八ヶ岳（天狗岳〜硫黄岳）

2011年01月22日(土) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,514m
• 下り: 1,668m

コースタイム

08:03渋の湯〜09:31黒百合平09:50〜09:55中山峠09:55〜10:55東天狗岳11:00〜11:15西天狗岳11:15〜11:49根石岳11:55〜12:32夏沢峠12:45〜13:52硫黄岳14:00〜14:05赤岩ノ頭14:05〜14:38赤岳鉱泉14:48〜15:08堰堤広場15:08〜15:35美濃戸15:42〜16:03美濃戸口

天候

曇り、山頂付近はガス&強風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

クルマ:茅野駅の市営駐車場(最初の3時間無料、その後100円/30分)
バス行き:6:40茅野駅発〜7:40渋の湯
バス帰り:16:40美濃戸口〜17:10茅野駅
※http://www.alpico.co.jp/suwabus/bus/

コース状況／危険箇所等

【登山ポスト】
渋ノ湯登山口にあり

【コース状況】
●渋の湯〜黒百合平
積雪は20〜50cmくらい。危険箇所なし。
トレースもしっかりついているのでアイゼンなし。
黒百合ヒュッテの温度計はマイナス10度を指していた。

●黒百合平〜天狗岳
この辺りから稜線に出るため積雪量は10〜20cmくらい。風速10〜15mくらいか。目出帽が必要。
急斜面があるためアイゼン装着。
アイゼンが良く利くので、天狗の奥庭方面からの登山道との合流地点まではピッケルなし。
頂上直下からは岩と雪がミックス。

●天狗岳〜根石岳
積雪量は10〜20cmくらい。
風速15〜20mくらいか。
我慢できずゴーグルも装着。

●根石岳〜夏沢峠
根石山荘を過ぎると樹林帯に入る。
トレースあり。危険箇所なし。
箕冠山から夏沢峠までの積雪量は50cm程度。深いところでは70〜80cm。

●夏沢峠〜硫黄岳
森林限界を越えるとかなりの風。風速20mくらいあったと思います。
タイミングを見計らいながら足を進めないと風で体を持っていかれます。

●硫黄岳〜赤岳鉱泉
危険箇所なし。
前回(11月下旬)よりも雪が増えていて歩きやすい。

●赤岳鉱泉〜美濃戸
ここでアイゼン外す。
赤岳鉱泉からは快適な登山道。夏よりも歩きやすい。

写真

黒百合平から天狗岳を望む。

一瞬、晴れ間ものぞくが…。

すぐにガスの中に。

東天狗岳山頂。眺望はまったくなし。

西天狗へ。

東天狗から根石岳へ向かう。晴れていれば良さそうな場所。

ガスの間から下界が見える。風の抜け道になっている。

根石岳山頂。たまらずゴーグルを着ける。

根石岳から箕冠山を望む。天候もちょっと快復傾向。

箕冠山から夏沢峠まではフカフカの道。

やはり硫黄岳はガスの中…。

北八ヶ岳でよく見られるごま塩みたいな風景。

夏沢峠から金峰山、甲武信岳方面を望む。こちら方面は晴れているのになぁ。

夏沢峠から硫黄岳山頂までは、強風のため写真を撮る余裕なし。でいきなり硫黄岳の頂上標。

爆裂火口。山頂は11月下旬に登った時より、雪が少ない。

横岳、赤岳、阿弥陀岳も山頂にだけ分厚いガスが。

あれ?天狗だけ晴れてんじゃん。奥に見えるのは蓼科山か。

赤岩ノ頭付近。

赤岳鉱泉。アイスクライミングのイベントが行われていた。

堰堤広場から美濃戸山荘までの林道。八ヶ岳らしく、山頂付近はガス、強風でも下界は晴れている。

感想

danyama

●今回、茅野駅にクルマを置き、バスで渋の湯に入り、美濃戸口から出て茅野駅に戻るルートを計画。
●バスで渋の湯までのアプローチしている時に見える景色は、下界は晴れているにもかかわらず、八ヶ岳の上にだけ雲が貼りついているという八ヶ岳によくある感じ。
●黒百合平辺りから風が出始める。すごいスピードでガスが移動していて、ほんの一瞬だけ晴れ間が出る時もあったが、9割くらいはガスの中。
●東天狗到着後、強風と視界が悪いので、このまま渋の湯まで戻るどうするか迷う。考える意味も含めて時間稼ぎにとりあえず西天狗まで往復。
●バス待ちがイヤなので、「行ける所まで」という気持ちで根石岳に向かって下る。歩き始めると不思議なもので、これまでの迷いがなくなる。
●東天狗から根石岳までは風の抜け道となっており、完全防備が必要。晴れていれば絶景を楽しみながら歩くことができるはず。
●根石山荘を過ぎて樹林帯に入ってホッとひと心地つく。この辺りからちょっとだけ天気が良くなりテンションも上がる。
●夏沢峠まではフカフカの雪。たまにズボリとはまり楽しく転べる。
●硫黄岳までは、高度を上げるたびに風がどんどん強くなる。前半は急登のため、特に慎重さが必要。森林限界を越えるとますます風は強くなるが、一方で斜面も多少なだらかになるので、飛ばされても滑落はしないだろうとタイミングを見計らいながら頑張って登りきる。
●時間も遅いこともあってか、山頂は誰もいない。横岳、赤岳、阿弥陀岳も山頂付近は雲の中。写真だけ撮ってすぐに降りる。
●赤岩ノ頭を過ぎて樹林帯に入る。ここまでくればもう安心。とはいえ、帰りのバスの時間もあるので、ちょっと急ぎ目でガシガシ下る。
●赤岳鉱泉はすごい人。アイスキャンディーでイベントもやってたみたいだが、それを横目にそそくさと通り過ぎる。
●北沢は前回歩いた時(11月下旬)よりも雪が増え、格段に歩きやすくなっていた。おかげでバスの時間には充分間に合いそうだ。
●美濃戸から美濃戸口まで歩いてる途中でアイスクライマーの方に声を掛けていただき、美濃戸口までクルマに同乗させていただいた。ありがとうございます。
●クルマとバスを組み合わせるとルートの計画の幅がちょっと広がった気がした。
●ここ何回かの山行は天候に恵まれていない。これも経験うちと思っていたが流石にイヤになってきた。次回は晴天の雪山に行きたい!

コメント

youtaro

市営駐車場の利用
danyamaさん、こんにちは。

茅野駅の市営駐車場の利用はいいですね。
私もこのパターン、考えてみようと思いました。

しかし、3時間を過ぎると30分100円、テント泊
などで計画するとかなり高くつきそうなところが
悩ましいです

次は晴れの八ﾂを！ですね

danyama

youtaroさん


ご無沙汰してます！

このコース、youtaroさんの山行記録を拝見して思いつきました。
ありがとうございます。

テン泊できるとなると、さらにいろんな選択肢が広がりますね。

赤岳鉱泉で1泊して、翌日、天候と体力次第で
硫黄岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳〜美濃戸も狙えますし、
キビシければ赤岳〜阿弥陀岳〜美濃戸という選択肢もあります。
さらに入りをピラタスロープウェイにすれば、
南北縦断もどきも狙えますね。

茅野駅の市営駐車場、確かに結果的に高かったです。
日帰りでも1700円しました。
打ち止めとかあればいいのですが…。

また、どこかでお会いできることを楽しみにしてます！