二王子岳〜花を愛でつつ飯豊山を眺める

2016年06月11日(土) [日帰り]

• GPS: 08:38
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,177m
• 下り: 1,162m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:23

7:31 二王子神社
8:47 8:49 王子避難小屋
9:57 9:57 定高山
11:03 11:08 油こぼし
11:59 12:56 二王子岳
13:42 13:43 油こぼし
14:21 14:22 定高山
14:54 14:54 王子避難小屋
15:46 15:53 二王子神社
15:54 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

二王子神社の駐車場は神社前も登山者用Pも、出発時にはかなりの満車。トイレ有。
※　二王子神社は複数あるので、まずはカーナビで二王子温泉病院を当てた。その先は看板に従って二王子神社方面へ。その先の集落内でY時を細いほうへ左に折れるのだが、曲がった先に看板があってわかりづらい。ミスコース注意。

その他周辺情報

あやめの湯　400円（外に足湯あり）
http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=11322

写真

夜から高速を300km以上走り通して早朝到着したので、少し仮眠。目が覚めたら車が路肩までずらり。地元で人気の山です。

二王子神社奥からスタート

熊のニュースが多いので気を付けましょう

杉林。ところどころに樹齢も立派な幹があるが人が写っていないと大きさが伝わらないなぁ

湿潤な土壌にシダが生い茂る森

ネコノメソウ（猫の目草）

沢沿いを歩き渡渉も

オオナルコユリ（大鳴子百合）。アマドコロと似ているが花の付け根が緑だったり、六角ではなく丸い茎だったりで見分けられる。

葉の下に隠れている花が可愛い♪

雨の日はすべりそうな苔付き

エゾアジサイ（蝦夷紫陽花）　

一合目

コナスビ（小茄子）？

ハナニガナ（花苦菜）

フタリシズカ（二人静）

緑豊かな鬱蒼した登山道が続く。
風が抜けなくて蒸し暑い！

大きな岩、神子石

しかし新緑が美しくて、歩いていて気持ちがいい

二合目

ちょうど水場♪冷たくて嬉しいな〜

シロバナニガナ（白花苦菜）

シダ類のシシガシラ（獅子頭）。直立している二本が胞子葉。こうしてみると花が咲きそうな姿だ

ギンリョウソウ（銀竜草）

またこれも立派な！

3合目

一王子避難小屋。近くの水場まで一分。（未確認）一王子神社は見逃して帰りに。

ニッコウキスゲと呼ばれるゼンテイカ（禅庭花）。

コケイラン（小恵欄）

ホウノキ（朴の木） とても大きな葉が透けてきれい。

ツクバネソウ（衝羽根草）

ユキザサ（雪笹）

ズダヤクシュ（喘息薬種）。群生しているのが可愛い♪

ナルコユリやアマドコロと似ているがホウチャクソウ（宝鐸草）。花被片6枚が合着しない。

タニウツギとサワフタギ（沢蓋木）の紅白が素敵

ゼンマイ（薇）の胞子葉。面白い

急な階段見るとげんなりするけど、よく整備されているのは有難いな

ブナ林の4合目。

キラキラの木漏れ日を見上げてひと息つく

雨が降って滑りやすいとき注意

ヤマツツジ（山躑躅）

チゴユリ（稚児百合）

タチツボスミレ？　スミレは同定が難しい〜

キクバオウレンの種

ブナの萌木色に萌え♪

五合目、定高山（ジョウコウザン）山頂。眺望なし

三角点たっち♪

6mまで印がある。そこまで雪が積もるということか？！さすが新潟。

雪に耐えてカーブしながらも育っていくブナの木々

ガクウラジロヨウラク（萼裏白瓔珞）ウラジロヨウラクと違い萼が長く、日本海側に多く分布。

アズキナシ（小豆梨）似ている花が多くて分かりづらい　

ユキツバキ（雪椿）日本海側の雪の多い地帯に野生する種で新潟県の県木。

サワハコベ（沢繁縷）

ニョイスミレとも呼ばれるツボスミレ（坪菫）。とても花の形が整った子を見つけた♪

タニウツギ（谷空木）ピンク色がまた可愛いこと

ヒメネズミがガサゴソしていた。無心にを餌を食べていたが本来は夜行性。ちっちゃくてジャンガリアンハムスターみたい♪

シラネアオイ（白根葵）。見たかったお花のひとつに会えました♪

すごい花の多いイワカガミ（岩鏡）。真っ白とピンクと、今回は登山道あちこちで、とてもたくさん咲いていた。

6合目。エゾハルゼミが賑やかに鳴いていて蒸し暑さに拍車をかけます。

ナナカマド（七竈）

オオバキスミレ（大葉黄菫）かな？
群生していると華やか！

ムシカリとも呼ばれるオオカメノキ（大亀の木）

ヒメアオキ（姫青木）の雄花

油こぼし。　ロープも根っこもあって登りやすくてホッとした。

超えると7合目。風が抜けなくて蒸し暑いったら！

ヘビイチゴ （蛇苺）かな？

シラネアオイに交じって、カタクリを見つけた♪

ミツバオウレン（三葉黄蓮）好きな花なので、あちこちで咲いていて嬉しい♪

雪の上は涼しいなぁ♪

雪解けたばかりのあたりにショウジョウバカマの群生

山頂ちらり。開けると風が抜けて気持ちいい♪

三王子神社。そばの茂みには猿が隠れていたけど、無事通過。

ミツバオウレンはついつい撮ってしまう

ゴゼンタチバナ（御前橘）

稜線に出て視界が開けるのが気持ちいい♪

ヒメサユリと呼ばれるオトメユリ（乙女百合）

飯豊連峰、吾妻山、守門岳、朝日連峰、周辺にしか群生していないとのことで、ちょうど咲いていて嬉しいな♪

この子は中に斑点があるけど、違う花？

左奥に山頂の避難小屋。あと少しだ！

所々に残る雪であちこちを冷まします〜ほんとに暑い！

ここだけ、ミツババイカオウレンとも呼ばれるコシジオウレン（越路黄蓮）

ここが9合目らしい

奥ノ院跡

分岐

避難小屋

避難小屋内部

山頂はたくさんの人がのんびりお昼休憩していました

三角点たっち♪

素晴らしい飯豊連峰の展望台

暑い日の冷やし中華は沁みるほど旨い！

ゆっくり景色を堪能しました。

アカモノ（赤物）

ガクウラジロヨウラク（萼裏白瓔珞）、こちらはとても色が濃い

ミツバオウレン

ミヤマカタバミ（深山片喰）

イワカガミ（岩鏡）花がたっぷりついて重そう

ショウジョウバカマ（猩々袴）

雪渓トラバース

ツクバネウツギ（衝羽根空木）じっくり見ると毛羽立っている

マイヅルソウ（舞鶴草）もたくさん。

シラネアオイ（白根葵）

ムラサキヤシオツツジ（紫八汐躑躅）

ヤマツツジ（山躑躅）

どっさり咲いて重たげなイワカガミ

サンカヨウ（山荷葉）もたくさん♪

アップで。可愛いなぁ♪

ホウノキの花は大きいね！

木漏れ日さす萌木色がとても癒される

三合目の一王子避難小屋。脇の巨木が目印

過ぎてすぐの脇道を行くと一王子神社がひっそりと

キラキラのブナ林もそろそろ終わり

二合目の水場で到着。冷たい水で生き返るよ！

人が緑に埋もれる感じ、すごい。

ウリノキ（瓜の木）は花がぴょんとめくれるのが面白い

行きに見つけたオオナルコユリはやっぱり目立つ♪

沢沿いの冷たい水をあちこちで撫でながら歩く

鬱蒼とした杉林も美しいのだ

ゴールまであとちょっと

無事下山！境内にある滝に打たれたら、冷たくて気持ちいいだろうな〜

戻ると二王子神社が開いていて気持ちいい風が抜けていた。木造の拝殿は造りが立派だ。

参道下に巨木の杉並木があるらしい

帰り道も長いので上から名残惜しく眺める。余裕のある時にはぜひ♪

感想

marucu

せっかくの新潟遠征、急いでももったいないので（蒸し暑くてバテバテだったとも言うw）たくさん撮影しながらのんびり歩きました。ピストンだったので帰りは違うレンズを付けて同じ花を撮りながら歩いたり♪
しかし見たことのある花の名前も、「あれだよ、あれ・・」とか言いつつ名前が思い出せないことしきり。
いつもよりたくさんの種類を撮ったので頑張って調べましたが、間違えていたら教えていただけると嬉しいです。

登山道はたくさんの花が次々とお出まし、シラネアオイやヒメサユリ、初めて目にする花もあって終始ウキウキでした。
そうこうして花に誘われて歩いていくと、そこには飯豊山脈を一望できる素晴らしい眺望♪
あぁ来てよかった(^_^)/　今度は雪の時に来たいなぁ♪