白山(砂防新道〜展望歩道〜御前峰・大汝峰〜観光新道)〜ドキドキナイトハイク〜


- GPS
- 10:14
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,790m
- 下り
- 1,791m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 10:14
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■全体的によく整備された登山道。 ■ただし、観光新道の別当坂分岐からの下りはかなり急。石段や丸太の階段も整備されているが滑りやすい。慎重に! |
その他周辺情報 | ■白山展望の湯、大人650円。 |
写真
感想
山行きの予定がなかなかとれない今夏。
この日は有給がとれて、しかも晴れ予想。
よし、山だ。
しかも、前夜仕事帰りの空は明るい月夜。
密かに温めていた、「ソロナイトハイク&アルプス展望台でのご来光」作戦を実行することにした。
仕事から帰り、嫁さんの作ったカレーライスをおかわりして早々に仮眠。
午前零時頃に起きて自宅を出た。
平日でマイカー規制はなく別当出合まで車で上がる。
ソロ山行は慣れてきたが、登山口からのソロ・ナイト山行はしたことがない。
誰もいない別当。はっきり言って相当怖い。
意を決して熊鈴を鳴らしてヘッデンスタート。
影ができるくらいの月明かりに勇気付けられる。
しばらく歩くと体も温まり、慣れた登山道だし、森に守られてるような不思議な感じがして緊張が少し和らいだ。
ついつい早足になるので汗が出て、中飯場で1枚脱いで半袖になったが、甚之助避難小屋で半袖だと少し寒い風だったのでまた長袖を着て、ついでにバナナを食べた。
甚之助避難小屋テラスからの眺めは幻想的で、写真はコンデジなのでイマイチたが、肉眼レフでは月明かりの雲海に浮かぶ赤兎山と大長山が大袈裟に言うと映画のスクリーンのようだった。
休憩してると足音が消え、静寂の中、風の音やザワザワと枝葉のこすれる音で怖さがぶり返して来たので、そそくさと出発。
南竜につく頃にはブルーアワーになってきて、目を凝らすとたくさんのニッコウキスゲも確認できた。
南竜山荘では出発準備をしていると覚しきハイカーのヘッデンの光がいくつか見えた。
展望歩道に入ってからはほの暗いがヘッデンは不要となり、誰にも合わない朝の空気を満喫した。
木道を過ぎて樹林帯になると急激に夜が明けてきたが、ここでご来光を見逃したら今日の意味がない。アルプス展望台までは眺望が効かないので、この後引き返してもいい覚悟で必死に歩を進め汗だくになり息を切らしながらなんとか間に合った。
アルプス展望台でようやく数人の登山者に出会い、一緒にご来光を迎えた。
御前峰からの「バンザイ!」の声が届いてきた。向こうは混んでそう。
今日は静かなご来光を堪能できた。
ここまでで今回の目標は達成したことになる。
あとは咲き乱れる花にカメラを向けながらのんびり歩き。
平日なので人は少なめだが、室堂〜御前峰までは「こんにちは」の数も増える。
せっかくなので御前峰から先に進むとまた人は減り、一人二人と出会ったのみで大汝峰登頂。
大汝峰から見る翠ケ池・御前峰・剣ヶ峰のショットはやはり印象的だ。
またせっかくなのでと大汝峰の北側に足を向ける。当然誰もいない。
ここから先、広い平原とその先の四塚山・七倉山の眺めは今のところ白山の中で一番好きな眺めかもしれない。
七倉山と室堂との分岐で腰を下ろして景色を見ながらゆっくり休憩。
室堂に戻ると観光新道から知人が登ってきて、聞くと観光新道もたくさんの花とのこと。
期待を膨らませつつカップ麺で腹を満たし、予定通り花を愛でながらの観光新道の下山となった。
終わってみれば距離20km超、累積標高差2000メートルと自分の中では長い山行。
先般来苦しめられた膝痛も出ず、余力を残して無事下山。
ナイトハイク、ご来光、花・花・花・・・思い出深い山行となった。
コメント
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yamachan、おはようございます。
こりゃ珍しい、ナイトハイクですか。
しかもすべて当たりを引き当てたような幸運の数々。
僕も昨日白山登ってきたばかりなのに、また登りたくなりましたよ。
アルプス展望台のお日の出とは、マニアックですね。
南竜山荘でもこのルートとお日の出のセットはお薦めになってたと思います。
平日はこのプライベート感がたまりませんね。
sanchan、久々の白山はめちゃくちゃ微笑んでくれましたよ。
今回アルプス展望台で一緒になった方たちは恐らく皆さん南竜泊だったのではと思われます。
が、やはり登山口から歩いてきてのご来光は感慨ひとしおでしたね。
歩いてる時は「久々だし」とか「膝が心配だし」とか思って引き返したけど、終わってみたらゲンキンなもので、「時間もあったし、お花松原か七倉の辻あたりまで足を延ばせばよかった」などとつい思ってしまいましたね(^_^;)
お疲れさまでした!
ソロ&ロングで良い山行になりましたねー
読んでいて清々しくなりました
未明の出発は覚悟がかなりいるので、私はなかなか実行に移せません。
慣れなのかなぁ?でもその日の出
未明であれなんであれ二人いればなんでもないのに、ソロというだけでホントに怖くてしょうがないですね。
今回も、慣れた砂防新道で、しかも月明かりがあったので実行できました。
新月の夜など漆黒の闇だったら歩けてたかどうか怪しいです(¯―¯٥)
眠るためにあるんよ、お化けも出るし。
ご来光にはさほど興味のない自分でも、yamaチャンの写真を見るとナイトウォークも悪くないですね。でも、慣れたところじゃないとやっぱ怖いデス、お化けが(笑)
お化け。
実は僕も大ッ嫌いなんですよね〜。
今回歩いてても夜が明けてくるまでは怖くて後ろを振り返れないのです(-_-;)
あと、別当のビジターセンターとか中飯場のトイレとか甚之助避難小屋とか真夜中の無人の建物も結構な雰囲気ですよね〜(ーー;)
こんばんは
いいなぁ〜 すごいなぁ〜 です。
もっぱらビビリな私。
ナイトでソロなんて・・・ゾクゾクです。
山はオバケも多いし獣も心配。
ヨシ! 地元の低山で特訓だぁ〜! ・・・僕には無理だろうなぁ。
やっぱ怖いです。
僕もビビりなので、別当出合の吊り橋を渡るときなんざ、まるであの世への橋を渡るかのようで勝手に盛り上がって鳥肌もんでした(^_^;)
怖かった分だけ、その後の夜明けの感動倍増で、喉元過ぎればなんとやら、またナイトハイクしてみたいなと思ってしまってる自分が怖いです(-.-;)
やまちゃん、まいど。
最近、ご一緒できていないのが残念です。
ナイトハイクは、ボクもしばらくやってません。ソロでナイトは恐いでしょうね。しかし、時間を有効に使いたいのなら、確かにナイトハイクは効果的です。この季節は、週末が玉入れなどの付き合いで押さえられてしまうのは、立場上、いかんともし難いでしょう。心中、察します。
いろんなものを吹っ切れる山登り。ボク自身も、仕事の活力源にしています。エネルギーを、いつも山からもらっています。
クマ
くまさん、おはようございます。
講師業をこなしたかと思えば、熊に変身したり、海を渡ったりとますますパワー全開ですね(^.^)
最近はご無沙汰ですが、またご一緒できればと思います。ホンモノの熊は勘弁ですが(^o^;)
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