茶臼小屋クローズ前に上河内岳、茶臼岳、仁田岳に行く

2016年09月10日(土) 〜 2016年09月11日(日)

• GPS: --:--
• 距離: 26.9km
• 登り: 2,698m
• 下り: 2,687m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:08
• 休憩: 1:23
• 合計: 10:31

5:22 畑薙ダムゲート前
6:00 6:00 畑薙大吊橋
6:26 6:26 ヤレヤレ峠
7:30 7:30 ウソッコ沢避難小屋
9:23 9:42 横窪沢小屋
10:56 11:06 倒木ベンチ
12:06 12:26 茶臼小屋
14:16 14:37 上河内岳
14:37 14:50 上河内肩
15:53 茶臼小屋

2日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:26
• 合計: 6:34

5:22 茶臼小屋
5:45 5:50 茶臼岳
6:47 6:58 仁田岳
7:56 7:56 茶臼岳
8:22 8:32 茶臼小屋
9:23 9:23 横窪沢小屋
10:09 10:09 ウソッコ沢避難小屋
10:53 10:53 ヤレヤレ峠
11:16 11:16 畑薙大吊橋
11:56 畑薙ダムゲート前

天候

晴れ→霧、晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沼平ゲート
静岡井川の畑薙へのアクセスが、 一番の核心だと思います。
新静岡インターから梅ヶ島方面と分かれ、口坂本との分岐から井川まで、狭い道を延々30km。疲れます。
また、前日移動の場合、新静岡インターすぐのローソン、サークルKで食事等買わないと、登山口まで、一切店がありません。

コース状況／危険箇所等

吊橋、梯子はやはり怖いです。
途中、板が軋むのがあり、やはり注意です。板が抜け気味の箇所もあるので踏み外し注意。

下山の最後、吊り橋を超えてからヤレヤレ峠に上がってアップダウンするところがしんどいです。その末の畑薙大吊橋で大井川および大河原を渡るため、足が笑ってバランスを崩したり、疲れだったり、気の緩みだったり。
ご注意ください。

それと仁田岳は希望峰から縦走路から外れるため、這松との格闘で東海フォレストの表示よりかかると思います。

その他周辺情報

白樺荘　
ＴＪＡＲ　4連覇の井川の英雄　望月将吾氏の関連がおいてあります。
温泉もなかなか、食事もできます。
何より人里より著しく離れていますのでありがたいです。

ちなみに茶臼小屋には、ここも井川観光協会　運営のため、望月将吾氏のものと、やはり昨年の今頃に二百名山ひと筆書きをやっていた田中陽希氏のサイン入りＴシャツなどがありました。

写真

6/12 10:50

プロローグ
笊からの上河内　中々に凛々しくでは、年内行くかとプランに。

9/10 5:22

スタート
まだしまっています

9/10 5:23

なかなかきれいな湖面

9/10 5:56

吊り橋です

9/10 5:58

概念図です

9/10 5:58

今回のターゲットエリア

9/10 5:59

15名が最大とのことです

9/10 5:59

渡り始め

9/10 6:02

足の下を流れてます

9/10 6:02

大井川です

9/10 6:26

ヤレヤレ峠
帰りに思い知らされます。
ランの人々もそうではないでしょうか

9/10 6:49

ヤレヤレから降りて、上河内沢　吊り橋傍
水場

9/10 6:50

上河内沢です
結構な激流です

9/10 6:50

登山道の吊り橋　1つ目

9/10 6:54

廃屋？

9/10 7:30

ウソッコ沢小屋

9/10 7:31

ウソッコ沢小屋　中は案外まとも

9/10 7:32

東海フォレスト標です
小屋自体が元々営林小屋なのかな？

9/10 7:34

吊り橋足元を　

9/10 7:34

激流です

9/10 8:39

中の段
ここで平たくなるという意味と思われる
実際ここまでは激坂で、ここからは緩めだった

9/10 8:39

あっ上河内！

9/10 8:46

この子なんでしょう
菌類でしょうか
実際は黄色です

9/10 9:17

横窪峠

9/10 9:17

横窪峠より上河内
だいぶ上です

9/10 9:22

横窪沢

9/10 9:30

横窪沢小屋

9/10 9:30

トリカブトいっぱい

9/10 9:33

横窪沢小屋

9/10 9:34

横窪沢小屋前は花畑

9/10 9:34

こちらはししうどかな

9/10 9:40

横窪沢小屋前は花畑

9/10 9:42

横窪沢小屋前は花畑

9/10 10:37

たぶん小無限と大無限だよな。
すると左端のピークなあたりが崩落がやばいと言われているところだろうか

9/10 10:44

週末は山にいます！

9/10 11:06

倒木ベンチ
下山だとわかりません

9/10 11:06

倒木ベンチに座って

9/10 11:33

樺段
あと一息

9/10 11:53

上河内　どこまでもかっちょいいと思う

9/10 11:57

大無と大根沢だろうか

9/10 12:05

手前も奥も崩落してますな

9/10 12:08

茶臼小屋見ました
右奥が茶臼岳

9/10 12:10

小屋　到着

9/10 12:27

では出発

9/10 12:43

稜線出ました
奥は兎とそこから延びる尾根

9/10 12:44

戦艦　聖　見参

9/10 12:45

聖　なんだけと右奥に赤石の一部がちらり

9/10 12:45

兎　このこもかなりご立派なお山だと思う

9/10 12:46

茶臼からの稜線の先に光、加賀森、池口

9/10 12:49

茶臼

9/10 12:50

上河内

9/10 12:52

光、仁田、池口

9/10 12:55

なんでしょう

9/10 12:57

上河内と聖

9/10 13:03

お花畑と上河内

9/10 13:33

茶臼なかなかにいけるとおもう

9/10 13:33

上河内へ

9/10 13:41

本日の聖様

9/10 13:42

本日の聖様

9/10 13:47

聖への稜線
雲行が怪しい・・・

9/10 13:47

聖平小屋

9/10 13:47

聖への道

9/10 13:52

茶臼と仁田

9/10 13:53

左が肩、右が上河内山頂

9/10 13:58

上河内　二重稜線鞍部の先に茶臼と仁田

9/10 14:00

聖平から小聖あたりまでに・・・

9/10 14:06

上河内　肩

9/10 14:06

上河内　山頂へ

9/10 14:16

上河内山頂へ着きました
が・・・聖様、その奥はお隠れになりました。
聖沢にガスがかかってどうにもなりません

9/10 14:16

上河内山頂へ着きました
が・・・

9/10 14:17

畑薙の方のダム

9/10 14:17

笊：左と布引：右
小笊は笊の真裏で見えません

9/10 14:18

上河内山頂へ着きました
が・・・聖、兎からの尾根

9/10 14:26

上河内山頂へ着きました
が・・・一応笊

9/10 14:27

上河内山頂へ着きました大井川方面

9/10 14:29

上河内　三角点

9/10 14:30

上河内山頂
ここがガスってないだけましになってきた

9/10 14:31

上河内山頂へ着きました
が・・・

9/10 14:37

肩

9/10 15:52

戻りました

9/10 16:51

陽希Tシャツ

9/10 16:52

望月氏Tシャツ

9/10 16:52

夕食

9/10 17:10

井川の鉄人

9/11 5:43

聖、上河内の先に赤石、悪沢

9/11 5:44

朝日

9/11 5:44

茶臼より大無限

9/11 5:45

茶臼到着

9/11 5:46

茶臼から聖、上河内、兎

9/11 5:46

茶臼から光

9/11 5:46

光以南

9/11 5:47

中ア

9/11 5:47

ぽっかり御嶽

9/11 5:47

ぽっかり恵那

9/11 5:47

笊　布引

9/11 5:55

聖、赤石、悪沢

9/11 5:55

赤石、悪沢

9/11 5:55

上河内

9/11 5:55

聖

9/11 5:55

兎

9/11 6:08

仁田池

9/11 6:12

左　小無間、右　大無間
小無間の一部が崩落がやばいと言われているとあたり

9/11 6:13

スタート地点の畑薙第一だと思う

9/11 6:15

木道から茶臼
意外に男前な山容

9/11 6:32

希望峰
ここから仁田はなかなかにえぐいです

9/11 6:34

仁田はこのもう少し奥

9/11 6:44

槍穂と笠？が兎の肩に

9/11 6:47

仁田岳
誰もいません

9/11 6:48

山頂域が広大です
大無間〜信濃俣

9/11 6:48

右のずんぐりしているのが光、その左は信濃俣

9/11 6:48

光〜大根沢

9/11 6:49

茶臼への稜線と上河内、聖

9/11 6:50

槍穂

9/11 6:50

笠だと思うんだけど・・・

9/11 6:50

御嶽

9/11 6:50

光、イザルガ、右に池口
光の小屋、高層湿原も見えました

9/11 6:50

易老岳・光への道
崩落あり。
光への道　易老岳から先は遠山郷側の易老渡から行きました
易老岳は崩落地の左のピークでしょうか

9/11 6:52

富士がだいぶまともにでました。
上の笠雲はどうにもならず

9/11 6:53

仁田岳から兎、聖、上河内

9/11 6:53

仁田岳標

9/11 6:54

ここ、ばっつり切れた谷です

9/11 6:55

仁田から大井川

9/11 6:56

信濃俣のさき、知らない山が多いです

9/11 6:57

三角点　ありました

9/11 6:57

山頂は緑の大地

9/11 7:04

分岐　希望峰と兎、聖、上河内

9/11 7:04

分岐　希望峰と聖、上河内、茶臼

9/11 7:05

分岐　希望峰と上河内、茶臼

9/11 7:08

遠山郷と恵那

9/11 7:25

御嶽

9/11 7:26

木曽駒から空木・南駒・越百

9/11 7:28

上河内

9/11 7:28

仁田と希望峰

9/11 7:29

道中

9/11 7:36

木道から茶臼

9/11 7:53

赤石が少し頭をだす

9/11 7:53

赤石と悪沢

9/11 7:54

聖、赤石

9/11 7:55

茶臼山頂　赤石ですね

9/11 7:56

茶臼に戻りました

9/11 8:10

木曽山系

9/11 8:10

兎

9/11 8:11

さらば茶臼

9/11 8:11

さらば上河内〜聖

9/11 8:15

さらば上河内

9/11 8:29

小屋から笊

9/11 8:32

小屋の水
うまい

9/11 8:32

小屋の水
うまい

9/11 8:41

下山道から上河内

9/11 8:58

下山だと見過ごす

9/11 9:23

横窪沢小屋

9/11 9:24

こんな花

9/11 10:04

はしご
帰りは怖い

9/11 10:06

はし　怪しい

9/11 10:09

ウソップ小屋

9/11 10:33

吊橋

9/11 11:11

大吊橋

9/11 11:11

橋の上から　やはり怖い

9/11 11:12

橋の上から　やはり怖い

9/11 11:12

橋の上から　河原でかい

9/11 11:12

橋の上から　やはり怖い

9/11 11:15

橋の上から　渡りました

9/11 11:15

橋の上から　やはり怖い

9/11 11:16

橋　渡りきりました

9/11 11:56

ゲート　帰りました

9/11 11:59

ゲート前の湖

9/11 12:21

白樺荘

9/11 13:09

井川の鉄人

撮影機器：

AQUOS Compact SH-02H docomo シャープ

感想

HHH

6月の布引・笊ヶ岳登山の時、大井川を隔てて仰ぎ見た　赤石山脈南方　主稜線　上河内・聖・赤石・悪沢が非常に強烈で、そのうち未踏の上河内に行きたいと思っていました。
その上河内岳の南側　茶臼小屋、上河内岳の北側で聖岳の南側との鞍部にある聖平小屋の営業が来週の3連休までであるということ、3連休は別の計画を考えているため、今週上河内岳へ行ってきました。大井川流域の南アルプス主稜線のうち、静岡側から唯一シャトルバスの縛りがない登山口である沼平ゲート発　畑薙大吊橋から茶臼小屋へのルートで。
畑薙大吊橋も興味があったし、アップダウンが厳しく、中々にしんどいという噂は聞いていて、実際なかなか高度が稼げずしんどいものがありました。道中上河内岳が木の間から時折見えつつ、だいぶ上で嫌にもなります。
しかし、茶臼小屋に到達すると景色はよくなってきます。
初日は、昼に茶臼小屋に到着したため、天候もまずまずなれど結構疲れたしどうしたものか思案しましたが、結局目的の上河内岳へ　
聖以南で大きい弧峰 上河内岳は聖平以南辺りから続く二重稜線になっており、南東側の主峰がパっつり切れており、凛々しい姿をしています。
主稜線に出ると、それまでちらちら見えていただけの上河内岳が見えるのとともに、巨漢聖、お供の兎、西方には遠山郷への遠山谷、その先に恵那山、南には茶臼とそこから光岳への稜線が連なります。
東方には布引と笊、富士が。
道中、二重稜線故にお花畑の区間があり、その正面に上河内をとらえると得も言われぬものがあります。
そして、上河内と聖を捉えながら上河内肩に近づいたとき、残念ながら聖平・聖沢に霧が立ち込め、北側の稜線群が見えなくなりました。
翌朝は見えたらしいので残念ではありますが、ある意味想定通りといえます。
一応、笊を視認して帰還しました。

翌朝は茶臼岳を経て、仁田岳へ。
茶臼岳は、主稜線の南端らしく結構景色が素晴らしかったりします。
途中にある仁田池。
ここは今は決してきれいとは言い難いものの二重稜線でお花畑の稜線が続きます。
そして、光へ続く易老岳と仁田岳への分岐　希望峰で道を分かれると、とても実線とは思えない這松が行く手を遮り結構しんどい。何気に三等三角点でもあります。
そしてようやく仁田岳。光へ続く道、光の周りの山々、大井川のダム湖群など中々です。畑薙のダムができる前、ここに上がってくる道があったように見受けられました。光は中々どれがそれなのかわかりにくいと言われがちですが、茶臼からみれば間違えようがありません。真正面ですから。光岳小屋、その周りと思われる高層湿原、手前にイザルガと思われるコブ、その奥にはツインピークの山も。これが池口なのでしょうか。いずれにせよ光に行った時を懐かしむことができました。

折り返して最南　茶臼岳へ。茶臼、および少し光方向へ行った辺りは眺望なかなかによろしいと思います。聖と上河内の奥に赤石、悪沢岳およびその以東の山並み、兎の肩にうっすら槍穂がお出ましになり、恵那、御嶽、木曽の山々、光、笊、布引、そして富士。
茶臼岳の山頂自体は意外に岩稜であり頂上はここも赤石でした。

茶臼小屋では比較的余裕があり快適に寝ることができました。
茶臼小屋は井川観光協会が運営に噛んでいるためか、TJAR　望月氏のサインとポスターが掲げられてました。昨年2百名山一筆書きで宿泊しているため、田中陽希氏のTシャツも。

そして、茶臼小屋からの下山。
小屋から大吊橋までできる限り早く降りることを決め、サクサク降りる体への慣らしも込めて実施。
登り返しが非常にしんどかったけど。
ここはだいぶ早く降りれたかと思います。

聖行きたいなあとか、評判がいい聖平小屋、百間洞の家 名物のとんかつ食べたいとか、明るい状態での兎を踏んでみたい、スキップした大沢も踏んでみたいなど色々です。

圧倒的な迫力が聖にはあります。南から見ると強烈です。
でも、上河内は上河内で方向によっては端正にシュッと伸び、東方には長い尾根筋を張り出す中々に貫禄があって期待通りだったでしょうか。

2週連続の山行。体が持っているのでしっかり慣らしていこうと思います。