小太郎山（広河原より往復）

2025年07月31日(木) 〜 2025年08月01日(金)

• GPS: 26:50
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,734m
• 下り: 1,730m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:09
• 休憩: 0:19
• 合計: 2:28

距離 2.9km 登り 760m 下り 37m

11:10 広河原山荘
11:16 旧広河原山荘
11:36 11:41 白根御池分岐
12:13 12:20 第一ベンチ(1880ｍ)
12:43 12:50 第二ベンチ(2059ｍ)
13:38 白根御池小屋

2日目

• 山行: 8:12
• 休憩: 1:11
• 合計: 9:23

距離 9.7km 登り 977m 下り 1,690m

4:38 白根御池小屋
6:07 6:13 草すべり分岐
6:20 6:24 小太郎尾根分岐
8:18 8:20 小太郎山
10:04 小太郎尾根分岐
10:10 10:20 草すべり分岐
11:29 11:52 白根御池小屋
12:38 12:44 第二ベンチ(2059ｍ)
13:01 13:07 第一ベンチ(1880ｍ)
13:27 13:40 白根御池分岐
13:56 13:57 旧広河原山荘
14:01 広河原インフォメーションセンター

天候

7/30 晴れ☀️
8/1 晴れ☀️のち曇り☁️

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（行き）
5:18 最寄駅 → 6:30 八王子
JR中央線 6:35 八王子 → 8:09 甲府
山梨交通 9:05 甲府駅 → 10:58 広河原（￥2400 + 協力金￥300）
https://ykbus.jp/information/service_status/service_condition/1417/

（帰り）
山梨交通 14:00 広河原 → 15:55 甲府駅
JR中央線あずさ82号 17:11 甲府 → 18:22 八王子
18:27 八王子 → 19:38 最寄駅

コース状況／危険箇所等

■広河原インフォメーションセンター～白根御池小屋
広河原インフォメーションセンターから林道を奥に進み、左に現れる北岳登山口より登山道に入る。野呂川にかかる吊り橋を渡り、大樺沢沿いに進む。沢を渡り、御池分岐より尾根に乗って登っていく。第1ベンチからは木製階段のある急勾配が続く。第2ベンチからさらに登り、やがて登山道は沢を挟んでトラバースに進み、白根御池小屋に至る。

■白根御池小屋～小太郎尾根分岐
白根御池小屋からは草すべりに向かい、谷筋の急坂を登っていく。続けてひたすら九十九折りの斜面を登っていくとやがて二俣からの道と合流し、さらに開けた斜面を九十九折に登ると小太郎尾根分岐に差し掛かる。このコースは終始ガレた道を登攀するので、下りには注意が必要。

■小太郎尾根分岐～小太郎山
小太郎尾根分岐を右にザレた急傾斜を下っていく。最初と次のの岩稜は中央突破で下り、3番目の岩稜は左巻きで下る。その後ハイマツ帯を挟みながら尾根を辿って進む。ゴジラの背のような岩場を左巻きでクリアし、樹林帯、ハイマツ帯を抜けて、前小太郎山とその後2つの岩場を正面突破する。3つ目の岩場は左から巻き、前方をさらに3段で登ると小太郎山に到達する。

その他周辺情報

白根御池小屋のテント泊は、南プスリザーブで予約（￥1000）

写真

7/31 11:10

朝9時のバスに乗り、甲府駅から広河原までやって来ました。広河原インフォメーションセンターからスタートです。

7/31 11:12

広河原からもう北岳が望めるなんて贅沢ですね。

7/31 11:13

車道を少し歩き、ここから登山道に入っていきます。

7/31 11:14

まずは広河原橋の渡りから

7/31 11:20

渡った先にタマガワホトトギスが一輪だけ

7/31 11:30

しばらくは大樺沢沿いに歩きます。

7/31 11:33

これは？マンネングサの仲間？

7/31 11:37

白根御池小屋分岐に差し掛かりました。ここで大樺沢コースと分かれますが、今は大樺沢コースは使えません。

7/31 11:38

ミヤマカラマツが密かに咲いています。

7/31 11:45

両側が沢に挟まれた尾根を急登していきます。

7/31 12:00

こういう梯子も随所に現れます。

7/31 12:10

第1ベンチに到着。

7/31 12:13

ヒヨドリバナはこの辺りに群生していました。

7/31 12:30

第1ベンチから先は随所に木製階段が現れます。

7/31 12:44

第2ベンチです。既に青色吐息。

7/31 12:47

第2ベンチから見える高嶺が立派です。

7/31 12:49

カニコウモリ。これで咲いているのか。

7/31 13:07

ようやく尾根の急登は終わり。

7/31 13:16

トラバース状に進んでいきますが、細かくアップダウンがあるので疲れます。

7/31 13:20

崩壊地が途中にあるので注意が必要です。

7/31 13:20

ホタルブクロですね。

7/31 13:24

クガイソウも咲いています。

7/31 13:24

ソバナかな？

7/31 13:25

ミヤマハナシノブ、初めて見ました。

7/31 13:25

小さな沢を渡ります。流量が豊富です。さすが南アルプスの水。

7/31 13:37

やがて石畳のような道になると白根御池小屋が見えてきます。

7/31 14:21

白根御池小屋に到着です。今晩はここでテントを張ります。

7/31 14:22

北岳バトレス、迫力ありますね。隣のテントの人がここを登ると言っていました。

7/31 14:22

日陰に場所を確保。

7/31 14:24

テントも張ったので喉を潤します。

7/31 14:26

ここが白根御池なのか。

7/31 14:48

イブキトラノオがテント場の近くに咲いていました。

8/1 4:38

翌朝、本日は午後から崩れる予報なので、道が目視で見えるようになったら出発です。

8/1 4:39

右側の草すべりコースに行きます。

8/1 4:45

谷筋の急登が続きます。

8/1 4:45

草すべりのコースは高山植物の宝庫です。ミヤマコゴメグサが陰から応援してくれます。

8/1 4:48

センジュガンピがこれほど群生しているのを初めて見ました。

8/1 4:48

出ました、マルバダケブキ

8/1 4:49

この豆科の植物は？タイツリオウギ？

8/1 4:49

キオンでしょうか

8/1 4:50

ハクサンフウロはたくさん群生していました。

8/1 4:52

カワラナデシコも出てきました。

8/1 4:53

ヤマハハコ、この時期白一色で可愛らしい。

8/1 4:55

シナノキンバイは目立ちますね。

8/1 4:57

タカネグンナイフウロでしょうか。紫が鮮やかです。

8/1 5:03

これはアカショウマかな？

8/1 5:10

イワオトギリはあちこちに

8/1 5:12

ウメバチソウは少しだけ咲いていました。

8/1 5:14

ミヤマキンポウゲは点々と

8/1 5:16

ご来光です。

8/1 5:21

とは、いえ急登は続きます。呼吸が乱れないスピードでゆっくりと上がっていきます。

8/1 5:24

こんなところも出てきます。

8/1 5:32

シナノキンバイ、これだけ咲くとゴージャス

8/1 5:33

沢筋は終わり、斜面の九十九折が続いていきます。終わりが全く見えません。

8/1 5:41

この辺りはマルバダケブキが群生しています。

8/1 5:49

ミヤマコウゾリナかな？

8/1 5:56

ウサギギク、お久しぶり

8/1 6:04

鹿の食害防止柵のある開けた場所に出てきました。

8/1 6:07

ここで右俣コースと合流しますが、九十九折の登りは続きます。

8/1 6:08

ミヤマアキノキリンソウ、山は秋に向かっているんですね。

8/1 6:23

ようやく稜線が見えてきました。

8/1 6:24

小太郎山分岐に到着です。風が強いの一旦レインジャケットを着ます。

8/1 6:24

あの奥が小太郎山でしょうか

8/1 6:24

小太郎山の背後に甲斐駒ヶ岳がドッシリと存在感を出しています。

8/1 6:24

仙丈ヶ岳がこんな近くで見られるとは

8/1 6:24

鳳凰三山も間近に見えます。

8/1 6:34

ザレた急坂の下りから始まります。

8/1 6:36

ザレた急な下りを下っているとタカネツメクサが足元に

8/1 6:42

トウヤクリンドウも久しぶり。この辺りでも咲いているんですね。

8/1 6:52

この先、アップダウンがたくさんありそうです。

8/1 6:59

ハイマツ帯を抜けて進む場所もあります。

8/1 7:31

前に見えるのが前小太郎山でしょうか。これはどう取り付くのか。

8/1 7:48

前小太郎山へは岩場を登っていきます。

8/1 7:51

前小太郎山に到着です。

8/1 7:51

あれれ、雲が沸いてきています。北岳は雲の中。

8/1 7:51

仙丈ヶ岳も雲の中です。

8/1 7:52

小太郎山が近くなってきました。甲斐駒ヶ岳の辺りにも雲が湧いてきたようです。

8/1 8:08

わずかながらゴゼンタチバナが可憐な花を咲かせていました。

8/1 8:11

小太郎山に向けて登っていきます。これは偽ピーク。

8/1 8:13

小太郎山の山頂を捉えました。あともう少し。

8/1 8:16

山頂標らしきものが見えます。あと少し。

8/1 8:16

小太郎山山頂近くにミヤマホツツジが残っていました。

8/1 8:17

小太郎山山頂到着です。ここは晴れていますが、周りは雲が湧いてしまいました。

8/1 8:17

北岳方面も雲の中

8/1 8:17

仙丈ヶ岳も山頂部は雲の中ですね。

8/1 8:23

小太郎山から戻ることにします。

8/1 8:23

この後、戻る道にも徐々に雲が迫ってきています。

8/1 8:30

まずは3つの岩場をクリアする必要があります。最初の岩場は右に巻きます。

8/1 8:40

ハクサンシャクナゲがこの辺りだけ花をつけていました。

8/1 8:44

2つ目と3つ目の岩稜帯は中央突破します。

8/1 8:48

前小太郎山も中央突破で山頂へ登り返します。

8/1 8:54

その後はハイマツ帯を抜けて

8/1 8:58

樹林帯を抜けていきます。

8/1 9:09

ゴジラの背のような場所は右巻きで迂回します。

8/1 9:18

先ほど雲に隠れていましたが、北岳がまた顔を見せてくれました。

8/1 9:34

この先も岩稜帯が現れます。これはまず右巻きです。

8/1 9:48

続く2つの岩稜帯は中央突破です。ザレた急坂なので足場をよく確認しながら登っていきます。

8/1 9:58

小太郎山分岐まで戻ってきました。ルーファイの苦労がない分、帰りの方が速かった気がします。この辺りは小雨が降っていました。

8/1 10:02

雨に打たれないよう、速やかに草すべりを下っていきます。

8/1 10:06

草すべりコースは登りに必死だったのでお花の撮りこぼしもあります。イブキトラノオはたくさん咲いていました。

8/1 10:09

辛うじて残っていたヨツバシオガマ

8/1 10:11

これは往路で撮りそびれたエゾシオガマ

8/1 10:12

トリカブトでしょうか。毒々しい色をしています。

8/1 10:14

ここで右俣コースと分岐します。

8/1 10:23

オヤマリンドウ、小さな個体です。

8/1 10:26

ハナニガナ、ずいぶん大きな花でした。

8/1 10:46

ここで一旦休憩

8/1 11:05

谷筋の急坂まで戻ってきました。遠くに白根御池が見えます。

8/1 11:19

シモツケソウが見事に咲いていました。まるで花火のよう。

8/1 11:28

ようやく白根御池まで戻ってきました。

8/1 11:52

おや、北岳がまた頭を覗かせていますね。

8/1 11:53

韓国の団体客に囲まれながらテントを撤収し、下山します。コカ・コーラ飲みたかったし、アイスクリーム食べたかったな。

8/1 12:06

白根御池小屋からトラバース状に進み、沢を渡ります。

8/1 12:37

あとはひたすら尾根を下るだけ。第2ベンチを通過します。

8/1 13:01

第1ベンチで大休止します。この後、尾根を下っていたところ、前方で滑落事故発生。詳細は感想欄に。

8/1 13:57

沢沿いの道を終えたら、最後に広河原橋を渡ります。

8/1 14:00

広河原インフォメーションセンターに戻りましたが、ちょうど乗る予定だったバスが発車していくところでした。しかし幸運の女神はここにもいました。

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 15 Plus Apple