銀山平から皇海山 〜 登り:庚申山経由、下り:六林班峠経由 〜


- GPS
- 12:49
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,233m
- 下り
- 2,237m
コースタイム
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 12:49
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・20台ほど駐車可能な広々とした駐車場です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【銀山平駐車場⇔一の鳥居】 ◆長い林道歩き。1/3ほどは舗装されています。 【一の鳥居⇔庚申山荘】 ◆整備された道で危険箇所はありません。 【庚申山荘→庚申山】 ◆岩間を抜けたりする所もありますが、きちんと登山道の整備がされています。 ◆木材に四角い鉄柱を踏桟として固定した梯子が何ヶ所か設置されていますが、濡れていると滑りやすいので要注意です。 【庚申山→白山】 ◆ピンクテープ等の目印が一定間隔で付けられているため道迷いの恐れは低いです。 ◆藪漕ぎをする登り区間が一区間あります。その藪漕ぎ区間を除けば、歩きやすい道が続きます。 【白山→鋸山】 ◆鎖、梯子、お助けロープが連続する要注意区間です。 ◆高度感はそれほどありませんが、足掛かり、手掛かりが得られにくい嫌らしい岩場がいくつかあります。 ◆落石等を起こしやすいので、前後に人がいる場合は要注意です。 【鋸山⇔不動沢のコル】 ◆鋸山からの下り(鋸山への登り)はお助けロープが架けられた急斜面です。落石を起こしやすい滑りやすい斜面のため、要注意です。 ◆迷いマークがあり、ガレを勢いで行くと沢へ下ります。峠へはクランク気味に折れるので、テープが多い所を見逃さないように。 【不動沢のコル⇔皇海山山頂】 ◆木の根が張り出した急登です。 【鋸山→六林班峠】 ◆笹丈が高く、笹を掻き分けながら歩く、歩きにくい区間があります。目の保護にサングラス等をかけていた方が無難です。また、倒木トラップにも要注意です。登山道部分は笹が刈られて地面が露出しており、笹の上を歩くようなことはありません。 【六林班峠→庚申山荘】 ◆谷筋を幾度も横切るトラバース路です。谷筋を横切る度に、一度沢に下り、沢を渡り、沢から離れるため登り返します。今回の山行では、渡渉が難しい所はありませんでした。 ◆登山道が崩壊している所が何ヶ所もありますが、お助けロープが張られ、最低限の整備はされています。 |
その他周辺情報 | ☆国民宿舎かじか荘で入浴。 ・大人610円。 ・少し茶色味がかった透明のお湯。 ・カルキ臭が少し鼻に付きます。 ・内湯の湯温は熱めです。 |
写真
山頂にいた3人組がぷかぷかと煙を吹かしていて、一向にやめる気配がありません。山でタバコを吸うなとまでは言いませんが、なにも、木立に囲まれ、風通しの悪い狭い山頂でタバコを吸わなくても…。気持ち悪くなったので、休憩もせずに撤退しました。(u)
感想
銀山平からの皇海山。鎖場ありのロングルートと言うことで、前々から、歩こう歩こうと計画していたルートでした。
今回は前回の山行から中一週と少し間があいてしまったことから、当初から無理のないペースでゆっくり歩くつもりでした。
とはいっても、コースタイムが15時間に満たない設定であることから、12時間ほどで歩けるだろうと軽く考えていました。
結果として、予定していた時間をオーバーしてしまった上、かなりバテバテの山行となってしまいました。
「山と高原地図」のコースタイムの設定は辛目の設定だと感じました。特に六林班峠から庚申山荘までのコースタイムは激辛では?
今回も疲労困憊の山行となってしまったとはいえ、充実した山行でした。
中でも、庚申山からみた皇海山は独特な山容で、強烈な印象を与えてくれました。
「初めて近くから眺めた時、その横がつまって、颯爽と峰頭をもたげ、一気に下の沢まで落ちている姿は、思わず脱帽したいほどの気品をそなえていた。」
これは深田久弥著の日本百名山の引用です。
江戸時代から続く信仰の庚申山から、鋸山十一峰を越えて皇海山の山頂に立つ。
それなりに百名山は登っていますが、これほどルートに拘った山行はありませんでした。
このクラシックルートは長く途中に営業小屋もなく、笹藪と破線ルート、足場の悪い岩場があるので総合的な力が必要です。
今まで百名山ハントで、お気楽コースだけ登ってきた方は面食らうと思います。
待望の山頂に立った時に、不思議と感慨にひたることはありませんでした。
展望の効かない山頂やタバコの煙の為かと思いましたが、どうやら違っていました。
庚申山の先の展望地から気品溢れる山容を眺め、鋸山を越えた所で九割方終わっていたのです。
今後、このコースで歩く可能性はかなり低いですが、最適なプランを考えてみました。
初日は車移動と食材・酒を持って庚申山荘まで登ります。(途中の庚申七滝も忘れずに。)
荷物を置いたら、天下の見晴らしまで笹原を進み展望を楽しみます。
続いて、小屋裏からお山めぐりコースで南総里見八犬伝に出てくる奇岩を見て周ります。
翌朝は、鋸山から皇海山ピストンとして六林班峠経由は回避します。
usofuyuさん/kitainotoriさん、このコースを日帰りで歩かれたとは、流石に健脚ですね
私は、2013年7月に庚申山荘に宿泊して、翌日庚申山荘から鋸山を経由して皇海山に登り、帰りは六林班峠経由で銀山平に戻るコースで歩きましたが、鋸山〜六林班峠の区間の背丈ほどの笹薮を一人で歩いた時が一番きつかったという記憶があります。眺望も効かず、ただ笹薮漕ぎを続けるのはきついですね。
庚申山荘に宿泊して、庚申山から鋸山経由で皇海山に登り、このコースを引き返すルートは、鋸山の前後の上り下りが急ですが、眺望が素晴らしく、再度行くとするとこのコースとしたいと思っており、kitainotoriさんのプランに1票入れさせていただきます。
こんばんは〜
藪漕ぎは慣れていますが、トラバースルートも含めると長いので辛いですね。
この日、同じルートを先行していたオジサンは精神力が強いと感じました。
一票頂き、ありがとうございます。
usofuyuさん、kitainotoriさん、こんにちは!
未踏の皇海山、行くならこのルートと思っています。
元々100○山にはこだわりが無いので、行程を楽しみたいと
でも、思いの外キツそうですね
usofuyuさんがCTが辛いと言っているので、本当に厳しいのでしょう。
行くときは覚悟して行きます
ところで山頂での煙プカプカ…non smokerの私も嫌ですね
少しでも気を遣って離れたところで楽しんで頂きたいものです。
ではまた
vino_rossoさん、こんばんは。
銀山平から登る皇海山は、岩場あり、笹薮漕ぎありと色々な要素が詰め込まれた歩き応えがあるルートでした。
紅葉するカエデなどの落葉樹が多く見られたので、紅葉シーズンもおススメです。ただ、紅葉シーズンは日が短くなるので、日帰りだとかなりキツイ山行となりそうですが…。
庚申山荘が綺麗だったので、庚申山荘に一泊するくらいの方が楽しめるかもしれません。
vino_rossoさんも是非チャレンジしてみてください。
良い意味でも悪い意味でも思い出深い山行になること請け合いです
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