暴風・修行のような稜線歩き〜岳沢〜前穂高岳〜吊り尾根〜奥穂高岳〜涸沢カール〜上高地〜
長野県
岐阜県
tabitappy
体力度について
- GPS
- 57:38
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,023m
- 下り
- 2,023m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:58
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:17
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:35
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
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感想
ず〜っと歩きたかった前穂から奥穂への吊り尾根にやっと行ってきました。奥穂高岳への三度目のチャレンジも暴風で、山頂は真っ白でした。奥穂高岳とは相性が悪いようです👎
1日目、さわやか信州号夜行便で、早朝に上高地IN、ゆっくり登ったけど、9時に岳沢小屋に着いてしまい、暇を持て余し、何度もブランコでブーランブーラン。同じ時間に岳沢小屋に着いた人は皆、穂高岳山荘目指して出発して行きました。快晴だったので、私も行きたかったけど、岳沢小屋の当日キャンセルは7000円のペナルティーで、ちょっと痛いので、岳沢小屋付近でのんびり過ごしました。最近の山小屋は、キャンセル料や予約なしの当日宿泊料加算のペナルティなど、本来の役割が薄れてきているように感じます。登山ブームで山小屋自体が天狗👺になっていることに加え、マナーの悪い登山者も増えているのが原因かもしれません。登山は天候によって安全性が大きく変わるため、従来の予約スタイルに戻ってもらえると助かります。
余談ですが、以前登山で知り合った方の話ですが、五竜岳から鹿島槍方向に縦走中、天気が悪くなり、キレット小屋に駆け込んで泊めてほしいと頼んだところ、「部屋は空いているけど、明日はもっと天気が悪くなるから進んだ方がいいよ」とアドバイスされ、冷池山荘まで頑張ったそうです。翌日、更に荒天となり、進んで正解だったと言っていました。今の山小屋は利益主義に走り、そんなアドバイスをくれる山小屋はあるのだろうかと考えてしまいます。ただ、昔は予約をしていても「無断キャンセル」する登山者も多く、遭難して予約した宿泊場所にたどり着けない場合でも探してもらえないというデメリットもあったようです。実は知り合いが道迷いで遭難し、予約した山小屋に行けなかったけど捜索してもらえなかったそうです。一長一短ですね。
2日目は、事前の曇り予報を裏切り、前日のyamaten予報は逆さまの傘マーク😱1日目に穂高岳山荘まで移動していたら眺望最高だっただろうなぁ、と・・・。出発前から雨が降り始め、標高が上がるにつれて風も強まってきました。昼頃には雷予報も出ていたため、最悪の場合は前穂を省略しようと考えていましたが、予定より早く紀美子平に到着したのでそのまま山頂へ。真っ白でただ登っただけでした。吊り尾根ではガスの中、岩場🪨のアップダウン⤴️⤵️を繰り返しながら標高を上げ、風雨と戦いながら修行のような稜線歩きでした。吊り尾根は急斜面で段差が大きく、関節が硬くて足を高くあげれない私は腕の力で登ることも多く、腕の筋肉痛になりました。奥穂高岳手前では白い物体がチラチラ、凍える🥶寒さでした。奥穂高岳から下山する道中では、風雨がビシバシと容赦なく叩きつけ、吹き倒されないよう必死に耐えながら山荘を目指しました。昼過ぎに穂高岳山荘に到着し、2日目も特にやることがなくのんびり過ごしました。小屋の乾燥室は激混みで、密集しすぎてなかなか乾きませんでした。
ここ最近、人の助けを借りながら何とか歩き切ることが多く、今回も、岳沢小屋で一緒だったソロの方とご一緒させて頂き、足を引っ張りながらも、最後まで見捨てずに一緒に歩いていただけました。本当に感謝しかありません。
3日目は、予約したバスに待ち合う様に下山するだけです。朝出発時には小雨が降り、濡れたザイテングラートを滑らないように注意深く下りました。人の後ろをついて歩くのとは異なり、自分で目印や岩の状態、ルートを確認しながらザイテングラートを下るのは緊張感がありました。涸沢カールの紅葉🍁は、色づき始めでピークは1週間後くらいかな。久しぶりの涸沢カールから横尾のルートを歩いたけど、登山道が変わった様な気がしました。また横尾から上高地も落石で通行できなくなった箇所に新しい遊歩道を建設中でした。平日にも関わらず、登山者が多く、さすがは、人気の北アルプスです。上高地も登山者や観光客で賑わっていました。週末はもっと混雑すると思うとゾッとします。
この縦走で今年の夏山登山が終了しました。紅葉シーズンも楽しみです💕
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