猿倉登山口〜田代山〜帝釈山 ずっと気になっていた尾根へ
- GPS
- 05:10
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 837m
- 下り
- 823m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
湯の花温泉の脇を通り、「水引」集落を抜けると 大部分未舗装になりますが、道なりに約12km走ると登山口です 登山口は二箇所あり、手前の登山口には広い駐車場とトイレがあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
・猿倉登山口〜田代山 急坂には木段が細かく付けられ、良く整備されています 特に危険箇所はありません ・田代山〜帝釈山 シラビソの樹帯を下り、長い巻き道です 平坦な樹林帯にはロープが張ってあり道迷い防止にもなっています 緩やかに登り始めると林が途切れ 見晴らしの良い岩尾根歩きの連続後、山頂です 高度差の左程ない岩場ですが、滑落、転倒に注意です |
写真
感想
福島県の東北百名山巡りの二日目は、
ずっと気になっていた田代山と帝釈山の間の尾根歩き。
日本二百名山の帝釈山は、七ヶ岳、荒海山と共に登った折
時間節約の為、馬返峠から短時間で往復してしまい
田代湿原に行かず、尾根も歩かないままが心残りでした。
那須高原を越え、早朝立ち寄った塩原温泉郷は始めて通る道。
道沿いの湯けむりの立つ足湯に思わず足を止めてしまいます。
湯量の豊富そうな塩原温泉は、どんな温泉なのでしょうか?
塩原と言う位だからナトリウム泉?等と思いながら
足湯にのんびり浸かっている暇もなく南会津町に向かいます。
いつかまた来る事があったら是非立ち寄りたい温泉です。
ダートな林道は覚悟して来ましたが、曲がり屋のある集落の外れから
約12kmの道のりは随分長く感じました。
ダートと言っても所々舗装され、雨で道が掘れているような
走りにくさはなく、距離の長さがそう感じさせたのだと思います。
早朝は、全くなかった車の通行も下山後は頻繁に車に出会い
のんびり黄葉見物しながらの脇見運転にはご注意ください。
広い駐車場とトイレのある登山口を通り過ぎ、第二登山口から歩行開始。
急坂には細かく木段が切られ、最初の内だけと思ったのですが
帝釈山までの間、登山道が良く整備されていて驚きました。
トイレと言い登山道と言い至れり尽くせりで、
オンシーズンには随分賑わう山なのだと実感。
足の具合で、弘法大師堂から先は無理はすまいと思っていました。
けれども良く整備された登山道のお陰で、大丈夫と判断、
帝釈山に登った日の遥かな思い出を辿りながら、
再び、大展望の帝釈山山頂に到達した時は
過ぎて来た年月の重みに、感慨深いものがありました。
誰も居ないオフシーズンの湿原の静けさは限りなく無に近い世界、
湿原の植物たちは来春に備え、忍耐強く冬の通過を待つのでしょう。
けれども限りある生命には、終焉の到来を思わせる景色。
そしてそれを覚悟させる景色。
膝を痛めてからも、漂泊への憧れはとどまるところを知らず
もう無理は出来ないと納得はしている積りでも、
次々に登り残した山、未知の山が思い浮かび、心が揺れ動きます。
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