記録ID: 892411
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
磐梯・吾妻・安達太良
西吾妻山
2016年06月05日(日) [日帰り]
Ssakana
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 07:14
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,272m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:14
9:47
6分
天元台ロープウェイ湯元駅駐車場
10:18
10:18
19分
小坂
10:37
10:37
19分
長谷（ながたに）
10:56
10:56
12分
小和清水（こわしみず）
11:08
11:08
26分
若平女
11:34
11:34
10分
大木崖（おおきまま）
11:44
11:51
26分
標高1480m付近
12:17
12:17
22分
鍛冶小屋
12:39
12:39
48分
竜崎（たつさき）
13:27
13:28
8分
西吾妻山分岐
14:55
14:55
4分
大凹湿原北端付近の道標
14:59
14:59
7分
人形峠からの道と合流
16:12
16:18
43分
天元台
17:01
天元台ロープウェイ湯元駅駐車場
近場の秋田県内の山も考えたが，天気予報をを見ると，山形県から福島県にかけての地域がこの日，最も晴れる可能性が高いと思われた。朝日山系の以東岳にしようかとも思ったが，結局西吾妻山を目指し，前日の夜に秋田市を出て途中で仮眠しながら米沢を目指して移動した。
山の天気はやはり変わりやすく，登っている途中で雲がでてきて，西吾妻山の山頂手前では少しだけだが雨がぱらついた。山頂では雨は止んでおり，一日を通して基本的には天気が良かった。
時間的余裕もあったので，ロープウェイとリフトを乗り継いでから山頂を目指すのではなく，若女平コースを選んだ。こちらのコースはそれなりに長く，リフトを使うコースよりは歩く人もそれほど多くはなさそうだ。若女平コースを登っていると男性の単独の方3人，男の人1人と女の人2人の3人グループ1組とすれ違った。登山道入口は草が登山道に覆いかぶさるように伸びていたり，竜崎のあたりでは道が荒れ気味で歩きにくい個所もある。登山道自体ははっきりしていて，迷ってしまうところはない。
時間的，体力的余裕もあると思ったので，山頂からリフトやロープウェイを使わずにリフト沿いなどを下りて来た。スキーゲレンデは，勾配の急なところは浮石があり，歩きにくいところもある。ロープウェイの上下をつなぐカーブの多い舗装道路は歩いてみると勾配も急なので思ったよりも足に負担がかかる。
山の天気はやはり変わりやすく，登っている途中で雲がでてきて，西吾妻山の山頂手前では少しだけだが雨がぱらついた。山頂では雨は止んでおり，一日を通して基本的には天気が良かった。
時間的余裕もあったので，ロープウェイとリフトを乗り継いでから山頂を目指すのではなく，若女平コースを選んだ。こちらのコースはそれなりに長く，リフトを使うコースよりは歩く人もそれほど多くはなさそうだ。若女平コースを登っていると男性の単独の方3人，男の人1人と女の人2人の3人グループ1組とすれ違った。登山道入口は草が登山道に覆いかぶさるように伸びていたり，竜崎のあたりでは道が荒れ気味で歩きにくい個所もある。登山道自体ははっきりしていて，迷ってしまうところはない。
時間的，体力的余裕もあると思ったので，山頂からリフトやロープウェイを使わずにリフト沿いなどを下りて来た。スキーゲレンデは，勾配の急なところは浮石があり，歩きにくいところもある。ロープウェイの上下をつなぐカーブの多い舗装道路は歩いてみると勾配も急なので思ったよりも足に負担がかかる。
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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天元台ロープウェイ湯元駅。ロープウェイには乗らずにしばらく車道を歩いて若女平コースの登山口を目指す。湯元駅の標高は約920m。
車道脇のフランスギク。ヨーロッパ産の帰化植物。園芸種のマーガレットやシャスタ―デージーと花がよく似ている。
車道脇のムラサキツメクサ（紫詰草）。マメ科シャジクソウ属の帰化植物。和名ではアカツメクサとも呼ばれる。もともとはシロツメクサとともに牧草として移入されたもの。
6/5 9:55
車道脇のムラサキツメクサ（紫詰草）。マメ科シャジクソウ属の帰化植物。和名ではアカツメクサとも呼ばれる。もともとはシロツメクサとともに牧草として移入されたもの。
ラショウモンカズラ（羅生門葛）。シソ科ラショウモンカズラ属の多年草。
登山口に近いところで登山道の両側の草が生い茂っているところもあった。
ショウジョウバカマとは似ているが違うロゼット状の葉。おそらくノギラン。
麓の方ではショウジョウバカマの花も終わり，実ができはじめている。
「12/50西吾妻⇔若女平⇔白布温泉」の米沢市によるコース表示あり。汗がどっと出て暑く，森の中なのでかぶっていた帽子をいったんこのあたりでしまう。
6/5 10:31
「12/50西吾妻⇔若女平⇔白布温泉」の米沢市によるコース表示あり。汗がどっと出て暑く，森の中なのでかぶっていた帽子をいったんこのあたりでしまう。
ウゴツクバネウツギ（羽後衝羽根空木）。スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木。葉が大きいのでウゴツクバネウツギと判断。
マイヅルソウ（舞鶴草）。キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属に属する多年草。
若女平コース標高1120m付近の登山道の様子。このあたりの勾配はなだらか。
若女平コース標高1160m付近の登山道の様子。このあたりの勾配も比較的なだらか。
アカモノ（赤物）。ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。別名：イワハゼ（岩黄櫨）。
標高1200m付近の登山道より向かいの尾根に天元台スキー場のリフト沿いの建物が見える。
若女平コース標高1210m付近。左に下りて行く道があるように見えるが通行止め。
天気予報で晴れそうな地域の山を選んだはずだが，雲がだんだん厚くなってきた。
米沢山の会の「小和清水」の表示。若女平コースの標高1230m付近。
ツリガネタケ（釣鐘茸）。サルノコシカケ科ツリガネタケ属のキノコ。
勾配がゆるやかになった。このあたりが若女平の始まりのようだ（標高1310m付近）。米沢山の会の「若女平」の表示板がどこかにあったのだと思うが見逃したようだ。
6/5 11:06
勾配がゆるやかになった。このあたりが若女平の始まりのようだ（標高1310m付近）。米沢山の会の「若女平」の表示板がどこかにあったのだと思うが見逃したようだ。
ツマトリソウ（褄取草）。サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。APG植物分類体系ではツマトリソウ属はヤブコウジ科。
ゴゼンタチバナ（御前橘）。ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草。
ムラサキヤシオツツジ（紫八汐躑躅）。ツツジ科ツツジ属の落葉低木。別名、ミヤマツツジ、ムラサキヤシオ。
若女平コースの標高1430m付近。若女平のなだらかな勾配がこのあたりで終了。この後は西吾妻小屋周辺の湿原まで急な勾配が続く。
ツルシキミ（蔓樒）。ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木。有毒植物。
ミズバショウ（水芭蕉）。サトイモ科ミズバショウ属の多年草。花はほとんど終わりの時期で葉だけが大きく茂っている株がほとんど。標高1460m付近。
6/5 11:38
ミズバショウ（水芭蕉）。サトイモ科ミズバショウ属の多年草。花はほとんど終わりの時期で葉だけが大きく茂っている株がほとんど。標高1460m付近。
若女平コース標高1480m付近の登山道の様子。足元に石がごろごろしているところ。
オオカメノキ（大亀の木）。レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木‐小高木。別名：ムシカリ。この付近で一休みして水分を摂ったり買ってきたパンを食べたりした（標高1480m付近）。
6/5 11:47
オオカメノキ（大亀の木）。レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木‐小高木。別名：ムシカリ。この付近で一休みして水分を摂ったり買ってきたパンを食べたりした（標高1480m付近）。
ミヤマカタバミ（深山片喰，深山傍食）。カタバミ科カタバミ属の多年草。別名：ヤマカタバミ，エイザンカタバミ。
ショウジョウバカマ（猩々袴）。ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。
若女平コース標高1770m付近。角がとれた火山岩がごろごろしている。
米沢山の会の「竜崎」の表示と「35/50 西吾妻⇔若女平⇔白布温泉 米沢市」のコース表示
若女平コース標高1880m付近。登山道が大きくえぐれているところ。
若女平コース標高1880m付近の登山道の残雪。このあとさらに標高1950m付近まで登山道上の残雪が目立つ。
若女平コース1960m付近の登山道の様子。頂上が近づいて勾配がゆるやかになってきた。このあたりより先，西吾妻山の頂上まで残雪はない。
6/5 13:17
若女平コース1960m付近の登山道の様子。頂上が近づいて勾配がゆるやかになってきた。このあたりより先，西吾妻山の頂上まで残雪はない。
今季初めて見るチングルマ（珍車，稚児車）。バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木の高山植物。
西吾妻山分岐点そばの道標。雪が積もっているときも見えるかもしれない。
西吾妻小屋近くの分岐。左折して西吾妻山へ向かう。直進すると西大巓（にしだいてん，標高1982m）方面。
西吾妻山の頂上が近づいたところで少し雨がぱらついたが，頂上に到達するころには止んだ。その後下山まで雨には降られなかった。
西吾妻山頂上の標柱。意外とあっさりとした頂上。頂上は比較的平らで周りの木で眺望はない。
西吾妻山より天狗岩へのルートの雪がないところは雪解け水がたまっている。
西吾妻山より天狗岩へのルートはところどころに水がたまって泥だらけ
オオシラビソ（大白檜曽）。オオシラビソはマツ科モミ属の常緑針葉樹。
天狗岩。天狗岩は一つの岩を指しているのではなく，岩が重なりあっている場所一帯を指しているようだ。同じように，梵天岩も岩が重なり合っている場所の一つ。
6/5 14:04
天狗岩。天狗岩は一つの岩を指しているのではなく，岩が重なりあっている場所一帯を指しているようだ。同じように，梵天岩も岩が重なり合っている場所の一つ。
コメバツガザクラ（米葉栂桜）。ツツジ科コメバツガザクラ属の常緑小低木。別名：ハマザクラ。
写真左奥の最も高く見えるのが東吾妻山，中央やや右手前に見えるのが中吾妻山。
梵天岩からイロハ沼の湿原への下り口。下り口が思ったよりも見つけにくかった。
大凹湿原の北端付近の道標。回り込んで見たところ。かもしか展望台の方に登ってゆくことにした。
大凹湿原からhハイマツの中の板を渡した階段のような通路を登ってゆく。
ほどなく人形岩からの道と合流。梵天岩と書かれている方から来て，かもしか展望台方面へ進む。
中大巓山腹の巻き道より梵天岩の方向。この方向に西吾妻山があるが，直接見えない。
かもしか展望台より北望台への下り。勾配が急で石だらけだが，浮石もなく，歩きやすい。
リフト最上部（北望台）。リフトには乗らずにスキーゲレンデを天元台に向かって歩いて下りることに。
スキーゲレンデをリフト沿いに下りてゆく。つがもりリフト，しゃくなげリフト，しらかばリフトの3本が連なる。
天元台ロープウェイの天元台高原駅。ここでもリフトに乗らずに業務用車道を歩いて下りることにした。
ロープウェイ駅の上下をつなぐ業務用道路入口。冬はスキーコース（湯の平コース）として利用されるようだ。麓のロープウェイ湯元駅までの標高差は約400m。
6/5 16:18
ロープウェイ駅の上下をつなぐ業務用道路入口。冬はスキーコース（湯の平コース）として利用されるようだ。麓のロープウェイ湯元駅までの標高差は約400m。
ロープウェイ駅の上下をつなぐ業務用道路はロープウェイ駅の下をくぐってゆく。
ロープウェイ駅の上下をつなぐ舗装された業務用道路を下りてゆく。舗装された道路は靴底を置く面が斜めなので歩きにくく疲れる。
ガクウラジロヨウラク（萼裏白瓔珞）。ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木。
ロープウェイ駅の上下をつなぐ業務用道路を下る途中，北東方向に見えていたのは兜山（標高1199.3m）という山のようだ。
ロープウェイ駅の上下をつなぐ業務用道路を下る途中の標識。冬はスキーコースとして使用するときの道標のようだ。
ミヤマガマズミ（深山莢蒾）。レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木。クロンキスト分類体系では，ガマズミ属はニワトコ属とともにスイカズラ科。
6/5 16:37
ミヤマガマズミ（深山莢蒾）。レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木。クロンキスト分類体系では，ガマズミ属はニワトコ属とともにスイカズラ科。
ロープウェイ駅の上下をつなぐ業務用道路沿いの地質は花崗岩のようだ。
ロープウェイ駅の上下をつなぐ業務用道路を，冬はスキーコースとして使用するときの道標。
歩いて下りてくる間にロープウェイの営業が終了し，駐車場に止めてあるのは自分の自家用車のみ。
客を運んだあと，最後は従業員もロープウェイで下りてきて本日の業務終了のようだ。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
登山靴
ザック（ザックカバー付）
行動食（パン）
非常食（ゼリー飲料・カロリーメイト）
飲料（500mlペットボトル4本）
地図（地形図）
コンパス
笛付き熊鈴
ヘッドランプ
予備電池
GPS2台
日焼け止め
トイレセット
保険証
スマホ
サングラス
タオル
ディジタルコンパクトカメラ2台
ごみ袋
使い捨てコンタクトレンズ
メガネケース
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|---|
感想
登山道，山上で見かけた人は計10人くらい。景色が素晴らしくて人気の時期にはまだ少し早そうだ。
500mlペットボトルの飲料を4本持参。そのうち2本分の水分を消費。登りはかなり汗をかいたが，下りはそんなに汗をかかなかった。
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