愛知川(白滝谷〜ヒロ沢)

2010年09月26日(日) [日帰り]

• GPS: 16:00
• 距離: 12.2km
• 登り: 764m
• 下り: 754m

コースタイム

朝明ヒュッテ駐車場(7:15/7:30)〜猫谷との分岐・登山口(7:50)〜羽鳥峰(8:20/8:25)〜白滝谷に出会う(8/35)〜
白滝(9:30)〜愛知川に合流(9:50/10:15)〜天狗滝(10:40/10:50)〜ヒロ沢出合い(11:20/12:15)〜愛知川遡行
途中引き返す(13:00)〜ヒロ沢出合い(13:15/13:20)〜羽鳥峰峠(14:05/14:15)〜朝明駐車場(15:00/15:20)

天候

晴後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

朝明渓谷駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

白滝谷出会いから天狗滝に至る右岸高捲きのコース一部で山腹に絡んでのトラバースは注意して下さい。

七条淵を過ぎて右岸高みの樹林中へ入るとコース不明瞭な個所が有ります。枝のテープを見逃さないように。

写真

9/26 18:46

羽鳥峰峠の様子

9/26 19:10

珍しい一枚岩の谷床
(中流部)

9/26 19:20

ナメ滝状の白滝谷

9/26 19:26

白滝谷から愛知川に出る
(本流下流を見る)

9/26 19:27

出会いの渓谷美

9/26 19:32

轟音響く天狗滝

9/26 19:49

天狗滝下流は廊下となる

9/26 19:55

七丈渕と思われる

9/26 20:16

穏やかに見える上流

9/26 20:10

二俣のナメ滝(ヒロ沢にて)

撮影機器：

EX-Z700 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

onetotani

今日はきれいな秋空が広がっている。快晴だ。
林道を朝明渓谷上流へ向かい、根ノ平峠・中峠へのコースを左に見送り舗装の道が山道に変わり
右曲・左曲してまもなく、堰堤工事の碑が立つ林道・谷道の分岐となる。
猫谷コースへ入り猫谷左岸から堰堤を越え谷の右岸へ移り、次第に流れから離れ傾斜が増すと
まもなくして空が大きく開け羽鳥峰峠となり、右へザレを登ればすぐに羽鳥峰だ。
県境稜線を釈迦ヶ岳方面へわずかに登ると分岐となり、指標に沿って左へ白滝谷を目指す。
樹林中を下り、右から沢を併せると白滝谷も流れが太くなる。広い谷底を概ね右岸に沿って下る。
次第に谷も大きくなり落差ができ次々とナメや小滝が現れる。
　沢筋にぐっと近ずくと一枚岩の谷底を水が一面を滑るよう流れる場所に出る。
ここで左岸山腹へ移る。しばらく高捲きし山腹にからんで行くと崩壊した小屋を通過する。
　するとしばらくして「白滝」の指標が現れるので、谷底に向かって右に下ると二段に落ちる
ナメ状の「白滝」が。(この滝の名がこの谷の名前の由来なのだろう。)
なおも左岸の樹林中を更に高捲きし下ると杉木立の小台地に出る。
樹林越に見ると谷の流れは左から右へ変わりここは愛知川本流の右岸と分かる。
河原へ出ると白滝谷出合いをわずかに愛知川上流に向かった所で、気持ちのいい場所だ。
　白滝谷合流地点は樹林に覆われ暗い感じだが、本流は空が大きく開放的だ。
小休止したら上流へ向かおう。
愛知川の右岸山腹を高捲きし、山腹のヘリを滑落に注意して絡んで行くと轟音が近くなる。
音を耳にして谷筋へ降りて行くと愛知川のシンボル「天狗滝」への分岐だ。
少し戻って岩壁を慎重に下って岩場へ降りると、正面にゴルジュ(廊下)の間を豪快に落ちる
「天狗滝」を見る。下流は見事な廊下を形成している。仕切られた空の青さが引き立つ眺めだ。
分岐に戻り、再び山腹を高捲きして行く。小さな流に会うと右手が開ける。その絶壁の下には
七条淵のエメラルドグリーンの渓谷美が眺められる。　右岸高みの樹林中の不明瞭な道を、
慎重にテープ目印を追いながら進み、岩を踏んで降下して行くとヒロ沢との合流地点に出る。
ヒロ沢を渡って広い河原でゆっくり休もう。
上流は穏やかな広がりを見せ、下流は青い水をたたえた廊下を見せるヒロ沢出合いの河原は
人気の休憩スポットなので、人気を避けて昼食タイムとする。

　眺めも満喫したので腰を上げよう。上流を「大瀞」経由で中峠を目指して河原からヒロ沢左岸へ
入ると以前泊まった避難小屋は基礎部のみ残して跡形も無くなっていた。
小屋跡から上流への道を探したが分からず、右岸から遡行することにする。間もなく左岸へ渡り
岩を飛び、岩壁をへつり、手づまりしたら強引に左岸へ逃げを繰り返し、時には靴を脱ぎ徒渉をと
苦労して上流を目指すが、予想以上に時間がかかっているので思い切って引き返す。
帰りは概ね右岸寄りを選んで下る。結果往路1時間を15分で帰りついた。
ヒロ沢出合いに戻って周囲を確認すると、出合いの河原の対岸(本流左岸)に赤テープを発見。
早まって出発した事を反省しなければ。　慎重に確認していれば今頃は「大瀞」に着いたのに・・・
(道を覚えるために、今度は出会いから「大瀞」へ歩いてみよう。)
見上げる空は午前中の抜けるような青空は無く、今にも雨になりそうな様子だ。
ヒロ沢を羽鳥峰峠へと急ぐ。
心細い踏み跡を追って左岸を行く。　しばらくして右岸に移り、ナメ滝を見やりながら登ると
低いブッシュの中に崩壊した小屋を見る。眺望小屋と書いた看板が見えた。
立派なナメ滝を懸けた谷も次第に小さな沢に変わり、ササの中　湿原の様子を見せ始めると
まもなく羽鳥峰峠に登りつく。
　小休止の後、朝明に向け再び猫谷を下る。　
朝明の流れで汗をかいた身体をさっぱりしたいが雨が心配なので駐車場へ急ぐ。
　駐車場に帰り着いて、身支度をしていると小雨が降りだした。

駐車場 ⇒50分 羽鳥峰 ⇒90分 白滝谷・愛知川合流 ⇒25分 天狗滝
天狗滝 ⇒30分 ヒロ沢出合 ⇒50分 羽鳥峰峠 ⇒40分 駐車場