記録ID: 847804
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
残雪と春霞の木曽駒ヶ岳 〜 桂小場からピストン 〜
2016年04月16日(土) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 11:46
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,937m
- 下り
- 1,929m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:56
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 11:42
17:20
ゴール地点
天候 | 晴れ(うす曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・スタート時には自分の車以外に4台の車が駐車。下山時は外1台の車が駐車してありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【桂小場⇔馬返し】 ▼登山道上に雪もなければ、凍結箇所もありませんでした。 【馬返し⇔大樽避難小屋】 ▼馬返し手前から登山道上に残雪が現れました。土の地面が露出している区間と残雪に埋もれている区間が交互に現れました。標高を上げるにつれて、残雪が多くなります。 【大樽避難小屋⇔稜線合流(下降)点】 ▼登りでは標高2,200m地点手前で、下りでは避難小屋までアイゼンを着用して歩行。安全面ではアイゼンが無くても歩行には問題ない状態でしたが、歩き易さを重視して着用しました。 ▼登りでは踏み抜きは無し。下りでは、先に下山した方々の足跡を見ながら注意して歩きましたが、数ヶ所で膝丈程度踏み抜きました。 【稜線合流(下降)点⇔将棊頭山】 ▼夏道の尾根道は、大部分で土の地面が露出しており、アイゼンを着用しない方が歩きやすい状態でした。 ▼稜線の東側には雪が残っていましたが、雪庇なのかよく分かりませんでした。クラック等が多数入っていました。 【将棊頭山⇔木曽駒ヶ岳山頂】 ▼濃ヶ池分岐点の先の馬の背付近に危険箇所があります。詳細は画像とそのキャプションをご確認ください。危険箇所では(雪の状態にもよりますが)アイゼンは必須です。ピッケルも(少なくともお守りとしては)手にしておいた方がよい区間がありました。 |
その他周辺情報 | ☆大芝の湯で入浴。 ・大人500円。 ・洗い場浴槽ともかなり広々としていて開放感があります。 ・お湯は特色がありません。 ・綺麗な施設なので、登山後の汗を流すにはおすすめです。 |
写真
感想
3月以降、ヤマレコで山行記録がポツポツ上がっていたため、気になっていた将棊頭山。
4月の天気の良い日に登る予定でいました。
そして、直前の天気予報を確認すると、晴天予報。
ゲートが開放され桂小場まで辿り着けるようになっていることから、迷わず将棋頭山に向かうことにしました。
踏み抜きに悩まされて、思うように進めないのではないかと心配していましたが、この日はそこそこ冷え込んでおり、将棊頭山までは踏み抜くこともなく、順調に登ることができました。踏み抜き地獄に備えて、担ぎ上げたスノーシューは今回も重りと化してしまいました。
ただ良いことがあれば、悪いことも。
天気予報通り、確かに上空には青空が広がっていました。
しかし、春霞のような薄い雲に遮られ、周りの山々の展望がほとんど効かない状況でした。
御嶽山、南アルプス、乗鞍岳、八ヶ岳は、目を凝らすと微かに見える程度。
はっきり見える名峰と言えば、木曽駒ヶ岳くらいでした。
そう。木曽駒ヶ岳だけは綺麗に見えるんです。
時間的な余裕はたっぷりあり、木曽駒ヶ岳しか見えない。
この状況は、木曽駒ヶ岳が「ここまで来い」と自分を呼んでいるとしか思えない。
というわけで、木曽駒ヶ岳まで足を延ばすことにしました。
周囲の山々に浮気せず、木曽駒ヶ岳にじっくり向き合えた山行となりました。
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コメント
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usofuyuさんこんにちは。
このルート、実は行こうと思ってたんですよね
詳細な情報ありがとうございます。サクッとロングお疲れ様でした、流石です。
おもった以上に春が進んでいますね。しかしこの時期、上と下でのギャップが
激しくて楽しいですね。大変な所も多いようで登り甲斐がとてもありそうです。
当日別の場所を登っていましたが、やはり春霞には悩まされました。
近い所は良く見えるんですけどね、残念です。
alsoさん、お久しぶりです。
もちろん、レコは毎回楽しく読ませていただいてます。
このルート、alsoさんには物足りないのでは?
猛ラッセルになる厳冬期なら、丁度良いかもしれませんね
積雪があると馬の背付近(手前?)が少し大変と言えば大変ですが、その区間を除けば積雪期でも概ね安全に歩くことができそうです。
雪が無ければ、ゆったりと景色を楽しみながら登ることができます。
おススメのルートなので、ゆっくりまったりしたいときに是非!
自分が木曽駒の山頂にいた頃、alsoさんは… 北岳の山頂にいたんですね 。
春霞が無ければ、alsoさんの姿も見えていたかもしれませんね〜。残念です
usofuyuさん、こんばんは♪
気持ちの良い天候の中、サクッと西駒まで、流石ですね
前回の私たちも条件が良ければ・・・と思っていましたが、茶臼山分岐であっさり諦めました
でも、このルートは何度歩いても気持ち良くて大好きです。
また秋になったら再訪するつもりですよ
お疲れ様でした
vino_rossoさん、こんばんは
西駒まで辿り着けたのは、登りでの踏み抜きがほぼ無かったからですよ。
vino_rossoさん達が歩かれたコンディションだったら、自分も将棊頭山までで引き返したと思います。
そうですよね。このルート良いですよね。
自分もまた歩いてみたいお気に入りのルートです。
晩秋、残雪期と歩いたので、次は、盛夏の時期、紅葉シーズン、厳冬期のいずれかに訪れてみたいです。
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