14撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:14
セツブンソウ
やっと、セツブンソウを発見。この場所では、きれいに咲いているのはこれだけでした
セツブンソウ
このセツブンソウはもう終わりかけでした
2016年03月21日 11:20撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:20
セツブンソウ
このセツブンソウはもう終わりかけでした
ミスミソウ
淡いピンク色のミスミソウ。白だけじゃないんだ、結構感動的でした
2016年03月21日 11:16撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:16
ミスミソウ
淡いピンク色のミスミソウ。白だけじゃないんだ、結構感動的でした
ヤマネコノメソウ
ヤマネコノメもたくさんありました
2016年03月21日 11:26撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:26
ヤマネコノメソウ
ヤマネコノメもたくさんありました
丸山
この時期、孫太尾根を歩く方は丸山のあたりは、じっくり歩いた方がよさそうです
2016年03月21日 11:30撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:30
丸山
この時期、孫太尾根を歩く方は丸山のあたりは、じっくり歩いた方がよさそうです
マルバコンロンソウ
つぼみが全部開花したらきれいそうですね
2016年03月21日 11:32撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 11:32
マルバコンロンソウ
つぼみが全部開花したらきれいそうですね
タチツボスミレ
ここのタチツボスミレは色が濃いですね
2016年03月21日 11:35撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:35
タチツボスミレ
ここのタチツボスミレは色が濃いですね
タチツボスミレ
日当たりのよい、風を遮ってくれる岩陰に多く咲いていました
2016年03月21日 11:36撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:36
タチツボスミレ
日当たりのよい、風を遮ってくれる岩陰に多く咲いていました
セツブンソウ
丸山付近でも、山と高原地図に問題があり、ウロウロ。おかげで、セツブンソウを見つけることができました
2016年03月21日 11:50撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5
3/21 11:50
セツブンソウ
丸山付近でも、山と高原地図に問題があり、ウロウロ。おかげで、セツブンソウを見つけることができました
セツブンソウ
時期的にはもう終わりかけですが、まだ楽しめました
2016年03月21日 11:54撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:54
セツブンソウ
時期的にはもう終わりかけですが、まだ楽しめました
ヒロハノアマナ
アマナはたくさんありすぎて、撮り過ごしそうでした
2016年03月21日 11:49撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 11:49
ヒロハノアマナ
アマナはたくさんありすぎて、撮り過ごしそうでした
視界がひらける
帰りの電車にあわせて、少しスピードアップ。駅までは遠いけど、だいぶ下りてきました
2016年03月21日 12:17撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 12:17
視界がひらける
帰りの電車にあわせて、少しスピードアップ。駅までは遠いけど、だいぶ下りてきました
孫太尾根・登山口
お墓が見えると、孫太尾根の登山口でした。電車の時間までは1時間くらいあるので、間に合いそうでした
2016年03月21日 12:37撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3/21 12:37
孫太尾根・登山口
お墓が見えると、孫太尾根の登山口でした。電車の時間までは1時間くらいあるので、間に合いそうでした
藤原岳・孫太尾根
歩いてきた藤原岳・孫太尾根。花の百名山、日本三百名山と呼ばれる山にしては、寂しい姿ですね
2016年03月21日 13:07撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
1
3/21 13:07
藤原岳・孫太尾根
歩いてきた藤原岳・孫太尾根。花の百名山、日本三百名山と呼ばれる山にしては、寂しい姿ですね
コスミレ
道端で、コスミレを発見。今年初です。
2016年03月21日 12:47撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 12:47
コスミレ
道端で、コスミレを発見。今年初です。
スミレ
こんな隙間に。スミレって強いですね
2016年03月21日 13:11撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/21 13:11
スミレ
こんな隙間に。スミレって強いですね
スミレ
畔でみつけたスミレ。これはノジスミレかもしれませんね
2016年03月21日 13:22撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
2
3/21 13:22
スミレ
畔でみつけたスミレ。これはノジスミレかもしれませんね
伊勢治田駅
いろいろありましたが楽しい山歩きでした
2016年03月21日 13:32撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3
3/21 13:32
伊勢治田駅
いろいろありましたが楽しい山歩きでした
撮影機器:

感想

2週間ほど前、3/20に関西へ行くことになったので、ついででどこか登れないかと探していたところ、ヤマレコでは藤原岳の名前をよく目にして、いまさら花の百名山、日本三百名山であることを知りました。

さらに調べていると、武甲山と同様に、太平洋セメントが石灰岩採掘を行っている鉱山で、さまざまな種類の動植物の生存が脅かされていることがわかりました。サクラソウ科のファンとしては、さまざまな植物の自生地を破壊されてはたまらないし、この山にもイワザクラがあるのないかと考えました。検索すると、鉱区の中にイワザクラが多くみられるそうで、このままでは武甲山のチチブイワザクラのように葬りさられそうで、一度訪問してみないといけないなと思いました。武甲山のチチブイワザクラの現状でいうと採掘により、自生地は破壊、太平洋セメントはチチブイワザクラやミヤマスカシユリなどの植物の保護活動を行うとしながら、毎年鉢植えの花を見せられると、とても保護が行われているとは思えないのです。鉱山には、それぞれ人々の生活が関わっているので、完全否定をするわけではないですが、企業としての姿勢が問われる時代になっていると思うのですが。
藤原岳は破壊の、まさしくその真っただ中にあるのだと思います。

さて、話は脱線しましたが、藤原岳に行くあたって花の多い孫太尾根は外せないし、ピストンは嫌なので、表登山道からつなぐことにしました。最初は、孫太尾根〜表登山道に歩く予定でしたが、標高差1000mで、時間の計算ができないルートで登るのは余裕が持てないので、表登山道〜孫太尾根に歩くことにしました。この安全策が、コースアウトを誘発する結果にはなりましたが・・・。

表登山道は、ひたすら登る感じで、8合目までは我慢ですかね。標高差1000mの大きな山塊があり、1000mクラスの山に登っているように思えないわくわくする登りでした。8合目を過ぎると、ひらけてきて、フクジュソウが登場してきます。つぼみは多いけど、9合目の日当たりのよいところでかなりの開花率。たくさん見れて満足でした。山荘〜山頂は広い山頂のような場所で、霜が解けて、ドロドロで滑りやすくなっていました。人気の山だけに、相当数の入山があるのも一因でしょうね。

孫太尾根、難路とありますが、よく歩かれていて、標識がないだけで難しいコースではありません。問題だなと思うのは、山と高原の地図。最近、面倒でiPhoneに地図を入れておくのですが、孫太尾根のコースが正確に記載されていません。藤原岳〜多志田山は県境の尾根にルートがあり、多志田山の巻き道に入ると痛い目にあいます。けもの道程度の踏み跡しか残っていない上に、ズルズルな斜面。慣れていない方にはかなり危険な状態でした。あまり歩かれなくても登山道なので、赤テープがあるので厄介です。斜面の後も細いトラバースで、これこそ難路だなと思いました。登りに使う場合、踏み入ることは少ないと思うのですが、下りに使う場合は、コースを外してまで岩場を下るのは難しいので、入り込みやすいと思います。

そして、このコースアウトが丸山の直下でも悲劇をもたらしました。しっかりとした道があるのですが、たまたまGPSを見ると廃道方向にコースを外していました。実際は、このまま廃道方向に進み、右に巻くのですが、誤植のため、改めてコースを探ることになりました。30分くらい迷った挙句、なんとなく誤植だなと思いました。地図を持たない人はそのまま下るので問題ないのですが、たまたまGPSを見て痛い目にあいました。500円で安い、山と高原の地図のスマホ版ですが、これなら地形図の方が安全だなと思いましたし、今回は、ヤマレコに軌跡が載っているのに予習不足でした。

そんな失敗もありましたが、今回はフクジュソウ、セツブンソウ、セリバオウレン、ミスミソウ、ヒロハノアマナなど、たくさんの花が見れてよかったです。さすがは花の百名山です。探していて、みつけれなかったミノコバイモ、これは今度の宿題かな?果たして、また来る機会があるかもわかりませんけど、楽しい山歩きでした。

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雪山ハイキング 霊仙・伊吹・藤原 [日帰り]
藤原岳、表道〜孫太尾根
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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