爺ヶ岳



- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,935m
- 下り
- 1,591m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:15
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:50
天候 | DAY1: 晴れ DAY2: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大谷原駐車場、赤岩尾根登山口に登山届ポストが見当たらなかった。 暗かったので見落としたか、もしくは今ではみんなオンラインで提出しているのか... |
その他周辺情報 | 大町温泉郷に「薬師の湯」あり(750円) 食事処はあまりない |
写真
感想
昔、父が若い頃、鹿島槍に行くのに歩いたという赤岩尾根。高千穂平で日が暮れてしまいビバーク。朝、目覚めたら正面に鹿島槍が見えて感動したという話を聞いていたので、ぜひこのルートを歩いてみたかった。
DAY1_
3:47amスタート
この赤岩尾根ルートへは大谷原駐車場からの林道歩き1時間から始まる。この林道歩きが地味にツラい。まだ身体が起きていないのと、林道だからとペースが上がり気味になるのがマズい(クマが出てきそうな恐怖感もあり)。砂防ダムのトンネルを越えるといよいよ赤岩尾根登山口。ここからかなりの急登続きで平らな箇所が少ない。ひたすら樹林帯の急斜を行くが、途中に階段やハシゴも設置され整備されている。徐々に周りの木々が低くなり始めると高千穂平に着く。父の話し通り、鹿島槍の迫力ある双耳峰が目の前だ。65年前に父もこの景色を観たんだなと思うと不思議な感じがする。陽も昇り、東からの日差しで背中が暑い。早く涼しい稜線に出たいが、乳酸が溜まった脚はそうそう先に進まない。見上げると遠く稜線に「冷乗越」の看板が見えるが、まだ遥か彼方だ。しばらくすると赤岩尾根の由来かのような、茶褐色のガレバに出る。慎重に通過してようやく冷乗越に出ると、正面には大迫力の立山や剱岳。しばし景色を楽しんだら、鹿島槍を正面に見ながら冷池山荘へ向かう。体力と時間に余裕があれば鹿島槍まで往復したいところだが、今回は小屋からの景色を楽しみながらのんびり過ごすことにした。午後になると長野側からガスが湧いてくると父が言っていたが、その通り午後には長野側が真っ白になった。鹿島槍は次回の縦走までお預けだ。早めの夕食を食べ終わるころにはガスは下がり山がキレイに見えてきた。明日も天気が良さそうだ。
DAY2_
2:00am起床 2:20スタート
下りは種池山荘経由で柏原新道へ下山するルート。爺ヶ岳山頂でご来光を観るために早めに出発する。大町の夜景がキラキラしている。満天の星空と、遠く周りの山に点々と小さくヘッドライトが見えてちょっと嬉しくなる。みんな朝早いな。爺ヶ岳北峰は山の腹をトラバースするので山頂は踏めない。中峰の分岐から爺ヶ岳中峰山頂に登る。空と雲海がだんだん赤くなる。この、陽が昇る直前の寒さったら。ご来光の美しさはもちろんのこと、ここからは北に鹿島槍、西に立山・剱岳、南に槍・穂高、南東に富士山、東に浅間山方面の大パノラマが楽しめる。朝から良い天気に恵まれて、周りの山々が一斉に焼ける様は圧巻。もう、どこを観たら良いのやら...!すっかり陽が昇ったら南峰山頂へ。このあと向かう先の種池山荘までと、その先のスバリ岳、針ノ木岳方面への縦走路がよく見えて楽しい。近いうちに行きたい。種池山荘で休憩したらあとは降るのみ。もう頭の中は下山後の温泉とお昼ゴハンのことでいっぱいだ。柏原新道に下山し、バス乗り場の扇沢まで車道歩き15分。お天気次第で山は楽しくもツラくもなる。今回の山行は登りはキツかったが、お天気のおかげでそのツラさもチャラになった。
*コースタイムには休憩時間も含まれています。
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