皇海山
- GPS
- 02:53
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 671m
- 下り
- 780m
コースタイム
天候 | 曇り+ガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
でも、やっぱり悪路の林道はさすがに心が折れるのでこれから考えてる方はよく調べてから行ってください。 国道120号線(吹割の滝付近)から登山口まで距離22kmの林道 |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線のコル(不動沢のコル)へ行く分岐を間違え、本線の樹林帯のザレ場を通らずに沢を直登し、稜線のコルに着いてしまいました。 分岐自体は分かりやすいと思います。 |
その他周辺情報 | 温泉は豪華に悠湯里庵(ゆとりあん)の日帰りに行きました。 1000円しますが、HPから得られる100円の割引券や他サイト(旅こころ)登録したら半額券が得られるとか…。 温泉、施設はかなりおすすめです。 |
写真
感想
皇海山といえば車が無いと行けない山だが、今年ついに購入してしまったので選択の範囲になってしまった。
それから皇海山に登るなら?
を、ずっと考えていた。
晴れ?→もったいない。尾瀬にでも行く。
曇り?→もったいない。尾瀬にでもいく。
雨?→林道がやばい。
いつだ!?いつ行くんだ!?
その答えが、雨のち曇の一点張りです。
海の日を含む3連休を登山に当てました。
その1日目…7/16当日、AM5:00に吹割の滝周辺で雨に打たれていた。
内心喜びつつも今日登らなかったら次いつこの重たい腰を上げるのだろうと思いながら天気予報や天気図を読んでいた。
うーん。晴れそうだが?何故天気は雨なんだ?
5:30になり覚悟を決める。よし行こうと。
雨はピチャピチャ降っていたのが霧雨風に切り替わっていた。
噂の林道。
もう最悪。帰りたい。
道ガタガタ。落石注意の看板が不安を煽る。
鉄塔以降の道はALL林道。
時速は15km/h以上出せないし、扇風機にAHHHHと言うと勝手にビブラートが起こるようなガタガタ林道。
新車なんですけど…。新車なんですけど!!と嘆きながら。
もう、、心が折れすぎてそれを修復する涙も枯れます。
皇海橋登山口6:50着
登山届記入帳があるトイレ小屋で登山の意思を記し、橋の先の駐車場へ停める。
車は1台。記入帳には6:30に出発した2人組の記載があった。
熊が怖いから助かるけどすぐに抜かせば餌食かな(´へ`;
皇海山の登り口標高1350m。皇海山山頂が2143m。
標高差は800mで距離が3.2km。
簡単なのは明白なのだけど、気分がぜーんぜん乗らないのよね。
7:00に登山開始。
最初にケルン…。これが見どころの最初で最後な場所。
わびさびって言葉のさびしかない山。
花もない。景色もない。
沢の水が豊富で、登山道は沢道を登るコースだった。
もちろん本流の合流沢ではなくこれから合流する小さな沢なのでガレ道に気を付ければなんてことない道のりです。
7:40頃、右手の方から猿の声が鳴り響いた。
距離にして20m先。
写真は撮れないが肉眼で確認できる。
しかしギャーギャーうるさい。縄張りを主張しているのだろう。
あれ?前方登山道に人影というか人だ。2人。もう出会ってしまった。
すぐに追いつき、話をする。
うんうん、やっぱり林道の話しちゃいます。
神奈川からきたみたい。
次の日はどこの山に?と聞いたら、登らないで日光散策すると回答だった。
でもなんで皇海山だったのだろう?と動機を聞いてみたかったが2人組のお邪魔になるのもと冒頭から思っていたので足早に山頂でまた逢いましょうと告げてお別れした。
7:50頃、道間違えに気付く。
ビルで例えると3階から1階を見たとき下に分岐があるのも気付けた。
けれど、ザレた平べったい石で滑る枯れた沢を登ってきていたため、下ると滑り台のように滑りそうだというのもわかった。
3階から7階にある不動沢のコルまでは藪漕ぎが待っている。
ちなみに7階部分には鬱蒼とした森の先に稜線の明かりが見えていた。
さあどちらか。
直登を選ぶ。光の挿す方へ行こう。
そして名物の藪漕ぎを開始する。
すげえええ、クモの巣。
朝降った雨露の藪。
滑りやすい急斜面。
間違いだろこれっ!
藪漕ぎ序盤ですでに全身びちゃびちゃになり、戦意喪失。
5階辺りから稜線の光差す方へ歩くと斜度が和らいだ。
あとはなだらかな藪漕ぎを経てAM8:00不動沢のコル(稜線のコル)に着いた。
するとすぐ目に入る看板がある
「単独行動は絶対にしないさせない!自分の能力と引き返す勇気!」
(´д`)反省。
なんか嫌な予感しかしない。
熊に細心の注意を払うため、気持ちを切り替えた方がいい。
この藪漕ぎの反省は心の引き出しにしまい気を引き締めることにした。
皇海山に向かう。鋸山に行こうとも思ったけどやる気も無いし天気も悪い。多分日にちを変え晴れた日に登ったとしても行かないであろう。
百名山やっつけ登山とはこのことだ。なんの魅力も見いだせない。
ボヤキながら山頂を目指しても森林限界の希望は消えた。森だらけ。
今日は何しに来たんだっけ?と肩を落としながら歩いていたら倒木が岩にもたれかかれたトラロープ場所(簡単)で倒木に頭ぶつけて悶絶。
もうネガティブ思考はろくなことが無い。
せっかく登山しに来たのにずたぼろだ。
8:30皇海山山頂
あーー。ついに森林限界超えずっ!
なんて山だ。
苦行ピクニックかっ。
晴れない空はガスに覆われていた。
皇海山に来たものの得られるのは森林浴のマイナスイオンくらい。
いい湿布買って張ったけど効果がいまいちな効用という表現だろうか。
人気のない山なのでセルフで写真を撮るも、はーい笑って〜。とかそんな気分にはなれませんでした。
唯一今回やりたかったことは、皇海山でたいやきを浮かべたかったこと。
ただそれだけ。そんなボケしか思いつかないけど、それが唯一の救い。笑みが生まれました。
さー帰ろ。
8:55下山開始。
すぐ下ったところで2人組に出会う(^^;もうすぐですよーと言い残し下山する。
だんだんと晴れてきた感じがするころに不動沢のコルから本線を下る。
ザレ場でやや急登/急斜であった。
気を抜くと踏ん張りが利かずゴロンゴロン転がって行きそうだったので草木に掴まりながら降りる。
なんだこんな道だったのか。(簡単じゃないか→藪漕ぎとの比較)
ここからはもう楽々下る。
すると猿に出会った場所らへんで女性2名に出会う。
もう下りですかー。早いですね。
もしかして軽で来た人ですか?と問われたのではいと言ったら、
私たち軽しか持ってなくてわざわざ軽トラレンタルしてきたんですよ。
軽トラ!?たしかにパワフルだけどそこまでして皇海山に!?
軽だと大変だと聞いていた最中、軽を見てすごいと思ったらしい。
とりあえず、4WDの軽だということとターボ付だと言ったら納得してくれた。
あとは地元がどこかとか登り時間とかを話してお気を付けて〜と会話して足早に下山した。
そのあと、熊鈴に反応した鹿が鳴き颯爽と親鹿が登って行った、おやおや鹿だねと一目見たさに確認したら逃げ遅れた小鹿が親鹿を追いかけていた。
きっと沢の水を飲みに来たんだね。お邪魔しました。
これから登ってくる人も1名、3名、2名いました。
不完全燃焼ながら10:00にゴールしました。
記念にすかいばし撮ったらあれれ?
にょろ長いヘビがいました。
とりあえず熊に逢わなくてよかったわ。
帰り道も最悪でした。
もう来ません!
2日目は沼田が晴れるだろうと読み解き武尊山を目指す。
ヘビ(^^;; 長い。。。
近寄るなよぉー 急に方向転換してきて噛まれたらどうするん?人気の少ない山で(;´Д`A
皇海山に登る時は鯛焼きね☆
メモメモw
何より無事帰ってよかった〜 単独行の時は特に藪漕ぎなど気をつけるべし^_^;
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