記録ID: 896593
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
苗場山の吸血鬼 恐怖のブヨ柱
2016年06月11日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:42
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ。湿度が高く、周辺の山は霞む。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山用駐車場満車の場合は、さらに進んでゲレンデ内に駐車するようにゲートにて指示を受ける。 結局、和田小屋の近くに駐車することになりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ブヨ対策を舐めていました。 7月に平標山にてブヨの大群に押し寄せられた記憶はあったけど、 手で払えば何とかなるレベルでした。 しかし、この苗場は桁違いでした。 多い時には、頭の周りを100匹を超えるブヨが飛び回っています。 歩いているときでも、顔や手に止まります。 立ち止まってしまえば地獄。 目を開けることすら憚れるほど、顔に接近し体中に止まります。 特に下りに要した3時間半は、休むことなくブヨの執拗な攻撃にさらされ、 歩いていてちっとも楽しくありません。 泣きたくなりました。 野生生物に対する人間の無力をつくづくと感じました。 この時期の越後には2度とこない、と歩きながら誓いました。 パーティ全員が防虫ネットをかぶっていたりしました。 虫よけスプレーを手にもって歩いている人もいたし、 自作のハッカスプレーを使っている人もいました。 翌日は福島との県境に位置する浅草岳に行く予定。 再びブヨの餌食になってはたまらんと、対策をとることにしました。 越後湯沢の薬局に行って薬剤師さんと相談。 ブヨには市販の虫よけスプレーは効果が少なく、ハッカオイルが良いようです。 ハッカオイルはそのままでは水に溶けないので、溶媒として無水エタノールを 使用しました。(消毒用として登山には常に携帯しています。) それを水で5倍程度に希釈して、100円ショップで購入した 小型スプレーにいれて完成です。 その効果のほどは、翌日の浅草岳のレコに載せますね。 |
その他周辺情報 | 下山後の夕食は南魚沼の国道17号線に面している“こめ太郎”です。 ご飯は地元のコシヒカリ。おいしいけど、炊き立てでなかったのが残念。 お風呂は小出の竜神温泉。 宿泊は小出の道の駅です。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
地図(地形図)
コンパス
笛
GPS
ツェルト
|
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備考 | ブヨについてです。 全長3ミリ程度の小さなハエに見えます。 ハエに見えても、ハエではありません。 アブと同じく、皮膚を食いちぎり血を吸うのです。 さらに、血液の凝結を防ぐために、毒を流し込むようですが、 これが後日に痛み・かゆみを伴うハレとなるのです。 蚊と違って、刺すわけではありません。 また、停まったからといってすぐに血を吸われるわけではありません。 すぐに振り払えば大丈夫です。 でも、かまれてしまうと、小さな赤い点が皮膚に残ります。 当日にかゆみを感じることはないでしょう。僅かにハレる程度です。 数日たつとかゆみがピークに達し、ハレもあります。 眠れないくらいの痒さに悩まされます。 人によって程度は違うようですが、足がむくんで靴が履けなくなる人も いるようです。 オイラは山行で、確認できただけでも3か所かまれてしまいました。 これから痒くなってくるのでしょうね。 |
感想
登山に行くのに、登山靴を忘れました。
外環から関越道に入る直前に気が付き、自宅まで戻ること往復130キロ。
2時間半のロスと、3000円余りの高速代がかかってしまいました。
登山では忘れ物の記憶がほとんどないオイラ。大失敗です。
仮眠場所の赤城高原SAに到着したのは午前2時過ぎ。
僅か2時間半の仮眠で、登山口に移動です。
やはり、寝不足はきつく、累計標高差1000m程度なのに、かなり
ばててしまいました。
花の名山と言われる苗場山ですが、意外と少なかった気がします。
雪解けが早かったので、山頂付近の湿原でもたくさんの花を
期待していたのですが…。
山頂の湿原の展望は素晴らしく、急登の先にこんなに開けた場所があるのが
本当に不思議な気がします。
今回は車でアプローチができる最短ルートからのぼりましたが、
山口温泉や秋山郷からも違う時期に訪れてみたいですね。
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