燕岳 イルカ岩に秋の風


- GPS
- 10:47
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,612m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 4:23
- 合計
- 10:47
天候 | ・快晴 午後は時々ガス ・気温 駐車場5時15℃ 16時25℃ 山頂付近14℃で冷風 合戦小屋まではかなり暑く 9時16℃ 13時22℃。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・安曇野周辺駐車場の案内。 https://mt-parking-info.azumino-e-tabi.net/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●燕岳へは、北アルプス三大急登のひとつ「合戦尾根」を歩く。他の二つは「烏帽子岳のブナ立尾根」「剱岳の早月尾根」。日本三大急登は「谷川岳の西黒尾根」「烏帽子岳のブナ立尾根」「甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根」。 ●この時期はまだ暑く、合戦小屋から下は無風でかなり暑い(特に下山時)。また燕山荘までの道程も日差しをもろに浴びてかなり暑い。私は水を3ℓ持参したが、山頂までに使い果たし、燕山荘で量売2ℓ購入(@200円)した。 ・第二駐車場〜中房燕岳登山口:舗装路歩き15分。登山口にトイレあり。 ・中房燕岳登山口〜第一ベンチ:北アルプス三大急登「合戦尾根」入口。岩清水で濡れ泥濘の箇所がある。第一ベンチ北側に水場。樹林帯内の無風で暑い。 ●各ベンチと合戦小屋の間は、CTで50分ほどに設けられている。私たちは25分だった。 ・第一ベンチ〜第二ベンチ:洗堀で木の根が張り出した道が多い。転倒注意。合戦小屋の索道ケーブルを過ぎると第二ベンチに到着。樹林帯内の無風で暑い。 ・第二ベンチ〜第三ベンチ:厳密に言うと、ここからが「合戦尾根」の主稜線で、急登となる。花崗岩帯となり脆く洗堀の道。ザレているので滑る。北中川谷からの沢風が心地よい。 ・第三ベンチ〜富士見ベンチ:洗堀はひどく背丈近いところもあり、木の根が露出しギャップが大きい個所もある。霞んでいなければ木のすき間から富士山が見える。 ・富士見ベンチ〜合戦小屋(かっせんこや):洗堀の花崗岩帯歩き。木の根が露出し足を引っかけやすい。23日に転倒して足首骨折事故が発生。合戦小屋では松本市波田産すいか600円が名物。水分と糖分で理にかなっている。食事も可。 ・合戦小屋〜合戦沢ノ頭(合戦山):ハイマツやダケカンバの低木で見晴らしが良い。日差しをもろに浴びるので、こまめな水分補給が必要。西は燕山荘と燕岳、南は大天井岳、槍ヶ岳、北は鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳の眺望。 ・合戦沢ノ頭(合戦山)〜燕山荘:低木帯のすき間を歩く。稜線の登山道は荒れており通行禁止。積雪時のみ通行可。尾根の北側を鎖場トラバース。滑落注意。燕山荘手前の斜面一面のお花畑が素晴らしい。燕山荘分岐からは飛騨山脈の絶景。 ・燕山荘〜燕岳:砂礫の道を歩く。花崗岩が長期風化した奇岩群が見事。イルカ岩、めがね岩などがある。山頂周辺も洗堀や風化されており滑りやすい。道迷い注意。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
(m)前は半分こにしないと食べきれないくらいだった記憶です。でも美味いから無問題。
(m)はじめまして。こんな日にテント泊なんてほんと羨ましい!
感想
9月、長月。残暑厳しく未だに37℃を超える日々。子供たちも長い夏休みが終わり新学期に入った。学生時代に夏休みの宿題で苦労した方も多いだろう。私は日記以外は最初のニ週間で、すべて片付けてしまう先行逃げ切り型。
自由研究は自宅前を通る物のカウントを毎年していた。4歳の時に自宅前で交通事故に遭い、左腕を複雑骨折した経緯があるからだ。昭和50年代は高度成長期の締めくくりで一億総中流階級の時代、旧国道17号でも往来は多かった。車も乗用と貨物を分類し、自転車や歩行者までもカウントした。渋滞は踏切で起こると結論付けた。
また読書感想文は、夏休み前にやってしまうから抜かりない。しかも子供が読まない小説を題材にするので、先生も何となく〇を付けてしまう。6年生がチャンドラーの「長いお別れ」を絶賛し一人称で書く感想文を、先生はどう思っただろう?「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」
前日はyamaonseさんと浅間北麓でラン探しして、とても楽しい日だった。次ぐ日は、おくさんが来週から槍ヶ岳へ行くので、前哨戦として燕岳へ行く予定を組んでいた。間近で槍ヶ岳を見れば、意欲も向上する。38℃の前橋市から避暑も兼ねる。
自宅を2時に出発。筑北SICで下りて安曇野市内を西へ。安曇野ICで下りるより近い。土砂崩れを撤去し簡易工事した場所を過ぎて、5時に中房第二駐車場へ。なんと!満車。第一は予約制だから、すぐに第三へ。何とかスペースがあり停められた。あと5分遅かったら、下の路側帯に路駐だった。
準備していたら、女性からお声がけ頂いた。ブログ「山で会いましょう」のchiakiさんだった。前日深夜入りして車中泊、予約したテント泊とのこと。天気が良いので羨ましい。日帰りの私たちは5時20分に出発。
舗装路を歩いて登山口へ。混雑していた。すぐに九十九折れの急坂となる。ここは北アルプス三大急登のひとつ。厳密に言うと第二ベンチ先からが「合戦尾根」となるので、そこまではアプローチとなる。
ちなみに他の二つの急登は「烏帽子岳のブナ立尾根」「剱岳の早月尾根」。日本三大急登は「谷川岳の西黒尾根」「烏帽子岳のブナ立尾根」「甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根」。早月尾根以外は行ったが、整備されているので歩きやすい。よっぽど辺鄙な里山の直登やヤセ尾根のほうが危険。トラロープが伸びるし、手元に手繰られるしね。
合戦小屋でおくさんがスイカを食べて休憩。果糖は吸収が早いので、登山には良い。chiakiさんもやって来て一緒に記念撮影した。花崗岩帯となり洗堀の道を行く。合戦沢の頭で初めて槍ヶ岳を見ることができる。常念岳の方はガスが東から上がってきていた。
森林限界を超え低木帯となり日差しをもろに浴びて暑い。鎖場を過ぎると斜面一面のお花畑。サラシナショウマ、トリカブト、シモツケソウ、ウメバチソウなど咲いていた。分岐に到達すると飛騨山脈の絶景が目の前に現れる。到着した登山者がみな感激していた。
砂礫の道を歩いて燕岳へ。常念山脈主稜線はもう秋の風。冷たく湿度が低い。高い青空へイルカ岩が跳ねていた。燕岳山頂からは東側はもうガスに覆われ、立山剱岳も霞んでいた。ただ槍ヶ岳や裏銀座方面は視界良く見えていた。
燕山荘に戻ってベンチで昼食。眺望は良いのだが日差しが暑くて、山荘の東側へ行けばよかった。持参した水3ℓを消費してしまい、山荘で量り売り2ℓ購入。蛇口をひねって入れる昔ながらのやり方。
13時前に下山するが、すれ違う登山者の多い事。山荘やテント泊だと思うが、30人以上すれ違った。中国系の方も多く、慣れぬ暑さで疲労し休んだり、合戦小屋では記念撮影ばかりしていて、山荘に行く気があるのだろうかと思った。
おくさんが頭痛を発症したのでゆっくり休みながら下りて、16時には登山口に到着した。戻った第三駐車場は、次ぐ日に行く方々が車中泊で停まっていた。前橋には19時過ぎに到着。気温36℃と暑い夕べ。
夜空を見上げると半月が見えた。来週8日は満月コーンムーンで、明け方に皆既月食。輝く月に来週槍ヶ岳へ行くまみむさんの安全登山を願った。
7年ぶりくらいになる燕岳。
相変わらず白くて美しい山頂でした。
森林限界までは花もなく淡々と登りますが、ベンチがいい感じの間隔であるので気持ちの切り替えにちょうどいいですね。スイカもあるし。
小屋直下のお花畑も素晴らしかったです。
今回は日帰りでしたが、ここはやはり泊まりでゆっくりしたい山だなあと思いました。
それにしてもまたまた頭痛が出てしまい、帰りは休み休み下りました。こんな毎度体調悪くなると登山向いてないのかなとナーバスになってしまいます。
とりあえず次回の登山用にピップマグネループ買ってみました。
そば屋でお話した通り、行ってきました。予想外の駐車場混雑でしたが、予想通りの青空で眺望も良かったです。燕山荘下のお花畑は一昨年12月に行った時に、種など名残があったので期待していました。ただ道中は、無風と言うこともありかなりの暑さでした。各ベンチは休む人で多かったですね。
おくさんも、暑くてバテバテになり、スイカスイカと連呼(笑)していました。山行き10時間中、休憩時間が4時間ですからね。のんびりでしたよ。それでも絶景やお花畑を眺めると笑顔があふれ楽しそうにしていましたね。私も珍しく股関節が少し痛くなりましたが、少し休んでメシ食ったら何ともなくなりました。身体の作りが単純なんでしょうね。下山する頃には、朝と同じように体力が戻り、もう一回登れるほどに回復してました。やはり腹に脂の貯えがある(笑)と三大急登も余裕ですね。
光岳リベンジ!奥さんが8日〜10日に槍ヶ岳行くのをお伝えしてあったので、刺激になったのでしょうか?天気も良いですからね。ちなみに、光岳周辺の天気予想は、7日の午前は快晴、午後はガスになりますが雨は降りません。8日は午前は早朝ガスのち晴れ、13時頃から雨になります。
日曜となると駐車場の満車は予想できますね。あとは暑さもありますので、熱中症やその合併症にお気を付けください。私は足が攣ったことがありませんが、一度攣るとその後も些細なことで再発するそうですね。ソラティオイタリアーノでガッツリ食ってから行ってくださいね。
ちなみに私は8日9日の連休ですが、満月で月の出18時入り3時のため、泊まりで出かけません。星景撮影できませんからね。皆既月食はありますがあまり興味がないので、日帰りで県内をうろうろしようと思います。気を付けて行って来てくださいね。
燕岳は久しぶりでしたが、白くて美しく、屏風のような立山方面〜裏銀座〜槍ヶ岳の景色に心奪われました。
そして、yamaonseさんは光岳再チャレンジですか!大きな南アルプス歩けるなんていいですね☺?ピヨピヨさんもいることでしょう!
事前の駐車場争奪戦があるのがまず大変でしょうが、登山はのんびり行ってきてください。
私も何度目かの計画が流れてやっと槍ヶ岳チャレンジの時が来ました。
頭痛が気がかりなので心拍を上げすぎないように歩きたいなと思います😁
まみむさんは来週の槍ヶ岳前哨戦ということで意気込みが凄過ぎて頭痛でしたか、これは本人しか痛みが解からず大変でしたね、燕山荘手前の花畑毎年びっしり咲いて凄いですよね、しばらく見ていないな?
中房温泉までマイカーで入れる用のなったのですね、それと、第一は予約制となってしまったのですね、フリーで行くときはさらに駐車場争激しくなりますね、月曜日でも最終スペースだったとはいつもの休日と変わりませんね。
チアキさんとバッタリ、合戦小屋で合流・・・テント装備を担いで足が速いようでしたね。
お疲れさまでした。
先月から槍ヶ岳へ行く予定で、その前に「槍」が真ん前で拝める燕岳を予定していました。蝶ヶ岳の方がいいんですが、日帰りはおくさんが厳しいと言うのでやめました。山荘前のお花畑は見事でしたよ。珍しい花はないですが、上から下までびっしりですからね。トリカブトの紫がまた良いですよ。
駐車場ですが、第一が予約制で暦日2000円となり、第二第三で70台しか停められませんから、土日は混むでしょうね。表銀座縦走者は松本駅に停めてほしいです。あとはここには絶対に書けない裏技を聞いたので、3人以上ならそれを使おうと思います。
chiakiさんは、おくさんのシャトルで行ったのですけど、駐車場で私に気が付いてくれて、お声がけ下さりました。鼻曲山以来ですね。ブログのみならず石塚さんから色々と近況を聞いてましたから、すんなりお話しできました。合戦小屋で再びお会いした時に、大きなザックを持たせてもらいましたが、なぜか私のザックの方が重いんですよ。カメラ装備だと思いますが不思議ですね。
私は登山の度にたいてい頭痛になりまして、酷いと吐いてしまうので苦労しています。心拍や肩こりや寝不足なども関係しているのかなといろいろ試行錯誤していますが、まだ克服できません。
駐車場は、中房温泉には車は入れません。第一Pが予約有料制になりました。
私たちは第三Pがあと二台くらいのところで滑り込みセーフでした。月曜日でも油断なりませんね。
初心者にも登りやすくあの眺望ですからやはり人が殺到して争奪戦になってしまいますね。
ちあきさんは同一ペースで淡々と登られてました。さすがだなあと思いました。
偶然にお会いできて嬉しかったです。
月曜は良い天気で景色も良かったですよね。
私はテントでコーヒータイムをして行ったので、剱岳は雲がかかり出していました。
綺麗なコマクサ、よく見つけましたね。
アオノツガザクラは私の写真はボケちゃっていました。
ビジターには時間がある時にお立ち寄りくださいませ。
土曜と日曜はほぼ隔週休みなので、私が公休日だったら、
来館された旨、受付に伝言をお願いいたします。(^_-)-☆
お二人にまたお会いできる事を楽しみにしています。
駐車場でお声がけ下さり、ありがとうございました。鼻曲山以来でしたが、近況はブログで時々拝見しています。ビジターセンターにいらっしゃると、石塚さんから昨年の秋に伺いました。若かりし頃は、ミョウギコザクラ見たさに、表稜線を登攀しましたが、50代を超えると鷹戻しや中岳周辺はリスクがあるので行かなくなりました。裏妙義の紅葉で十分です。機会があれば寄らせてもらいますね。
今回お会いできて嬉しかったです。
登山中の姿を拝見して、歩き方がさすがベテランさんだなあ、すごいなあと感心してしまいました。私なんて軽い荷物でも疲れて休みまくりでした😅
この日は昼頃には東から雲が湧いてましたが夕日も翌日の朝日も素晴らしかったようですね。過ごしやすい時期だし快適なテント泊となったのではないでしょうか。羨ましい限りです。
私も次は絶対日帰りでなく泊まりにします!
紅葉の時期になりましたらビジターセンターに寄らせてもらいますね。こちらこそまたお会いできるのを楽しみにしています。
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