柏原新道〜鹿島槍ヶ岳

2025年08月03日(日) 〜 2025年08月04日(月)

• GPS: 11:55
• 距離: 22.3km
• 登り: 2,422m
• 下り: 2,436m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:04
• 休憩: 0:19
• 合計: 5:23

距離 8.6km 登り 1,544m 下り 428m

4:18 スタート地点
4:23 柏原新道登山口
5:20 ケルン（柏原新道）
5:39 駅見岬
6:14 水平岬
6:49 富士見坂
7:05 7:17 種池山荘
8:08 爺ヶ岳南峰
8:22 8:29 爺ヶ岳中峰
8:43 爺ヶ岳北峰
9:04 冷乗越
9:34 冷池山荘
9:41 冷池山荘テント場

2日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 0:44
• 合計: 6:29

距離 13.7km 登り 878m 下り 2,008m

4:38 冷池山荘テント場
5:16 布引山
5:51 5:52 鹿島槍ヶ岳
6:17 布引山
6:47 7:17 冷池山荘テント場
7:21 7:22 冷池山荘
7:38 7:39 冷乗越
8:07 爺ヶ岳北峰
8:23 8:24 爺ヶ岳中峰
8:34 8:41 爺ヶ岳南峰
9:18 9:20 種池山荘
9:30 富士見坂
9:54 水平岬
10:16 駅見岬
10:26 ケルン（柏原新道）
11:05 11:06 柏原新道登山口
11:07 ゴール地点

天候

二日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口周辺にいくつか駐車場あり。
私は少し扇沢駅よりのトイレ付駐車場にした
前夜午後7時時点で7割ほどの状態

コース状況／危険箇所等

危険個所無し
道はよく手入れされている
敬服

写真

8/2 19:17

前夜19時駐車場到着

8/2 19:34

むさ苦しい車中泊

8/3 5:14

登行開始後40分ほど
針の木岳と思われる

8/3 6:42

ここだけ雪が残っていた
帰りには登山道には雪は無かった

8/3 7:05

種池山荘到着

8/3 7:09

針ノ木岳方面

8/3 7:18

8/3 7:19

チングルマ
朝露に濡れて息を飲むほど美しい

8/3 7:20

登山道わきに咲く
チングルマ

8/3 7:22

朝露とチングルマ

8/3 7:24

種池山荘

8/3 7:25

爺が岳

8/3 7:39

種池山荘と立山連峰
剱岳と立山三山か

8/3 7:59

爺が岳
名前に親しみ

8/3 8:12

高山植物の女王と呼ばれるコマクサ
久しぶりに見た

8/3 8:23

この直前にクマを目撃

8/3 9:16

冷池山荘

8/3 9:39

テント場より山荘を振り返る
約10分と結構離れている

8/3 10:07

テント場の飛び地にテント設営
まだ午前10時
昼間とても暑かった

8/4 4:29

翌朝夜明け

8/4 4:47

鹿島槍山頂方面
雲がかかる

8/4 4:59

夜明け

8/4 5:09

山頂登行中に稜線を振り返る
後立山連峰
右端に種池山荘が見える

8/4 5:16

8/4 5:19

8/4 5:28

8/4 5:29

8/4 5:29

8/4 5:50

鹿島槍ヶ岳南峰
ガスで何も見えない
北峰は行かず

8/4 5:57

8/4 6:08

山頂から下る途中

8/4 6:08

立山連峰

8/4 6:23

8/4 6:36

チングルマ綿毛

8/4 6:38

チングルマ花

8/4 6:40

見事な雲海

8/4 6:42

8/4 6:43

8/4 6:47

また後ろ立山連峰
剱岳と立山三山
雲がかかっているのが残念

8/4 7:22

冷池山荘正面

8/4 7:23

冷池
小さな池だがこの水はどこから来たのか不思議

湧き水？雨水？
サンショウウオもいるそうだ
どこから来た？

8/4 7:25

朝日と雲海
美しい

8/4 7:41

鹿島槍ヶ岳

8/4 7:43

種池山荘方面

8/4 8:15

8/4 8:36

8/4 8:37

再度爺が岳南峰山頂

8/4 8:40

針の木岳方面

8/4 8:43

8/4 8:48

爺が岳南峰山頂

8/4 9:00

剱岳裏側

8/4 9:02

これも鹿島槍

8/4 9:08

山道脇にチングルマ
花の小径

8/4 9:09

チングルマ

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

SC-51C samsung

感想

kahei1811

「カシマヤリ」

1985年8月に奥穂高岳に登りました。
これが初めての高山でした。
黒く険しい山塊、夏の残雪、紺碧の空。
全て目新しく素晴らしい山行であった。

先導してくれた同僚O氏が来年は「カシマヤリ」に行こう、と。
しかし私が関西を離れたので実現出来せんでした。
「カシマヤリ」は何処にあるかも知らない。
名前だけの山のまま長く残った。

30年ほど経って不思議な縁から今の山仲間が出来、
頻繁に登るようになった。
この頃にはカシマヤリは「鹿島槍ヶ岳」となり何処にあるかも分った。
しかし機会が無いまま更に10年が過ぎた。

今回、車中泊で鹿島槍登山口に立ちました。

扇沢から後立山連峰稜線沿いに進む一般的な経路です。
多分彼もこの経路を考えていたと思います。

二日間天気も良く、期待通りの山行となりました。
ただ残念ながら山頂に着いた時には霧が湧き、景色はありませんでした。
どうもこの山頂は霧が湧くことが多いようです。

私の場合、山頂に立った時の喜びはさほど無い。
「ああこれでもう登らなくても良くなった」程度です。
今回も五分で立ち去りました。

それよりも道中の花々、飛騨山脈の険しい山々、朝の雲海・・・
こうした非日常が楽しい。

朝露に濡れた白いチングルマは息を飲むような美しさでした。
夕暮れ時を無為にすごす。
雲は流れ、光は消え、山は暗くなっていきます。
何も考えないようですが、何故か普段は考えないような事柄を思う。

下界ではこんな時間はとりません。
一人山行ならではの楽しみです。
無為の為とでも言うのでしょうか。
贅沢なことです。

二日目、冷池のテント場から鹿島槍山頂を往復してそのまま扇沢に下山しました。
9時間ほどの行程です。
私は今のところ、そこそこ早く歩けます。
普通に歩いて正味6時間で歩きました。

朝6時前、鹿島槍の山頂手前で下山中の山女子とすれ違った。
昨日見かけたお人です。
「おはようございます」とお決まりの挨拶。

一時間ほどして私が下山中に今度は追い抜く形でまた行き会う。
私はテント場に戻り装備を纏め、道々野花や風景を撮りながら下山。

2時間ほどして爺が岳山頂でまた会う。
種池小屋まで行って、水休憩をとって、再出発。
登山口まで標準は2時間45分だが2時間あれば着くか、との目論見。
一時間ほどしてまた件の山女子と会いました。
本日4回目。

山女子は脚が早いのです。だから何度も会う。
普通なら一回追い抜いて終わり。

女性でこんなに早い人は滅多に居ません。
なにかの縁かと最後の一時間は雑談しながら一緒に下りました。
着いてみたら1時間45分で降りていました。

「良い話が出来ました」
「また、どこかで会えたら良いですね」
と名前も聞かずに別れました。

山の出会いは一期一会だと思っています。