金峰山、瑞牆山 日立会山岳部2010秋の親睦登山



- GPS
- 64:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,870m
- 下り
- 1,879m
コースタイム
6:10瑞牆山荘P-6:55富士見平小屋-7:45大日小屋7:55-8:10大日岩下8:20-9:10砂払いの頭9:25-9:45金峰山小屋分岐-10:15金峰山頂11:35-12:00金峰山小屋分岐-12:25砂払いの頭12:45-13:20大日岩-13:55大日小屋-14:25富士見平小屋-15:00瑞牆山荘P
2日目
6:10不動滝入口広場6:20-7:00不動滝7:20-8:40瑞牆山頂上下分岐-8:50瑞牆山頂9:15-10:10不動滝10:30-11:00不動滝入口広場
天候 | 23日:快晴 24日:曇り(眺望良し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2日目:植樹祭公園を過ぎても林道に車乗り入れ可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
瑞牆山荘〜金峰山は問題なし。コース上に富士見平小屋、大日小屋あり。金峰山頂直下に金峰山荘。 不動滝入口広場まで車でアクセス可能。20台ほど駐車可能。 広場を出発し5〜10分の林道で土手上に上がる踏み跡あり。ここを上がると尾根上をショートカット可能。 |
写真
感想
1日目 10月23日(土)
22日23:30過ぎに日立駅前で全員集合。車に乗り込み山梨へ向かい出発。予定より休憩が少なく、4時頃に瑞牆山荘駐車場に到着。最後の20分ほどは車1台通るのがやっとの狭い道。狸や鹿に出会いながらの運転であった。
駐車場は瑞牆山荘付近にも多数あるが、無料駐車場となっていた100台程度収容可能な駐車場に停めた。トイレは瑞牆山荘横になるため100mほど離れる。
6時出発を確認し、車の中で1時間ちょっとの仮眠。これが身体を楽にする。予定通り6時に出発、落ち葉に覆われた山道を歩き出す。少しずつ傾斜がきつくなるが、木々の間をぬって尾根に上がると目の前には瑞牆山が聳えていた。ここから見上げる瑞牆山は岩に覆われた目立つ山容。この時点では今回の親睦山行で上ることは決定ではなかったが、個人的には登る気満々。快晴に聳える瑞牆山に憧れの視線を送っていた。
さらにしばらく木々の間を歩くと左手に水場を発見。ここが富士見平小屋であり、木々の間からきれいな富士山が見えていた(ただし見えるポイントはわずかと思われる。トイレ前の広場が狙い目)。
富士見平小屋からも樹林帯を黙々と登る。たまに木々がとぎれると快晴の下に南アルプスの山々が見える。大日岩に着くと一気に眺望が開ける。南アルプスと八ヶ岳が美しく広がる。しばしみんなで写真を撮り続けた。
大日岩の頂上も気持ち良さそうだと思いながら、頂上はさらに上行く眺望が約束されているようで、そのまま道を急ぐ。1時間ほどかけて砂払いの頭に着くと南側の眺望が開ける。そしてそこには富士の高嶺が美しく聳えていた。やはり日本人の心に響く美しさ。ここで軽く昼食をとりつつ絶景を楽しんだ。出発後1時間ほどで山頂に着いたが、南に出れば富士山が、北を見れば群馬、長野から新潟までの山々が見えている。気持ちよい稜線歩きだった。
この時点でひそかに狙っていたこの日のうちの瑞牆登頂をあきらめ、山頂ではゆっくり過ごす。O君、N君と五丈石制覇を目指すが、私だけ脱落。頂点に立った二人を見上げながら体重増と年齢増に思いを巡らす。
山頂で1時間超過ごしたあと下り始めるがまだまだ最高の眺望に未練が残る。樹林帯に入る前の砂払いの頭で再度大休止。ここで集団山行に参加していた山ガールUさんが異世界を披露。小料理喫茶ワシントンには妖怪博士が出没することを力説。謎の世界が展開された(帰宅後ネットで調べると彼女の話は全て正しかったことが判明)。
快晴の山行に大満足。余韻に浸りながら下山した。登るときには気がつかなかった紅葉がところどころに散りばめられている。見様によっては美しい下山道。ゆっくり下るからこそ目に入る紅葉だった。
下山後は早速宿のニューあづまに移動。着くと同時にBさん持参の日本酒をいただき、あっという間に酔っ払い。そのころニューあづまのニューは「NEW」ではなく「丹生」だったことが判明。夜は世界不思議発見で日立100周年記念を見ながら酒を飲んだ。
2日目 10月24日(日)
前日のうちに作ってもらっていた弁当を食べ、5時半に宿を出発。再び瑞牆山荘方面へ車を走らせる。瑞牆山は南と北から2つのルートがあるが、瑞牆山荘前から登る南側ルートは富士見平まで1日目と同じルートなる。これはつまらないと言うことで、2日目のルートは北側からのルートを選択した。瑞牆山荘前を通過し、植樹祭公園を目指す。山と高原地図や宿で聞いたところでは、この植樹祭公園に車を置き林道を30分ほど歩いて登山口に移動する必要があるとのことだが、ゲートが開いていれば林道歩きをパスできる。駄目元と思いながら車を進めるとゲートが開いており、未舗装の道ながら道はさほどひどくなく、あっという間に登山口まで到達できた。登山口付近は広場になっており、20台程度が駐車可能。
準備を済ませ、林道を歩き始める。10分ほど歩くと林道横の土手の上に木々に隠れながら標識らしきものが見える。たしかに土手を登る踏み跡があるが、林道を外れるような標識はない。土手を登ってみると標識には確かに「不動滝」と書いてあり当面の目的地と一致している。サブリーダーMが先行し道を確認すると、数十m先に分岐があり、どうやらここで林道からの道と合流する模様。林道の遠回りを嫌って尾根上にショートカットができたらしい。
沢筋に入り何度か橋を渡ると不動滝に至る。水量は多くはないが、一枚岩を水が滑り降りる滝だった。ここで朝食休憩を摂った後、本格的な登りが始まる。前後左右に大きな岩が現れる急登を登ること1時間半、岩むき出しの山頂に到着。風が強く高曇りの空ではあるが、四方の眺望は最高。寒さと戦いながら各自写真を撮り続けた。20分ほど滞在し、下山。下りはほぼコースタイム通りに歩いて登山口に到着した。
下山後は帰り道にあるみずがきランドで入浴するつもりで向かったが、着いてみると営業していない。入浴は諦め、ICへ向かうこととしたが、カーナビで検索すると少しの寄り道で日帰り入浴が見つかった。行ってみると南アルプスを正面に望む絶好のロケーション。次の登山に思いを馳せながらの最高の締めの温泉となった。
帰路は渋滞との戦いを覚悟しながらの運転。15時になると小仏トンネルは大渋滞と読み、14時までの通過を目論む。高速に乗った瞬間から交通量の多さに危惧を抱いたが、案の定すぐに小仏トンネルでの渋滞情報が出始めた。それでも大きく発達する前に通過することができ、無事予定通り18時前に日立にたどり着いた。
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