雲取山 鴨川からピストン 本気で引き返そうと思ったけど山頂まで頑張った！

2025年09月28日(日) [日帰り]

• GPS: 10:27
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,051m
• 下り: 2,054m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:39
• 休憩: 0:46
• 合計: 10:25

距離 24.6km 登り 1,971m 下り 1,973m

5:17 スタート地点
5:20 5:22 鴨沢バス停
5:55 5:56 丹波山村村営駐車場
6:01 小袖緑道あがり
7:09 7:10 茶煮場
7:37 堂所
8:27 8:33 七ッ石小屋下分岐
8:36 8:45 七ツ石小屋
8:51 七ツ石山の水場
8:58 七ッ石小屋上分岐
9:08 斧手石
9:13 9:15 七ツ石神社
9:20 9:21 七ツ石山
9:32 ブナ坂
10:15 10:16 奥多摩小屋
10:25 ヨモギノ頭
10:55 10:56 小雲取山
11:17 11:18 雲取山避難小屋
11:21 11:22 雲取山
11:39 雲取山避難小屋
11:52 小雲取山
12:13 ヨモギノ頭
12:18 奥多摩小屋
12:45 12:48 ブナ坂
13:06 13:07 七ツ石山
13:09 13:10 七ツ石神社
13:14 斧手石
13:19 13:25 七ツ石山の水場
13:30 13:33 七ツ石小屋
13:34 13:38 七ッ石小屋下分岐
14:07 堂所
14:25 茶煮場
15:12 15:13 小袖緑道あがり
15:16 15:21 丹波山村村営駐車場
15:43 15:44 鴨沢バス停
15:45 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR青梅線　奥多摩駅からバスで鴨沢下車

その他周辺情報

鴨沢バス停近くの鴨沢山の家に泊まりました。

写真

9/27 17:23

鴨沢バス停前の食堂、東武ふれあい館木漏れ日での登山前日の夕食。
着くなり、『ご飯ものは終わりました。ラーメンならあります』と言われましたが、ご飯少しでもいいから・・・と頼み込み、生姜焼き定食を出していただきました。
これでもご飯は少なめなんだそうです。
ちょうどよい量でした。
美味しかったです。
無理を言って、すみませんでした。ありがとうございました。

9/28 5:19

まだ日の出前。この日の日の出は5時36分。
ヘッドライト用意してたけど、いらない感じ。
鴨沢山の家に前泊し、早朝に登山開始しました。

昨夜宿の齢94のお父さんがお酒をごちそうしてくださって、私の他に泊まっていた二人連れの男性も交えてお酒をいただきました。私はお風呂に入るために途中で抜けましたが、その後も酒盛りを続けた男性は、寝る前に「明日雲取山は無理かも・・・」といっていらっしゃいました。
朝も起きてなかったし、登りで追い越されることも、下りでお会いすることもなく・・・。
山口県からわざわざ来たのに、登らずに帰ったのかなあ・・・。

今日の道程は長くて、バスの時間までに帰ってこなくちゃならないからちょっとだけ不安がある。
今日は6時間かかっても頂上につかなかったら引き返すと決めています。
でも、今日より長い距離歩いたことあるから、きっと大丈夫、と、この頃はまだ楽観的に考えてます。

9/28 15:35

ここから入る。
この写真は帰り道で撮った写真。
本当は薄暗かった。

9/28 5:39

歩きやすい道。
写真だと明るく見えるけど、林の中は結構暗かった。
誰もいなくて、クマが心配。
熊鈴3個を鳴らしていたら、うるさくて自分がやられた。

9/28 5:55

村営駐車場車はけっこういっぱい。
ここまで来れば人もいっぱいいるからクマさん問題は少し解消したかな？
熊鈴あまりうるさくない1個だけにした。

9/28 5:58

標識があちこちに有って、迷わない。

9/28 5:58

標識がたくさん。
でも、人は居ない・・・。
熊鈴、戻したほうがいいかな？
一回戻したけどやっぱりうるさくてだめ。
うーん、調子悪いのかなぁ？
（私は調子が悪いと聴覚が過敏になる）

9/28 6:01

ここから入る。

9/28 6:01

小袖登山口と言うそうです。

9/28 6:08

こんな道が続く。
右側は急斜面。
高所恐怖症だけど、これくらいは全然平気。

9/28 6:12

ここかな？ YouTube で見てちょっと怖いと思った細いトラバース道。
大丈夫、1m 近く道幅がある。私にも歩ける！
大丈夫。頑張れ、私！

9/28 6:14

片側は、急斜面。
見ないようにして歩く。

9/28 6:15

この木を越えろと?
・・・やってみたら、難なく越えられました。

9/28 6:16

50cm ぐらいの細い道になってきた。どうしよう。怖い。
こっちだ！YouTubeで見た道。

9/28 6:27

この辺りは熊が生息しているので、食べ物をお供えしないでくださいと書いてある

9/28 6:28

細い細い道だけど、ちょっと慣れてきた。
あんまり怖くなくなった。
右側の斜面が緩やかだからかな

9/28 7:09

茶煮場（ちゃにっぱ）
平将門にゆかりのある土地らしい。

9/28 7:32

堂所

陣馬〜高尾の縦走路沿いにも堂所山がある。
堂所って、何か意味があるのかなと思って調べたけど・・・わからなかった💧

9/28 7:37

堂所（どうどころ）なんですね。
平将門に由来する土地名らしい。
胴所から来たんですね。

ここまでまあまあいいペース！

9/28 7:51

ここまででスポーツ飲料500ml を飲み干す。
全身汗だく。
シャツは絞れそうなくらいだけれど、熱中症のような暑さはない。むしろ空気は涼しい。
汗冷えしないようにしなくちゃ。

9/28 8:11

マムシ岩

9/28 8:11

マムシ岩
どこらへんがマムシ？

9/28 8:28

あと5キロ

9/28 8:41

七ツ石小屋

9/28 8:41

ここまでまあまあのペース。
小屋のベンチで一休み
こちらに猫のでんごろうさんがいると伺いましたが、探すの忘れてた。

9/28 8:46

雲の向こうに富士山があるはずだけど、見えない。

9/28 8:46

雲が多くて、この日は富士山は見えませんでした。

9/28 8:52

怖そうな橋

倒木（？）を切って、整備してくださってました。

9/28 8:52

でも私が行くのはこっちだから、問題なーし！

9/28 8:52

橋の奥に水場がありますが、怖くて汲みに行けない。

9/28 9:13

七ツ石神社
足は結構ヘロヘロ。
下から失礼します。
雲取山にたどり着けますように・・・

9/28 9:20

七ツ石山
ちょっとクタクタ。

9/28 9:22

9/28 9:26

上り坂、辛くなってきました。
すんごくしんどい。
今日はおにぎりが手に入らなくて、パンを食べてきたから、食切れなのかな?

9/28 10:05

道の途中だけど、ちょっと休憩。
ほんとは休憩どころじゃない。
ペースが落ちてて、11時までにはたどり着かないと表示が。
でも、何か食べておいたほうがいい。
勇気ある休憩になりますように。
パンを1個食しました。

9/28 10:40

初めの頃緩やかだった上り坂、
ここにきて結構急になりました。
20歩くらい歩いては立ち止まる・・・ような歩き方になってしまう。

9/28 10:40

「こんな道がずっと続くんですか？」
下りてきた親子連れに聞く。
『ずっとじゃないですよ、緩やかな道もあります』
『ここが最後の難関です。』
イケオジのお父さんとイケメンの青年が励ましてくれました。
が、とてもつらいです。
タイムアップの時間（出発は5時の予定（実際は5：15）だったので）11時に山頂につかなかったら、引き返そうと思っていました。
下りは普通は時間は短くて済むと思うのですが、私は高所恐怖症で、急な下りは怖くて、とてもとても時間がかかってしまうのです。
こののぼりの感じだと、とても時間がかかるかも。
バスに乗り遅れるかもしれない。
早めに降りなきゃ危ない。
もうたどり着くのは無理かな・・・。

9/28 10:55

小雲取山
ここまで来て、どうしても山頂に行きたくなってきました。
万が一、バスに乗り遅れたら、もう一泊して明日の朝帰ろうか？
朝の出勤はどうしたって間に合わないから、仕事は午後から。
とりあえず、下りたらまず上司に電話して・・・。
なーんてとんでもないことをちょっと考えていました。
普段から、最悪の事態を考える癖があるので、バスに間に合わなかった時のことを考えました。
本気じゃないです。
大丈夫、ちゃんと仕事にも行きました。

9/28 11:08

避難小屋が見えた！
足がヘロヘロで、10歩歩いては立ち止まってました。
11時過ぎちゃったけど、出発したのは5：15だこら、11：15までいいことにしよう！
ここまで来たんだ、山頂まで行く！

9/28 11:18

山頂近くに着きました。
小屋には寄らずとにかく山頂標識まで行く！

9/28 11:19

裏から避難小屋

9/28 11:21

雲取山は百名山なんですね。
筑波山に続き、2つ目です。

9/28 11:21

三角点

9/28 11:22

雲取山山頂標識

時間は結構オーバーしてますが、着いてよかった!

9/28 11:24

避難小屋でちょっと休憩。
プロテインを飲んで、あんぱんを食べました。
気が急いているので10分ほどで出発。

9/28 11:40

避難小屋
登りでは余裕がなくて撮れなかったので、帰りに写真を撮りました。

とても立派な建物でした。
綺麗なトイレもありました。

9/28 11:54

さて、下ります。

9/28 12:04

私にとってはちょっと険しい下りですが、結構順調に下りれました。
一回ザレた所で尻もちついちゃったけどね。

9/28 12:15

先程登りでは尾根道を歩きましたが、元々は巻き道の予定でした。
巻き道を通って下りてきたら・・・とてもお土やかな歩きやすい道でした！！
まきみちを選ぶのが正解です！

9/28 12:16

50人平野営場
テントは一つもありません。

9/28 12:18

綺麗っぽいトイレ（見てない）と管理棟

9/28 12:18

ヘリポートもある。

9/28 12:18

このあたりや

9/28 12:19

このあたりにテントを張るのかな？

9/28 12:21

ヘリポート

9/28 13:03

七ツ石山手前（雲取山側）の岩
七ツ石と関係あるのかな？

9/28 13:06

ここまで少し登り返し。
下りは予想に反して順調でしたが、登りになると足の疲れが蘇ってきて、ちょっと歩いては休み・・・になりました。

9/28 13:15

ちょっと急な下り。

9/28 13:24

7つ石小屋手前（雲取山側）の水場。
とても美味しいお水だそうです。
怖い橋の奥になるので怖くて汲めなかったのが残念。

9/28 13:24

あれ?改めて写真を見ると、橋の右側の地面を歩いていけたのかな？

9/28 13:25

水場近くの地面は濡れていて、滑りそう。
気を付けて歩きました。

9/28 14:17

片側急斜面だけど、穏やかな道になり、怖くもなく順調に下りてこれました。
と、上から何かが落ちてきた！
大きな叫び声を上げてしまう。
どんぐりがついた小枝？？が落ちてきた？

9/28 14:17

まさか、クマ?と、落ちてきた方を見る。
何かが羽ばたく音が。
よかった、鳥だった。
鳥・・・・だよね？
クマは木の枝を折るって聞いたこともあるぞ・・・
ちょっと怖くなったので、足早に過ぎ去る。

9/28 14:18

片側急斜面の斜面のほうを見たら、キノコがいっぱい。

9/28 14:30

前方にイノシシ！
立ち止まって、どうしたらいいか考える。
結構遠くだったので、熊鈴鳴らしてみたり、わー、と言ってみたりしたけどピクリともしない。
岩？・・かもしれないけど、怖くて進めない。
私は視力が少し良くないので、どう目を凝らしても確信が持てない。
・・・で、写真を撮って、拡大してみると・・・・。
え、緑色じゃん、イノシシじゃないじゃん。
写真だと緑に写るけど、林の中は少し薄暗くて、白黒に見えたのです。
頭が向かって左側、鼻を地面に着けてるように見えませんか？
白黒だったら、イノシシに見えるよね？

9/28 14:31

近づいて、反対側から見ると、ただの苔むした岩。
笑ってしまう。

9/28 15:16

村営駐車場。
パトカーがいます。
ちょっと物々しい。
車を擦られたそうです。

ここまで来れたら、4：08のバスに十分間に合います。

9/28 15:47

七ツ石小屋のでんごろうさんには会えませんでしたが、
下山後町中で猫さんに会いました。
でんごろうさん、こんな感じの猫じゃなかったっけ？

このあと、昨夜泊まった山の家に置かせてもらった荷物を取りにいき、着替えもさせてもらって、無事バスに乗れました。
ご挨拶すると、お父さんが「お酒一口飲んでくかい？」と。
笑っちゃいました。丁重に辞退すると、カンロ飴をくださいました。懐かしい味がするー。
最後までお茶目なお父さんと可愛いお母さん。
またきっと来ますね！

撮影機器：

Pixel 8a Google

感想

flor

この夏の第二の野望の雲取山。
（第一は、高尾山⇔陣馬山の往復縦走でした。達成しました✨）
山小屋が取れず、一泊しての登山はどうしても無理で、前泊してのピストンに踏み切りました。
時間がかかるから、日が長い時に・・・と、夏に計画しましたが、これまで天候に恵まれず、秋の気配が感じられてきたこの日に決行となりました。

雲取山は20年以上前の若かりし頃、なんにも知らない頃に連れて行っていただいたことがあります。
車で行けるギリギリのところまで連れて行っていただいての登山。温泉がある・・・と伺った覚えがあるので三条の湯からだったのかな?
何も覚えていません。
「1回登ったんだから」「距離も累積標高ももっと長い所に行ったんだから（高尾〜陣馬の往復縦走）」とほぼ根拠のない自信で歩き始めました。怖いのは熊だけだと思っていました。

が、実際に登ると大変でした。
延々と登りが続き、緩やかだけれどじわじわと足は疲れました。山頂近くの急な登りではもうヘロヘロで少し歩いては休み、また歩いては休み・・・でした。
バスに乗り遅れると帰れなくなるので、下りの時間が気になり、何よりもうへとへとで、『今回は諦めようかな』と本気で思いながらも、なんとか踏ん張りました。
踏ん張りのもとは、『いろんな人に行くって言っちゃったし、行けなかったじゃカッコ悪い。行きましたーって報告するんだ！』というものでした。見栄っ張りです💦

心配していた下りもそれほど苦労することなく、明るいうちに降りて無事帰れました。

とにかく歩くのに必死で、ダンシングツリーも七ツ石小屋のでんごろうもすっかり頭から抜けていて、見逃してしまいました。

下りに比べて登りはマシだと思っていましたが、今回登りで脚力のなさを感じました。累積標高が同じでもずっと登り続けるととても疲れるんだなと痛感しました。
足を鍛えなきゃなとおもいました。

今回は登山前日から、電車移動中にフィリピンから来たテディさんといっぱいお話したり（英単語が出てこず、小学生か？と思うくらいの英語力。恥ずかしかったけど、楽しかった。会話は英語力じゃなくて、伝えようとする勇気！という感じでお話しました。テディさん、川井キャンプ場に、ちゃんとつけたかなあ・・・）、宿のお父さんとお客さんとお酒を飲んでいっぱいお話ししたり、とても楽しい日を過ごしました。
雲取山登山もしんどかったけど楽しくて、思い出深い2日間でした。

ダンシングツリーとでんごろう、ちょっと悔しいので、またチャレンジしようと思います。来年の春ごろかなあ・・・。
山小屋が取れたら次は三峯神社に下りたいな。
もし取れなかったら、また鴨沢山の家に泊まろう。
きっとまたお父さんと酒盛りだな。
来年が楽しみです。