ガスに包まれた針ノ木岳・・・・。

2016年08月25日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 17.0km
• 登り: 1,857m
• 下り: 1,857m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:50
• 休憩: 0:20
• 合計: 12:10

5:00 扇沢駅
6:25 6:25 大沢小屋
8:15 8:15 蓮華沢
9:05 9:05 針ノ木小屋
10:05 10:15 針ノ木岳
11:10 11:20 針ノ木小屋
12:45 12:45 蓮華岳
13:35 13:35 針ノ木小屋
14:20 14:20 蓮華沢
16:00 16:00 大沢小屋
17:10 17:10 扇沢駅
17:10 ゴール地点

天候

晴れ、山頂はほとんどガス・・・・。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央高速道路から長野道で安曇野インターチェンジで下りて、扇沢の無料駐車場まで自家用車を利用しました。4時30分頃に着いた時には無料駐車場は8割ほどが埋まっていました。

コース状況／危険箇所等

針ノ木雪渓は完全に崩れており、歩くことはできませんでした。途中、沢を高巻く場所や片側が切れかかったような登山道もあるので注意して歩きました。所々にケルンの代わりに鯉のぼりがあります。全体的に登山道に岩や石なゴロゴロしているので歩行距離のわりには疲れました。

その他周辺情報

下山後は、この山域を歩いた時には、皆さんが利用する大町温泉郷の中にある薬師の湯で登山の汗を流した後に野の花で美味しいざるそばをいただき帰宅しました。

写真

8/25 5:01

扇沢の無料駐車場に自家用車を置いてスタートします。
平日ですが、4時30分に到着時点で8割ほどが埋まっていました。

8/25 5:06

扇沢駅脇の舗装路の横から登山道に入ります。

8/25 5:22

稜線に朝陽が・・・・。モルゲンロートです。

8/25 5:32

途中、舗装路を何度か横切りながら、ここからが本格的な登山道スタートとなります。

8/25 5:43

この赤い実は・・・・。ムシカリ？

8/25 6:17

途中、涸沢のゴーロ帯を何度か横切ります。絶景の稜線を目の前にして、思わずテンションが上がりました。

8/25 6:17

思わずヨダレが？垂れそうな見事な景色でした。

8/25 6:24

なかなか小屋が見えなかったので少し不安になりましたが、ほぼ標準タイムで到着しました。小屋はヒッソリとしていました。

8/25 6:49

沢に出るとミヤマリンドウが・・・・。
結局、開花している花はありませんでした。

8/25 6:50

次第にガスが増えてきました。何とか稜線に出るまで頑張ってもらいたいと祈り？ましたが・・・・。

8/25 6:51

オオバギボウシも咲いています。この場所で出会えるとは少し驚きでした。

8/25 6:52

オニアザミ？、ハッポウアザミ？
とにかく、大輪のアザミ嬢でした・・・・。

8/25 7:00

ミヤマシシウドの大群落が広がっていました。

8/25 7:02

赤沢に架かる丸太橋を渡ります。
増水時は渡れないようですが、ここには立派な橋が設置されています。。

8/25 7:03

かなり高度を上げましたが、振り返ると爺ケ岳の稜線が見えますが、あちらにも次第に雲が広がりつつあるようでした。

8/25 7:05

モミジカラマツのようです。

8/25 7:06

ケルンの代わりに鯉のぼりが使われていました。

8/25 7:27

久しぶりに見る北アルプスの山肌です。

8/25 7:37

ミヤマママコナのようです。

8/25 7:43

ミヤマコゴメグサも・・・・
鳳凰山で見て以来かな。

8/25 7:45

ハクサンフウロのようです。本日の行程の中では、この一輪のみでした。

8/25 7:47

北アルプスの3大雪渓の針ノ木雪渓はすでに崩れていました。

8/25 8:11

標高2000m付近からは、ウメバチソウが満開でした。

8/25 8:55

森林限界を過ぎ、間もなく稜線ですが、完全に周囲はガスに包まれてしまいました。
最後のザレた急斜面を、ジグザグに上ります。針ノ木小屋は間もなくのようです。

8/25 9:02

チシマギキョウが咲いています。

8/25 9:03

ホソバヤマハハコかな。かなりお疲れのようで、すでに終盤戦のようです。　

8/25 9:04

稜線に出ると、すぐ目の前に針ノ木小屋があります。
何人かの方々が休憩中でした。

8/25 9:05

残念ながら、雲が掛かっていました。目の前には北葛岳、その右に七倉岳のみが何とか見えるだけでした。

8/25 9:28

タテヤマリンドウのようです。

8/25 9:30

稜線の手前ではすでに枯れてしまっていましたが、まだ咲いていてくれました。今年初めて見るウサギギクです。

8/25 9:31

ヨツバシオガマの群落です。

8/25 9:34

ムシャリンドウという花らしいのですが・・・・。

8/25 9:38

目指す針ノ木岳にも雲が・・・・。

8/25 10:07

針ノ木岳の山頂はガスで真っ白でした。
何も見えずにとても残念でした。

8/25 10:11

山頂下にイワベンケイの雌花が咲いていました。
この赤い花は、とても目立っていました。

8/25 10:17

ガスが晴れないか、しばらく山頂で待っていましたが、これが精一杯でした

8/25 10:20

トウヤクリンドウも、生憎の天気なので蕾のみでした。

8/25 10:52

一面にチングルマが広がっていました。

8/26 5:43

一旦、針ノ木峠に戻り、蓮華岳を目指しました。

8/25 11:38

お目当てのコマクサはギリギリ間に合いました。

8/25 12:03

思っていたよりも小振りなコマクちゃんです。

8/25 12:16

晴れていれば、絶景の歩きなのでしょうが、蓮華岳方面はガスで真っ白で、この先何も見えませんでした。

8/25 12:19

足元に点々と咲いているコマクサだけが心の支え？でした。

8/25 12:46

針ノ木峠まで戻って来ました。
眼下には小屋が・・・・。

8/25 13:33

かなりお疲れのようですが、ミヤマダイモンジソウ？でしょうか？

8/25 13:39

ウメバチソウのアップです。

8/25 13:44

蓮華沢の出合です。この場所が地図に載っている水場なのかな?
とても美味しそうな北アルプス天然水でした。

8/25 14:06

ミヤマコゴメグサのアップです。地味そうですが近くで見るとカラフルな色合いです。

8/25 15:14

ヘロヘロになりながら、何とか大沢小屋まで戻って来ました。残りあと3kmの我慢です。

8/25 15:46

下界の信濃大町は晴れているようでした。

8/25 16:21

扇沢駅構内の環境保護の看板のようです。
今日も無事に下山できました。自宅に戻るまでが本日の山旅なので、最後まで気を緩めることなくハンドルを握りました。

撮影機器：

D800 ニコン

感想

sss

　今日は青空と美しい稜線と絶景を見たくて久しぶりに北アルプスまで遠征してみました。何処に登るかは少し迷ったのですが、今ちょうどコマクサが咲いているらしい、まだ歩いたことがない針ノ木岳に決めて、4時半にスタートラインの扇沢駅の駐車場に着きました。
　この時、空は快晴の青空が広がっており、稜線に出る少し前までは最高の天気でした。
　このコースは沢に出るまでは樹林帯の中を歩きますが、前日の雨の影響で登山道脇の葉が濡れており下半身のズボンは、かなりビショビショになり、樹林帯を抜けて沢に出ると雪渓の方は、すでにほとんど崩れており、登山道は、ほぼ沢を高巻きしたり、河原沿いに歩いたりと、濡れて滑り気味の岩や石の上を歩き、登りも下りも神経を使いながら歩くこととなり、倍疲れてしまいました。
　森林限界を過ぎて最後のザレ場の九十九折りを登り切り、針ノ木峠に着いた時には一面ガスに包まれてしまい、残念無念の真っ白けの世界が広がっていました。
　あとはヘロヘロになりながら、何も見えない景観の中を針ノ木岳、蓮華岳のピークを踏んで、長い長い下りを無事に扇沢の駐車場まで戻りました。晴れていれば、素晴らしい絶景だったと思うのですが、コマクサのみが心の支えとなった厳しい登山となりましたが、いつの日か再びリベンジしたいと思う山旅でした。