南秋川水系/小坂志川・ウルシガ谷沢(右俣〜左俣下降)


- GPS
- --:--
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 332m
- 下り
- 316m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ(下山後夕方から雨) なお、この日の小河内の最低気温10℃最高気温16℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
計画書は武蔵五日市駅前の交番に提出 |
ファイル |
非公開
6487.xls
計画書
(更新時刻:2013/03/16 13:56) |
写真
感想
今年の沢始めはウルシガ谷沢へ。
水量は少なく、行程時短く、地形は単純。
それでも、右俣入口には爽快に登れる大滝を
含めた3段の滝、その後も小滝が連続し、
春先に装備や技術の確認を行うにはもってこい。
上部は落ち葉がビッシリで深いところは太腿まで
沈む箇所もあった。そのまま林道に抜ける。
左俣の下降は懸垂、高巻き、クライムダウンと
下降の必要要素をそれぞれに体感できる。これで
美しいナメがあれば完璧だが、それは求めすぎか。
人数が多い場合にロープを出したり、悪場を通過
すると、劇的に時間がかかってしまうことを実感
できたことは、メンバー全員にとって良かったのかな
と思う。
支点構築やセルフビレイに関しては、臨機応変な
対応が必要なので、その意味では岩も沢も経験を
積むしかないなぁと再認識できた。
思ったより暖かくて快適な遡行となった。
2013 沢始め
昨年の10月以来の沢。
ドキドキバクバクでございました。
林道の分岐までは車で入り、そこからしばし林道歩き。
二俣(465m)手前にある広場で装備を整え、いざ入渓。
寒いのは、嫌だなぁ。。という不安もなんのその。
この日は気温は高く、水温の低さもさほど気にならなかった。
久々の水の感触が気持ち良かった。
500m地点の二俣から、右俣へ。
さっそく大滝。
最初の2条12m、久々の滝登りにドキドキである。
ハーケンの回収って結構大変。
12m滝上部すぐから、そのまま次の8m滝へ。
fukusho精神崩壊。
皆が滝を直登した後、最後にフォローで登る私。
滝を直登するか、巻くかで迷った。
右岸を少し登った所の立木と、右岸壁面のハーケンとで支点を取ってあった。
立木の支点回収のついでに、そのまま滝を巻いて超えちゃおうかなぁ、、、。
という考えもありつつ。
この状況で巻いたら、途中でロープが立木に引っかかっちゃいそうかなぁ。
というのが少し気がかりではあった。
でも支点回収の後に戻るのも怖いし、どうにか超えられるかな。巻いちゃえ!!
(今思えば、この判断が非常に浅はかで迂闊だった。)
いざ行ってみると、思いのほか、立木がでかい。。
ロープ引っかかって動けなくなっちゃうよこれ。
そして足場くそ悪い。ぐずぐず。怖い。ハンマーのピック使っても怖い。
とりあえず、少し戻って、ロープをうまいことしよう。
やっさん 『かぶー!!どうなってんのー!!』
私 『あqwせdfrtgyふじこ』(←震え声)
やっさん 『あ?!どうすんの〜!?そのまま登ってこれるの〜!??』
私 『ちょとちょちょとちょちょと少し戻りまーす』』(←震え声)
やっさん『じゃあロープ緩めるよー!!』
ロープを緩めてもらった瞬間、自分の気持ちも緩んでしまった。
ズルッうおおおおお!!テンションかかった、、、。
恐くて泣いた。
『もも、戻って下まで戻って直登しまーす。』(←震え声)
結局、下まで戻って、滝を直登した。
巻くか直登かの判断を誤ると、本当に怖い目に遭う。
もっともっともっと慎重にならなきゃダメだ。本当に笑えない。
あと、上にいるビレイヤ―との意思疎通をしっかりしないと駄目だ。
上にいるメンバーには、かなり心配をかけてしまった。。反省。
滝を超え、皆に励まされた。
皆 『大丈夫!??』
私 『もう俺無理だぁぁぁスミマセンくぁwせdfrtgyふじk。』(←震え声)
皆 『怪我無い?よく頑張ったね。でも気を付けようね。』
ご心配とご迷惑をお掛けしてすみませんでした。
もう二度とあんなこと無いようにします。
皆さんの優しさに包まれつつ右俣を詰め上がった。
ウルシガ谷の頭の支尾根に上がる手前に、立派な林道があった。
その林道伝いにウルシガ谷の頭を巻いて、左俣へ。
本格的な沢下降は初体験。
暫くは落ち葉ラッセル。
10m滝で懸垂下降。
滝懸垂、ヌメヌメして恐い。
先述のこともあったのでひたすら慎重に降りた。
先頭ではなかった点、下の見通しも良かった点から、
フリクションノットでのバックアップはいらないかな、と一瞬思うも、
メンタル擦り減っていたので、慎重を期すべくバックアップ取って降りた。
人数多かったし、スピードとのバランスを鑑みても不要だったかもだけど、、、。
慎重に行った。
終盤の3m?滝。
やっさんは左手側から巻いて下降したが、
かなり恐そうだったので右手側から巻いて降りた。
滝の落ち口付近の2歩が恐かったが、
あとは立木を支点に取れたので、スリングを継ぎ足しつつ降りた。
が、何だかんだでスリング継ぎ足しまくった。。
スリングの準備・片付けの手間を考えたら、
いっそロープ出してフィックス的用途にするか、懸垂したほうが早かったカモ??
ロープを出すか否かの判断も難しい。。
最後、リスいっぱいあるスポットがあったのでハーケン打つ練習をさせてもらった。
興味本位で、凹部の水平クラックに打ちこんでみたら、回収できなくなりかけた。
やばやばやばいと思いつつ夢中で叩いていたら、、、
スリングの上から叩いてしまって、スリング1本オシャカになった。。
スリング代、2000円。
何事も慎重にやろうねという気持ち、プライスレス。。
今シーズンの沢始め、色々身に沁みて学びました。
なにごとも慎重に、安全に。
楽しく沢で遊べるように、気をつけなきゃと心から思いました。
今回は3月なのに沢登りという季節感ゼロのナイスな企画に参加させてもらった。しかし3月とは思えないぽかぽか陽気で快適な沢登りとなった。
集合場所の武蔵五日市駅へ到着。以前トレランの大会に参加して、山は走るものではなく歩くものだと、トレランをやめるキッカケになった思い出の地である。そこから車で30分程の悪路を進み、車止めのある駐車ポイントへ到着した。
地図とコンパスで現在地確認を行い(GPSは入らなかった)、いざ出発。出発して数分で入渓点へ到着した。そこで約半年ぶりの沢装備を装着し入渓。久々のため、苔のむした濡れた岩になれず、少々ビビりモードで、登って行く。ほどなくすると、本日のルートの核心の全長28m程の3段の滝に着いた。まずはわれらが大将の塾長がリードで登る。
1段目の途中でハーケンを打ち登って行く。ハーケンはお守りのようなものだと思っていたが結構実践でも使うものなのだなと思った。次に私が疑似リードで登らせてもらう。久々の滝登りだったので怖いのかなと思ったが、思いのほか興奮した。やっぱり滝は見るのもよいが、登るものだな。上部に到着して、塾長にご指導いただきながら、支点の作り方のお勉強&ロープのフィックス,半マストでのセカンドビレイを実践。沢は臨機応変さが大事だなとつくづく痛感。
2〜3段目の滝も塾長がリードで登って行く。この2段目の滝の登りが今回のルートの一番の核心であったが、1段目の滝以上に興奮した。やっぱり滝登りさいこー。最後に支点を回収して高巻いて登ってきたKぶーが、色々とあって大へこみすることになったのだが(詳細は本人の感想を参照)、明日はわがみなので、気を付けようと思う。Kぶー、おつかれさま!
そこから先は、ロープを出すほどでは無い、ほどよい滝をいくつか乗り越え、落ち葉ラッセルの詰めを経て(腰ラッセルを期待してたのだが深いとこでも膝くらいだったので少し残念だった)、作業道に出た。
今回は下降も沢からだったのだが、登りではなんてことないと思えるようなところでも、下りになると、難しい。今回の場合では、ロープを出す/出さないの判断や、トポで書いているのは登り前提で書いているため(例えば右の巻道を使う等の記載)、その通りに行こうとすると意外と悪かったりもして、そういったルート判断が難しいと感じた。また、途中、ハーケンを打つ練習をしたが、抜けなくなり、他のみなさんで代わる代わる試すが抜けない。塾長の頑張りでなんとか抜けたが、滝の途中で同じようなことをやると考えるとゾっとする。ここから登山口までスタスタと戻り、今年初の沢登りが終了した。
久々であったが、やはり沢登りは楽しい。今回の沢も(陰気な感じが)なかなかどうして私好みで、沢自体もよかった。ただ、夏にこのルートだとおそらく藪や虫が横行しまくると思われ、季節によるものも大きいと思われる。
[今回の教訓]
・空気圧のチェックはまめにする
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