西穂山荘〜上高地


- GPS
- 06:12
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 274m
- 下り
- 1,098m
コースタイム
静岡→新穂高温泉登山者用駐車場
新穂高温泉10:10頃→第1・第2ロープウェイ→西穂高口10:22頃
西穂高口11:15→西穂山荘12:40〜13:00→上高地15:50
→小梨平キャンプ場泊
1月4日
小梨平キャンプ場→上高地散策→大正池→釜トンネル→中の湯バス停
中の湯11:42→バス540円→平湯11:52
平湯12:40→バス870円→新穂高温泉13:22
新穂高温泉登山者用駐車場→平湯温泉→某所で車中泊(翌日に続く)
天候 | 3日 晴れ 4日 晴れのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
あえて除雪をしないため一般利用者に迷惑をかけませんが、それなりに雪に埋もれています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂山荘〜上高地は本当に人気が無くトレースが無いに等しいです。 たまたま同じルートをたどった先人のおかげで楽に下れました。 あわよくば焼岳と考えていましたがトレース無く過ぎてしまいました。 |
写真
感想
冬の上高地に行くのに釜トンネルを上るのが嫌で、西穂高口から降りるルートを計画してみました。
自宅を早くに出ましたが、ロープウェイの始発には間に合わず、ゆっくりスタートです。とてもよい天気で気持ちがいいですね。購入したばかりのアイゼンを効かせながら登りますが、写真撮影でなかなか進みません。背中には宿営やスノーシューの荷重がずっしりと辛いです。早々にサングラスを紛失してしまいました。買ったばかりだったのに…
西穂山荘で昼食をとります。丸山方面は白銀の世界でWelcomeと呼んでいるようですが今日はパス。下山開始し、できれば焼岳方面に行こうかと考えていましたが、トレースが無くて分岐に気がつかず、上高地に下るだけとなりました。
しかし雪深い下り坂はかなりきつかったです。アイゼンで歩くと埋まるし、スノーシューに履き替えると滑って危険だし、最終的に具合が良かったのはシリセードのたぐいです。しかしフリースの腰あたりに雪が付着して、日帰りならいざ知らず悪い予感がします。
上高地は手が届くところに見えるのに全然近づきません。途中でラッセルトレースを付けてくれた先人を追い越し(登山道に文句をブツブツ言っていたのでお礼だけ言ってサイナラ)、ようやく上高地の登山道口についたのは下山開始から3時間もたっていました。
バスの待合室みたいな小屋で身支度を変えていると頭に看板が直撃。チェーンでぶら下がっていたものが外れました。イテテ、手が届く所に看板を掛けないでくれよ〜。今日は運が悪いかも?
せっかくスノーシューを持ってきたので履きますが、トレースが多くて全く不要な感じでした。小梨平キャンプ場を目指し、ツエルトを張ります。さぁ腹ごしらえ。学生時代に自転車旅行でよく使い、久しぶりに活躍してもらいたいコンロに点火します。オーNO、点火用の100円ライターが点火できない。なんと寒すぎてライターの気化がうまくいかないようです。コンロの着火はすでに死んでおり、火をたくことができません。残りのパンは明日の朝食にまわし、今宵はホッカイロ、辛めの柿ピーと日本酒で過ごすしかなさそうです。フリースはあちこちに氷が着いて枕にしかなりません。予備のダウンを持ってきて正解です。
さてツエルトの張り方がイマイチだったようで、翌朝起きると倒壊していました。
寒いからとダウンの寝袋の中に潜っていると、口の周りが蒸気で凍ってかえって寒いことになっていました。それでもホッカイロを持ってきて良かった、朝は氷点下12度です。
さてコンロが使えないため食糧不足であり、楽しみにしていた上高地散策は早めに切り上げることにします。実際日が昇って山頂を照らしても上高地には日が当たらず絵にしづらい、そのうち天候が雪にかわり絵になりづらい、などいろいろな要素が重なり、釜トンネルを駆け下りるように下ってバスを待ちます。バス停で待つわずか10分程度の間に吹雪いてきて辛いです。
平湯へのバスは乗客ゼロ。バスターミナルで待望のあたたかい昼食です。ホントは飛騨牛とか熱源になるものがよいのですが、財布と相談して日替わりのこんにゃくで良いとしましょう。実に健康的。
再びバスで新穂高温泉に到着。駐車場に戻るとガラガラになっていました。正月ラッシュは過ぎたようです。あの点火しないライターは「空」になっていました。ガスはいつの間に消えたのでしょう。ツエルトは狭くザックを外に出していたのが正解だったかも…
今回の教訓
・純粋に上高地に行くなら釜トンネル往復が一番。西穂高口ははるかかなた。
・氷点下の調理設備を見直すべし。
・荷物を紛失しないよう縛り付けるべし。
・スノーシューは重いし山道では役にたたない。あくまで平地用。
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