朳差岳・北股岳（小屋泊）

2016年08月08日(月) 〜 2016年08月11日(木)

• GPS: 61:09
• 距離: 35.6km
• 登り: 3,073m
• 下り: 3,086m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:41
• 休憩: 3:03
• 合計: 9:44

6:11 足の松尾根コース登山口
6:56 7:09 姫子ノ峰
7:54 7:56 英三ノ峰
8:14 8:30 ヒドノ峰
9:34 9:38 イチジ峰
10:17 10:21 西ノ峰
10:24 11:00 大石山の分岐
11:44 12:20 鉾立峰
12:57 12:59 �琢差小屋
13:03 13:31 �琢差岳
13:34 13:35 �琢差小屋
13:56 14:13 鉾立峰
14:52 15:09 大石山の分岐
15:18 15:18 大石山
15:47 15:54 頼母木小屋
15:55 宿泊地

2日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:34

7:04 宿泊地
11:38 梅花皮小屋

3日目

• 山行: 6:21
• 休憩: 0:40
• 合計: 7:01

7:10 梅花皮小屋
7:38 7:40 梅花皮岳
8:28 8:29 烏帽子岳
9:37 9:39 烏帽子岳
10:26 10:28 梅花皮岳
11:20 11:43 北股岳
12:38 12:43 門内岳
12:45 12:48 門内小屋
13:09 13:09 扇ノ地神
13:30 13:31 地神山
13:40 13:40 地神北峰
13:58 13:59 頼母木山
14:11 頼母木小屋

4日目

• 山行: 3:03
• 休憩: 0:33
• 合計: 3:36

6:45 頼母木小屋
7:08 7:09 大石山
7:26 7:31 大石山の分岐
7:34 7:37 西ノ峰
7:58 8:06 イチジ峰
8:32 8:32 ヒドノ峰
8:46 8:47 英三ノ峰
9:25 9:36 姫子ノ峰
10:17 10:21 足の松尾根コース登山口
10:21 ゴール地点

8/10の梅花皮小屋〜烏帽子岳の先までの往復のGPSログがなぜか消えていたので、そこだけグラフには反映されていません

天候

8/8(月)　晴れ、稜線でガス、のち雨
8/9(火)　強い雨と風
8/10(水)　晴れ時々ガス
8/11(木)　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奥胎内ヒュッテの手前の道路脇に無料駐車スペースあり。（30台以上は停められそう）
ヒュッテ前から足の松登山口まで10分で運んでくれる乗り合いタクシーがあるが、平日は日産リーフ1台なので定員4名。料金は500円。
土日はワゴン車(定員7名?)になる。時刻表は奥胎内ヒュッテのHPを参照。
http://okutainai.com/
（※なお、下山時は時刻表よりもずっと早い時間だったがワゴンが待っていて乗せてくれました）

コース状況／危険箇所等

足の松尾根は木の根が張る痩せ尾根部分が多く、登りの時はあまり気にならなかったが、下りで足を滑らせないよう相当気を使います。時間には余裕を持ちましょう。
あと、下りで狭い足の置き場にヤマカガシがとぐろ巻いていたシーンもありましたので、足元は良く見て歩いた方が良いかと。

その他周辺情報

下山後は新潟県胎内市の海近くにある「塩の湯温泉」で汗を流しました。
その後、関川村の雲母温泉(きらおんせん)の宿で１泊して帰りました。

写真

8/8 5:20

奥胎内ヒュッテ。なかなか小洒落たホテルです。

8/8 5:46

乗り合いタクシーはリーフでした。5:30の1便目は4名満車で行ってしまったので、5:50の2便目に乗車。

8/8 6:06

足の松登山口。暑くなりそうですが、いざ行かん！

8/8 6:15

と、木の根の張る痩せ尾根の急登が始まる。登りは良いけど下りがやばかった。

8/8 6:49

ところどころ危ない箇所があります。と言いながらニューシューズをそれとなくアピール。(笑)

8/8 7:00

姫子の峰に到着。少し景色が開けますがまだ序盤。

8/8 7:29

一番危険箇所の岩場。ロープは頼りないので掴まずにヒョイっと渡ります。ここも下りの方が3倍増しでコワイ。

8/8 7:44

滝見場。だけど滝が遠いっす…

8/8 7:51

滝見場の先にある英三ノ峰。日が出ているところは暑い！

8/8 8:43

予想以上の水分消費量のため、往復15分の水場に寄ったが、チョロチョロだった。でも冷たくてありがたい。

8/8 9:36

イチジ峰。だいぶ景色が開けてきました。

8/8 10:20

西ノ峰。ここらへんでガスと風が多くなりましたが、汗ダラダラだったのでむしろ心地よい。山の神に感謝してました。

8/8 10:29

やっとこさ大石山に到着。また晴れました。ここから朳差岳に向かいます。

8/8 10:55

早速ハクサンフウロがお出迎え。

8/8 10:58

大石山の北斜面は綺麗なお花畑で足が止まります。

8/8 10:59

毎度おなじみマツムシソウ。

8/8 11:02

ピントが浅すぎて何の花かわからん…

8/8 11:03

これはタカネナデシコですか。

8/8 11:04

キオン（ヒゴオミナエシ）かな？

8/8 11:12

目指す朳差岳にはガスがかかってますね。

8/8 11:48

まずは鉾立峰に到着。ややガス気味。

8/8 12:26

この先でもお花畑がお出迎え。良いですねえ。

8/8 12:50

花と山小屋とエブリ〜♪

8/8 12:55

標高1600mとは思えない景色の中を歩く。

8/8 12:59

ウメバチソウ。

8/8 13:02

朳差岳山頂に到着。ガスが晴れてくれた。

8/8 13:04

山頂近くの避難小屋(無人)。ややトイレ臭い。

8/8 13:20

南の稜線。これから向かう頼母木(たもぎ)小屋も見える。

8/8 15:20

大石山に戻り、そこから頼母木小屋に向かいます。

8/8 15:51

頼母木小屋に到着。本日の宿泊は12〜13名くらい。

8/9 7:28

翌朝は雨の中を仕方なく出発。頼母木山山頂は視界ゼロ。

8/9 8:29

しかも西からの強風が吹き、時折身体がよろけるくらい。

8/9 9:29

門内小屋は屋根修復中。また飛ぶんじゃないだろうか？

8/9 10:41

鳥居が特徴的な北股岳山頂に到着。もちろん眺望無し！

8/9 11:17

北股岳を下ると、突然、梅花皮小屋がヌッと現れた！　本日の宿はこちら、小屋泊まりは10名でした。

8/9 13:01

景色が拝めなかった分、ランチは豪華に。米を炊き豚バラ蒲焼をのせる。ウマーイ！！

8/10 4:53

翌朝、霧の中からの日の出。幻想的。

8/10 4:54

風に揺れる草花が黄金に輝いていました。一瞬だけだったけど。

8/10 7:13

霧の中、滑落者の救助に向かう梅花皮小屋管理人。

8/10 7:23

自分も南に向かって歩き始めます。雲海が綺麗だ。

8/10 7:37

陽光に映えるイブキトラノオ。

8/10 7:45

ハクサンシャジンも朝露で綺麗。

8/10 7:52

途中、片側が切れ落ちている箇所あり、風も強いので慎重に進む。

8/10 8:02

道端に咲くニッコウキスゲ。

8/10 8:05

ヤマハハコ。

8/10 8:06

ミヤマキンポウゲですかね。

8/10 8:15

手前は与太郎ノ池。雲海とのコラボレーション。

8/10 9:13

烏帽子岳の先まで行った帰り。ガスもいい味出してる。

8/10 9:14

雪渓のところにテンがいました。（50mmズームしかできないのでトリミングしました）

8/10 9:18

烏帽子岳の南側斜面は一面の花畑。

8/10 9:31

烏帽子岳山頂。標識がボロボロで読めないけど。

8/10 9:46

イイデリンドウいましたね。

8/10 10:39

梅花皮岳からの戻り。30分粘ってガスが晴れた一瞬の一枚。北股岳と梅花皮小屋。

8/10 11:20

ミヤマリンドウも咲いてました。

8/10 11:25

今度は晴れた北股岳山頂。怪しげな形のケルン。

8/10 12:13

このあたりもお花畑が凄い綺麗。

8/10 12:23

ギルダの池。ギルダとは米軍がつけた台風名が由来とか。

8/10 12:39

門内岳山頂。お賽銭箱あり。

8/10 12:47

門内小屋は来光ベスポジにテントが1張り。

8/10 12:56

振り返ると、奥に見えるは飯豊本山ですね。やっと見えた。

8/10 14:07

頼母木小屋に帰って参りました。

8/10 17:37

夕方、日が射し始める。

8/10 18:36

雲間から夕陽が登場。

8/10 18:40

夕陽に照らされる地神山。

8/10 18:42

日本海に沈む夕陽。雲が赤く光ってます。

8/11 4:40

翌朝、今度は東の空が赤くなります。シルエットは吾妻連峰みたいです。

8/11 4:53

正面には朝日連峰がクッキリと。左奥には鳥海山まで見えています。

8/11 4:59

ご来光。

8/11 5:02

朝日に照らされる朳差岳。

8/11 6:09

気持ちが良いので皆が出発した後も一人景色を楽しむ。

8/11 7:17

下山開始も名残惜しくてエブリ撮影。

8/11 10:21

登山口からは徒歩かと思いきや、橋のところにタクシーが待機していました。「橋の上が涼しいから」だそうだ。ありがたや。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) カメラ(1) 地図(1) コンパス(1) 笛(1) ライター(1) ナイフ(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(1) 雨具(1) 防寒着(1) 手袋(1) ストック(1) ビニール袋(1) 替え衣類(1) シュラフ(1) マット(1) ザックカバー(1) 水筒(1) 時計(1) 非常食(1) コンロ(1) ガスカートリッジ(1) コッヘル(1) ファーストエイドキット(1) 医薬品(1) ラジオ(1)

共同装備

車(1) ツェルト(1)

感想

G-BONSAI

もはや夏休みの恒例行事(?)となった東北方面の山行。今年は早めの夏休みで、飯豊連峰の北側にある朳差岳から北股岳、烏帽子岳まで稜線トレッキングしてきました。
小屋泊まりで余裕を持った3泊のプラン。

序盤暑さでバテた過去2年の経験を踏まえ、前日に新潟県新発田市のビジホで1泊ししっかり睡眠。AM3時にホテルを出て約1時間で奥胎内ヒュッテ手前の駐車場に入りました。20台近くの車が停まってましたが、余裕で場所は確保。足の松尾根は木の根が張る痩せ尾根で急登。暑い思いをしながら稜線に上がるとガスが多くなってきましたが、汗だくだったのでむしろガスと風がありがたい。でも、朳差岳は眺望どうかなと思いましたが、頂上に近づいたらガスが晴れてくれて、素晴らしい眺望とアゲハ蝶の乱舞(?)を堪能できました。朳差岳は1600mそこそこの山ですが、そこに至る風景や山容、山頂の景色など、存在感の高い山だなと感じました。登り返しにヒイコラしながらも、頼母木小屋に到着し小屋泊。

2日目は風雨で梅花皮小屋へ移動するのみ。ずっと晴れると思っていたのにこれは誤算。どうも私の東北山行はかならず風雨に見舞われてしまう運命のようです…

3日目はこれまたガスが多く、朝イチは雲海と幻想的な光景が印象的でしたが、烏帽子岳の先までいくとガスが…。梅花皮小屋の手前では30分粘ってやっと北股岳と小屋をカメラに収めることができました。(^^;)　それでも門内小屋あたりまで戻る稜線歩きは、ほどよく晴れ間にも恵まれ、風に吹かれて暑さも無く、大変気持ちの良いトレッキングを体感できました。門内小屋から頼母木小屋に至るあたりは、ややガスも多くなってしまいましたが。頼母木小屋では夕陽を堪能し、菊水も堪能し満足。

最終日の朝はこれまた雲海。そして快晴。朝日連峰もクッキリ見え、清々しい朝をじっくり楽しみました。風呂にも入りたいけどいつまでもここにいたい。そんな気持ち。ただ、さすがに快晴だと稜線も暑くなってきて、名残惜しみながら稜線に別れを告げ下山。高度を下げるとさらにどんどん暑くなっていく状態に。木の根に苦戦しながらも10時半前に登山口に到着。暑い中ヒュッテまで1時間歩きか〜と思いましたが、少し先に乗り合いタクシーがいて、普通に乗せてくれました。助かった！

途中激しい風雨にやられましたが、不思議と寒くはならず、その雨のおかげか翌日の景色は独特の幻想感があってむしろ色んな表情を楽しめて良かったかなと。やはり飯豊連峰は長くいればいるほど色々な表情を見せてくれます。期待通り登山客も少なく、また小屋で会う人たちも気さくな方が多くて人の温かみを感じながら、静かな山歩きが楽しめました。

↓全ての写真はこちらに置いてあります
https://globalbonsai.myportfolio.com/2016-mteburisashidake

コメント

フランカー

お疲れ様です
2日目の風雨に耐えた甲斐あって、3日目はいい写真良撮れましたね。いい感じにです。

G-BONSAI

Re: お疲れ様です
最近は風雨にさらされながら歩くのも楽しいと感じるようになりました。
マゾなのだろうか？