原市場中学校BS〜周助山〜登戸〜小殿BS


- GPS
- 04:11
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 703m
- 下り
- 628m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:00
天候 | 快晴。気温≒6℃〜15℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】小殿BS(11:35)⇒(12:23)飯能駅BS…(買い物&飲食)…東飯能駅⇒HOME |
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレ・飲料水補給施設・自動販売機・売店等の施設は、東飯能駅前からバスに乗ってからコース上には一切有りません。確認した範囲では下山後に小殿バス停前に公衆トイレと休憩用の東屋だけが有りました。それ以外のベンチ等の休憩施設等は、どこにも有りませんし道標もロクに有りませんので、こんな小さくてもここの山域を歩こうとするなら、それなりの事前準備が必要と思います。尚、この山域を歩くには「山と高原地図」よりも、国土地理院発行「25,000分の1地形図」若しくは「奥武蔵登山詳細図」を使用した方が便利ですが、時折り林越しに見える眺望や44号鉄塔からの山座同定には「山と高原地図」に勝るものは無いと思います。 ◆コース概況◆ 【原市場中学校BS〜周助山】 バス停から登り口まで並びに山道入口斜面に取り付くまでは、驚くほどの数の道標が建てられており、最初からの意外性にビックリしてしまいます。しかし斜面に取り付くと道標は無くなり要所要所に青いナイロンテープの目印だけに成ります。しかしナイロンテープ見印を見落とすと、多くの林業従事者の作業用の踏み跡が錯綜してますので、アレッと混乱してしまいますが、足元をしっかり見ていればルートを見落とす事は無いと思います。 斜面を過ぎて主稜上に建つ道標に辿り着くと、ルートはしっかり付いていますので尾根筋を外れなければ、余程の事が無い限り道に迷う心配は皆無だと思います。 【周助山〜ノボット】 この区間も主稜上にしっかりした踏み跡が有るので、尾根筋から外れなければ全く問題なく歩くことが出来ます。 【ノボット〜原市場名栗林道】 道標は一切有りませんが、所々に青いナイロンテープが巻かれていますし、相変わらず踏み跡がしっかりしてるので、迷いやすい個所や危険個所は有りません。根藤(404mP)のピークにはテープにマジック書きの表示が有りました(写真参照)。 【原市場名栗林道〜嶺(548mP)】 林道に出合ったら舗装道路を北側へ30メートルほど歩くと、直ぐに山道への取り付きが有ります(写真参照)。そこを見逃さなければ送電線「奥秩父線47号」まで一本道です。コース上に危険な個所は有りません。奥武蔵登山詳細図に表されている途中の高谷(480mP)のピークには何も表示が無く、嶺(548mP)のピークにはテープにマジック書きの表示が有りました(写真参照)。 【嶺(548mP)〜関東ふれあいの道】 送電線「奥秩父線」47号鉄塔から関東ふれあいの道までは、東京電力の送電鉄塔保全ルートのためか、黄色い杭鉄塔道標杭が頻繁に現れます。だから「奥武蔵登山詳細図」ではルート表示が、紫線から赤破線に変えているのかと思いましたが如何でしょうか? 【関東ふれあいの道〜小殿BS】 きわめて安全で分かり易いコースですが、42号鉄塔脚部付近だけルートが草に覆われてますので要注意です。 |
その他周辺情報 | 小殿バス停から2kmほど歩けば有名な「さわらびの湯」が有ります。「さわらびの湯」の公式サイトは以下の通りです。http://sawarabino-yu.jp/ 又、小殿バス停で待ち時間が長いときはバス停前にイタリアンカフェ「ターニップ」が有ります。関連サイトは以下の通りです。https://tabelog.com/saitama/A1106/A110603/11004855/ |
写真
装備
個人装備 |
奥武蔵登山詳細図 1
昭文社 山と高原地図 1
シルバコンパス 1
トレッキングポール 1
緊急シート 1
単眼鏡 1
カメラ 1
メモ帳 1
救急セット 1
健康保険証 1
ゴミ袋 1
飲料水 1
ツールナイフ 1
ヘッドライト 1
予備電池 1
ツェルト 1
細引き 1
ショートスパッツ 1
GPS 1
携帯電話 1
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感想
この山域は奥武蔵登山詳細図では、わざわざ「(道標なし、熟達者向き)」と謳っているが、別に熟達者でなくともチョット読図が出来るハイカーなら誰でも普通に歩ける。これと言って危険な個所はほとんど無く、山道はしっかりと付いているし特段迷う心配が無いのに、何をもって「熟達者向き」と言うのだろうかと考えた。
桧と杉の植林だけに挟まれた単調な尾根筋で林床はシダ類に覆われて、野鳥はほとんどおらず紅葉は無く花も無く眺望も無いので、低山歩きの真理(?)を達観した熟達者でなければ、飽きて歩けないとでも言うのだろうか?しかし奥武蔵にはこんな山域は他にもたくさん有るし、そんな贅沢を言ったら奥武蔵ハイキングを楽しむ事は出来ない。
30年以上前に「新ハイキング」誌で見た、周助山からノボットへかけての記録では、道標も踏み跡も無く眺望すらも無い、尾根筋が魚の骨の様な小さな山域だが、読図トレーニングには打って付けと記述してあった事を思い出した。昔はそうだったのだろうが今は違う。山と高原地図でもようやく2016年版から周助山〜ノボットへ赤い破線が付く様に成った。
最近の山レコでもこの山域の記録が散見される様になったので、自分もそろそろこの山域をいつまでも毛嫌い(失礼!)せずに、軽〜い気持ちで歩いてみようかと言う気分に成って来たので初めて歩いてみた。コースは一般的な原市場中学校前から入山して、下山は小殿バス停と決めて、天候が安定している平日を狙って実行した。
当日は平日と言う事もあり山域が山域だけに、バスで原市場中学校前で下車したハイカーは自分一人だけで、下山後に小殿バス停で乗車したハイカーも自分一人だけ。当然、山の中では貸切状態で人のみならず熊や野鳥などの動物とも会うことなく、ハイキングの熟達者じゃなくとも、本当に静かで哲学的且つ思索的な山行を楽しむ事が出来た。
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