この季節の微妙な高揚感は好きです。
高校までいた長野市の実家からは、東に菅平〜志賀高原、北に飯綱山が見えていて、季節の移り変わりがはっきりと感じられた。
埼玉北部に住むようになって、はるか遠く北側に、浅間山〜榛名〜赤城、日光の山並が見える。それらの山々の移り変わりには、季節の変わりを感じる事はあまり無かった。
それらが白くなる時期は平地でも冬だ。まして、直ぐ近くの東秩父の山並みは、その先の景色をさえぎるものとしか感じていなかった。
一年の半分季節をスキーに関連付けて考えていた頃の昔。
意識して山歩きを始めた頃、住んでいる場所から見える山を通り越して、昔見ていた、眺めていた山から歩き始めた。北ア後立山から。
中高と学校登山で登らされていたが、学生時代にはずっと眺めていた山並。
” あんな所へ行くのはバカだな。 ”と思っていた場所だ。
きっかけは何だったのか、はっきりしない。
誰かと行ったわけでも無く、周りにそういう人もいなかった。
眺めていた山にいきなり飛び込んでみたようなもの。
普通に1泊2日の行程をテント担いで2泊かかった。
そこからの意識は、はっきりとしている。
目標も次々とできた。住まいから見える山も歩き始めた。
でも理由は、はっきりとしない。
行きたいから行く。
行くための準備の過程、装備を整え、地図を眺め、想像する
一連の行為に、いい年していまだに、そわそわする。
写真
左 白馬大雪渓 栂池自然園 から
右 八方尾根 白馬みねかた から
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