乗鞍岳 平湯尾根往復
- GPS
- 14:00
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 2,216m
- 下り
- 2,204m
コースタイム
- 山行
- 13:01
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 14:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
おおむね危険箇所はありませんが、一部登山道が細かったり、草で隠れているが路肩が切れ落ちているところがあります。 |
その他周辺情報 | ひらゆの森。寄ろうと思いましたが、混雑しすぎていて断念・・・ |
写真
装備
共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 虫除けを持っていったがあまり効き目を感じられず・・・ハッカ油の方が良かったかも。 |
感想
積雪期に乗鞍高原スキー場から剣が峰へ行ったことはありましたが、今回は以前から気になっていた平湯尾根を使ってみました。距離が長いので時間切れなら帰りはバスにするつもりでトライ。
上り始めの平湯スキー場はまだ暗い時間。とりあえずゲレンデを登ろうとすると柵があります。放牧している羊の脱走防止用で、扉を開けて中に進みます。
ゲレンデは予想通りというか、羊のふんだらけでテンションが落ちつつも、単調な登り。日が差す時間帯は相当つらいでしょうね。ところどころに乗鞍岳登山道を示す看板が立っています。
スキー場トップからしばらく進むと登山道入り口。ここからようやく糞地獄から開放され、平湯尾根に入ります。ところどころ立派なきのこが生える歩きやすい道をしばらく進むと、白猿ヶ池が林の中にひっそりとたたずんでいます。さらに進むと水場の標識。標識は熊にかじられてぼろぼろで「夏場は枯れます」の文字。水音もしなかったのでスルーして、金山尾根へ入ります。
金山尾根に入ると斜度も増しますが、笹はちゃんと刈られていてきちんと整備されている印象です。途中草地斜面のトラバースの道がかなり細く、気を使いますがじきに乗鞍権現社。社の前は開けた広場で、乗鞍山上部が一望できます。これから進む硫黄岳も見えます。遠いですね・・・
乗鞍権現社から一度下り、尾根伝いに進みます。ガスを抜けたおかげで思いがけなくブロッケンも見たりしながらハイマツ帯に入ると、背後には十石山の背後に北アルプスが。笠〜穂高がくっきりと、焼岳も雲海から顔を出しています。硫黄岳に向けて高度を上げます。
このあたりになると雰囲気がまさしく北アルプスの縦走路という感じになって、テンションがあがります。ハイマツ帯にずっと続く道、桔梗が原から切れ落ちた断崖を流れ落ちる滝、雲海に浮かぶ北アルプス、そして青い空・・・想像していた以上の絶景でした。登山道脇にはコマクサも咲いていて、高山の雰囲気に満ち満ちています。しばらく展望の尾根道を楽しみます。
乗鞍スカイラインに出るとここからは車道歩きですが、ここも意外通るのはバスと関係者の車くらいなので、平坦な気持ちの良い道が続きます。自転車のヒルクライムの人も多いですね。
車道脇には秋の花々がたくさん咲いていて、トウヤクリンドウやイワギキョウは今が見ごろという感じでした。特に地元の関係者の方?から教えてもらった白いコマクサには驚きました。淵だけうっすらピンクでとても可愛らしい、高山の姫君とでも言ったら良いでしょうか。初めて見ました。
車道から分かれ、大黒岳への上りもコマクサ最盛期でたくさんの株が。乗鞍にここまでコマクサがたくさん咲いているとは知りませんでした。大黒岳を過ぎ、畳平から先は多くの観光客や登山客に混じり、途中肩の小屋で腹ごしらえして剣が峰往復です。登山道から山頂からどこも渋滞・混雑。さすが晴天のお盆ですね。
さて時間も余裕あるので予定通りピストンで平湯尾根を下ることにします。桔梗が原の一面のハイマツがきれい。帰りもヒルクライムの自転車とすれ違いましたが皆さん笑顔で「こんにちは」と挨拶されながら上っていきます。この天気の中爽快でしょうね。
再び車道から分かれ、登山道を下っていきます。暑い時間帯ですが、風が吹いていて心地よい。スキー場トップまで順調に下りますが、最後のスキー場は足場が悪いのと糞が気になるので消耗しました(笑)。
今まで乗鞍は夏季は畳平からしか行ったことがありませんでしたが、今回ここまで充実した山歩きが出来るとは思ってもみませんでした。そして何より人が少ないこと。平湯スキー場から乗鞍スカイライン合流点までですれ違った方は一人だけで、お盆の最盛期の晴天の中ほぼ絶景独占状態でした。
距離が長く、なかなか知られていない道かもしれませんが、とても良い登山道でした。また紅葉の時期にも行ってみたいです。難点としては羊の糞と、あと虫刺されがひどいことくらいです(笑)
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