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Yamareco

記録ID: 8563636
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

夏雲と温泉の那須五峰(山麓駅→那須湯本温泉)

2025年08月15日(金) 〜 2025年08月16日(土)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 栃木県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:04
距離
27.2km
登り
1,787m
下り
2,327m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:36
休憩
0:54
合計
5:30
距離 10.4km 登り 951m 下り 875m
9:41
18
9:59
10:06
10
10:16
16
10:32
10:33
5
10:38
10:46
4
10:50
8
10:58
5
11:03
11:04
10
11:14
11:16
8
11:46
12:09
6
13:02
13:11
9
13:20
13:22
83
14:45
2
2日目
山行
5:37
休憩
0:55
合計
6:32
距離 16.8km 登り 837m 下り 1,452m
6:08
5
6:13
18
6:31
6:33
15
7:01
20
7:21
7:22
10
7:32
7:42
7
7:49
15
8:18
6
8:24
8:31
11
8:42
16
8:58
9:09
45
9:54
9:57
53
10:50
11:00
85
12:25
那須湯本温泉バス停
天候 【一日目】
山麓駅→三本槍岳: 晴時々曇り
涼しく寒くなく非常に気持ちが良い。
峰の小屋からは南側の巻きを除いては強風付き
三本槍岳→三斗小屋温泉: 曇り

【二日目】
曇り
稜線上の風は穏やかだった。暑くもならず、非常に歩きやすかった
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】
上野 5:10→宇都宮 6:53 / 6:57→那須塩原 7:43
那須塩原駅 7:45→那須ロープウェイ 8:55(関東自動車)

【復路】
那須湯本温泉 14:40→黒磯駅 15:22(関東自動車)
黒磯 15:42→宇都宮16:35/16:37→赤羽18:00
コース状況/
危険箇所等
総じて茶臼岳〜三本槍岳は整備されていて、風が吹かなければ歩きやすい。それ以外の道は注意を要する箇所あり。

【山麓駅→清水平】
良く整備されている。峰の茶屋→朝日岳の肩は鎖があるが道自体は厳しいものではない。ただ強風が吹く場合は体を持っていかれないよう注意が必要

【清水平→大峠】
厳しい箇所はないが背丈ほどの草木が茂る箇所が出てきた。また所々ぬかるんでいて、気を遣う。笹の間を進むことも多く、なんとなく熊が気になった。
ただこのような道は他の場所だと小虫に付き纏われるがここでは皆無で、代わりにトンボが多く飛んでいた。
なお三本槍岳からはすれ違う人はいなかった。

【大峠→三斗小屋温泉】
整備されているとは言い難い。笹が刈り取られているところも上面だけで、狩枝に足を引っ掛けやすく注意が必要。

【峠沢、中丿沢、赤岩沢】
渡渉。橋は無い。峠沢を除いては一応丸太橋はあるものの、渡るのには勇気がいる。引き返して山伝いに下りてくるのは洒落にならないので渡れる箇所を探す。特に峠沢では少し上流に上がり、なんとか渡ったのち、斜面を強引に進んだ。

三本槍岳で同じ時間にいた人に、三斗小屋温泉で再び会った。自分のルートを通ってはいないので、三本槍岳から来た道を戻って隠居倉経由で下りたのだろう。距離もそちらの方が短い。
渡渉、道の荒れ具合を思えば、特にこだわりが無ければ稜線伝いに進む方が安心して歩けると思う。

【三斗小屋温泉→牛ノ首】
非常によく整備されている。
峰ノ茶屋からは早朝にも関わらずそこそこの数のハイカーがいた。

【牛ノ首→南月山】
背の高い草木が道を塞ぐような箇所もあるが、道はわかりやすい。トンボの姿が増えるが羽虫と違って顔にまとわりつくようなことは無いので、ストレスなく同行出来た。
すれ違う人がほとんどいないのは朝だからか、それともそもそも少ないのか。

【南月山→もみの木台登山口】
草木が茂り、道は細くまた笹が積もる箇所が多く、整備されているとは言い難い。黒尾谷岳山頂の除いては概ね虫にやられることはなかったが、積もった笹の葉に隠れている木の根が無いかなど、気を遣った。

【もみの木台登山口→那須湯本温泉】
別荘地の車道歩き。
その他周辺情報 【宿泊】
三斗小屋温泉煙草屋旅館: 11,500円 / 一泊夕食
3種の温泉が楽しめる。石鹸等で体を洗うことは出来ず温泉を被って洗い流すだけだが、それでも十分。
夕食は牛の陶板焼きと岩魚の甘露煮(鮎ではないと思う)。
小さい子供を連れた家族ハイカーも、同じ温泉場の大黒屋と合わせて何組かおられた。

【お風呂】
鹿の湯 / 那須湯本: 500円
栃木県最古の元湯で7世紀開湯。ここも湯治場的な施設なので石鹸の類は使えない。41~48℃まで6つの湯船。
観光案内所前の駐車場から下る階段あり。
ロープウェイの山麓駅から茶臼山方向を見上げる。
ヤマテンの予報では雨マークも出ていたが、上々の天気だ。
ではスタート。
ロープウェイの山麓駅から茶臼山方向を見上げる。
ヤマテンの予報では雨マークも出ていたが、上々の天気だ。
ではスタート。
峠の茶屋から登山道へ。
ロープウェイは行列を作っていたが、登山道も思いのほか歩く人も多い。
峠の茶屋から登山道へ。
ロープウェイは行列を作っていたが、登山道も思いのほか歩く人も多い。
森林境界を抜けて峰の茶屋を見上げる。
森林境界を抜けて峰の茶屋を見上げる。
早々に峰の茶屋。青空に白雲、茶臼岳。
夏は白雲があるから景色が映えるのだと思う。
早々に峰の茶屋。青空に白雲、茶臼岳。
夏は白雲があるから景色が映えるのだと思う。
下界方向も景色が抜けていて気持ち良い。が、同時に風も強い。暴風というわけでは無いけれど、他の山なら足を止める人も出てきそう。
下界方向も景色が抜けていて気持ち良い。が、同時に風も強い。暴風というわけでは無いけれど、他の山なら足を止める人も出てきそう。
朝日岳方面に足を向ける。
風は西側から吹いてくるので、道が稜線の東側を辿る時は風がおさまる)
朝日岳方面に足を向ける。
風は西側から吹いてくるので、道が稜線の東側を辿る時は風がおさまる)
朝日の肩に上がっていく途中から来た方を見返す。
茶臼岳の景色が雄大。夏雲も美しい。
朝日の肩に上がっていく途中から来た方を見返す。
茶臼岳の景色が雄大。夏雲も美しい。
朝日岳到達。まず那須五峰の一つ目に立つ。
朝日岳到達。まず那須五峰の一つ目に立つ。
北側の爆裂地形。このような景色を見られることは早々ない。
1
北側の爆裂地形。このような景色を見られることは早々ない。
清水平へ降りていく途中から。ここまで来ると人が少なくなった。
日は照っているが気温は高くないので非常に気持ちが良い。
清水平へ降りていく途中から。ここまで来ると人が少なくなった。
日は照っているが気温は高くないので非常に気持ちが良い。
清水平。この水と緑の風景は北海道の山を見ているようだ。
清水平。この水と緑の風景は北海道の山を見ているようだ。
同じ沢を振り返る。緑、茶色、青と白。
ここで休憩を取っていたグループが、「この夏の雲はすごい綺麗だな」と感嘆を連発していた。
同じ沢を振り返る。緑、茶色、青と白。
ここで休憩を取っていたグループが、「この夏の雲はすごい綺麗だな」と感嘆を連発していた。
これから目指す三本槍岳を捉える。
少し前までガスっていたが、ここから山頂までは隠れずに見ることができた。
これから目指す三本槍岳を捉える。
少し前までガスっていたが、ここから山頂までは隠れずに見ることができた。
三本槍岳到達。那須五峰の二つ目。そして最高峰。
ここで昼食休憩を取る。
三本槍岳到達。那須五峰の二つ目。そして最高峰。
ここで昼食休憩を取る。
四方への眺めが良い。
茶臼岳方向。
四方への眺めが良い。
茶臼岳方向。
飯豊山、磐梯山方向。山頂は雲に隠れているが、普段見ることがない山々に気分は上々。下界に見える集落は会津だ。
飯豊山、磐梯山方向。山頂は雲に隠れているが、普段見ることがない山々に気分は上々。下界に見える集落は会津だ。
安達太良山、吾妻山、猪苗代方面らしい。
安達太良山、吾妻山、猪苗代方面らしい。
会津駒ヶ岳、燧ヶ岳方向。到着した時は燧が見えていたが、一瞬のうちに隠れてしまったらしい。
会津駒ヶ岳、燧ヶ岳方向。到着した時は燧が見えていたが、一瞬のうちに隠れてしまったらしい。
三本槍岳を発って大峠に向かう。ここから小屋まで会う人は無し。
下に見えるのは鏡ヶ沼。噴火口の跡らしい。
この辺りからトンボが多くなった。
三本槍岳を発って大峠に向かう。ここから小屋まで会う人は無し。
下に見えるのは鏡ヶ沼。噴火口の跡らしい。
この辺りからトンボが多くなった。
反対側の沼原方向。左上に見えるのが沼ヶ原調整池。その向こうが日光連山...のはず。
この辺りから高い草木や笹で見通しが効かなくなってきた。何となく熊が怖い。
反対側の沼原方向。左上に見えるのが沼ヶ原調整池。その向こうが日光連山...のはず。
この辺りから高い草木や笹で見通しが効かなくなってきた。何となく熊が怖い。
大峠。お地蔵様に一礼して三斗小屋方向へ下る。
ここからは見通しの効かない樹林帯。奥秩父あたりとはまた違った樹林帯で、こちらはあまり通る人がいないのか荒れている箇所もあった。
やっぱり熊の雰囲気がするので、スマートフォンから音楽を流すことにした。
大峠。お地蔵様に一礼して三斗小屋方向へ下る。
ここからは見通しの効かない樹林帯。奥秩父あたりとはまた違った樹林帯で、こちらはあまり通る人がいないのか荒れている箇所もあった。
やっぱり熊の雰囲気がするので、スマートフォンから音楽を流すことにした。
峠沢。三ヶ所あるうちの最初の渡渉点。
このあとにわたる中ノ沢と赤岩沢には丸太橋があったが、ここは岩を渡ることになった。見た目ではそれほど苦労は無さそうだが、実際は1-2歩で渡れるような沢ではなく、水量もそこそこ多いため、ルートを見つけるのに思案した。
結局この画像の上流側にかなり進みんで渡った後に、斜面をトラバースして道に復帰した。
峠沢。三ヶ所あるうちの最初の渡渉点。
このあとにわたる中ノ沢と赤岩沢には丸太橋があったが、ここは岩を渡ることになった。見た目ではそれほど苦労は無さそうだが、実際は1-2歩で渡れるような沢ではなく、水量もそこそこ多いため、ルートを見つけるのに思案した。
結局この画像の上流側にかなり進みんで渡った後に、斜面をトラバースして道に復帰した。
三斗小屋温泉到着。宿泊は煙草屋旅館。
泉質の違う2種の内風呂と露天風呂を満喫。
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三斗小屋温泉到着。宿泊は煙草屋旅館。
泉質の違う2種の内風呂と露天風呂を満喫。
二日目は旅館を早々に出た。
樹林帯を抜ける手前で那須岳避難小屋。
この避難小屋は何故か地図や山レコに記載が無いが、綺麗に整備されていた。
二日目は旅館を早々に出た。
樹林帯を抜ける手前で那須岳避難小屋。
この避難小屋は何故か地図や山レコに記載が無いが、綺麗に整備されていた。
樹林帯を抜けて茶臼岳方向を見上げる。
予報では昼から雨だが、山中にいる間はなんとか持ってほしい。
樹林帯を抜けて茶臼岳方向を見上げる。
予報では昼から雨だが、山中にいる間はなんとか持ってほしい。
那須五峰の三つ目にして中心となる茶臼岳到達。
山頂のお社の下の岩々には、昔の人の落書きでいっぱい。
那須五峰の三つ目にして中心となる茶臼岳到達。
山頂のお社の下の岩々には、昔の人の落書きでいっぱい。
山頂から西側を見る。雲の中だが風はあまり無い。
山頂から西側を見る。雲の中だが風はあまり無い。
山頂を下りて噴火口を見る。反対側の道を上ってきたので、お鉢巡りをした感じとなった。
山頂を下りて噴火口を見る。反対側の道を上ってきたので、お鉢巡りをした感じとなった。
少し下ったところから朝日岳方向を見た。歩く人の小ささもあって、ラズボス感のある山容だ。
少し下ったところから朝日岳方向を見た。歩く人の小ささもあって、ラズボス感のある山容だ。
牛ヶ首分岐から茶臼岳。
ここから一気に人が少なくなった。
牛ヶ首分岐から茶臼岳。
ここから一気に人が少なくなった。
南月山を臨む。
一瞬青空が出たが、すぐに雲の中に消えた。
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南月山を臨む。
一瞬青空が出たが、すぐに雲の中に消えた。
那須五峰の四つ目、南月山到達。
ここから樹林帯に入った。熊の雰囲気がしたので音楽を鳴らしたが、誰もいないと思ったところ、すぐ前にハイカーが一名おられた。静かな山中でご迷惑をおかけしたかもしれない。
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那須五峰の四つ目、南月山到達。
ここから樹林帯に入った。熊の雰囲気がしたので音楽を鳴らしたが、誰もいないと思ったところ、すぐ前にハイカーが一名おられた。静かな山中でご迷惑をおかけしたかもしれない。
那須五峰のラスト、黒尾谷岳到達。
狭い山頂に飛び交う虫が非常に多く、早々に下山道へ進んだ。
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那須五峰のラスト、黒尾谷岳到達。
狭い山頂に飛び交う虫が非常に多く、早々に下山道へ進んだ。
もみの木台登山口へ下山。無事に下りてくることが出来た。
ここからは別荘地の舗装道を進む。さすが避暑地。暑くない。
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もみの木台登山口へ下山。無事に下りてくることが出来た。
ここからは別荘地の舗装道を進む。さすが避暑地。暑くない。
今回のビクトリーロードか。左右に別荘が立つが、普通の林道を歩くような画像になってしまった。
今回のビクトリーロードか。左右に別荘が立つが、普通の林道を歩くような画像になってしまった。
目的地となる那須湯本温泉着。
お疲れ様でした。
目的地となる那須湯本温泉着。
お疲れ様でした。
早々に「鹿の湯」へ。
体を洗うことはできないが、お湯にゆったり浸かれるのは有り難いことだ。
早々に「鹿の湯」へ。
体を洗うことはできないが、お湯にゆったり浸かれるのは有り難いことだ。

感想

山に登るから温泉に行きたくなるのか、登った後の温泉が楽しいから山に登るのか。
この国では物理的にもまた気持ちの上でも、山と温泉は切っても切り離せない。

灼熱の八月ではありながらも、涼しい空気を吸いながら両方を楽しめる那須は最高だ。温泉旅行では来たことがあるものの今まで山上に上がることはなかったが、お盆休みの後半に時間が出来たので、山と温泉を楽しみに訪れてみた。

どうせ費用を使うならばと、評判の三斗小屋温泉を組み合わせて二日間の行程で五峰全てを踏破。
初日は清々しい夏の青空と白雲の下をトレイルし、二日目は曇り空でありながらもトンボと共に行くトレイルを満喫。

そして思うが、やっぱり山と温泉の組み合わせは最高だ。

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