乗鞍岳 休暇村から朝日岳まで
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,387m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:40
天候 | 曇り時々晴れ 気温-1℃〜-9℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
弱い冬型のこの日、乗鞍なら晴れ間も望めそう。前々から機会をうかがっていたこともあり、初の乗鞍岳に挑戦。
予報だと朝のうちは青空広がり…とあったので、リフト始動を待たずに駐車場から登ってみた。
ベースでは数センチの新雪があり、ゲレンデ内はすでに整備が終わっている。きれいな圧雪斜面と新雪でシールがよくグリップする。急斜面もほぼ直登できる。営業前の斜面でジグを切ったら申し訳ないので、ゲレンデのはじっこを直登していく。
ガスは徐々に取れていき、山頂がはっきりと見えるように。ゲレンデトップまで自分にしては、まずまずの時間で到着。ツアーコースから先も先行者はないようで、ノートレース。標高が上がるにつれて、新雪が増えて、ラッセルというほどではないが、新雪歩きを楽しむ。
ベースの気温は-1℃でゲレンデは暑いくらいだったが、ツアーコース途中から風が出てきて、寒くなる。気づけば気温は-7℃くらい。
位ヶ原の急斜面を登ると一気に風が強くなる。向かい風と疲労でペースが落ちる。ガスも出てきて、山頂方向は見渡せない。どこまで行くかは、見てから決めようと思っていたので困った。とりあえずは肩ノ小屋を目標にする。
時々、ホワイトアウト、平衡感覚がおかしくなる。撤退の文字がよぎる。ここまで、誰とも会っていない。迷いと不安で後続来ないかなとたびたび振り返るが誰もこない。いるのは自分ひとり。ツアーコースに二つトレースが見えた気がしたが、ほかに向かったのだろうか。
2500mあたりからはペースが全くあがらない。気温-9℃で完全防備。1月、2月でもハイク中にここまで寒かったことはなかった。乗鞍岳さすがです。
2700m越えたところから、晴れ間がでるようになった。肩ノ小屋を目指していたが、せっかくなので、どこかピークを踏もう。朝日岳に目標を変える。視界が開けたときに振り返ると、ゴマ粒ほどの人影が見える。一組は摩利支天か富士見岳へ向かっているようだ。
稜線にでたら爆風かと思ったが、風は弱まってきた。シュカブラ帯をスキーで登り詰める。山頂手前は全面クラスト、スキーでも行けなくはなさそうだが、安全策でアイゼンに履き替える。
3000mはやっぱりつらい。足は激重。朝日岳登頂。いざ登頂すると、再び、ガスがでて視界不良。初めての場所で視界不良はつらい。わずかなタイミングを見計らって、剣ヶ峰のコルからドロップ。しばらくはガリガリと新雪のミックス。中間からは吹きだまっていてクリーミーな新雪。
ツアーコースからは雪が重くなってきたが、まだ滑りやすかった。ゲレンデは完全に春の雪。何時間もかけて登ったが、滑ればわずか20分。樹林帯等がないので、滑走はとても楽。
今シーズン、もう一回来たいとおもうが、次は素直にリフト使おう。
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