記録ID: 987687
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無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根
紅葉の平ヶ岳を訪ねて。(鷹ノ巣登山口ピストン)
2016年10月16日(日) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 11:12
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 2,560m
コースタイム
天候 | 快晴⇒晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3時ごろに駐車場に着きました。7割ほど埋まっていました。 バイオトイレあり。 行き:関越小出ICから国道352号で奥只見経由 奥只見シルバーラインまでは順調です(と言ってもかなり長く、トンネル内は威圧感もあるので銀山平までは気が抜けません)が、銀山平から先は入り組んだ谷を迂回するようにカーブが連続する山道になります。沢を越える箇所はかなり段差がありますので車高が低い車は注意してください。夜はヘッドライトの明かりがあるのでいいですが、明るい時間帯は対向車に注意が必要です。同乗者は酔わないように寝ていることを強くお勧めします。 帰り:国道352号から桧枝岐経由で東北道西那須野塩原IC こちらの方が山道の区間が短く運転も易しいでしょう。桧枝岐温泉から鷹ノ巣登山口まではカーブ多めなので気を付けて運転してください。ミラーがないカーブが多かったように感じました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<鷹ノ巣登山口〜ヤセ尾根> 登山口からは林道が続いています。落葉で石が隠れて見えないため、暗い時間帯に歩く場合は注意が必要です。林道を15分ほど歩くと登山道が始まります。ヤセ尾根までは眺望はありませんが、見通しのきく気持ちのいい樹林帯歩きが期待できます。よく踏まれているため下山時は下半身への負担が大きかったように感じました。道迷い等もなく歩きやすかったです。 <ヤセ尾根〜下台倉山> 登り始めて1時間程度でヤセ尾根に差し掛かります。少しずつ視界が開けてくるのと同時に空が明るくなり始める頃なので気分が高まります。ヤセ尾根自体はそこまで難易度が高いわけではありませんが、ザレていたり朝露で濡れていたりすると滑るため注意が必要です。また、下山時は疲労もあるため無理せず慎重に下りることを心がけた方がよさそうです。 ヤセ尾根を越えると段差の大きな岩場が始まります。ロープが設置してありますがほとんどはグリップだけで登れます。ストックをしまって両手を使えるようにした方がよいかもしれません。かなり段差があるため女性や身長の低い人は体力を使う場面が多いと思われます。 背が低くなった樹林帯を抜けると一度ピークに出ます。ピークからはこれから登る下台倉山への道がきれいに見えます。一度下った後、岩場の登り返しが始まります。全体を通してここが最も勾配が大きい箇所なので頑張りましょう。 下山時はかなり体力を消耗しているため、一層慎重になる必要があります。 <下台倉山〜台倉山> 東側には低木、西側には針葉樹が生い茂る稜線を進んでいきます。気持ちのいい稜線歩きですが、一部西側に巻く箇所では泥濘があります。燧ヶ岳や会津駒ヶ岳、日光白根山など、北関東を代表する山たちを見渡しながらの稜線歩きは本当に見事です。下山時は陽が射す方角も変わるため、違った景色を楽しむことが出来ます。 <台倉山〜白沢清水〜池ノ岳> 台倉山から白沢清水までは標高差50mくらいをひたすら歩きます。距離も長く(2.5km)眺望もあまりないので少し退屈な区間とも言えるでしょう。木道を歩くことが多くなるため、雨天時や良く晴れた日の朝は滑らないよう注意が必要です。見た目が古い木道はところどころ腐っていたり、片側が浮いていたりするので注意してください。また泥濘も大変多く、今回は1週間以上晴れが続いた後にもかかわらずかなり汚れたのでスパッツ等用意できると安心かもしれません。 樹林帯の高さが段々と低くなり、前方に平ヶ岳山頂がよく見えるようになった頃、池ノ岳に到着します。 <池ノ岳〜平ヶ岳> 池塘を西側に眺めながら下って登りかえすと30分もせずに平ヶ岳です。階段や木道が整備されているためかなり歩きやすいと思いますが、木道の幅が狭いためすれ違うのに難儀します。前方に登山者を見かけたら譲り合えるよう声を掛けられるとよいですね。 |
その他周辺情報 | 今回は桧枝岐方面に抜け、こまの湯(夏期21時まで)に行きました。 銀山平、小出IC近くにも温泉があるようです。 http://www.oze-info.jp/spot/komanoyu/ |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
日よけ帽子
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
行動食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
|
感想
9月は毎週末天気が悪く山に行けず仕舞い。秋晴れの日が来たら紅葉が見たい!と思っていたものの、今年は長雨、多雨でどこの山も色づきが悪い。
そんな中、上越だけどうやら色づきがいいらしいとの噂を聞いて狙いを絞っていました。水曜日頃まで迷い八海山か平ヶ岳となり、他のレコの写真だけ見て平ヶ岳に決めたもののルートを見て唖然。。。まさか半日とは。しかもトイレも山小屋も避難小屋もない。涸沢への日帰り以来のロングトレイルとなりました。
帰ってきた今となっては「行ってよかった!」と心の底から思いますが、「また行きたい!」とはすぐにはならなさそうです。さすが百名山日帰り最難関と言われるだけのことはあります。夏に行ってる人は本当に尊敬します。ただし、山自体の難易度はさほど高くありません。尾根の急登は3か所ほどありますが谷川岳の西黒尾根や至仏山に比べれば岩場の滑りやすさがなく、苦労するほどではありません。
ルートが長く敬遠するのか人も少なく手練れの方ばかりだったので、全体としては静で充実した山行が楽しめました。全体を通して出会った方は20パーティほどで、ほとんどがソロか2人でした。私たちは3人パーティでしたがプリンスルートからの団体を除けば一番多かったように思います。
それからテン泊前提で登ってる2パーティほど見かけましたがいい大人なんですから想像力を働かせて欲しいと思いました。
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