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Yamareco

記録ID: 91133
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積雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

雲取山(日帰り鴨沢コース、七つ石山経由)

2010年12月18日(土) [日帰り]
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GPS
07:40
距離
21.3km
登り
1,684m
下り
1,685m

コースタイム

8:20小袖登山口-9:40七つ石分岐-9:55七つ石小屋-10:20石尾根分岐-10:30七つ石山山頂-11:05奥多摩小屋-11:35小雲取山-11:55雲取山山頂-(昼食)-12:25山頂出発-12:50雲取山荘-13:35石尾根巻き道分岐-14:30石尾根鴨沢分岐(ブナ板)-16:00下山
天候 快晴、無風
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
数日前まで積雪の情報がありましたが、本日は南側斜面では、山頂までの行程で雪は溶けほぼありませんでした。(一部僅かに残る程度)
ただ、霜柱が溶けた跡で、特にヘリポート付近はかなりぬかるんでいました。
「昨日は強風だった」とすれ違った泊りの下山者の方に伺いましたが、本日は無風でした。気温は鴨沢で4℃前後、昼の山頂で1℃程でした。
登りに使ったコースは傾斜もあまりない区間が多く、道もよく整備されていて今までの山行の中でもトップレベルの歩き易さだったと思います。傾斜が急になるのは、七つ石小屋への分岐〜七つ石山、奥多摩小屋〜小雲取山ぐらいです。石尾根は非常に道幅も広く眺望が効き歩き易いです。
雲取山山頂から北側斜面の下り、及び石尾根に戻って来るまでの巻き道は積雪、一部圧雪になっていて結構滑りやすい箇所もありました。
上記の巻き道、及び、石尾根を鴨沢へ下るブナ板のルートは、人1人分の幅しかない区間も多く横は切れ落ちた斜面なので、積雪時・凍結時は滑落しないよう慎重に歩く必要がありそうです。
七つ石山からの石尾根。一番奥が雲取山。
2010年12月18日 10:30撮影 by  P10A, DoCoMo
12/18 10:30
七つ石山からの石尾根。一番奥が雲取山。

感想

ここのところ週末は絶好の快晴がよく続きます。
寒くなってきて空気が澄んできたので、景色が一段とクッキリ鮮やかきれいです。
となるともうこれは登るしかありません(?)

本格的にどっさり積雪になってしまう前に、以前から登ってみたかった
雲取山へ行きました。
箱根山麓あたりを朝5時に出発、夜明け前の富士五湖道路では-5℃とか
ちょっとゲンナリするような気温が表示されています。着きもしない内から
スリップ事故だけはしたくないので、慎重に運転していきました。

奥多摩の山中を走っていると、カモシカ君に出会いました。ここのカモシカは
先日会った奴みたいにダッシュして来ずおとなしくこっちを眺めていました。
その後、道路脇にお猿も居ました。今日も中々動物づいています。

8時ちょっと前に小袖乗越に着くと、既に20台近く車が停まっていました。
自分も車を停め、登りたかった山に着いたウキウキ感ではやる気持ちを
落ち着かせつつ靴の履き替えと装備チェック。
それから登山道へと向かいました。写真で見た事あった、真横に6台程
停めれる登山道入口は小袖の駐車場から徒歩3分程の距離で意外と近くでした。

そこから森の中へと入っていきます。落ち葉の積もった、緩やかな登りの、
尾根中腹斜面に付けられた道で、道幅もそう広くは無いけれど十分有り、
スイスイ歩けました。

七つ石小屋手前で最初に富士山が見えた時は、その麓近く通って来た
はずなのになぜかちょっと感激でした。
七つ石山山頂に着くと、石尾根の広い道が眼下に向かって降り、そこから
ずっと登っていったその先に、今日の目指すピーク、雲取山が見えました。

折角登ったのに一度高度を下げるのがちょっと悲しい気もしますが、
こんな広い開けた道をずっと歩けるかと思うと俄然やる気も出ます。

左手に富士山と奥多摩の山々、左前方に南アルプス、という中々に贅沢な
景色の中、尾根をずっと登っていきます。結構平坦な道も続くので、つい
段々スピードも出てしまいます。

小雲取山への登りは若干傾斜がキツく、もし雪だったら大変だなあと
思いましたが、本日はキレイに溶けており日も照って風も無く快適な
条件です。
小雲取山のピークからちょっと進むと、雲取山頂の避難小屋が結構近くに
見えてきました。そこからあともう一登りの距離です。

山頂にはお昼前に着く事が出来ました。いつもコッヘルとストーブを
持ってきていましたが、この前箱根で会った健脚な方のやり方を参考に
させてもらい、本日は魔法瓶にお湯を入れて来てみました。パンを頬張り、
固形スープをお湯で戻すして飲むと結構暖まり、また手間もかかりません。
荷物も若干ですが軽量化出来、こういう方法も有りだな、と思いました。
写真を撮った後、北側斜面を雲取山荘へ向けて降りました。

アイゼンまではちょっと大げさかな、と思う程度ではあるのですが、
所々雪が踏み固められた上に更に凍結し、アイス状態でした。
不用意に乗り、キュキュッと滑ってしまったので、そこからは足元に
警戒しつつ降りました。昔やったファミコンゲームのアイスクライマー
の氷の床を思い出すかの様な微妙な滑りっぷりでした。
山荘で記念バッヂを買った後、直前にあった
分岐から巻き道へと入ります。

ここで今回、買ったものの今まで使ってなかったルッドのチェーン
アイゼンの実力チェック!という事で装着してみました。

巻き道は日もあたっておらず、人も全然居ませんでした。
(途中で1人だけ向こうからやって来た方とすれ違いました)
雪も結構積もっています。道脇の斜面にストックを突くと、表面から
5cmぐらいめり込み、下が空洞だけど目が騙されてた事に気付きます。
斜面は落ちてもそこまで大被害にはならなそうな感じでしたが、
それでもやっぱり滑落はしたくないし、道幅も細いので少し慎重に
歩を進めました。
チェーンアイゼンですが、グリップ力が靴だけの時に比べ一段アップ
した感じでした。但し、横方向には滑り止めパターンが無いのか、
あまり効果がある感じはしません。縦方向にはガッチリ効果を発揮して
くれます。靴が気持ち重くなったかな?程度で、靴底が変に盛り上がっ
たりもしないし、軽量なのも嬉しい所です。
「ツルツル」と行ってたのが、「ツ」ぐらいで止まり、十分有りだな、と
思えました。ただやっぱり着けただけで十分安全とはいかず、いい加減な
足置きをしていては滑りかねないので、横に変に力を加え滑らせたりしない
様にしながらフラットな足運びをする事と、トラバースの際の谷足の足向き
のセオリー通りに歩く事、その2点を組み合わせて使うものだとは思いました。

巻き道は少々長く積雪も手伝って、持っている地図上では30分で石尾根分岐と
ありましたが、30分経っても着かなかったので若干焦りました。40分程で
石尾根と合流出来ました。

そこからは一気に下山でした。
下山後は温泉探しです。ナビで検索して出てきた数馬の温泉センターへ行く
事にしました。
温泉を目指して奥多摩湖の橋を越えて山の方へ登っていくと、途中で
東京都心の夜景が見えました。西側を見るとまだ日没少し前で明るいのですが、
夜景が同時に見れるのも何だかちょっと変な感じでした。
夜景はちょっと遠景ですが、光の海といった感じでとてもキレイでした。
(雲取山山頂からの東京の夜景もキレイらしいです)

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