赤岳 文三郎尾根↑ 地蔵尾根↓
- GPS
- 08:20
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,300m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:20
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここまで凍結はありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道2,000mあたりから上はしっかり積雪あります。 文三郎尾根の登りは雪が締まっていてアイゼンが効くので登りやすいと思いました。 ただ、上部は雪面が硬いのでアイゼンとピッケルをしっかり効かせて登りましょう。 下りの地蔵尾根は時間帯と気温の影響だと思いますが、雪が柔らかくなり始めていてアイゼンの効きが悪くなり始めていました。 こちらも(特に上部は)慎重に足場を確保してピッケルもしっかり使って下る必要があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|
感想
赤岳山荘駐車場に車を駐めて、登りは美濃戸山荘から北沢ルートを選択しました。
赤岳鉱泉から、行者小屋を経て文三郎尾根で山頂目指すのは予定のコース。
山頂から先は、場合によってはピストンで同じルートの下山も考えていましたが、山頂で判断して地蔵尾根を下山、さらに行者小屋からは南沢ルートに変更しました。
丁度1っカ月前とは完全に逆回りをしたわけです。
登山道の様子など
美濃戸山荘から堰堤広場
林道を歩きます。
凍結は部分的ですが、道幅いっぱい凍結している箇所があり、滑り止めなし、ストック無しでは少々てこずる場面もありました。
自動車にストックを残して来たことを後悔しながらも堰堤広場までたどり着きました。
堰堤広場から赤岳鉱泉
堰堤広場を過ぎると最初のうちは普通の登山道に多少の凍結。
進むにつれて凍結箇所が連続するようになり、先を考えれば滑り止め装着が妥当と判断。
12本爪アイゼンを装着しました。
河原が続く中では時折全く凍結や雪のない場所にも出くわしますが、そこを過ぎれば積雪はしっかり増えるので、やはり滑り止め装着は必要だと思いました。
凍結若しくは積雪があっても雪が締まっているので滑り止めさえあれば歩きやすかったです。
チェーンアイゼンでも行けたかもしれません。
赤岳鉱泉から行者小屋
赤岳鉱泉辺りは既にしっかり積雪があります。
中山尾根を経由して行者小屋に向かいますが、積雪多く踏み抜きの後多数ありますが、この日はその雪も良く締まっていて、自分が新たに踏み抜くことはありませんでした。中山尾根展望台の分岐までは登りが続きます。
中山尾根展望台方面にはトレースがありません。
ここから先は下り、しかも雪は相変わらず締まっていて歩きやすいです。
業者小屋
ここで一休みしてヤマザキのランチパックピーナッツほうばります。
一度目の食事でエネルギーを補給です。
ピッケルも用意して出発します。
行者小屋から文三郎尾根阿弥陀岳分岐
積雪があり踏み抜き跡もしっかりありますが、雪がそれなりに締まっていて、特に踏み抜くこともなくアイゼンがよく効きます。徐々に傾斜がきつくなっていきます。
阿弥陀岳分岐から文三郎尾根
これまで夏冬通して登るのは初めてです。
登ってみると思ってた以上に急登です。(>_<)
先月同様、階段は雪の下で全く見えません。
多分1m以上の積雪があります。
雪はよく締まっています。
上部に行くと表面がてかてか光っています。
アイゼンはしっかり効きますが、トレースがはっきり残らないところもありあます。
アイゼンとピッケルをしっかり使いながら登ります。
途中で立ち止まって写真撮りましたが、怖いのでバランス崩さないよう気を付けました。
特に傾斜がきつい場所はピックもしっかり差し込んで、ダガーポジションでしっかり体を支えながら登りました。
体調はほぼ普段と同じに回復していると思いますが、もともと非力な自分は、一歩一歩確実に進むことを心がけました。
標高が上がるに従い、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳そして遠くに蓼科山が姿を見せてくれます。
それらに力をもらいながらの一歩一歩です。
降ってくる登山者さん2人とすれ違いましたがいづれも急斜面を慎重に下って行かれました。
稜線から赤岳山頂
きつい文三郎尾根を過ぎてもすぐに傾斜のきつい雪道、さらに山頂に近づくと岩場と凍結した積雪の急登になります。
途中キレット分岐で天狗尾根から登ってこられた登山者さんと出会います。
その方に先行していただき、山頂目指します。
大分疲れましたが何とか山頂まで登り切りました。
山頂では、その登山者さんと二人きり。
お願いしてシャッター切っていただきました。
今回で赤岳山頂は6回目になりますが、大概は満員状態。
こんなに空いている山頂で過ごせるなんてとても幸運です。
その登山者さんは、トレーニングだそうで早々に下山されていきました。
そうなると山頂独り占めです(^。^)
BIGカップヌードルにサーモボトルの湯を注いで、二度目の食事です。
まったり過ごしましたが、徐々に風が強くなってきたので下山開始です。
赤岳山頂〜北峰
北峰まではわずかな距離ですが積雪した痩せ尾根があるので気を付けて歩きます。
立ち止まって写真撮りましたが、カメラ構えると普通の視界が遮られるのでバランス崩しそうでちょっと怖いです。
北峰〜赤岳展望荘
積雪のある急な下りですが、雪が適度に締まっていてアイゼンがよく効きます。
ここで3人の女性登山者さんとすれ違いました。
赤岳展望荘〜地蔵の頭
稜線上多少のアップダウンはありますがアイゼンで普通に歩けます。
地蔵の頭〜(地蔵尾根)〜行者小屋
計画段階からここを下ることを最も恐れていました。
夏冬合わせて3度登っていますが、下るのは初めてです。
1カ月前に登った時の印象は、「下りは相当怖そう!」でした。
実際下ってみるとさほど恐怖を感じることはありませんでした。
意外なことに、雪は柔らかくて軽くシャーベット状で、アイゼンの効きが多少悪くなる感じでした。
特に傾斜のきつい場所はダガーポジションで後ろ向きで下降、こんな場所が数カ所ありました。
まあ、技術的なことは初心者なので参考にはならんでしょう。(笑)
階段が設置されている箇所はほぼ雪に埋まっているので、ただの急斜面です。
階段が設置されてるはずの部分では、上部と下部の階段がわずかに露出していました。
階段が設置されている箇所を過ぎるとただの急斜面、じきに樹林帯の急斜面になります。緩いシャーベット状の雪でアイゼンでも若干滑りながら慎重に下りました。
この辺りでは、踏み抜きもあります。
行者小屋〜南沢〜美濃戸山荘
業者小屋で12本爪のアイゼンを脱いでチェーンアイゼンを装着しました。
これは、後半の岩場や泥濘を想定してのことでした。
この区間は最初は積雪が多い中を踏み抜きまくります。
膝くらいまでは当たり前。
それでも歩行に対して支障になるほどではありません。
あきらめられるレベルといいますか(笑)
樹林帯に入って後半、沢沿いの道は岩と凍結、泥のミックスになります。
後半のことを考えればチェーンアイゼンで正解だったと思います。
順調に歩を進めて美濃戸山荘まで到着できました。
美濃戸山荘から車を駐めた赤岳山荘まではまったく凍結がないのでチェーンアイゼンは手にもって下りました。
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