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Yamareco

記録ID: 900242
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

夏の雪渓を堪能:白馬岳 〜猿倉から

2016年06月18日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:52
距離
15.1km
登り
1,778m
下り
1,771m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:15
休憩
1:27
合計
9:42
距離 15.1km 登り 1,778m 下り 1,779m
4:00
40
4:40
4:43
82
6:05
6:10
75
7:25
7:28
82
8:50
9:00
40
9:40
10:00
15
10:15
10:42
8
10:50
10:55
30
11:25
11:35
35
12:10
35
12:45
12:49
46
13:35
2
13:37
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
猿倉荘下の駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
昼以降、雪渓と夏道の接点では踏み抜きに要注意
未明の駐車場は20台くらい。梅雨の晴れ間が期待できる週末としては少ない印象だ。でも、煌々とライトを照らして入ってくる車がちょくちょくあって、寝不足気味。。
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未明の駐車場は20台くらい。梅雨の晴れ間が期待できる週末としては少ない印象だ。でも、煌々とライトを照らして入ってくる車がちょくちょくあって、寝不足気味。。
猿倉荘はまだ暗い
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猿倉荘はまだ暗い
一昨年、唐松岳から不帰ノ嶮を通り、ここから降りてきた。今日もここから降りて来れるか?
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一昨年、唐松岳から不帰ノ嶮を通り、ここから降りてきた。今日もここから降りて来れるか?
まだ暗い林道をヘッ電でたどる。大雪渓からの水が沢をくだり、水音がこだまする(写真は輝度調整したもの)
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まだ暗い林道をヘッ電でたどる。大雪渓からの水が沢をくだり、水音がこだまする(写真は輝度調整したもの)
林道終了地点。ここから白馬尻小屋までは整備された散策道を行く
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林道終了地点。ここから白馬尻小屋までは整備された散策道を行く
キヌガサソウだ。昨年の焼石岳を思い出す。もう1年過ぎたんだ
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キヌガサソウだ。昨年の焼石岳を思い出す。もう1年過ぎたんだ
ミヤマキンポウゲか
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ミヤマキンポウゲか
明るくなってきた。大雪渓入口が近づく
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明るくなってきた。大雪渓入口が近づく
サンカヨウの白い花
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サンカヨウの白い花
白馬尻小屋だ。「おつかれさん!」が、はじめ「おっかさん!」に見えて、何のことだろうとしばらく考えながら近づいていく
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白馬尻小屋だ。「おつかれさん!」が、はじめ「おっかさん!」に見えて、何のことだろうとしばらく考えながら近づいていく
小屋越しに雪渓が見える
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小屋越しに雪渓が見える
「おっかれさん!」。なぜ「つ」が小さいのか?
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「おっかれさん!」。なぜ「つ」が小さいのか?
小屋は今年の開業準備中
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小屋は今年の開業準備中
大雪渓の最下部だ
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大雪渓の最下部だ
キヌガサソウって、群生するんだ
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キヌガサソウって、群生するんだ
雪渓の下から大量の水流
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雪渓の下から大量の水流
神戸高校の碑。たった4キロ、けれど、、
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神戸高校の碑。たった4キロ、けれど、、
いよいよ雪渓だ。雪渓奥に朝日が射してくる
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いよいよ雪渓だ。雪渓奥に朝日が射してくる
今日は簡易アイゼンにした。
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今日は簡易アイゼンにした。
まっすぐに行けるな
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まっすぐに行けるな
北側の尾根筋
振り返る。まだ誰も来ない。
耐風姿勢をとるほどではないが、上から吹いてくる風は強く、汗はすぐに乾く
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振り返る。まだ誰も来ない。
耐風姿勢をとるほどではないが、上から吹いてくる風は強く、汗はすぐに乾く
まだまだ。少しぐらい登っても景色は変わらない。
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まだまだ。少しぐらい登っても景色は変わらない。
杓子岳の威容
一旦、夏道に入り、アイゼンを外す。かなりの頻度で小さな落石があり、少し緊張しながら登ってきた。ここまでで結構バテる
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一旦、夏道に入り、アイゼンを外す。かなりの頻度で小さな落石があり、少し緊張しながら登ってきた。ここまでで結構バテる
夏道下部はこんな感じ
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夏道下部はこんな感じ
雪渓の下はかなりの水流
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雪渓の下はかなりの水流
これはシナノキンバイですね
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これはシナノキンバイですね
夏道の急勾配を登るが、すぐに息が切れてしまう。2人に抜かれる
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夏道の急勾配を登るが、すぐに息が切れてしまう。2人に抜かれる
雪渓を登る人がパラパラ見える。まだ向かい風は強い
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雪渓を登る人がパラパラ見える。まだ向かい風は強い
横の雪渓には亀裂がいくつか見える
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横の雪渓には亀裂がいくつか見える
急こう配。杓子槍の姿も素晴らしい
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急こう配。杓子槍の姿も素晴らしい
小雪渓を通過し(緊急)避難小屋の脇の雪渓を登る
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小雪渓を通過し(緊急)避難小屋の脇の雪渓を登る
雲一つない空。右側のコル部分に頂上宿舎が見えてくる
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雲一つない空。右側のコル部分に頂上宿舎が見えてくる
白い雪渓が悪魔の横顔で、その上にツノ? いや、これは横向きモアイ像?
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白い雪渓が悪魔の横顔で、その上にツノ? いや、これは横向きモアイ像?
雪渓が最近消えた場所では、やっと春がきたみたい
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雪渓が最近消えた場所では、やっと春がきたみたい
「ライチョウをおどかしたり、追いかけないで」、こんなにいい天気だと会えないかな
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「ライチョウをおどかしたり、追いかけないで」、こんなにいい天気だと会えないかな
トレイルランの方が軽快にすり抜けていく
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トレイルランの方が軽快にすり抜けていく
私は数歩ごとに休み、雲の筋の写真を撮ってごまかす。。(^ ^;
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私は数歩ごとに休み、雲の筋の写真を撮ってごまかす。。(^ ^;
モアイ像と言ったが、ゴリラだな、これは
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モアイ像と言ったが、ゴリラだな、これは
白山イチゲが群生する
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白山イチゲが群生する
頂上宿舎までもうすぐ
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頂上宿舎までもうすぐ
ウルップソウ
少しかすんで剱岳が見えた
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少しかすんで剱岳が見えた
毛勝三山
白馬山荘の上には頂上が見える
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白馬山荘の上には頂上が見える
杓子岳と白馬鑓ヶ岳。これらのピークをハントして鑓温泉を通って下る意気込みだったが。。
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杓子岳と白馬鑓ヶ岳。これらのピークをハントして鑓温泉を通って下る意気込みだったが。。
白馬山荘
再度、杓子岳と白馬鑓。その右下に頂上宿舎
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再度、杓子岳と白馬鑓。その右下に頂上宿舎
少し見通しがよくなり、またまた剱岳と毛勝山
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少し見通しがよくなり、またまた剱岳と毛勝山
西に旭岳
頂上宿舎のアップ
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頂上宿舎のアップ
【富山県 I 長野県】だとさ
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【富山県 I 長野県】だとさ
白馬岳山頂へ向かう
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白馬岳山頂へ向かう
白馬岳の開山、発展につくした松沢貞逸のレリーフ
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白馬岳の開山、発展につくした松沢貞逸のレリーフ
山頂の東側は断崖
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山頂の東側は断崖
白馬2山から旭岳のパノラマ。その下に白馬山荘、上には立山、剱岳、毛勝三山。最高に幸せな景色だ
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白馬2山から旭岳のパノラマ。その下に白馬山荘、上には立山、剱岳、毛勝三山。最高に幸せな景色だ
オヤマノエンドウだって。紫の小さな花
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オヤマノエンドウだって。紫の小さな花
頂上には先客が2人だけ
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頂上には先客が2人だけ
頂上からの剱岳、毛勝三山
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頂上からの剱岳、毛勝三山
杓子岳の下には登ってきた雪渓が左下に続く
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杓子岳の下には登ってきた雪渓が左下に続く
その雪渓の全景。よく登ったなぁ
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その雪渓の全景。よく登ったなぁ
ゴールデンウィークにはあの栂池高原からの稜線ルートを挑戦するはずだったが、同行者の不調で不戦敗だった
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ゴールデンウィークにはあの栂池高原からの稜線ルートを挑戦するはずだったが、同行者の不調で不戦敗だった
頂上モニュメント
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頂上モニュメント
白馬岳山頂は10回目という方に撮って頂いた。山頂東(雪渓)側の見通しがあることはめったにないそうだ
2016年06月19日 17:52撮影
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6/19 17:52
白馬岳山頂は10回目という方に撮って頂いた。山頂東(雪渓)側の見通しがあることはめったにないそうだ
頂上から大雪渓を見下ろす
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頂上から大雪渓を見下ろす
白山イチゲの花畑
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白山イチゲの花畑
ツクモグサの群落。まだつぼみ
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ツクモグサの群落。まだつぼみ
開くとこうなる
日を浴びてウルップソウの葉が光る
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日を浴びてウルップソウの葉が光る
ミヤマキンバイ
白山イチゲ
正面から見てもやはりゴリラではないか
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正面から見てもやはりゴリラではないか
上から頂上宿舎をもう一度
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上から頂上宿舎をもう一度
頂上宿舎前の自動販売機。ビール550円。ロング缶700円。そんなもんかな。今日は気分が乗らず、パス
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頂上宿舎前の自動販売機。ビール550円。ロング缶700円。そんなもんかな。今日は気分が乗らず、パス
夏道から雪渓への接続部で、登ってくる方の邪魔にならないように横に移動したら、雪渓が崩れて胸まで潜った。雪が緩む午後は特に危ない
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夏道から雪渓への接続部で、登ってくる方の邪魔にならないように横に移動したら、雪渓が崩れて胸まで潜った。雪が緩む午後は特に危ない
緊急避難小屋。中は暗そう
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緊急避難小屋。中は暗そう
水音はさらに高くなった
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水音はさらに高くなった
靴スキーは、バランスが難しい。カカトを使ったステップで降りる。風はなく。くだりなのに汗が噴き出す
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靴スキーは、バランスが難しい。カカトを使ったステップで降りる。風はなく。くだりなのに汗が噴き出す
こんな暑さの中、登っていく人は大変そうでした
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こんな暑さの中、登っていく人は大変そうでした
落石は大小さまざま。こんなピラミッド石のようなものも。当たると怪我ぐらいですまない
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落石は大小さまざま。こんなピラミッド石のようなものも。当たると怪我ぐらいですまない
何の花だろう
サンカヨウも暑そう
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サンカヨウも暑そう
林道終点に戻ってきた。
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林道終点に戻ってきた。
ピンクのお帰りなさい
1
ピンクのお帰りなさい
林道から猿倉荘への降り口
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林道から猿倉荘への降り口
明るい猿倉荘(笑)
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明るい猿倉荘(笑)
駐車場の車が増えていた
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駐車場の車が増えていた

感想

 梅雨の晴れ間が期待できる週末、金曜昼ころについつい思い立ってしまった。
 仙台を夕方に立ち、6時間強で猿倉荘下の駐車場についた。白馬村は4回目。猿倉も一昨年の不帰ノ嶮→天狗山荘→白馬鑓温泉から降りたことがある。しかし、細い山道の深夜ドライブは心細かった。意外にも駐車場の車は数台しかなく。暗い中、確信を持てぬまま駐車場所を決め、翌朝に備えて仮眠を試みた。だが、急に思い立ったので車内泊の準備まで手が回らず、結構寒い。ザックの中をかき回すのも面倒で、我慢しながらウトウトすると、やってきた車のヘッドライトで目が覚めるという状態を繰り返し、中々寝付けない。やっと記憶がなくなったのが多分2時頃か。で、3時半には目覚ましが鳴り、準備をはじめた。
 今日の予定は、あわよくば大雪渓から白馬岳、杓子岳を通って白馬鑓ヶ岳、そして鑓温泉から猿倉に降りたい。白馬岳山頂に9時頃までにつけば、日没までには猿倉に降りられるはず、という超希望的計画。雪渓に乗るまでは順調だったものの、スケールの大きな長い長い雪渓登りで両足が疲れ果て、夏道の激登は、数歩ごとに数分休まなければ進めない状態になり、頂上宿舎到着前に早々とピストンに変更した。
 朝のうちは結構な西風(登りの向かい風)で大変だったが、汗はすぐに乾いて快適だった。最高の天気で、壮大な景色を堪能した。午後は風が止み、気温も上がり、遅く登ってくる人は大変そうでした。雪渓では終始落石の音が頻繁にしたが、幸い小さなものばかりであった。
 駐車場に帰還後、すぐに着替えをして、直帰。夜8時過ぎに帰宅できた。車でのアプローチを含め、往復26時間あまりの強行軍。でも、予想したほど登山者は多くなく、終始青空の下、メジャーな雪渓の登り、くだりを堪能した一日であった。日ごろの行い、かな。。(;´・ω・)

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コメント

素晴らしい天気でしたね!
小屋手前の登りで道を譲って頂きました「トレイルランナー」です^^

と言いつつ、実はハイカーでして、
冬の間は、低山・里山でトレラントレーニングしますが、
アルプスでは勿体無いので、走らずにオールハイクです。
元々山ヤの為、基本はハイキングです。

それにしても、梅雨真っ只中だというのに、この晴天は本当に有難かったです。
また来週も晴れると良いですね^^
2016/6/19 22:58
Re: 素晴らしい天気でしたね!
messiahさん、はじめまして。
ほんと、天気良くて素晴らしい景色でした。

> と言いつつ、実はハイカーでして、

失礼しました。ぐんぐん登るスピードは、まさにランナーでしたよ。
鑓温泉+Beer も堪能して、16:00過ぎには猿倉荘帰着とは、驚きです。
鍛えなおして(もう、手遅れか (^^;)再挑戦したいと思ってます。
では、またいつか。。
2016/6/20 10:25
ゲスト
お疲れさまでした。
KaSさん。こんにちは❗
羨まし過ぎて、山日記のように愚痴っぽくなってしまいますよ。(笑)
雪渓登りも大変だったと思いますが、往復26時間の強硬軍に、鈴なりの拍手です。✊
天気にも恵まれ、帰ってきた時の満足感は、さぞかし、素晴らしいものだったとお察しいたします。
自分もそうなりた〜い。😣
KaSさんのレコのお陰で、テンション上がってきそうです。
ありがとうございました。m(._.)m
2016/6/20 11:52
Re: お疲れさまでした。
FUKUSIMAさん、コメント有難うございます。
 梅雨の合間の天気の良い週末で、ほんとラッキーでした。欲を言えば、杓子岳と鑓をめぐって、白馬鑓温泉からおりたかったのですが、根性と体力が足りませんでした。
 磐梯山、大人気の山ですね。一昨年の夏に登りましたが、弘法清水から頂上の間の混雑がものすごく、びっくりしました。人気の山はシーズンを外して行くべきなんでしょうね。
 飯豊は私も挑戦したい山域のトップに鎮座していますが、2泊は必要じゃないかと思って遠慮しておりました。どのようなルートでいくのですか?次のレコを楽しみにしていますよ〜
2016/6/20 12:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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技術レベル
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体力レベル
4/5

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