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Yamareco

記録ID: 917559
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

しっとりと雨を楽しむ〜上高地観光と霞沢岳

2016年07月15日(金) 〜 2016年07月16日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
27.1km
登り
1,590m
下り
1,570m

コースタイム

1日目
山行
4:30
休憩
1:30
合計
6:00
8:00
30
大正池
8:30
8:30
50
田代池
9:20
9:40
60
河童橋
10:40
11:50
130
明神池
14:00
徳本峠
2日目
山行
12:10
休憩
1:30
合計
13:40
4:30
60
徳本峠
5:30
5:30
30
ジャンクションピーク
6:00
6:10
90
小湿地
7:40
7:50
20
K1
8:10
8:10
20
K2
8:30
8:50
30
霞沢岳
9:20
9:20
120
K1
11:20
8:10
230
ジャンクションピーク
12:00
12:50
90
徳本峠
14:20
14:20
40
明神
15:00
上高地バスターミナル
天候 雨ときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
長野道みどりこPAで車中泊
沢渡駐車場(\600/日)
沢渡駐車場から上高地行きシャトルバス(\2,050/往復)
コース状況/
危険箇所等
上高地バスターミナルに登山ポストあり(保険にも入れるようです)
道も道標もしっかりしており、迷い箇所、危険箇所なし、ヘルメットも不要
その他周辺情報 沢渡 梓湖畔の湯(\720)
いつもの沢渡大橋駐車場は大幅改修中。
山の日に皇太子さまがお見えになるそうで、急ピッチで工事が進められているそうです。
上高地トンネルももうすぐ開通するみたい。
いつもの沢渡大橋駐車場は大幅改修中。
山の日に皇太子さまがお見えになるそうで、急ピッチで工事が進められているそうです。
上高地トンネルももうすぐ開通するみたい。
雨なのでゆっくりスタートして、上高地を散策します。
久しぶりの大正池、ボートができたりして、変わっちゃったなぁ。しかも、せきとめてある。
雨なのでゆっくりスタートして、上高地を散策します。
久しぶりの大正池、ボートができたりして、変わっちゃったなぁ。しかも、せきとめてある。
かもさん朝のお食事中。
この先の木道も整備が進んでいました。
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かもさん朝のお食事中。
この先の木道も整備が進んでいました。
ここらへん川になってますが、昔の大正池はこのあたりではないかと。
ここらへん川になってますが、昔の大正池はこのあたりではないかと。
透き通るような佇まいの田代池。
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透き通るような佇まいの田代池。
さるおかぜのたなびく森を進みます。
さるおかぜのたなびく森を進みます。
梓川に出ました。ケショウヤナギが目に鮮やか。
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梓川に出ました。ケショウヤナギが目に鮮やか。
雨のせいか森の香りを強く感じます。
雨のせいか森の香りを強く感じます。
ちらっと明神が見えました。
ちらっと明神が見えました。
神社でお参りして明神池(二の池)を巡る。
参拝料\300
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神社でお参りして明神池(二の池)を巡る。
参拝料\300
一の池。ため息が出るホと美しいです。
2
一の池。ため息が出るホと美しいです。
嘉門次小屋で有名なヤマメをいただきました。\1,000
中の囲炉裏で30分かけてじっくり焼いてくれます。小ぶりだけどめっちゃうま。頭の先から尻尾まで完食!
3
嘉門次小屋で有名なヤマメをいただきました。\1,000
中の囲炉裏で30分かけてじっくり焼いてくれます。小ぶりだけどめっちゃうま。頭の先から尻尾まで完食!
陽が射してきました。ゆっくり徳本峠へ向かいます。
陽が射してきました。ゆっくり徳本峠へ向かいます。
サンカヨウの実がたくさんなっていました。
サンカヨウの実がたくさんなっていました。
登山道にたくさん落ちていた落し文。
踏まれるとかわいそうなので、30個ぐらい森に返してあげたけど。疲れちゃった。
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登山道にたくさん落ちていた落し文。
踏まれるとかわいそうなので、30個ぐらい森に返してあげたけど。疲れちゃった。
徳本峠小屋に到着。トイレも最近、立て直したみたいで、とても綺麗でした。
小屋は一番乗りだったけど、すぐに島々谷の方から何名か上がってきました。遠い道のりお疲れ様です。
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徳本峠小屋に到着。トイレも最近、立て直したみたいで、とても綺麗でした。
小屋は一番乗りだったけど、すぐに島々谷の方から何名か上がってきました。遠い道のりお疲れ様です。
虫と戦いながら設営完了。快適なテン場です。
この日はほかに1組みいらっしゃいました。
雨の音を聞きながら爆睡!
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虫と戦いながら設営完了。快適なテン場です。
この日はほかに1組みいらっしゃいました。
雨の音を聞きながら爆睡!
翌朝もやっぱり雨。ジャンクションピークは展望ゼロでした。
雨なのにザックカバー忘れ。痛恨!
翌朝もやっぱり雨。ジャンクションピークは展望ゼロでした。
雨なのにザックカバー忘れ。痛恨!
雨でしっとりいい感じの森。泥濘がすごいです。
くるぶしまでズボッと。
雨でしっとりいい感じの森。泥濘がすごいです。
くるぶしまでズボッと。
小湿地はただの水たまりでした。
溺れている蝶やカゲロウがいたので、計7匹、助けてあげました。
小湿地はただの水たまりでした。
溺れている蝶やカゲロウがいたので、計7匹、助けてあげました。
ほんとアップダウン多すぎ。
今日は訓練と諦める。
行きよりも帰りの登り返しが堪えました。
ほんとアップダウン多すぎ。
今日は訓練と諦める。
行きよりも帰りの登り返しが堪えました。
雨に透き通った花。ガラス細工みたい。
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雨に透き通った花。ガラス細工みたい。
緑が生き生き。虫も生き生き。
緑が生き生き。虫も生き生き。
キヌガサソウの群生地。見つめられているみたい。
キヌガサソウの群生地。見つめられているみたい。
と、思ったらいきなり雲の上に出ました。
うっそ。キツネに騙されたって感じ。
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と、思ったらいきなり雲の上に出ました。
うっそ。キツネに騙されたって感じ。
K1ピーク
やっと北アルプスにキタ━(゜∀゜)━!
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K1ピーク
やっと北アルプスにキタ━(゜∀゜)━!
上高地の方は雲がありません。昨日とおった温泉ホテルが見えています。
2
上高地の方は雲がありません。昨日とおった温泉ホテルが見えています。
K1から見上げるK2。蒼空。
3
K1から見上げるK2。蒼空。
シャクナゲも最盛期。
シャクナゲも最盛期。
K2からやっととらえた霞沢岳。
思ったより優美な曲線でした。
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K2からやっととらえた霞沢岳。
思ったより優美な曲線でした。
焼岳がすぐ近く。
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焼岳がすぐ近く。
ハクサンイチゲの群生。
ハクサンイチゲの群生。
シナノキンバイの群生。
シナノキンバイの群生。
ナナカマドとハイマツと青空が北アルプスだ〜
ナナカマドとハイマツと青空が北アルプスだ〜
(*^^*)山頂!
思わず、標識に抱きついてしまった。
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(*^^*)山頂!
思わず、標識に抱きついてしまった。
三角点げっと。
穂高が目の前に。
3
穂高が目の前に。
奥穂から西穂への稜線。
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奥穂から西穂への稜線。
登ってきた道。
信州川は雲の中。
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信州川は雲の中。
岳沢アップ。小屋か見えます。
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岳沢アップ。小屋か見えます。
前穂から切れ落ちる稜線が迫力あるわ。
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前穂から切れ落ちる稜線が迫力あるわ。
振り返って霞沢岳。ばいばい。
振り返って霞沢岳。ばいばい。
北アルプスな感じの道をもどります。
北アルプスな感じの道をもどります。
帰り道は再び雲の中に突入。お花を撮りながら。
この日はあとから5名の登ってこられました。
帰り道は再び雲の中に突入。お花を撮りながら。
この日はあとから5名の登ってこられました。
帰りのジャンクションピーク。
いつの間にか信州側も晴れて。
帰りのジャンクションピーク。
いつの間にか信州側も晴れて。
行きは見えなかった景色。
徳本峠までもどってテント撤収。
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行きは見えなかった景色。
徳本峠までもどってテント撤収。
明神様がお見えでした。
安全登山、ありがとうございました。
明神様がお見えでした。
安全登山、ありがとうございました。
かっぱ橋から眺める穂高連峰。また来ます。
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かっぱ橋から眺める穂高連峰。また来ます。

装備

個人装備
テント装備一式

感想

連休は好天が望めないことからロング縦走はやめて、晴れのスポットねらい。
常念山脈をつなぐ道は、蝶が岳から南が未踏です。
今回は観光プラスゆっくりテント泊で、最南端の霞沢岳へ、上高地からピストンしてきました。
予報通りの雨もしっとりとした森の散策には相応しく。盛りのお花畑とさまざまな虫たちの飛び交う楽園に、とても素敵な山歩きができました。

いつもは通り過ぎてしまう上高地は、観光で初めて来た時から虜になった場所です。
今回は改めて、観光スポットをめぐりました。
せきとめられてボートの浮かんだ大正池も、その雰囲気と青い水は昔のまま。帝国ホテルの傘を持った中高年の方々が、思い思いのペースで朝の散歩を楽しんでいます。
田代池から、母と泊まったことのある温泉ホテルを過ぎてかっぱ橋まで。雨でも心地よいハイキングルートです。そして明神では透き通った神秘的な池を堪能し、嘉門次小屋で岩魚の塩焼きをいただきました。自然の恵みに感謝です。
そして今日初めての登山道へ。最初は広い林道をゆるやかに進み、大きな沢にかかる橋を渡ると、だんだん急登になります。昨日からの雨で増水した2つの沢を渡渉し、つづれ織りの道を上り詰めると峠に出ます。
サンカヨウの実が至るところになっていて、なにかの虫のゆりかごのようなオトシブミがたくさん落ちていました。
徳本峠の小屋はもう15年ほど前に一泊して、残雪の中を島々谷を下った思い出があります。まだ岩魚留小屋があった頃です。小さな佇まいがとてもいい感じ。小屋の方も親切でした。テン場は整備されており、雨でしたが水はけも良く快適でした。
気温もそれほど下がらず、雨の音を聞きながら山にいる幸せを感じます。

二日目は霞沢岳ピストンからの下山。明るくなった4:30頃スタート。やはり雨です。
今回は痛恨のザックカバー忘れ。65センチの透明なジャンプ傘で歩いてきましたが、邪魔になるので置いていきます。
うっすらと霧に包まれた森は美しくもあるのですが、北アルプスに来たという実感はゼロ。ジャンクションピークも視界ゼロ。雨と泥濘の道にテンション上がらず、晴れ乞いの歌を歌いながら、今回は修行とあきらめ。ときどき広がるお花畑に足を止め、蒸し暑いアップダウンを繰り返すこと数時間。
突然、視界が開けK1に到着。今までの霧はどこへ?上から見ると信州側が厚い雲に覆われています。K1からは真下に六百山、奥穂〜吊り尾根〜前穂、西穂へのギザギザな稜線、笠ヶ岳、焼岳がすっかり見えています。はるか下には昨日、湖畔を歩いた梓川が。絶景を見ながらとっておきのアップルパイ。
これから目指すK2を捉えながら、シャクナゲの道を下ります。そしてK2から初めて見えた霞沢岳。
もう少し荒々しい山というイメージだったけど、とても優美な稜線です。
シナノキンバイやハクサンイチゲ、ハクサンフウロが咲き乱れるお花畑を超えると、さくっと山頂へ。感動。会いたかったよ〜。ほんと来てよかった。
流れる雲に刻々と姿を変えてゆく絶景を独り占めにして、しばらく山頂で過ごしましました。
名残を惜しんで標識と握手して。帰り道は何度も振り返る。K1から下るとまたすぐに雲の中へ。しばらく下った頃に4人の方が、登ってこられました。小屋をゆっくり出て、もう一泊するらしいです。テンション下がり気味の様子だった、上はすごいですよ!と一言。
でも帰りはだんだんと疲れモード。アップダウンしてきた分の登り返しがほんときつい。数を数えたり、歌を歌ったり。そのうち信州側も晴れてきて、やっとたどり着いたジャンクションピークでは朝には見えなかった景色が広がっていました。
徳本峠小屋でテントを撤収。この日は既に4張りほど設置してあり、みなさん早めに到着して山の時間を楽しんでいらっしゃいました。
青空にそびえる明神に、今回も無事歩いてこれたことを感謝して。
またいつか、蝶ヶ岳から徳本峠までの道をつなげたいと思います。

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