斜里岳（清岳荘より新道ピストン）

2025年08月31日(日) [日帰り]

• GPS: 08:22
• 距離: 10.7km
• 登り: 1,105m
• 下り: 1,105m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:36
• 休憩: 0:37
• 合計: 8:13

距離 10.7km 登り 1,105m 下り 1,105m

5:30 清岳荘 登山口
5:45 5:46 旧清岳荘 登山口
6:40 6:48 下二股
8:05 8:12 熊見峠
9:03 9:04 上二股
9:45 9:46 馬の背
10:09 10:23 斜里岳
10:40 馬の背
11:07 11:08 上二股
11:57 熊見峠
12:44 12:49 下二股
13:28 13:29 旧清岳荘 登山口
13:44 清岳荘 登山口

天候

麓は晴、山腹から上は雲のなか

アクセス

利用交通機関：

自家用車

清岳荘駐車場、結構な台数置ける。日曜だったけど余裕あり。
車中泊は確か五百円くらい。トイレ協力金百円(1回ではなく1日！)、建物内にある綺麗な水洗トイレ。
自販機あるけどコーラだけ売店。350ml170円！！聞き間違いかと思った。カップラーメンやビール等、山小屋価格ではなくてビビる。

コース状況／危険箇所等

渡渉は落ち着いて探せばピンクテープあり。水ポチャはやむなし。絶対濡れたくなかったが一回落ちた。くっそ～

その他周辺情報

斜里の街にも近く色々あり。

写真

8/31 5:22

宿泊者もいるだろうしまあまあな台数

8/31 5:22

目指す斜里岳

8/31 5:29

清岳荘。トイレはこの中、室内の清潔な水洗で感謝感激

8/31 5:29

登山口は建物のすぐ横。お社に手を合わせ出発

8/31 5:35

序盤は林道

8/31 5:49

すぐに渡渉開始、嫌だ嫌すぎる

8/31 6:47

新道に入るも、めっちゃ急やん。。。

8/31 8:03

展望のあるとこに出た。雲も出た

8/31 8:07

峠ってことは下るのね…

8/31 8:12

見飽きたよこの空

8/31 8:18

行きたくない

8/31 8:52

竜神の池分岐。滝も池も見にいったりしません

8/31 9:03

旧道新道合流部にトイレブースあり

8/31 9:04

さあ、ラスト行きますか

8/31 9:14

山頂が近づくにつれ急登

8/31 9:21

遠いな〜

8/31 9:37

急だな〜

8/31 9:45

やっと鞍部、なんか全然進まない

8/31 9:45

多分いい稜線

8/31 9:52

多分いい稜線

8/31 9:53

多分……

8/31 10:02

山頂手前に奥の院、ここまで来させていただき感謝

8/31 10:11

お社からすぐ山頂

8/31 10:11

まあね…。すぐ下山開始

8/31 11:35

多分いい稜線

8/31 12:47

峠を登って下って下二股

8/31 12:47

旧道は危ないよとのこと

8/31 13:39

嫌すぎる渡渉後やっと林道

8/31 13:54

朝よりだいぶ増えてた

撮影機器：

iPhone 13 Apple

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー スマートフォン スマートウォッチ サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ モバイルバッテリー

感想

じゅん

トムラウシから中1日空けての斜里登山。
11年前にトライしたときは、二泊したものの雨で登山道閉鎖、結局登れなかった。今回も天気は良くないが、前回ほど強く降り続いてもいない。
11年前と同じ場所で車中泊し目覚めると、麓は晴れている。なのに心は晴れずなんだか憂鬱。。トムラウシの百倍はマシな道で清岳荘到着するも気分は変わらず。駐車代金を払い、おトイレを借り、お社で安全祈願。
こういうのって、グローバルスタンダードな宗教とはだいぶ違う。だけどほとんどの日本人の精神に息づいてる感覚だと思う。木にも石にも、もちろん山にも神はいるらしい。だから何にでもお賽銭して拝む。ちなみに私は神道で、その辺りの験はかつぐ方。その日は無性に登山したくなかったから、無事下山を入念に祈念。

そして始まった登山道。案の定、前日までの小雨で水は想像よりかなり多い。半泣きで渡渉を繰り返していると、おっさんが私を抜かしていく。そう無言で。皆さんご存知のとおり、え、知らんって？私は無言で抜いてく奴が大嫌いなんです。
そんな奴どーでも良いのに、すぐ目の前を歩かれると、なんとなくその後をついていってしまう。するとどうやら、この大嫌いな沢の道を、おっさん間違えたらしい。
気づいた途端、川の音が怖くて鳥肌。スマホで道を確認し、オロオロ戻ろうとした瞬間、後続の方が「わざとじゃないなら、道はこっちですよー」と大声で教えてくれる。先行してったおっさんは見えないしまあいいか。自信満々で(そして無言で)抜いてったんだからそのうち気づくだろ。
呼び戻してくれた方へ深々と感謝しルート復帰。私にはその方が神のご利益に見えたね。道を間違えることも、それを瞬時に呼び戻されることも、そんなにないでしょう。ありがとう山の神！

とはいえ登山道はしんどい。神仏のご利益でなだらかになったりはしない。展望があればまだいいだろうけど。終始気乗りしないままなんとか登頂、最後まで真っ白。なんだったんだろう、、としんみりする。やっぱり晴れがいいよねー登山って。
下山は朝より若干水は減ってる。でもやっぱり渡渉は嫌だ。半泣きのまま下山。今回登る予定の北海道4座の中で一番楽なはずの斜里、楽だなんてとんでもない。楽な登山なんかありませんな。

とりあえず無事に下山はできた。その二日後、幌尻の林道が災害レベルの大雨で通行止めになり、登ることなく断念したのはまた別のお話。
そこでもやっぱり、引き返してきた先行車の方のアドバイスでリタイヤを決意。その後通行止めになったので、進んでたら下山できない可能性もあった。しかもその方、この辺境の地にありながら同郷名古屋の方だった！
これにもやはり、浅からぬ因果を感じ、辞めるが吉と納得。

そういうわけで遠い北海道での登山は、今回ここでおしまい。デカすぎる課題を残しちゃったな～。。

コメント

犬丸42

北海道遠征，お疲れさまでした。無事のご生還，何よりです。本州で流れるニュース見てても，北海道東北はずっと警戒レベルの大雨が続いておりましたし，さぞかしご苦労があったと思います。

斜里岳，ワタクシが登った時，快晴ではありませんでしたが，それでも雄大な光景にずっと見入った山行になりました。機会を改めて是非ご再訪ください。

幌尻岳も素晴らしかったです。気象条件に大きく左右されることに加え，新冠コースに熊が出たという情報もあり，本当に手強い山ですが，でもチャレンジする価値が十分にある山だと思います。じゅんさんがピークを踏まれる日を，そのご報告を楽しみに待たせていただきます。

嗚呼，斜里岳，幌尻岳，もう一回登りてえなあ・・・

じゅん

幌尻に費やすはずの三日間をまるっと観光にあて、それはそれで有意義な時間を過ごしました。しかもその間ずっと快晴、今回は山から「来るな」と言われたのでしょう。

登山数日前に新冠ポロシリ山荘から熊注意の緊急メール、前夜の大雨警報。次はあるのかな？
北海道で思い知ったのは自分の体力不足でした。鍛えなきゃ再訪はあり得ないな。。
教訓を得まくって、長旅も明日で終了です！

satotyan

お疲れ様でした〜
久しぶりの登山からあれやこれやと活動的にすごい所行っててびっくりです。北海道にまで行くとはすごい行動力です！
行きたいと思っていた山なのに気分が乗らない時ってありますよね。私の場合は眠くて朝起きれない時が多いのだけれど。
道間違い、すぐに教えてくれた人がいてよかったですね。私も渡渉怖い。水がゴーゴー言ってる所は恐怖です。
名古屋の方との出会いと言い、幸運でしたね。
おっさんが無事だったのかが気になる所。

じゅん

行くだけ行ったものの、身体がついていかず反省しきりです…私はすっごく行きたいというよりも、(当面目標の)百名山だから登ってるという感じなので、特に気乗りしない日が多いです。去年百名山を済ませた方と「もうやっつけ仕事ですよね…」と苦笑いで話してました。早く終わらせて行きたい山に登りたい。。

おっさんは山頂にいたので、どっかで復帰したみたい笑