御嶽山

2025年07月06日(日) [日帰り]

• GPS: 07:42
• 距離: 9.6km
• 登り: 993m
• 下り: 996m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:04
• 休憩: 1:37
• 合計: 7:41

距離 9.6km 登り 993m 下り 996m

5:58 田の原登山口
6:05 6:06 田の原大黒天
6:11 遥拝所
6:30 大江権現
6:35 6:36 あかっぱげ
6:46 金剛童子
6:57 7:05 八合目避難小屋
7:18 富士見石
7:26 7:30 一口水
7:46 7:52 九合目避難小屋
8:32 8:33 王滝頂上
8:38 八丁ダルミ
8:45 御嶽教御神火祭斎場
8:56 8:57 剣ヶ峰山荘
8:58 9:20 御嶽頂上避難シェルター
9:24 9:27 御嶽山
9:29 御嶽頂上避難シェルター
9:47 黒沢十字路
9:51 9:52 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
9:57 9:58 覚明堂休泊所
10:04 10:13 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
10:20 10:23 二ノ池山荘
10:35 10:59 二の池ヒュッテ
11:04 二ノ池山荘
11:16 黒沢十字路
11:33 御嶽教御神火祭斎場
11:38 王滝頂上
12:05 12:08 九合目避難小屋
12:18 一口水
12:24 12:31 富士見石
12:46 八合目避難小屋
12:54 金剛童子
13:05 あかっぱげ
13:28 遥拝所
13:32 13:34 田の原大黒天
13:39 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

田の原へ駐車。

コース状況／危険箇所等

二の池トラバース残雪なし。

その他周辺情報

御嶽山の情報はマイスター活動拠点で：　https://ontake-vc.jp
「木曽町御嶽山ビジターセンター さとテラス三岳」
「長野県立御嶽山ビジターセンター やまテラス王滝」

写真

7/6 5:13

早朝、田の原へ駆け上がる。
ONTAKE EXPLORER PARKから目指す御嶽山と左に三笠山が見えました。

7/6 5:14

三笠山。
山頂にある池は火口湖の跡、この山も火山。
忉利天狗が富士山の一部をもぎとった山との言い伝えがある、おにぎりのような形の山（かわいい）。

7/6 5:15

前日は上高地から岳沢をガイド、午後からずっと雨でした。
天気は朝になってようやく回復、雲も取れてきているようです。

7/6 5:26

左の大滝頂上から八丁ダルミのゆるやかな鞍部をへて、右の最高点・剣ヶ峰へと続く稜線。
噴火した火口は八丁ダルミ稜線の向こう側。

7/6 5:39

田の原へ到着。
予報ではこの日だけ何とか好天が日中もちそう。
ここでじっくり見たいのは…

7/6 5:40

「御岳崩れ」
名古屋ドーム20杯分の崩壊地で、横にした東京スカイツリーがすっぽりおさまってしまうサイズ。

御嶽山火山マイスターネットワークで企画・訪問したい場所の一つ　 (2020年開催時「信濃毎日新聞」 https://www.shinmai.co.jp/feature/ontakesan/article/202009/22027249.html　)。

7/6 5:51

「いこいの森 たのはら」
現在、解体された王滝村営田の原山荘跡地に建設中。飲食・休憩スペースや売店コーナも出来る予定。

御嶽山の登山者数は2013年の噴火前がピーク（23万7,000人)。噴火後は激減、コロナ禍を経て微増に転じたものの、2023年に7万7,000人と遠く及ばない。この施設が出来れば…？

7/6 5:56

御嶽神社の鳥居からスタート。

7/6 6:15

田の原遥拝所へ立ち寄る。

7/6 6:15

御嶽の三大神。
いつ拝んでも威厳感が半端ないです。

7/6 6:26

足元にはたくさんのツマトリソウが咲く砂利道が大江大神まで続く。

7/6 6:30

「大江権現」
イザナミノミコト（母神）を祀る、大滝口ルートいにしえの女人結界。
ここから樹林の中の登りがしばらく続く。

7/6 6:55

森林限界を越えるのは八合目付近。
金剛童子をとりまく高砂講（初期の御嶽講）の御神像群。
真ん中のイノシシは摩利支天の眷属なのですが…
間近で見るととにかく可愛いのです。

どの像の台座にも普寛行者が考案したと伝わる「山丸三（やままるさん）」印が。
中京圏在住の自分もずっと「百草丸」マークと思っていました。

7/6 6:56

主役の金剛童子はこの格好良さ！
本来、不動明王の眷属なのですが、御嶽山ではイサナギノミコト（こちらは父神）とみなされてる…なぜ？？。

7/6 6:57

途中にある神仏像、霊人碑を全部確認していきたいところですが、キリがないのが、この山。

7/6 7:00

ロボットの頭⁉︎
これは、気象庁が設置した火山観測機器で、反射プリズム。
地点間の微小距離変化を測定することで噴火活動を一早く察知します。
裏にMADE IN USAの刻印あり。

7/6 7:06

ミヤマオトギリ（葉の縁に黒い斑点）。

7/6 7:09

ハイマツの美しい斜面が続く。
濃密なテルペンの匂い…夏山感満載で好きです（笑）。

7/6 7:11

八合目石室。

7/6 7:12

この雄大な裾野の広がり…これぞ御嶽山。

7/6 7:16

ハイマツの背が低い場所にこっそりと咲くのはハクサンシャクナゲ。

7/6 7:30

「富士見石」
ですが富士山は今日見えましぇん（悲）。

7/6 7:40

崖の断面は火山の学習には垂涎の場所…
残雪とのコントラストが素敵です。

7/6 7:45

中の熱いマグマが膨張して、先に空気に触れて冷えた外側にきれいなヒビが入った「パン皮状火山弾」。
こんなきれいな岩を探しながら登るのも楽しいですよ。

7/6 7:47

「一口水」付近の残雪豊富な沢。
梅雨明けが異常に早いだけで、まだ7月上旬だから当然かも。

7/6 7:55

ツガザクラとイワカガミのコラボが素敵！

7/6 8:00

沢沿いに咲くイワカガミは今が旬。

7/6 8:09

九合目避難小屋。
防災行政無線あり。

7/6 8:09

避難小屋内部。

7/6 8:10

「大のぞき」
かつては断崖絶壁に体を投げ出す修行場。

7/6 8:11

「中央不動」
金剛童子よりもさらに高い場所に大日如来の化身である不動明王が祀られているのは神仏にも序列があるから？

7/6 8:12

雲海の中アと中央不動尊。

7/6 8:27

2021年10月に完成した王滝頂上避難施設。140人収容出来て、トイレもある。右奥の160人収容の避難所「退避舎」とつながっている。

7/6 8:27

登山者の休憩所としての利用は出来るのだろうか？

7/6 8:27

ヘルメット、食料、寝具等…

7/6 8:31

王滝奥の院方面は立入禁止。

7/6 8:32

王滝頂上へ到着。
目の前に最高点・剣ヶ峰（3,063m）。

7/6 8:33

王滝頂上にある王滝口御嶽神社頂上奥社。
創建は大宝年間の702年、なんと1,300年も前。
今の社殿は噴火後の2020年の再建。

7/6 8:35

ヘルメット着用を呼びかける案内…
ふと思ったのが、「御嶽講」の登山者にヘルメット着用をどう呼びかけるか。
講の方々の登山のいで立ちは伝統的に「山丸三」印の陣笠ですよね。これ、触れては行けないデリケートな問題（火山マイスターとしても悩む）？

7/6 8:35

ここからは緑のほとんど無い世界。
携帯不通エリアあり要注意です。

7/6 8:36

インバウンドのお客様を案内している身として、これは心強い。

7/6 8:37

のんびり歩いているように見えますが、実は強風が吹いていました。

7/6 8:39

「まごころの塔」
あ、先端が折れている！
冬の突風が原因だろうか？

7/6 8:40

「御嶽教大御神火祭斎場」
1979年噴火まで毎年8月7日の夜、御嶽教最大の神事、「お焚き上げ」が行われていた場所。

7/6 8:41

2022年10月完成した八丁ダルミのシェルター2基（ともに30人収容）。
1基は王滝頂上に設置していたものを約150m先のまごころの塔付近に移設、もう1基は、まごころの塔と山頂の中間に新設。

7/6 8:41

噴石対策は万全。
しかし、火山ガスや火砕流が来たらどうしようもない。

7/6 8:42

新造の鋼鉄製シェルターを観察。
間口2.5m、奥行4m、高さ2.2mのかまぼこ形シェルター。

7/6 8:43

八丁ダルミを振りかえり見る。
隠れる場所がない…ここで噴石が雨あられと降る状況になったらどう身を守ろうか？

7/6 8:47

安全パトロール、ご苦労様です！

7/6 8:52

王滝奥の院（地獄谷展望所）のある「日の門・月の門」を見る。

7/6 8:53

最高地点、剣ヶ峰直下。

7/6 8:57

こちらは山頂直下、木曽町が設置した2基のシェルター（各15人収容可能）。

7/6 8:59

取り壊された山小屋のトイレ棟を2021年に改修し整備した避難施設（50人収容）とともに2023年のシーズンから供用されている。

7/6 9:00

これらから一段登った御嶽頂上山荘跡には2018年に設置されたコンクリート製シェルター3基（計90人収容）もある。

7/6 9:01

2014年噴火災害慰霊碑。

7/6 9:02

慰霊碑横の鳥居をくぐり、急な階段を上がったところに最後の山頂鳥居がある。

7/6 9:23

これぞ、正真正銘「天空の鳥居」。
ようやく剣ヶ峰到着です。

7/6 9:17

鳥居をくぐると正面が御嶽神社奥宮。
この奥宮は黒沢口御嶽神社が30年に一度立て替えている（最近では2019年8月1日）。

7/6 9:08

そして目に飛び込んでくる山頂からの景色！
日本とは思えないダイナミックな風景。
火星の台地を思わせるようです。

7/6 9:04

遠く目を凝らすと、雲海の彼方に見えるのは北アルプス南部の山々。

7/6 9:05

乗鞍岳、槍ヶ岳、そして奥穂高から前穂高への吊尾根（左から）。

7/6 9:06

視線を戻して見た一の池。
周囲を囲む稜線は御鉢巡りが出来るのですが、現在は立入禁止。

7/6 9:13

水が右下の崖から二の池方面へと流れ落ちる地形が良くわかる。

7/6 9:16

山頂標識側でひとまず記念撮影。
標高3,067m…ん？　

7/6 9:07

御嶽山の最高点の標高は確かに3,067mなのですが、国土地理院地図記載の一等三角点「御嶽山」は3,063m地点にあって4mも低いのです。

7/6 9:20

見下ろす王滝頂上方面。

7/6 9:25

剣が峰には鐘があります。
9月27日、噴火発生時刻には亡くなった58人の方を思い、58回の鐘の音を鳴らす（他に5名の方が未だ行方不明）。

7/6 9:37

山頂を後にします。
穂高の右側に常念山脈も見えてきました。

7/6 9:41

摩利支天山と二の池山荘。
かつてエメラルドグリーンの水をたたえてた二の池（標高2,905m)。

悲しいことに昨秋（2024)消滅してしまいました。

2024年10月22日信濃毎日デジタルには　”御嶽山の「二ノ池」消滅”　の記事。
WIKIPEDIAには　”2019年に日本一の高所池であった御嶽山 の二ノ池が火山灰に埋もれほぼ消滅したため、現在この硯ヶ池が日本最高所の湖沼となっている” と書いてある。

7/6 9:43

「明望霊神」の脇を下っていく。
北アルプスに向かう、とにかく絵になる霊神像。
（寄進者名＝号」とは限らず、ですが）

7/6 9:45

三の池と雲湧く乗鞍・槍穂高の山並み。
さすがに”ドラゴンアイ” は消えてしまっていますけど。

7/6 9:47

黒沢十字路。
ここから黒沢口コースを少し下って覚明堂へ。

7/6 9:54

愛知県在住の私にとって、御嶽を開山に導いた覚明行人は特別な方。
行人の生まれは愛知県春日井市、自宅から車でわずか20分ほどのところなのでした！

7/6 9:53

おそらく御嶽山で一番立派な覚明像。
それもそのはず、ここは連れ従った信者たちが二の池で入定された覚明様を運び下ろして葬った地。

7/6 9:55

ここから九合目の石室山荘までは一投足。
が、二の池ヒュッテで時間を費やしたいためここで引き返し。

7/6 9:59

見下ろす覚明堂の平地と石室山荘。

7/6 10:13

黒沢十字路に戻って、ここからは直接二の池山荘への道をたどります。このルートは三の池の眺めがいい。

7/6 10:15

二の池畔に到着。

7/6 10:18

たしかに…水が全くない！
まだ梅雨明け直後なのに…

7/6 10:19

建国姫龍神像。
ブルーの湖面をバックに立つ御姿が素敵であったのですが…残念。

7/6 10:20

二の池山荘。

7/6 10:21

2024年の夏山シーズンに御嶽山頂を訪れた人の数は規制が解除される前のおよそ8倍にあたる6906人。
火山マイスターとして安全啓発に努めます。ヤマレコメンバーの皆様、どうかご協力をよろしくお願いします！

7/6 10:22

剣が峰、王滝頂上の山小屋がなくなり、現在では御嶽山頂に一番近い山小屋となりました。
噴火時に小屋周辺に落下した噴石が展示してあります。

7/6 10:23

小屋の中にあるこの標板、かっこいい！

7/6 10:26

ほっこりする案内板に導かれ二の池ヒュッテ（旧二の池新館）へ。
ヒュッテの位置は地図上では県境を挟んで岐阜県下呂市側。
ちょっと意外でした。

7/6 10:31

前日の登山道規制解除で小屋は大賑わい。新オーナーの高岡さんは「やまきふ」ツアー客のお見送り中、ヤマレコ管理人（まとやん）さん一家の姿もありました！

7/6 10:41

山小屋ガストロノミーの極めつけ、名物の担々麺（京都まる担おがわ監修）をいただき、先輩マイスターの澤田さん（ネットワーク代表）と歓談。
ごちそうさまでした。

7/6 10:55

今日は本物のライチョウには出会えず。でもヒュッテ周辺ではよく見かけます。

7/6 10:59

小屋の周りはチングルマのお花畑。
。

7/6 11:02

再び往路を黒沢十字路まで戻ります。
二の池小屋脇の沢には水が流れています。
これは伏流水なのか、小屋で使った水が流れているのか…

7/6 11:03

二の池周辺には植生が復活しつつあります。
ですので、水がなくなったこの池跡も今後は華麗なお花畑や草原にかわる可能性もあるのかもしれません（数十年後かもしれませんが）。

7/6 11:06

剣が峰を目指す登山者が列をなす稜線。

7/6 11:08

噴火で焼けたのでしょう、二の池の湖畔で見る白骨化した樹。

7/6 11:08

一方で新たに根付く植物もある。
ここ、御嶽山由来の名を冠したオンタデ（御嶽の蓼）。

7/6 11:12

「黒沢口第十六番 ニ之池 覚明入定之地」
覚明行者はここで錫杖を突き立てて辞世の句を詠んでから経文を唱えながら大往生した、と田の原遥拝所にある案内板にあります。御嶽を開山した翌年でした。

7/6 11:18

帰路は黒沢十字路から王滝頂上へのトラバース道へ。
右手に高い剣ヶ峰。

7/6 11:46

王滝頂上から一気に田の原へ下ります。
イワツメクサ。

7/6 12:18

キバナシャクナゲ。

7/6 12:27

こうやって見ると田の原の平坦さが良くわかります。
古御嶽火山の上に、時間をおいての噴火で新御嶽火山が盛り上がりました。田の原は古御嶽山の土台部分。

7/6 12:39

オトギリソウ。

7/6 12:43

シュロソウ。

7/6 12:44

コケモモ。

7/6 12:45

金剛童子の少し上にある、三面九目六臂の摩利支天尊。
「スーパーサイヤ人みたいっ！」という声も（笑）。

7/6 12:46

ハナチダケサシ。

7/6 12:47

今年はハイマツの花付きが良いですね。こちらは雄花。

7/6 12:49

こちらは雌花（ハイマツは雌雄同株）。

7/6 12:59

ふくらんできた花。
オオシラビソかな…？

7/6 13:33

山頂部がまだガスに包まれることもなく見えています。
名残惜しいので田の原をしばし散策。

7/6 13:34

「田の原大黒天」

7/6 13:34

商売繁盛、福徳開運！
大黒天は豊穣の神ですからね。
それにしてもこのサイズ！

7/6 13:37

下山しました。
鳥居脇にある江戸時代・安政年間の石灯籠と振りかえりみる御岳山がとても絵になる。

7/6 14:11

自販機のある社務所前で休憩。
目の前にあるてんこ盛りの案内…　これを見て思い出したのが深田久弥氏の御嶽山についての名著『日本百名山』中の文章。
「この山の無尽蔵ぶりは、まだ大部分がアンカットの厖大な書物のようなものである」
う〜ん、納得です！！

7/6 14:17

この後「やまテラス王滝」で再開したスタッフのお二人と言葉を交わし、新しい展示を見てしばし歓談、車に戻りました。
お仕事中ありがとうございました。

7/6 14:41

村営スキー場時代の「高原ゲレンデ」入口から御嶽山を振り返る。
チャンピオンゲレンデも復活したし、雪質いいから「スキーなら御嶽山」の感じで、もう一度盛り上がってくれないかなぁ…

7/6 14:56

御岳湖ビューポイント。
このポイントからしか、御岳湖の綺麗な湖面は見えないのです。

7/6 16:00

王滝村観光案内所に立ち寄って、最後に訪れた「さとテラス三岳」。
閉館間際でこちらはどなたにも会えず… やむなく帰宅の途へ。

7/6 16:31

立ち寄ったのは「木曽の桟」。

7/6 16:27

実は、ひと山終えての帰り、ここから見る夕方の木曽川が好き。

7/6 16:41

締めくくりは糸瀬山 (1,867m) 。
木曽路の旅の最後はいつもこの山。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル

感想

kenny

「御嶽山火山マイスター」となって2か月。8期生で本格的イベント参加はまだこれから。このタイミングで山頂までの登山道が解禁となりました。7/5日の安全啓発イベント当日は以前から上高地でのガイドが入ってたこともあり参加出来ず、翌7/6に御嶽山へと向かった次第。
ガイドとして、また火山マイスターとしてやりたいことは山ほどあるのだけれども、まだまだ御嶽山を新たな自分の立場目線で登ったことがないことを申し訳なく思っていました。舞台を知らずして、何をかいわんや、です。
幸い、今は色々な場所に仲間がいて、情報だけはある。けれども自分が登って、見て、そして感じたことが一番口に出来る事なのは間違いない。
標高日本第二位の活火山、開山のドラマと御嶽講を主とする独特の山岳信仰の歴史、情緒あふれる御岳古道、「滝」に代表される豊かな水のフィールド、冬のアスピリンスノー、と活躍の舞台は申し分なく、こんな楽しめる山だとはついぞ知らなかったのは、なんてもったいなかったのだろう。
日帰りで山頂踏んで帰ってくる、だけの楽しみ方（定食オーダー）では絶対に味わえない、フルコースメニューをオーダーしたワクワクの始まり、エントリー（前菜）をいただいた…　今回はそんな登山でした。