中津山はホントはとってもいいお山『探検ルート編』
- GPS
- 04:42
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 721m
- 下り
- 376m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
久しぶりに単独で面白いルートをやりたかった。
前から行きたかった中津山。
四国百名山ではなく四国百山である。
今回は15km以上歩きたい。
累積標高差1000mは上り下りしたい。
この中津山を車道から登れないか国土地理院地図とにらめっこ。
旧西祖谷中学校近辺から取り付けないか?
色々模索していると、四国の山屋には有名なエントツ山さんの記録にたどり着いた。
落合峠に車をデポして若宮橋までチャリ漕いで、車道を延々と歩いて中津山登山口から中津山→1105.7Pを通ってマドの天狗→寒峰台地→寒峰→落合峠というルート。
昔の剣山詣での道だったらしい。
そう言えば自分も寒峰台地が気になってエントツ山さんの記録を読んだのを思い出した。
しかし、車道から取り付けないか検討したが、崖に囲まれていて車道歩きをしたとある。
Googleストリートビューで見てみるがなかなかいいところがない。
最初のヘアピンから取り付けそうだったので、そこからにしようかと思っていた。
待てよ、鉄塔が付近を横断してるということは巡視路があるハズだ。
入念にストリートビューを見ていると、一宇発電所付近に階段を発見。
まずは尾根に乗って、何度か車道を横断して、中津山登山口には寄らずに尾根伝いで中津山を目指す。
その後は分岐を1105.7P→1051Pを経てマドの天狗。
復路はあわよくば破線を西にたどって947P→956P→1032.8Pを経て南西の尾根を下り善徳1号トンネルに降り立つ計画。
ははーんここから行けるぞ。
でも鉄塔巡視路の表示のアングルが見えないけど。
現地に着いてウロウロするも、やっぱりこの階段以外に取り付けるところがない。
上がっていくとすぐに立派すぎる道があった。
ヨシヨシこれだ。
しかーし、その道は上の貯水槽でついえてしまった (゜▽゜;)
キョロ(゜∀゜≡゜∀゜)キョロ するも道などない。
しかも地形図で見たよりもはるかに急じゃないか。
よくあることだけど。
滑り落ちそうになりながらストックを突き立てて木を利用しながら進む。
ようやく尾根に這い上がった。
そこからしばらく進むと鉄塔があったが、どう見ても道などない。
少し前に保安協会の人に訊ねたら、最近はヘリで点検するようになったから巡視路は利用してないんじゃないかなとゆわれたのを思い出した。
どうもここの巡視路は廃道になったようだ。
道が落ち着いて10分ほどで予定通り車道に出た。
向かいの林を見ると鹿がいた。
逃げようとしているけど何かが引っかかってバタバタしている。
よく見るとククリ罠にかかっていた。
ちょ待てよ。
よくよく見ると札がかかっていた。
あー罠アリってことか。
車道を何度か横断して、正規登山口には行かずに尾根伝いで中津山に行く計画だった。
ククリ罠と言えば、エントツ山さんが寒峰台地で引っかかってエライ目にあったのだった。
普通のククリ罠は簡単に外せるけど、強力なのがあるそうだ。
むらくもさんは寒峰台地のククリ罠を楽しみながら避けたらしいが、自分のような大物がかかったら、地下足袋王子にさばかれてしまう。
http://blog.goo.ne.jp/sipouzan-2009-goo/e/a9e103f018c449092587c205d1a85800
断腸の思いで車道歩きを決意した。
そこから50分で登山口にたどり着いた。
最終民家が登山口になっていて、そこの人にことわりを入れて駐車できるそうだが、住んでいる気配がなかった。
尾根筋に合流したところで休憩。
尾根の端に行くと対岸になにやら建物が見えた。
あれが神社かな。
そうこうしていると小鳥の大群が大騒ぎして右往左往している。
鷹や鷲ではなかったけどハヤブサだろうか。
200匹ほどの大群がピーチクパーチク逃げ回っている。
山では普段見ることのできない光景に出会うことができる。
今までやさしかった道も山頂直下になると突然急登りになった。
なぜだか足が全然進まなくなった。
ようやく建物が見えて山頂にたどり着いた。
三嶺→天狗塚が見渡せる場所にベンチが5つあった。
なかなかいいじゃないか。
山頂には修験道場があって、前には黄金の池と呼ばれる池。
その向こうにはお大師さまが鎮座する。
さっき対岸に見えた神社を見に行く。
途中に案内板があった。
まずは蔵王大権現に。
山岳密教というだけあって修験の場という感じだ。
中津神社は断崖絶壁に建っていた。
厚かましくも神社の裏手に回ってその断崖絶壁を覗き込む。
※ 神社裏手に行く道はありません。
断崖絶壁だけでも怖いのに岩場が三角木馬のようになっていてまったく油断できない。
また自分にはそのような趣味がないので落ち着かない。
しばらく絶景を堪能して、次は案内板にあった盤の岩なるものを見に行く。
しかしここへのルートは、ここであってるのか不安になった。
しかもかなりの激下り。
そこは大岩に木の根が張り付いていて、これまた修験の場という感じだった。
なんとてこの中津山は見所満載で長居してしまったので、マドの天狗周回などという計画ははかなくも砕け散ったのだった。
単独は好きなようにできるのが醍醐味である。
復路は尾根筋との別れを尾根伝いに行くことに。
登山道に合流してしばらく進むと、左に枝道があった。
すぐに建物が見えて、神社に降りた。
そこの階段がとっても長くて急だし朽ち果てて危ないわで.......
結局、登山口の脇道につながっていた。
降りると最終民家の方がいらして草刈りをされていた。
夏場は住んでいらして、今の時期は週末だけいらっしゃるそうだ。
こうゆう山奥の民家のある道は嫌いじゃない。
鹿が罠にかかっていた場所が山道に入る目印だったが、鹿がいなくなっていたので危うく通り過ぎるとこだった。
連れて行かれたのか。
確か鹿は15000円ぐらいだったような。
サルが一番高くて28000円ぐらいだったかな。
そして最後の難関であるゴール地点への激下り。
結局、前半少しだけしか探検できなかったけど、満足のいく探検となった。
中津山はなぜか人気がない。
隣の国見山と比べられて負けるのだろうか。
それにしても中津山は見所満載でとってもいいお山だった。
まあこのまま人の少ない山でいてくれる方が嬉しいが (^^;;
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する