飯豊縦走（川入〜飯豊山〜梶川尾根）

2016年09月12日(月) 〜 2016年09月15日(木)

• GPS: 80:00
• 距離: 27.6km
• 登り: 2,401m
• 下り: 2,699m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 2:00
• 合計: 9:00

6:00 スタート地点
8:40 8:40 剣ヶ峰
9:00 9:10 三国岳
10:40 10:50 種蒔山
11:00 12:30 切合避難小屋
13:10 13:20 草履塚
13:40 13:40 御秘所
15:00 飯豊山避難小屋、本山小屋、飯豊山神社

2日目

• 山行: 1:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:40

7:40 飯豊山避難小屋、本山小屋、飯豊山神社
8:00 8:00 飯豊山
9:00 9:00 御西岳
9:20 9:20 御西岳避難小屋
9:20 宿泊地

3日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:10
• 合計: 6:40

7:20 宿泊地
9:20 9:20 御手洗ノ池
10:20 10:30 烏帽子岳
10:50 10:50 梅花皮岳
11:20 12:10 梅花皮小屋
12:30 12:40 北股岳
14:00 14:00 門内岳
14:00 門内小屋

4日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:40

6:40 門内小屋
7:30 8:00 扇ノ地神
8:50 9:00 梶川峰
10:40 10:50 湯沢峰
12:20 12:20 飯豊山荘上駐車場
12:20 ゴール地点

天候

12日：くもり（終日ガスの中）
13日：雨（強風と雨。稜線歩き途中で断念。）
14日：曇り時々雨のち暴風雨（晴れたり雨降ったり）
15日：晴（ガスのち快晴）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

新潟〜（JR）〜山都　1,660円
山都〜（バス）〜川入　1,000円
小国〜（JR）〜新潟　1,460円

コース状況／危険箇所等

※ルート図は手書きです。
よく整備されています。

その他周辺情報

11日　川入　民宿高見台7,500円
15日　温泉　小国町役場 おぐに開発総合センター200円
シャワー2つの小さいおふろ場です。ＨＰにも案内がなく、センターへ入って初めてわかる地元の知る人ぞ知るところかな（笑）飯豊の温泉が源泉の工事のため16日まで休館だったので、ここで入浴して帰りました。夜行バスでの帰阪だったので、とても助かりました。

写真

9/11 10:18

11日（日）夜行バスで新潟へ到着。磐越西線で山都駅へ。

9/11 10:43

川入へゆくバスは1日2本。9月は金〜月の曜日指定で運行している。バスまで3時間くらい待ち時間があったので、山都の町をウロウロしていると、雪室蕎麦まつりをやっていた。

9/11 10:49

1,000円のチケットを買って、蕎麦600円、マイタケ天100円、蕎麦饅頭天100円、コーヒー300円を。

9/11 12:09

全く土地勘がなく、この概念図はなかなかためになった。

9/11 15:49

今日はここにお世話になります。民宿のおじさんからも情報収集。どこへ降りたら安くて便利かを。

9/11 15:57

時間があったのでバス停近くの郷土資料館へ行って驚いた！ここは木地師の里で、そして民宿のおじさんの姓は「小椋」
それって、滋賀の君ヶ畑と同じじゃありませんか！

9/11 15:57

なるほど・・・蒲生のお殿様の国替えか。近江と会津は縁が深いのだなあ・・・

9/12 6:00

12日（月）登山口まで民宿のおじさんに送ってもらう。

9/12 6:31

曇り空だが雨は降らず。

9/12 6:37

9/12 7:28

道は歩きやすい。

9/12 8:12

もう少し景色が見えるとよいのだけど・・・ワクワク。

9/12 8:40

9/12 8:41

岩稜帯には何カ所か鎖場がある。

9/12 8:47

昨日、宿でご一緒だったご夫婦と前後して登る。

9/12 8:58

9/12 9:01

三国岳避難小屋。ここでしばらく休憩。

9/12 9:14

弥平四郎への道の分岐

9/12 9:23

9/12 10:40

種蒔

9/12 10:45

見えたり見えなかったり・・・

9/12 10:49

9/12 10:50

9/12 10:53

9/12 10:56

9/12 11:06

9/12 11:12

三国岳避難小屋で休んでから、なんだか調子が悪くなってペースあがらず、もうこの切合小屋で泊まろうかな・・・と思った。

9/12 11:46

登山口の沢で追い越したボッカのおじさんが上がって来られて、持ってきたトマトをすすめられる。「たくさん食べ」と言われたけど、勿体なくてたくさんなど食べれない。少し頂いて満足。おいしかった！小屋番さんもめちゃ親切。ビールにもひかれるが、1時間半休んだらちょっと回復したので、明日は天気悪くて動けないだろうから、前へ進むことにした。小屋番さん、ボッカのおじさん、ありがとうございました！

9/12 12:20

9/12 12:41

9/12 12:44

9/12 12:56

9/12 13:22

9/12 13:22

9/12 13:39

9/12 13:43

岩場の御秘所。緊張して臨んだが、大丈夫だったw

9/12 13:44

9/12 13:49

9/12 14:08

もうすぐそこと思ったここからが長かった・・・

9/12 14:18

御前坂・・・どんだけ登るねん・・・

9/12 14:20

ウスユキソウが咲いていた。

9/12 14:22

水場で水を汲んで、そこから5分ほどで小屋。

9/12 16:08

本日の宿、本山小屋。小屋番さんは平日なのでいらっしゃらなかった。新潟から来られた3人パーティーと、昨日の宿で一緒だったご夫婦と6人で泊まる。

9/12 16:09

9/12 17:29

夕方、一瞬ガスが取れて、飯豊山から御西の稜線と大日岳、そして烏帽子や北俣が見える。登ってきてよかった。
この夜、雨になる。

9/13 7:43

13日（火）予報通り雨。そして風も強い。ご夫婦は川入へ下山。3人組さんは梅花皮までゆくとのこと。うーむ・・・昨日の夜の降り方だと本山小屋に停滞してもう1泊しようかと思ったが、もしかしたら雨風弱くなるかもしれないので、とりあえず歩いてみることにする。次の御西小屋までなら2時間かからないので様子みながら。

9/13 7:43

9/13 7:54

全くもって雨

9/13 7:54

コケモモの紅葉。

9/13 7:59

飯豊山。真っ白でなんにも見えない。

9/13 8:33

南からの風が強く、雨も降って稜線は吹きっさらしなので、休憩もままならない。

9/13 8:33

9/13 8:41

登山道は川になってる。

9/13 8:46

どんどん風も雨も強まってくるし。

9/13 8:46

とにかく御西小屋まで。

9/13 9:20

着いた・・・ボトボトのビショビショ。なんと、驚いたことに御西小屋には小屋番さんがおられて、登山道整備のあと宿泊されてる方もおられて。こんな天気の日は人と出合うとホッとする。梅花皮小屋まで、このままあと4時間かあ・・・ちと厳しい。この風雨だと休憩もできないしなあ・・・うーむ。せっかくの稜線歩きなのに。

9/13 13:36

3人組さんは梅花皮へ向かわれたようだが、私は悩んだ結果、御西小屋で停滞。

9/13 13:36

雨風止まず・・・1日中こんな天気であった。

9/14 6:56

14日（水）初めて太陽を見た。

9/14 7:16

いってきまーす！また来るね〜

9/14 7:14

御西小屋

9/14 7:20

晴れそうとはいえ、ガスの中。風がないので、よかった。

9/14 7:27

9/14 7:28

9/14 7:31

9/14 7:47

9/14 7:54

お？！見えてくるのか？

9/14 8:01

9/14 8:06

9/14 8:19

天狗の庭

9/14 8:24

9/14 8:26

9/14 8:33

9/14 8:36

9/14 8:37

9/14 8:43

9/14 8:43

9/14 8:48

9/14 8:48

秋で花は地味で少ないけど、それでも花の飯豊。

9/14 9:13

9/14 9:52

9/14 9:52

9/14 10:17

烏帽子岳

9/14 10:43

梅花皮岳。また雨が強く降ってくる。あわてて小屋へ向かう。

9/14 11:41

梅花皮岳避難小屋。ここから石転沢が落ちてゆく。「かいらぎ」読めないよなあ・・・かねてよりの憧れの地です。小屋は誰もいない。雨の中を小走りに降りて来たので、水場の道標を見落としており、小屋で「水場どこ〜〜？」となるw門内小屋の水は雪渓の融雪なので、ここで水をもってゆくとよいと教えてもらった。

9/14 12:13

ちょっと離れるともう見えない。

9/14 12:41

北股岳

9/14 13:20

9/14 13:41

9/14 13:42

9/14 13:42

9/14 13:44

積乱雲のような太い柱状の雲が見えたので、これはきっと天気が早いうちに崩れると思って足早に小屋へ向かう。

9/14 13:45

門内小屋が見えた。いい場所に立っているなあ！

9/14 13:48

9/14 14:00

門内岳

9/14 14:02

小屋到着。小屋には新潟から来られたお兄さんがひとり。今日も楽しく山の話をする。15時ころ男性6人のパーティーがやってくるが、梅花皮小屋までゆかれるとのこと。新潟の航空自衛隊の方々でありました。16時ころから暴風雨になり、小屋はガタガタ、一晩中大荒れでした。欲張って頼母木まで行かなくてよかったw

9/15 6:37

15日（木）いよいよ最終日。夕日も朝日も見ることなく5日間が終わろうとしている。そして、昨夜の暴風雨が明け方まで残り、この日もガスに包まれた山であった。

9/15 6:46

なんとなく青く見える空に少しの期待をもちつつも・・・あと1時間も歩けば稜線から下らなければならない。

9/15 6:51

お？！

9/15 7:01

青空が・・・

9/15 7:08

いや・・・何も見えない・・・

9/15 7:15

胎内岳。胎内川は沢登りで有名だなあ。

9/15 7:19

おや？

9/15 7:23

う〜ん・・・

9/15 7:26

お！尖がりが見えた。

9/15 7:30

また隠れる・・・

9/15 7:31

9/15 7:31

9/15 7:31

9/15 7:32

9/15 7:32

梶川尾根の分岐についたのだけど・・・

9/15 7:34

おおお！！！！！ついに歩いて来た稜線が姿を表した。来た道をまた戻るw

9/15 7:35

9/15 7:35

飯豊山から北股岳までの稜線が・・・

9/15 7:37

ここを行ったり来たり、ガスが晴れるのを待って30分以上うろうろしていた。

9/15 7:42

9/15 7:45

ブロッケン現象。私はガスの中をよく歩くので比較的よくコレを見る。

9/15 7:48

9/15 7:53

9/15 7:56

9/15 7:56

さあて・・・梶川尾根を下りますか。時間ですね。

9/15 7:58

ガスが取れました。

9/15 8:01

草原のような梶川尾根上部。

9/15 8:02

9/15 8:18

9/15 8:19

飯豊山〜北股岳。歩いている間ずっとガスの中だった。晴れた時に歩きたいね。

9/15 8:27

地神山〜えぶり差岳。予定どおりに歩けたならここも走破する予定であったが、また今度。

9/15 8:52

梶川峰

9/15 8:53

9/15 10:09

滝見台分岐

9/15 10:08

滝見台から石転沢と梅花皮避難小屋を遠望。雪渓が割れてほとんど残っていない。こんな年は珍しいらしい。

9/15 10:29

ブナの森。時々獣臭がするので、笛を吹きながら歩く。

9/15 10:49

9/15 10:49

晴れるのかと思ったが、またガスに覆われる山。やはり天候が不安定だ。

9/15 11:17

大きなぶな。

9/15 12:01

飯豊山荘が見えて来た。あと少しだが、ものすごい急坂。

9/15 12:29

梶川尾根登山口到着！疲れた〜

9/15 12:33

いつもならここの温泉に入れるのだろうが・・・

9/15 12:40

9/15 12:35

本日や休館。残念。ほんとに残念であった。それにバスが来ないので歩く。

9/15 14:35

バスの来る国民宿舎まで地元のおじさんに送ってもらい、バスを待っていたら、なめこを納品に来たおばさんが、街まで出るので車に乗せてくれると。家に帰って準備してから出るので、これを食べて待っててと、庭に置かれたベンチでトマトをいただく。おばさんのお祖父さんは、梅花皮小屋の管理人をされていたらしい。乗せていただいたおかげで、お風呂にゆっくり入れた。感謝！

9/15 17:27

JRで新潟まで。

9/15 17:32

さて、帰りましょう。

撮影機器：

Optio W10 ペンタックス

Xperia A2 SO-04F SONY

感想

ameyan

秋の5連休。
当初、南アルプスの白峰南嶺を歩こうと計画していたが、5日ほど前に二軒小屋を予約しようと電話したところ、二軒小屋が11日〜16日まで休館だとゆうことが発覚。
椹島まで歩くとか、奈良田へ降りるとかいろいろ考えたが、どう転んでも天気が悪い。
天気が悪い中、南アへ行っても、北岳だけ登って終わりになってしまうので、ここはちょっとでも北へ逃げて、飯豊はどうだろう？と思ったのが発端だった。

最初の計画では川入から飯豊山、烏帽子、梅花皮を越えて、えぶり差までを縦走する予定であったが、秋雨前線が停滞していて、おまけに台風が発生していて、天候は非常に不安定。
とにかく行けるところまで歩くかと決めて出発した。

ほとんどガスと雨にたたられ、稜線歩きの日は景色も見えず、山としてはあんまりパッとしない結果だったが、切合小屋での小屋番さんとボッカのおじさんとの出会いや、御西小屋での停滞時に同世代の小屋番さんと飯豊の保全活動をされているやはり同世代のKさんとのいろいろな楽しい話、小国へ降りてから車に乗せていただいたSさんとの出会いなど、飯豊山に関わる様々な人との出会いがあり、楽しいひと時を過ごせた。
天気が悪くて、人がいない山の貴重なひとこまである。

天気が悪くて、山行事体をやめようかとも思っていたが、行ってよかった。
雨の中を歩いたことも、それなりの自信につながる。
歩きたいルートがまた増えた。
飯豊はいいで！

登ってやっとこのギャグを飛ばせるようになった。
やっと一人前になれた気分w

出会い、お世話になった皆さま、ありがとうございました！

コメント

komorebi

良い出会いがあったようで実のある山行でしたね♪
ソロでの飯豊連峰縦走でしたか？
しかも関西からとは恐れ入りました
その行動はお見事ですよ
しかも沢山の出会いがあり、暖かい東北地方の人柄にも触れることができ心に残る山行だったと思います。
私も数年前に弥平四郎口から飯豊山荘へ縦走したことがありますが、温かい人柄に触れたことは今でも心に残ってます

私は、このような東北地方の山々をこよなく愛する一人です

ameyan

Re: 良い出会いがあったようで実のある山行でしたね♪
天気は悪くても、暖かい人情と飯豊を愛する心に触れて、よい旅でした。また行きたいと思います。