富士山【吉田口〜ご来光・天の川・夜景・影富士etc】

2016年07月29日(金) 〜 2016年07月30日(土)

• GPS: 20:54
• 距離: 25.6km
• 登り: 2,952m
• 下り: 2,948m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:42

11:27 富士スバルライン五合目
11:54 11:55 泉が滝
12:20 12:28 吉田口六合目・富士山安全指導センター
14:59 15:09 吉田口七合目
15:40 16:12 吉田口八合
17:35 17:46 須走口登山道 八合目
18:09 須走口・吉田口登山道 本八合目

2日目

• 山行: 5:15
• 休憩: 2:06
• 合計: 7:21

1:01 須走口・吉田口登山道 本八合目
1:23 1:45 須走口・吉田口登山道 八合五勺
2:09 2:49 須走口・吉田口登山道 九合目
3:36 3:36 成就岳
3:43 3:44 伊豆岳
3:51 3:53 朝日岳
4:02 4:02 御殿場口頂上
4:03 4:05 駒ヶ岳
4:14 4:15 三島岳
4:27 4:54 富士山
5:00 5:07 西安河原
5:16 5:16 雷岩
5:23 5:24 金明水
5:30 5:37 久須志岳
6:13 6:27 成就岳
6:54 6:54 須走口・吉田口登山道 八合五勺
7:02 7:03 須走口登山道 八合目
7:35 7:36 獅子岩
7:53 7:53 吉田口六合目・富士山安全指導センター
8:03 8:03 泉が滝
8:22 富士スバルライン五合目(河口湖口)

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

●往路
新宿駅西口 新宿センタービル南側 バス乗車（7:30集合、8:20出発）
⇒スバルライン五合目へ
●復路
スバルライン五合目 バス乗車（12:00出発）
⇒温泉施設「天水」へ
⇒新宿駅へ

コース状況／危険箇所等

日本一の富士山。危険個所はありません。

その他周辺情報

スバルライン五合目で飲食可能。
麓に下りれば温泉施設も多数あります。

写真

7/29 6:32

有給をとった金曜日。前日に関東地方も梅雨明けしました。ザ・快晴！

7/29 7:24

新宿駅西口に7:30集合。蛍光色のベストを着たサンシャインツアーの人に名前を言って受付を済ませます。

7/29 8:19

バスは8:00出発予定だったけど8:20頃に出発。前回も20分くらい遅れた記憶が…。

7/29 9:24

途中、談合坂サービスエリアで休憩。

7/29 10:48

スバルライン五合目に到着！ スバルラインを走っている時からガスに包まれていたのですが、五合目もご覧の様子。

7/29 10:49

富士山の上のほうも見えません…。

7/29 10:57

ここで50分の休憩時間があるので五合目レストハウスでお昼ご飯。ご来光カレー。確認したら去年も同じの食べてた。添乗員さんには「昼ごはんは軽食に留めておいて」と言われたけど自分はガッツリ食べます。

7/29 11:18

お馬さん。

7/29 11:46

11:40頃に出発。総勢40名くらいの大所帯です。最初は緩やかに下っていく。

7/29 11:57

10分ちょいで泉ヶ滝に到着。ここから本格登山道になります。

7/29 12:06

土日は混むと思って金曜に休みをとって参加したのだけど、思ったより混んでた。土日よりはマシだろうけど金土で登る人もけっこう多いのね。

7/29 12:20

落石防止のトンネルを通って

7/29 12:25

六合目に到着。相変わらずガスで展望はなし。

7/29 12:36

と思ったら雲がとれてきました。前回は下界の様子が全然見れなかったから嬉しい。

7/29 12:39

ツアーなので休憩は多め。要所要所でガイドさんが登り方のアドバイスや富士山の見どころや逸話を聞かせてくれます。

7/29 13:11

まだ雲は多いけど、去年もある標高を越えたら一気に晴れたし、今年もそんな感じなのかなと思ってた。

7/29 13:13

向かう先がずっと見えてるから「もう少しだがんばろ」ともなるし「まだあんなに遠いの…」と心が折れたりもする。

7/29 13:32

どんどん晴れてきた。いい調子。

7/29 13:37

初めての岩場。

7/29 13:39

花小屋に到着。

7/29 13:40

しばらく岩場ゾーンが続きます。そんなに険しくはない。

7/29 13:44

日の出館に到着。

7/29 13:46

さっきまで見えてた下界がまた見えなくなる。めまぐるしく天気が変わるのは前回と同じ。

7/29 13:51

トモエ館に到着。

7/29 13:53

ここはクリームパンが名物。有名なパン屋さんが下界で作ったものをここまで運んでいるのだとか。

7/29 14:01

また晴れてきたあああ！ 空がきれい。

7/29 14:05

ここらへんからずっと青空だった気がする。

7/29 14:15

鎌岩館に到着。

7/29 14:16

ザ・快晴！ ジリジリと肌を焼かれます。

7/29 14:21

富士一館に到着。

7/29 14:30

雲が眼下に広がる。雲の下には雲の影が。コントラストが美しい。

7/29 14:32

この青空ね…素敵。

7/29 14:35

向かう先に鳥居が見える。

7/29 14:42

同じような写真ばっかであれだけど、何枚も撮りたくなってしまうので。

7/29 14:48

鳥居荘に到着。

7/29 14:49

大所帯だけど思いのほかスムーズに進んでいた印象。

7/29 15:00

東洋館に到着。

7/29 15:26

岩場の急登。たしかここで同じグループの1人が脱落。

7/29 15:32

亀岩。前回来た時は見た記憶がないのだけど…。

7/29 15:43

もう雲は自分より下にしかない。

7/29 15:50

太子館に到着。聖徳太子がここで休んだことが名前の由来。あおいちゃんがグロッキーになって泊まったのもこの山小屋。

7/29 15:57

まだ先は長いけど、体力的には余裕のよっちゃん。

7/29 16:08

蓬莱館に到着。

7/29 16:11

人と一緒に撮ると非日常感が増します。富士山に来てるんだなーと実感する。

7/29 16:17

蓬莱亀岩 八大龍神の石碑。「蓬莱」は富士山のこと。富士山の山小屋は雨水を利用するので、龍神様に雨が降るようにお祈りするそうな。

7/29 16:56

白雲荘に到着。

7/29 16:56

人が米粒のようだ！ こうやって見るとすごい登ってきたのがわかる。

7/29 16:57

今日泊まるお宿はまだもう少し上。

7/29 17:13

ツアーで登ってるから撮りたいタイミングで写真を撮れないのはつらいところ。前の人が立ち止った隙にパパっと撮る感じ。

7/29 17:20

元祖室に到着。

7/29 17:23

ここでこんなのを買えます。頂上で刻印を押してもらうもの。お値段300円なり。

7/29 17:29

ここで道を外れてブルドーザー用の道に入ります。

7/29 17:31

影富士、影富士じゃないですか！ 初めて見た…。

7/29 17:42

帰りに通る下山道を確認するって意味も込めてこちらの道に来たみたいです。ガイドさんによってはこういう計らいもしてくれるのね。そしてたしかここらへんで一組のご夫婦がリタイア。

7/29 18:04

時間が経つにつれてどんどんでかくなる影富士。ただ雲がちょっといびつだったので影富士の形もちょっといびつに。

7/29 18:12

本日の宿泊場所、胸突江戸屋（上江戸屋）に到着！ 江戸屋はここの上江戸屋とちょっと下ったところにある下江戸屋のふたつあります。経営者は同じ人。下江戸屋は皇太子殿下が宿泊された山小屋で、富士山で一番ご来光がきれいに見える宿なのだとか。

7/29 18:29

寝るスペース。寝袋ひとつぶん、より狭かった気が…壁際を割り振られたのは幸運だった。

7/29 18:34

富士山で唯一外に出なくてもトイレにいける宿。ありがたい。

7/29 18:47

晩飯まで時間があるのでちょっと外に出てみます。雲海がきれい。

7/29 18:57

たまらんっすな〜。

7/29 18:59

晩飯はハンバーグカレー。昼も夜もカレー。量はちょっと少な目。明日の朝ご飯である弁当もここで渡されます。

7/29 19:33

寝るには早い、ってことで外に出てみると夜景が！ 実際はもうちょっと暗かったです。

7/29 19:35

星はまだほとんど見えない。0:50分出発と言われたので早めに寝ます。

7/30 0:23

0時過ぎ、ごそごそと起きだして準備開始。たぶん3時間くらいは寝れたかな…寝起きの調子は前回よりだいぶよい。

7/30 0:47

夜景、きれいすぎ。奥のほうの明るいところは東京とか横浜とかそこらへんらしい。前回はこんな景色見られなかったなぁ。

7/30 0:57

東京のほうをちょっとズームで…人が多いし時間もないしで手持ち撮影。

7/30 0:59

この町明かりは…どこの町？

7/30 1:04

人がいっぱい。ほんとは2時スタートでもいいくらいなのだけど、今日は人が多いから早めの出発にしたそうです。

7/30 1:13

月が出てきた！ きれいな三日月。

7/30 1:23

登れば登るほど夜景がきれいに見えてくる。

7/30 1:27

御来光館を素通り。ここは前回来た時宿泊しました。

7/30 1:30

だんだんと月が上に上がっていく。

7/30 1:44

はるか上までヘッドライトの列が続いている。今日は麓から富士山を見てもヘッドライトの明かりが見えるのでしょう。

7/30 2:14

7/30 2:15

7/30 2:31

ヘッドライトの列と星空。休憩中に急いで撮ったのだけど思いのほかちゃんと撮れてた…。

7/30 2:33

ヘッドライトの列と星空その2。天の川も見えたんだけど…方向違ったっけ。

7/30 3:11

山頂の鳥居だあああ！

7/30 3:16

吉田口山頂に到着！ はぁ…疲れた。

7/30 3:22

ここでもこっそり星空撮影。ヘッドライトの光がレンズに入らないようにするのが大変。

7/30 3:34

ここでこのまま下山する組とお鉢巡りする組に分かれます。このまま下山する人のほうが多いと思ったけど、下山する人は数人であとは全員お鉢組でした。みなさん元気ですね。

7/30 3:35

私もお鉢巡り行きます。前回は膝痛で行けなかったので。写真の明るくなってるところが剣ヶ峰。

7/30 3:41

夜景を眼下に眺めながらのナイトハイク。最高にいい眺め。

7/30 3:43

月もだいぶ上がってきて地平線が色づき始める。

7/30 3:48

手持ちでもそれなりに綺麗に撮れてる…フルサイズの恩恵か。くそ重いデジ一を持ってきた甲斐があったかな。

7/30 3:58

海ですよ海。伊豆半島と駿河湾らしい。

7/30 4:03

富士宮ルートの山頂。ここが剣ヶ峰に一番近い山頂だけど、吉田口の山頂からすぐだったな…剣ヶ峰行くためだけにこのルートは選ばなくてもいい気がした。

7/30 4:22

最後にして最大の難関。馬の背と呼ばれる急登を登れば剣ヶ峰です。ポイントは柵のすぐ横を歩くことと教えられました。真ん中歩くとズルズル滑ります。

7/30 4:31

空はもう白み始めている。

7/30 4:36

そしてそして、念願の剣ヶ峰に到着！ 正真正銘日本の最高峰。今私は日本にいる誰よりも高い場所にいるのだ。

7/30 4:35

剣ヶ峰は人でごった返しているので写真撮影も一苦労。

7/30 4:38

もうちょっとで日の出。

7/30 4:38

皆が同じ方向を見ています。

7/30 4:44

きたよ！

7/30 4:44

あたりがザワザワしだして浮足立つ。

7/30 4:46

上にはまだ月も見える。

7/30 4:47

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!

7/30 4:47

美しすぎ…。

7/30 4:47

日本の最高峰から眺めるご来光。

7/30 4:49

日の出なんてどこからでも見えるのにわざわざこんなところから眺める意味はあるのかと訊かれたら、意味はあるのだと答えたい。

7/30 4:53

日が少し登っただけで暖かさを感じる。太陽の力って偉大。

7/30 4:53

人も真っ赤に染まる。

7/30 4:56

あーほんと綺麗…心が浄化される。

7/30 5:05

そしてこの完璧な影富士。感動が追い付かない。

7/30 5:06

富士山の山体の真西面側にある大沢川の大規模な侵食谷である大沢崩れ。現在も浸食は進んでいて、そのうち富士山の火口とくっつくんだそう。

7/30 5:07

美しすぎじゃないですかねぇ。

7/30 5:08

剣ヶ峰と影富士、とガイドさん。駿河湾？も見える。

7/30 5:14

富士山は山頂まで来たらお鉢巡りをすべき。お鉢巡りはおまけみたいなもんだと思ってたけど認識を改めました。

7/30 5:33

太陽は上り、眼下には緑が広がる。

7/30 5:33

すげー景色だなー。

7/30 5:43

山小屋に入って弁当を食べます。味噌汁を頼みました。富士山価格と言っても600円はちと高く感じた…。

7/30 6:13

吉田口山頂の鳥居から1枚。絶景。絶景多すぎ。

7/30 6:21

7/30 6:21

横浜のランドマークタワーが見えるってことで撮った1枚。一番高いビルがそれかな？

7/30 6:22

日光の男体山も見えました。言われなきゃ気づかなかった。

7/30 6:31

下山道も眺めがいいのよね。

7/30 6:33

こんな景色眺めながらの下山です。空気カラカラなので砂埃すごかった…口と鼻を覆うものは必須です。

7/30 7:03

下江戸屋。ここで右に下りちゃうと須走口に下りちゃうので注意。

7/30 7:11

あとはもうジグザグした道をひらすら下りていく。ゆっくり下りるとかえって疲れるから走るように下りていきます。前にいる人はみんな追い越す勢いだった。

7/30 7:31

前回の下山時はガスに包まれていたのでこの景色は拝めなかった。

7/30 7:51

ジグザグ道が終わっても五合目まではまだ歩く。

7/30 7:55

六合目に到着。

7/30 8:06

泉ヶ滝まで戻ってきました。

7/30 8:09

最後の上り坂が地味にきつい。最後のひと踏ん張り。

7/30 8:19

スバルライン五合目まで戻ってきました。急いで下りてきたけどバスまで4時間近くあることに気付いて絶望する。ぼーっと座ってたら係員の人から「朝からいますよね？」って声かけられました…不審者じゃないですスミマセン。

おしまい！

撮影機器：

EOS 6D CANON

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 アルコールバーナー ライター 地図（地形図） ヘッドランプ タオル ストック ナイフ カメラ ソフトシェル

感想

umemawari

人生二度目の富士登山です。
去年初めて登って目的のご来光は無事拝めたので富士登山はもういいかなと思っていたけど、なぜかまた無償に登りたくなったので行ってきました。

前回と同じく、今回もサンシャインツアーの登山ツアーによる富士登山です。
ツアーの定員はは1週間くらい前には満員になるので天気予報を見ながら前日に予約、ということができません。
なのでいい天気の日に登れるかは賭けみたいなものなのだけど、この日に予約したのは大正解でした。

ガスに包まれたスバルラインをを通過している最中はどうなることかと思ったけど、登るにつれて天気はよくなり、雲海や夕焼け、日没による影富士、夜になれば眼下には夜景、見上げれば星空・天の川・流れ星、山頂からはご来光はもちろんアルプスや八ヶ岳、日光の山々に河口湖や本栖湖、伊豆半島と駿河湾、日の出による影富士などなど。
夏の富士登山で見られるものは全部見たんじゃないかっていうくらい絶景のオンパレードでした。

以前一度登ってるから高山病の心配はあまりしてなかったけど、天気だけが気がかりだった。
今年の梅雨明けは例年に比べて遅く、天気予報見ながらやきもきしたけど、めでたく決行日の前日に関東地方が梅雨明け。
「梅雨明け10日」といって梅雨明け直後は天気がよくなることが多いのだけど、今年は3日くらいしかいい天気は続かないみたい。
そういう意味でもこの日に登ったのは運が良かった。
下山後に聞いた話だと、この日の山頂の気温は6℃だったとか。風もほとんどなくて持って行った防寒着を使うこともなかった。

富士山には「一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉があります。
私はめでたく後者の馬鹿になってしまいました。
どうせ馬鹿なら3回4回と登って大馬鹿になりたいっす。