宮之浦岳(淀川登山口 リベンジ冬の洋上アルプス)
- GPS
- 08:30
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 891m
- 下り
- 891m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
登山口へのアクセスはよく多くの人が安房からトライする 弁当屋、登山ショップもあり便利 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪の状態が心配だったが 淀川小屋を過ぎたあたりから少しずつ積雪 頂上付近では30cm位の雪が積もっていた アイゼンは使用しなかったがスパイクつきの滑り止めを装着 使用後はスパイクが何個か飛んでしまって使えなくなってしまった(涙) |
写真
感想
今年も懲りずに屋久島に挑戦
シーズンオフの静かな大自然探索の旅
去年(2009年)12月に初めて屋久島に行った
ウイルソン株、縄文杉への登山
もののけの森の白谷雲水峡
大満足の旅行だったがただ一つ心残りは
洋上アルプスの頂点である宮之浦岳にだけ登ることができなかった
今回はそのリベンジってことで
ほぼ宮之浦岳に登る為だけに急遽、屋久島行きを決めた
去年の経験もあるので何事もスムーズ
前日は午後着の飛行機で到着
空港からレンタカーで去年行かなかったヤクスギランドへ
50分のいにしえの森コースで足慣らし
千年杉や仏陀杉がすごかった
今回の宿は安房のグリーンホテル
登山口へのアクセスは抜群で安房港の近くにはスーパーもあり非常に便利
登山のショップや弁当屋もあり山登りがメインでの屋久島のベース地には
とても良いと思う
登山の日程は日帰りで明日の早朝発
入山届をホテルで代行して提出してくれた
いよいよ出発の朝
5時にホテルの駐車場に出るとまだ真っ暗
日の出は7時を過ぎるらしい
なによりすごかったのが星空が半端なくきれい
ほんとにびっくりするほど素晴らしかった
流れ星なんかも見れちゃって
「今日の登山が無事に登頂できますように」
なんて願ったりして
テンションはガンガンに上がりまくり
登山口に到着
さっきまでの星空が嘘のように雲に覆われ
小雨が降ってきた、テンションガタ落ち
本日の天気予報は曇りのち雨
なるべく午前中に頂上まで行きたい
駐車場にはなぜか1台も車がなかった
私よりちょっとだけ早く来ていた1組が入山していくところだった
準備を済ましていよいよ登山開始
ところがちょっと様子がおかしい
入口にロープが張られていて橋の修理の為14日まで通行止めと書かれている!
せっかくここまで来たのにこりゃまいった
でもさっきのグループも入って行ったしーなんとかなるでしょうと
ロープをまたいで勢いで入山
だめならばまた挑戦すればいいさと自分を慰めガンガン行くぜ
暗くてあまりよくわからないが立派なヤクスギがバンバンある
これじゃありがたみがあまりなくなりそうだ
淀川小屋にたどりつくと
工事はもう終わっていて橋は無事にわたれた
やっと明るくなってきた雨もやんでヘッドライトを外す
ここから花之江河までは結構な急登だった
途中から雪が現れた思ったよりも早かったので
頂上付近ではどのくらいの積雪なのか心配になった
花之江河は完全に凍りついていた
黒味岳分かれを過ぎるころには完全に雪に覆われてきたので
スパイクを装着
登山道にはヤクシカの足跡とフンが散乱していた
途中、ロープのかかった岩場などを越えて
投石平に到着
手袋はびしょ濡れ、かなり寒い
標高差はあまりないが工程が長い
あまり得意とするタイプの山じゃない
くじけそうになった
どんどん雪が深くなってゆくが
とにかく頂上をめざした
初めてほかの登山者とすれ違った
頂上はもうすぐだと聞いて
再び元気を取り戻す
ついに頂上にたどり着いた
2年越の念願がかなった
だいぶガスがかかってしまって景色を満喫する事は出来なかったが
九州の最高峰に立った感動だけで十分だ
ゆっくりしたいがとにかく寒い
記念撮影を済ませて山頂を後にした
午後は天気が悪くなるとの予報だったので
急いで下山したのだがどうやら回復傾向
その後雨が降ることもなくむしろ晴れて暖かくなってきた
無事登山口にたどり着いた
屋久島は本当に不思議な世界である
安房港周辺はかなり南国ムードなのに
宮之浦岳山頂は極寒
垂直分布の自然は日本のすべての気候が存在する
人がたくさんで大変だろうがトップシーズンにもう一度
この島を訪れてみたい
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