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Yamareco

記録ID: 954472
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【過去レコ】 光岳 果てし無き寸又峡への林道歩き

2001年08月11日(土) 〜 2001年08月15日(水)
 - 拍手
くぼやん その他2人
GPS
02:12
距離
64.4km
登り
4,191m
下り
4,768m

コースタイム

1日目
山行
8:30
休憩
0:00
合計
8:30
6:00
510
14:30
2日目
山行
9:50
休憩
0:00
合計
9:50
4:30
590
14:20
3日目
山行
9:00
休憩
0:00
合計
9:00
5:00
540
4日目
山行
7:00
休憩
0:00
合計
7:00
天候
アクセス 静岡から畑薙ダム行き 7:00発
畑薙ダムからリムジンバスで椹島へ
コース状況/
危険箇所等
●道の状況
 寸又峡への40km林道 2001年当時はまだ崩落はあったものの、通行止めではなかった。
 柴沢吊橋: 高度感があり、かなり揺れて怖かった。
その他周辺情報 ●登山後の温泉
 寸又峡温泉 すばらしかった。
聖橋:登山口からいきなり急登が始まります。1時間ぐらいでしょうか?急登が終わり、それからはほとんど登らず水平に移動。2時間ぐらい歩くと、写真の聖橋につきます。この橋、結構ゆれるので、びびります。
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聖橋:登山口からいきなり急登が始まります。1時間ぐらいでしょうか?急登が終わり、それからはほとんど登らず水平に移動。2時間ぐらい歩くと、写真の聖橋につきます。この橋、結構ゆれるので、びびります。
造林小屋跡:聖沢吊り橋からはまたしても、急登が始まります。ジグザグの森の中の道を1時間ぐらい登ると、造林小屋跡に到着します。
造林小屋跡:聖沢吊り橋からはまたしても、急登が始まります。ジグザグの森の中の道を1時間ぐらい登ると、造林小屋跡に到着します。
造林小屋跡からゆるやかな登りが続き、途中吊り橋や、鉄の橋が結構多くあります。鉄の橋は網状に成っていて、滑らず割と快適。吊り橋は、ちょっとゆれますね。
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造林小屋跡からゆるやかな登りが続き、途中吊り橋や、鉄の橋が結構多くあります。鉄の橋は網状に成っていて、滑らず割と快適。吊り橋は、ちょっとゆれますね。
滝見台?:滝見台というポイントがあるらしい。たしかに途中に滝がかなり遠くに見えるところがあったけど、特に表示もなかった。いったい何処だったのだろうか?
滝見台?:滝見台というポイントがあるらしい。たしかに途中に滝がかなり遠くに見えるところがあったけど、特に表示もなかった。いったい何処だったのだろうか?
岩頭展望台: がれ場をすぎた後、写真のようなプレートがある場所にたどり着く。ここが岩頭展望台かな?
岩頭展望台: がれ場をすぎた後、写真のようなプレートがある場所にたどり着く。ここが岩頭展望台かな?
聖平小屋は、聖沢の近くにあります。岩頭展望台から、ちょっと下ると最初の沢が見えてきた。地図に示す程下りはきつくない。ここからは、小屋まであと少しだ。
聖平小屋は、聖沢の近くにあります。岩頭展望台から、ちょっと下ると最初の沢が見えてきた。地図に示す程下りはきつくない。ここからは、小屋まであと少しだ。
3つ目の橋の手前にあったトリカブトの群生地帯。ここら辺りの沢の近くは、お花畑になっていて、いろんな花が咲いていた。
3つ目の橋の手前にあったトリカブトの群生地帯。ここら辺りの沢の近くは、お花畑になっていて、いろんな花が咲いていた。
 聖平小屋に14時30頃到着。出発が遅れた分、バスに助けられてほぼ予定通り。雨も降られず本日は絶好調でした。小屋は大きく2つあって、新しい方は素泊まりで3500円。古い方にすると、3000円だそうです。ビールでまずは乾杯しました。沢の水で冷やしたビールはめちゃくちゃうまい。1日目完了。
 聖平小屋に14時30頃到着。出発が遅れた分、バスに助けられてほぼ予定通り。雨も降られず本日は絶好調でした。小屋は大きく2つあって、新しい方は素泊まりで3500円。古い方にすると、3000円だそうです。ビールでまずは乾杯しました。沢の水で冷やしたビールはめちゃくちゃうまい。1日目完了。
8月13日朝3時すぎに起床、朝飯を食べ、4時30分頃聖平小屋を出発。
8月13日朝3時すぎに起床、朝飯を食べ、4時30分頃聖平小屋を出発。
南岳付近にて:ここはたぶん南岳付近でしょう。背後に大きな聖岳が見えます。南岳からは尾根沿いの道を歩きます。尾根には高山植物が咲き乱れていて、非常に綺麗でしたね。
南岳付近にて:ここはたぶん南岳付近でしょう。背後に大きな聖岳が見えます。南岳からは尾根沿いの道を歩きます。尾根には高山植物が咲き乱れていて、非常に綺麗でしたね。
天気が良いですね。東の空に富士山が見えてきました。こんなに景色を堪能できるとは、なかなかついています。
天気が良いですね。東の空に富士山が見えてきました。こんなに景色を堪能できるとは、なかなかついています。
上河内岳は山頂に到着。茶臼岳への尾根道は、この山頂をまいているので、分岐点でザックをおろして山頂まで往復15分でくることができます。空も真っ青で、展望もよく最高。
上河内岳は山頂に到着。茶臼岳への尾根道は、この山頂をまいているので、分岐点でザックをおろして山頂まで往復15分でくることができます。空も真っ青で、展望もよく最高。
上河内岳を緩やかな下り坂を降りて1時間少々歩くと、湿原の様な草原地帯にでます。
上河内岳を緩やかな下り坂を降りて1時間少々歩くと、湿原の様な草原地帯にでます。
草原をすぎ、ガレ場の登りを30分程登ると、茶臼岳がよく見えるこの地点に到着します。茶臼小屋分岐点はここからちょっと先にあります。天気もよく、絶好調です。
草原をすぎ、ガレ場の登りを30分程登ると、茶臼岳がよく見えるこの地点に到着します。茶臼小屋分岐点はここからちょっと先にあります。天気もよく、絶好調です。
茶臼岳山頂:茶臼岳の山頂付近は、岩がごろごろしていて、展望もなかなか良い所です。
茶臼岳山頂:茶臼岳の山頂付近は、岩がごろごろしていて、展望もなかなか良い所です。
仁田池:茶臼岳から30分程下りると、仁田池に到着します。
仁田池:茶臼岳から30分程下りると、仁田池に到着します。
希望峰へ:仁田池からちょっと登りになります。ここは途中の希望峰を眺めたところ。30分程度で到着するはずです。すでに5時間を過ぎています。水もかなり厳しくなりました。
希望峰へ:仁田池からちょっと登りになります。ここは途中の希望峰を眺めたところ。30分程度で到着するはずです。すでに5時間を過ぎています。水もかなり厳しくなりました。
易老岳山頂にて: 易老岳山頂です。全く展望もなく、全然おもしろくない場所です。
易老岳山頂にて: 易老岳山頂です。全く展望もなく、全然おもしろくない場所です。
静高平: 三吉平という谷から光岳へは、急登が待っています。 水も少ないので、途中で補給するつもりでしたが、沢は涸れてここ静高平まで全くありません。なんといつも水が流れているはずの場所も涸れていました。この先小屋が無いと、水で困っていたでしょう。
静高平: 三吉平という谷から光岳へは、急登が待っています。 水も少ないので、途中で補給するつもりでしたが、沢は涸れてここ静高平まで全くありません。なんといつも水が流れているはずの場所も涸れていました。この先小屋が無いと、水で困っていたでしょう。
静高平からは木道を歩きます。ちょっとした湿原地帯の様子です。だから水も涸れることはないとおもうんだけどねー。
静高平からは木道を歩きます。ちょっとした湿原地帯の様子です。だから水も涸れることはないとおもうんだけどねー。
光小屋到着。長かった。これがまず最初の感想です。結局聖平小屋から約10時間かあ。この写真は、小屋から木道、イザルヶ岳方面を眺めたところ。光岳って、”ひかりだけ”じゃなく”てかりだけ”って読むんですね。
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光小屋到着。長かった。これがまず最初の感想です。結局聖平小屋から約10時間かあ。この写真は、小屋から木道、イザルヶ岳方面を眺めたところ。光岳って、”ひかりだけ”じゃなく”てかりだけ”って読むんですね。
次の日、5時頃小屋を出発。光岳山頂に着いたときは、太陽もかなり高くあがっていました。この山頂の手前が実は一番良い富士山見物ポイントだったようです。ここから10メートル先に展望台があります。
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次の日、5時頃小屋を出発。光岳山頂に着いたときは、太陽もかなり高くあがっていました。この山頂の手前が実は一番良い富士山見物ポイントだったようです。ここから10メートル先に展望台があります。
百俣沢の頭:光岳からは、15分程緩やかな下りがしばらく続いた後、開けた尾根にでます。そこから15分程度しばらく登り、ピークを過ぎると長い緩やかな下りが続きます。山頂から1時間程度でここ百俣沢の頭に着きます。
百俣沢の頭:光岳からは、15分程緩やかな下りがしばらく続いた後、開けた尾根にでます。そこから15分程度しばらく登り、ピークを過ぎると長い緩やかな下りが続きます。山頂から1時間程度でここ百俣沢の頭に着きます。
柴沢吊橋:百俣沢の頭から造林小屋までは樹林帯の中の比較的緩やかな下り坂が続きます。この小屋から先は急な下り坂になります。特にこの吊り橋の直前は、砂利道でしかもガレているので注意が必要。ここまで一人として登山者にあうことは無かったでした。まあこちらに来る物好きは、あまりいないようですよね。

 さてこの吊り橋ですが、めちゃくちゃ怖かったです。高さは50メートルぐらい?しかも歩く板の幅は狭いし、捕まる所も細いワイヤで極めて不安定。4、5歩進んで、呼吸を整えて進む感じ。聖橋が本当に楽な橋に思えます。
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柴沢吊橋:百俣沢の頭から造林小屋までは樹林帯の中の比較的緩やかな下り坂が続きます。この小屋から先は急な下り坂になります。特にこの吊り橋の直前は、砂利道でしかもガレているので注意が必要。ここまで一人として登山者にあうことは無かったでした。まあこちらに来る物好きは、あまりいないようですよね。

 さてこの吊り橋ですが、めちゃくちゃ怖かったです。高さは50メートルぐらい?しかも歩く板の幅は狭いし、捕まる所も細いワイヤで極めて不安定。4、5歩進んで、呼吸を整えて進む感じ。聖橋が本当に楽な橋に思えます。
光岳登山口:柴沢吊橋を渡った先には、光岳登山口の標識がありました。ん?寸又峡まで39.9Km!?なんで?また距離が伸びている。絶句しました。
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光岳登山口:柴沢吊橋を渡った先には、光岳登山口の標識がありました。ん?寸又峡まで39.9Km!?なんで?また距離が伸びている。絶句しました。
大根沢:沢に沿って大きく食い込んでいる大根沢にやっと到着しました。ここまで何時間あるったんでしょうか?林道歩きはとても退屈ですね。
大根沢:沢に沿って大きく食い込んでいる大根沢にやっと到着しました。ここまで何時間あるったんでしょうか?林道歩きはとても退屈ですね。
林道ビバーグ:、この小屋に入ってから5分も経たないのに、”ざーーー”と大雨が降り出しました。本当にラッキーでした。これじゃあ、ツェルトではひとたまりもありません。林道はあっという間に川になってしまいました。
林道ビバーグ:、この小屋に入ってから5分も経たないのに、”ざーーー”と大雨が降り出しました。本当にラッキーでした。これじゃあ、ツェルトではひとたまりもありません。林道はあっという間に川になってしまいました。
大樺沢登山口:ここは大樺沢登山口です。大無間山に登る登山道で、入り口は結構しっかりしていますね。この辺の山は、何処へ行くにも厳しいようで、あまり登山客はいないよな、こんなへんぴな所じゃあ。
大樺沢登山口:ここは大樺沢登山口です。大無間山に登る登山道で、入り口は結構しっかりしていますね。この辺の山は、何処へ行くにも厳しいようで、あまり登山客はいないよな、こんなへんぴな所じゃあ。
お立台ヘリポート展望台:小屋を4時に出て既に5時間過ぎ、やっとお立台ヘリポート展望台に到着。ここで登山客1人にやっと遭遇しました。ここから、寸又川左岸林道と千頭ダムに下りる右岸林道に選択肢があります。右岸林道の方が距離が短いので、ダム方向に向かうことにしました。
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お立台ヘリポート展望台:小屋を4時に出て既に5時間過ぎ、やっとお立台ヘリポート展望台に到着。ここで登山客1人にやっと遭遇しました。ここから、寸又川左岸林道と千頭ダムに下りる右岸林道に選択肢があります。右岸林道の方が距離が短いので、ダム方向に向かうことにしました。
ダムに行く中間点でこの林道とぶつかるポイントです。やっぱり道はありました。ただダム方面の看板は倒れていて、どうもあまり使われていない道の様です。それならそれで、地図は点線の道にしてほしいなあ。
ダムに行く中間点でこの林道とぶつかるポイントです。やっぱり道はありました。ただダム方面の看板は倒れていて、どうもあまり使われていない道の様です。それならそれで、地図は点線の道にしてほしいなあ。
林道からダムに下りる道の途中、分岐するポイントです。天地吊橋。
林道からダムに下りる道の途中、分岐するポイントです。天地吊橋。
急な下りを下りて千頭ダムに到着。このとき日差しが強くかなり暑かったでした。あの荒れた道を歩いたためでしょうね。ここから先はアスファルトの道をひたすら寸又峡温泉に向けて歩くだけです。
急な下りを下りて千頭ダムに到着。このとき日差しが強くかなり暑かったでした。あの荒れた道を歩いたためでしょうね。ここから先はアスファルトの道をひたすら寸又峡温泉に向けて歩くだけです。
飛竜橋: 林道起点は、汽車が展示されている公園になっていて、ここから夢の吊橋に行くはずでした。ところがこの橋は、一方通行で渡れないので、まっすく進みました。その先にあったのが、この飛竜橋です。さあ、あとは、温泉宿を探して温泉をつかるだけです。
飛竜橋: 林道起点は、汽車が展示されている公園になっていて、ここから夢の吊橋に行くはずでした。ところがこの橋は、一方通行で渡れないので、まっすく進みました。その先にあったのが、この飛竜橋です。さあ、あとは、温泉宿を探して温泉をつかるだけです。
寸又峡温泉は、山口屋という温泉宿に泊まりました。2016年には、林道歩き40km、もうこの林道は崩れて歩けなくなってしまいました。
寸又峡温泉は、山口屋という温泉宿に泊まりました。2016年には、林道歩き40km、もうこの林道は崩れて歩けなくなってしまいました。

感想

2001年に光岳から寸又峡へ林道40km歩いた記録です。
今やこの林道もがけ崩れで利用できなくなってます。今や良い思い出です。
光岳はアクセスしにくいから、今回の山行が最初で最後だな。

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コメント

凄すぎです(・・;)
kuboyanさん おはようございます

林道40キロですか
今は歩けないとのことで、本当に良い思い出ですね

この辺りの山域は行けないかもしれません
2016/9/5 6:43
Re: 凄すぎです(・・;)
niiniさん、こんばんは。
はるか昔の思い出ですが、今でもあの地獄の林道歩き、しんどかった事を思い出します。今やいい思い出です。
当時も林道の橋は落ちていて、車も入れなかったんですが、自転車で光岳登山口まで来ている人が居ました。この林道、最近のレコ見ると、完全に崩れていて、高巻きもできずに引き返した方もいるようです。
光岳は自分も最初で最後ですね。凄くアクセスしにくい場所にあるので。ただ、椹島を拠点として、荒川三山はまた行きたいですね。
毎度、コメントありがとうございました。
2016/9/5 21:03
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