美濃禅定道-白山/御前峰-中宮道（3泊4日）
石川県
福井県
岐阜県
sanseki1949
体力度について
- GPS
- 28:01
- 距離
- 49.0km
- 登り
- 3,958m
- 下り
- 4,018m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:17
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:08
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:52
| 天候 | 4日間全て猛暑 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・上在所ー石徹白登山口は車通行止め解除、登山口には数台駐車。 ・石徹白登山口から神鳩ノ宮登山口： 一般登山道の道。 ・神鳩ノ宮避難小屋から銚子ケ峰：ハッピーターンさんらの下草刈されていたお陰で6年前通過した時と略同じ時間で通過。朝露対策でショートスパッツ使用。 ・銚子ケ峰から三ノ峰： 銚子ケ峰からは下草刈がなされていなく、朝露対策に雨具(下)を着用するもびしょ濡れ、歩行時間も6年前の1時間程多く要することに。 ・別山から30分程行った御舎利山東斜面のお花畑、チングルマ群生地。 ・お花松原からゴマ平避難小屋： 所々下草が登山道を覆っており、部分的に分かりにくい箇所も。お花松原の群生した花々＆辺り一面を覆っていたニッコウキスゲの北弥陀ヶ原は必見に値する所かと。登り下りとダラダラ道が続く体力を要する道でもあるが、一方池塘も散在し山旅には最適の箇所の一面も。 ・ゴマ平避難小屋から中宮温泉 10km： 下り登りが頻発、最後に激下りのコース。45年前にスルーしているが、特にシナノキ平避難小屋以降の下山道は整備が行き届かないせいか危険個所も多々あり傷みが激しくなっていた。予め鍛錬していたこともありコースタイム通りの5時間程で下山できたが、ゴマ平避難小屋に同宿していたパーティ（60代後半〜70代後半の男性2名＆30代前後の女性)は8時間程要していた。 |
| その他周辺情報 | ・美濃白鳥駅前から上在所： 白鳥ﾃﾞﾏﾝﾄﾞﾊﾞｽ ／乗車時間1時間前迄に予約。520\。美濃白鳥駅前には立派なﾄｲﾚ棟あり。 ・中宮温泉の日帰り温泉： 西山旅館 700\、Tel 076-256-7219 ・ 中宮温泉から瀬女： 白山ｺﾐｭﾆﾃｨﾊﾞｽ。平日 13:15発 １便／予約不要、100\ |
写真
本日は貸し切りでした。トイレは携帯トイレ専用ブース。掲示板に備付けの携帯トイレを持帰る人がいるようで、その注意書き。避難小屋を利用できるだけでも感謝しなくては。
1
避難小屋から出発して30分程経過した地点。写真のようにハッピーターンさんらによる下草刈りがなされて、朝露に浴びることなく、早朝の冷気の中快適に歩けました。
下草に悩まされることなく到着した銚子ケ峰 1810m。写真はこれから進む「一の峰／1839m→ 二の峰／1962m→ 三の峰／2128m → 別山／2397m」
1
銚子ケ峰から5時間以上要して別山 2397m 到着 (下草に悩まされることなく歩いた6年前と比べ＋50分)。以降は完備された登山道歩き。
「赤谷渡渉地点」冷たい沢水です。ここからキャンプ地の「南竜ケ馬場野営場」は20分程の登り。この野営場は水洗トイレ＆炊事場完備。使用料の支払いも無人支払場が山荘近くにあり、テント泊者にも食事可能な様子（事前予約）。
ゴマ平避難小屋は水場も比較的近くに有り、且つ2階付きの部屋で広く綺麗なのだが、トイレ臭が漂っている。中宮温泉＆白川村-三方岩岳から白山を目指す場合、位置関係から比較的多く利用される様子。写真は避難小屋からの下山路に聳えていた「イチイ」の巨木
シナノダイラ避難小屋。ゴマ平避難小屋と比べると狭く水場も近くない様子だが（1km程進んだ所に枯れる直前？チョロチョロの箇所が）、位置関係から利用者は比較的少ないかも。
装備
| 個人装備 |
長袖ｼｬﾂ
Tｼｬﾂ
ｿﾌﾄｼｪﾙ
ｽﾞﾎﾞﾝ
靴下
ｸﾞﾛｰﾌﾞ
防寒着
雨具
ｹﾞｲﾀｰ
日よけ帽子
着替え
靴
ｻﾞｯｸｶﾊﾞｰ
ｻﾞｯｸ
行動食
食材
飲料
ｶﾞｽｶｰﾄﾘｯｼﾞ
ｺﾝﾛ
ｺｯﾍﾙ
ﾗｲﾀｰ
熊ｽﾌﾟﾚｰ
計画書
ﾍｯﾄﾞﾗﾝﾌﾟ
予備電池
筆記用具
ﾌｧｰｽﾄｴｲﾄﾞｷｯﾄ
日焼け止め
ﾛｰﾙﾍﾟｰﾊﾟｰ
保険証
携帯
時計
ﾀｵﾙ
ｽﾄｯｸ
ﾅｲﾌ
ﾂｴﾙﾄ
ﾀｰﾌﾟ
ﾏｯﾄ
携帯ﾄｲﾚ
MAP､ﾗﾝﾀﾝ
水筒
ﾓﾊﾞｲﾙﾊﾞｯﾃﾘｰ
ﾗｼﾞｵ
洗面具
手帳 ＜3L飲料水を含めて15kg程＞
|
|---|
感想
1．久しぶりのせいか幾分不安を抱きつつ山旅満喫を期待する連泊の縦走登山。
2．6年前に「美濃禅定道−加賀禅定道」を2泊3日の強行運で歩いたことがあり（神鳩ノ宮避難小屋＆奥長倉避難小屋泊り）、今回はその反省を踏まえ神鳩ノ宮避難小屋＆南竜ケ馬場野営場と宿泊を連ね、且つ45年前にスルーした時に好印象として残っている「中宮道−中宮温泉」を下山口とする3泊4日の計画。
3．今回「神鳩ノ宮避難小屋−銚子ケ峰」迄の1時間程の歩きはハッピーターンさんらにより下草刈がなされた道と（Yamapにて）、それ以降の下草刈がなされていない道は、朝露による濡れが合わさり三ノ峰付近迄の標準コースタイム以上の3.5時間程続く歩きに体力の消耗を強いられ、下草刈の有難さを思い知らされました。「美濃禅定を整備し後世に残す」ことに労を惜しない ボランティア精神とその行動力に、感謝の念に堪えません。
4．南竜ケ馬場野営場は、土曜日だったせいもあるが大変な混雑ぶり。利用者のモラルも高く20時近くなると寝静まりなかなかいい感じ。白山市地域振興公社による管理が良いせいか水洗トイレ＆炊事場も完備、掃除も行き届いており、且つキャンプ場使用料も性善説を踏まえた無人支払（申告制）に加え、支払済のワッペンも無し。近くの南竜山荘では予め予約すればテント泊者でも夕食可能の様子。悪い印象を持ちようがないとの思いとして残っています。
5．室堂から白山/御前峰は日曜日とあって混雑するほ程の人だかり。早々に通過して翠ケ池−大汝峰へ。以降は下りと登りが繰り返される歩きが続くことになるが、登山者も極端に少なくなり自然自身と向き合えることにも。
6．ゴマ平避難小屋には早めに到着し、朝露で濡れたツエルト、フライシート、汗で濡れた衣類の乾かし等、及び早々に夕食を済ましてシュラーフカバーで包まって横になっていると 18時頃に突然の同宿者4名が。別当出合から来たとのこと。
7．山小屋＆避難小屋利用は多くはなく、この年齢になると同宿者との関係が煩わしく専らテント泊が多いのだが、今回程テント泊のメリットを痛感したことはなかった。
8．下山口にあった中宮温泉・西山旅館での日帰温泉を利用。4日間の汗を流し、汗臭い衣類・靴下の水洗いと日干し乾燥する時間が持てたのは幸い（1日一便のコミュニティバス迄3時間程有り）。45年前と付近は様変わりの印象ではあったが、旅館の人の親切さは変わってなく有難く・感謝！。
因みに45年前は雨天にも関わず今回より30分以上早く到着しており、加齢により体力低下を知ることにもなりました。
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