北八ヶ岳(縞枯山・茶臼山・中山)


- GPS
- 07:33
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 740m
- 下り
- 1,095m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 3:07
天候 | 初日は晴れ時々曇り 2日目曇り。中山峠に到着した時点で天狗岳は雲の中。下山後大雨。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは、唐沢鉱泉の日帰りお疲れ様プラン送りつきで茅野駅まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に岩々していて苔むしていて歩きにくいところが多い。特に黒百合ヒュッテからの降り。 縞枯山や茶臼山・中山からの降りは、少し降りれば調子良く降りれる箇所あり。 |
その他周辺情報 | 唐沢鉱泉日帰りお疲れ様プラン茅野駅までの送りつき。いずれも入浴が付いている。食事とお土産を選択できる。猪鍋は要予約。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯電話
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
着替え
カップ
|
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共同装備 |
ツェルト
|
感想
さて今日は、雪山では歩き慣れたコースで久しぶりに夏山北八ヶ岳。古い友だちと一緒。最後だけ、まだ歩いたことのない西天狗岳から唐沢鉱泉へ降るルートを計画。
初日はロープウェイで500mくらい高度を稼ぎ、涼しい中を登山開始。テンポよく縞枯山。縞枯山展望台から周囲を見渡す。続いて茶臼山。これも景色良く。降って麦草峠から白駒の庭。割と早く白駒荘に到着。
今日は、古き山小屋の雰囲気が味わえるという本館の相部屋。3階の屋根裏部屋みたいなところで、屈まないと頭が天井に当たる。右の列が女性で左が男性。左奥から2番目と3番目の布団を使うよう指定。何故か、右一番手前に男性が陣取っていた。また、ついぞ、女性の泊まり客も、空けるよう指示のあった一番奥の男性も現れなかった。
15:00前だが、もう風呂に入れるというので早速。友だちは用意がよく、風呂上がりに着る服と、明日着て歩く服を用意していた。ぼくは、風呂上がりに着る服だけ。明日は、今日着ていた服を乾かして着なきゃ。山小屋で風呂があるのはありがたい。シャンプーや石鹸が使えないとしても。
部屋に戻ってまったりとしていたら、少し寝入っていた。直に、晩御飯の用意ができたと子どもが上がってきて教えてくれた。たぶん、オーナーの孫だろう。本館の夕飯は17:30。新館は18:00みたいだった。本館は、配膳・下膳に時間が掛かるから少し早めなのだろう。
夕飯は、いつもの通り、山小屋とは思えないくらい豪華で野菜がたっぷり。今日は、牛肉が食べられないと連絡しておいたことに配慮して、代わりに豚バラが出た。冬の時期は「荷揚げの関係で」と、牛肉を出すか抜くかの選択肢しかなかった。その時は仕方なく、同行者に食べてもらった。今回初めて他の食材への変更ができた。夏山で、荷揚げしやすい時期だからかもしれない。
オーナーの娘さんがぼくのことを覚えていたみたいで、お客さんを連れてきてもらってありがとうございます、みたいな挨拶があった。毎回牛肉が食べられない、って言う客だから印象に残っているのだろうか。そう言えば、毎回別の友だちを連れてきている。
翌朝の食事もいつも通り。ここの朝食は6:30からとちょっと遅め。陶板の中に目玉焼きとソーセージ・キャベツ。サラダたっぷり。
歯を磨いてトイレを済ませて出発。白駒荘奥の少し険しいという道を通って高見石小屋まで。割と小気味よく登った後、高見石小屋傍にザックをデポして高見石。さっきまで居た白駒池が眼下に見える。降って中山展望台へ。ここも割と小気味よく。
中山展望台は、展望が開けているはずが、ガスで景色が全く見えない。展望のない中山山頂を過ぎ、東側に出た時には、東天狗岳・西天狗岳は見えていた。
降って天狗岳がよく見える筈の見晴台まで来た時には...天狗岳はガスの中。降って中山峠。上から降りてきた人に尋ねると、さっきまで晴れていたけれど、今はガスの中だと言う。だよなぁ。どう見てもガスの中。
残念だけれど、ホワイトアウトした状態で岩稜帯、それも左は崖のところを登るのはリスクが高いと判断。このまま下山することにした。
黒百合ヒュッテ前で小休止。再度天狗岳の方を眺めてガスの中であるのを確認し、下山。下山を開始した矢先に不覚にも左足を少し捻ってしまい。歩くには支障なく、左足を庇いながら降りていく。苔むしていて滑りやすく歩きにくい。
渋の湯唐沢鉱泉分岐から下へ降りていく。中山から中山峠・黒百合ヒュッテ・分岐までの人の多さに比べて、分岐から下は人気がない。誰とも出会わず降りていくと、高齢の方達とすれ違ったのが唯一。
そこから先は斜度が小さく、歩きやすくなり、テンポよく降りて鉱泉の源泉が溜まったと思しき池まで降りてきた。ゴールデンウィークに見た時は、藻も苔も生えてなくて、鉱泉で硬度が高いから植物が生えないのかなと思っていた。けれど、今日見たら、苔はいっぱい生えているし、水の表面に藻と思しきものがいっぱい生えている。単に寒かったから何も生えていなかったらしい。
唐沢鉱泉に到着し、風呂に入った。ちょっと温くていつまでも入っていられそうな少し広めの湯船と、少し小さめだが熱い湯船。
上がって食堂で生ビール。頼んでおいた猪鍋。全く臭みがなく、脂が旨い。と、辺りが騒がしくなり、雨が降ってきた。少しすると本降りになり、天狗岳経由で降りてきたら、ちょうど下山したかしないかの時刻。強行していたら、ずぶ濡れになっていたかもしれない。
食事を終え、茅野駅への送りまでに小一時間あり、もう一度風呂に入ってさっぱりし、談話室みたいなところで暫しまったり。
時間が近くなって表へ出た時にはすっかり雨は上がっていた。人数が比較的少ないからか、板バネでショックが硬いバスではなく、ハイエースが来た。乗って暫く下っているうちに、夕立のような雨が降ってきた。本降りどころではない。対流性降雨の典型的な雨。車が進むと、雨の領域を抜けたのか、地面が濡れていない場所に出た。茅野駅周辺は、雨が降った形跡がない。
西側に回って停車。土産物が置いてあるヤマザキでトコロテンとダッタン蕎麦茶を買い、あずさ乗車。臨時列車で車内販売はなかった。大月で、富士山駅方面から来た列車と連結。どうりで先頭が4号車だったわけだ。鉄道に詳しい友だちの言うことが当たっていた。
山での歩行技術の話でひとしきり。
天狗岳に登れなかったのは残念。次回は日帰りで天狗岳リベンジか、奥穂高岳・槍ヶ岳辺りか。今回もいい山行だった。
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