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Yamareco

記録ID: 1111610
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳 文三郎尾根↑ 地蔵尾根↓

2017年04月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:20
距離
13.7km
登り
1,314m
下り
1,300m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:43
休憩
1:37
合計
8:20
6:43
6
6:49
6:49
46
7:35
7:35
56
8:31
8:44
38
9:22
9:41
77
10:58
10:58
30
11:28
11:29
0
11:29
12:07
11
12:18
12:20
16
12:36
12:37
6
12:43
12:43
38
13:21
13:43
28
14:11
14:12
47
14:59
14:59
3
15:02
15:02
1
15:03
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘の駐車場1,000円
ここまで凍結はありません。
コース状況/
危険箇所等
登山道2,000mあたりから上はしっかり積雪あります。
文三郎尾根の登りは雪が締まっていてアイゼンが効くので登りやすいと思いました。
ただ、上部は雪面が硬いのでアイゼンとピッケルをしっかり効かせて登りましょう。
下りの地蔵尾根は時間帯と気温の影響だと思いますが、雪が柔らかくなり始めていてアイゼンの効きが悪くなり始めていました。
こちらも(特に上部は)慎重に足場を確保してピッケルもしっかり使って下る必要があります。
1か月前は南沢から、今日は北沢から登ります(^。^)
2017年04月22日 06:50撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 6:50
1か月前は南沢から、今日は北沢から登ります(^。^)
歩き始めて2時間少々、赤岳鉱泉までもう少し。
横岳の大同心が見えてきました。テンションUP!
積雪もこんな感じで結構あります。
2017年04月22日 08:10撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
1
4/22 8:10
歩き始めて2時間少々、赤岳鉱泉までもう少し。
横岳の大同心が見えてきました。テンションUP!
積雪もこんな感じで結構あります。
赤岳鉱泉のアイスキャンディ、大分溶けてきてます。
でも美しいと思いました。
2017年04月22日 08:33撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
3
4/22 8:33
赤岳鉱泉のアイスキャンディ、大分溶けてきてます。
でも美しいと思いました。
赤岳鉱泉を過ぎて樹林帯の登山道を中山展望台分岐、そして行者小屋に向かって進みます。
踏み抜き跡多数ありますが、実際は締まっていて踏み抜くことはありませんでした。
多分気温が上がると「ずぼっ!」と行くのでしょうね。
2017年04月22日 08:51撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 8:51
赤岳鉱泉を過ぎて樹林帯の登山道を中山展望台分岐、そして行者小屋に向かって進みます。
踏み抜き跡多数ありますが、実際は締まっていて踏み抜くことはありませんでした。
多分気温が上がると「ずぼっ!」と行くのでしょうね。
中山展望台分岐
展望台の方へ行くトレースはありませんでした。
この先、行者小屋に向かって下ります。
2017年04月22日 09:15撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 9:15
中山展望台分岐
展望台の方へ行くトレースはありませんでした。
この先、行者小屋に向かって下ります。
分岐のあたりから見える大同心稜稜
青空が見えます。
2017年04月22日 09:16撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 9:16
分岐のあたりから見える大同心稜稜
青空が見えます。
行者小屋に到着です。
雪で大分埋まっています。
奥に阿弥陀岳が見えています。
ここでピッケル取り出し、ヤマザキ「ランチパックピーナッツ」で腹ごしらえ。
2017年04月22日 09:22撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
3
4/22 9:22
行者小屋に到着です。
雪で大分埋まっています。
奥に阿弥陀岳が見えています。
ここでピッケル取り出し、ヤマザキ「ランチパックピーナッツ」で腹ごしらえ。
阿弥陀岳分岐
この標識は私の背丈よりはるかに高いはずです。
2017年04月22日 09:55撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 9:55
阿弥陀岳分岐
この標識は私の背丈よりはるかに高いはずです。
樹林帯の登山道ですが急登です。
2017年04月22日 10:00撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 10:00
樹林帯の登山道ですが急登です。
文三郎尾根の階段はすっかり雪の下です。
雪はしっかりと締まっています。
アイゼンしっかり効かせながら急登を登ります。
2017年04月22日 10:16撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 10:16
文三郎尾根の階段はすっかり雪の下です。
雪はしっかりと締まっています。
アイゼンしっかり効かせながら急登を登ります。
文三郎尾根まだ半分と少し上っただけです。
標高2,500を超えて、阿弥陀岳がだいぶ視線の高さに近づいています。手前が中岳です。
2017年04月22日 10:20撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
3
4/22 10:20
文三郎尾根まだ半分と少し上っただけです。
標高2,500を超えて、阿弥陀岳がだいぶ視線の高さに近づいています。手前が中岳です。
標高2,550mくらい
文三郎尾根分岐(稜線)まで約80m
赤岳はまだ遠い道のりです。
2017年04月22日 10:21撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 10:21
標高2,550mくらい
文三郎尾根分岐(稜線)まで約80m
赤岳はまだ遠い道のりです。
横岳岩峰群
一歩一歩急登を登り、稜線の文三郎尾根分岐まであと30分かかりました。
2017年04月22日 10:27撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 10:27
横岳岩峰群
一歩一歩急登を登り、稜線の文三郎尾根分岐まであと30分かかりました。
真ん中のもっこりしたのが硫黄岳です。
2017年04月22日 10:28撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 10:28
真ん中のもっこりしたのが硫黄岳です。
文三郎尾根分岐に到着しました。
歩き始めて約4時間
行者小屋から80分
ここから赤岳山頂まで30分でした。
2017年04月22日 10:58撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 10:58
文三郎尾根分岐に到着しました。
歩き始めて約4時間
行者小屋から80分
ここから赤岳山頂まで30分でした。
右から、横岳、硫黄岳、天狗岳の二つのピーク、そして奥に蓼科山が見えます。
いづれも昨年来何度も登った峰々です。
2017年04月22日 10:58撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 10:58
右から、横岳、硫黄岳、天狗岳の二つのピーク、そして奥に蓼科山が見えます。
いづれも昨年来何度も登った峰々です。
分岐から望む赤岳山頂方面
2017年04月22日 10:59撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 10:59
分岐から望む赤岳山頂方面
蓼科山
2017年04月22日 11:00撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:00
蓼科山
横岳岩峰群
2017年04月22日 11:01撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:01
横岳岩峰群
硫黄岳
2017年04月22日 11:01撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 11:01
硫黄岳
天狗の二つのピーク、西天狗岳と東天狗岳
2017年04月22日 11:01撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:01
天狗の二つのピーク、西天狗岳と東天狗岳
南の方向に権現だけを筆頭に右にギボシ、奥に編笠山
手前に旭岳、左奥に三ツ頭
まだいづれも行ってない峰々です。
2017年04月22日 11:04撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:04
南の方向に権現だけを筆頭に右にギボシ、奥に編笠山
手前に旭岳、左奥に三ツ頭
まだいづれも行ってない峰々です。
北岳と間ノ岳
まだ山頂の手前ですが、だんだん雲がかかりそうなので今のうちに撮っちゃいます。
2017年04月22日 11:06撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:06
北岳と間ノ岳
まだ山頂の手前ですが、だんだん雲がかかりそうなので今のうちに撮っちゃいます。
甲斐駒ケ岳
2017年04月22日 11:07撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:07
甲斐駒ケ岳
仙丈ケ岳
2017年04月22日 11:07撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:07
仙丈ケ岳
キレット分岐
ここで、天狗尾根から登ってこられた登山者さんと出会います。
2017年04月22日 11:14撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:14
キレット分岐
ここで、天狗尾根から登ってこられた登山者さんと出会います。
キレット分岐から山頂まで続く登山道
まだ険しい急登が続きます。
2017年04月22日 11:14撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:14
キレット分岐から山頂まで続く登山道
まだ険しい急登が続きます。
赤岳山頂に到着
歩き始めて4時間と40分ほど
写真を撮ってくださった登山者さんと山頂に二人だけです。
こんな空いている山頂は初めてです(^◇^)
2017年04月22日 11:39撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:39
赤岳山頂に到着
歩き始めて4時間と40分ほど
写真を撮ってくださった登山者さんと山頂に二人だけです。
こんな空いている山頂は初めてです(^◇^)
赤岳山頂から南に権現岳方面を望んでいますが、背後の南アルプスは頂に雲が多少かかり始めています。
2017年04月22日 11:42撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 11:42
赤岳山頂から南に権現岳方面を望んでいますが、背後の南アルプスは頂に雲が多少かかり始めています。
手前に富士見パノラマスキー場、そのすぐ左のピークが先月仲間とスノシューなど楽しんだ入笠山
その奥に中央アルプスの峰々がありますが、木曽駒ケ岳や千畳敷カールは雲がかかっています。
左の空木岳は姿が見えます。
2017年04月22日 11:42撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 11:42
手前に富士見パノラマスキー場、そのすぐ左のピークが先月仲間とスノシューなど楽しんだ入笠山
その奥に中央アルプスの峰々がありますが、木曽駒ケ岳や千畳敷カールは雲がかかっています。
左の空木岳は姿が見えます。
蓼科山です。
2017年04月22日 12:14撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:14
蓼科山です。
阿弥陀岳、手前に中岳がありますが、赤岳山頂から見ると稜線の起伏程度にしか認識できません。
2017年04月22日 12:16撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:16
阿弥陀岳、手前に中岳がありますが、赤岳山頂から見ると稜線の起伏程度にしか認識できません。
赤岳北峰から先ほどまでいた赤岳山頂を振り返っています。
山頂にはひとりもいません。
2017年04月22日 12:17撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:17
赤岳北峰から先ほどまでいた赤岳山頂を振り返っています。
山頂にはひとりもいません。
2017年04月22日 12:19撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 12:19
北峰から、北の横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山
空には大きな雲の塊が浮いています。
北アルプスや浅間山などはまったく見えません。
2017年04月22日 12:19撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:19
北峰から、北の横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山
空には大きな雲の塊が浮いています。
北アルプスや浅間山などはまったく見えません。
下山途中から赤岳山頂方面ですが、すれ違った女性三人パティーが山頂直下の辺に見えています。
2017年04月22日 12:25撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:25
下山途中から赤岳山頂方面ですが、すれ違った女性三人パティーが山頂直下の辺に見えています。
赤岳展望荘を過ぎて地蔵の頭に向かっています。
下山道は雪がしっかりあります。
アイゼンが効きます。
2017年04月22日 12:40撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 12:40
赤岳展望荘を過ぎて地蔵の頭に向かっています。
下山道は雪がしっかりあります。
アイゼンが効きます。
地蔵の頭
風通しがいい場所は雪が飛ばされてしまって岩が露出しています。
さあ、地蔵尾根を下山開始します。
2017年04月22日 12:44撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
4/22 12:44
地蔵の頭
風通しがいい場所は雪が飛ばされてしまって岩が露出しています。
さあ、地蔵尾根を下山開始します。
左手が今下っている地蔵尾根側、中央に赤岳山頂と手前に赤岳展望荘、左に中岳です。
2017年04月22日 12:47撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:47
左手が今下っている地蔵尾根側、中央に赤岳山頂と手前に赤岳展望荘、左に中岳です。
山頂をズーム
2017年04月22日 12:47撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:47
山頂をズーム
地蔵尾根途中にあるお地蔵さんが積雪からお顔だけ覗かせていらっしゃいます。
1か月前は雪に埋もれて、まったくお姿が見えませんでした。
2017年04月22日 12:58撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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4/22 12:58
地蔵尾根途中にあるお地蔵さんが積雪からお顔だけ覗かせていらっしゃいます。
1か月前は雪に埋もれて、まったくお姿が見えませんでした。
地蔵尾根の階段上部が露出していました。
このさきは雪に覆われてただの雪の急斜面です。
午後1時ですが、気温のせいか雪が柔らかくアイゼンの効きが少し悪くなっています。
慎重に足を運んでいます。
2017年04月22日 13:02撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
2
4/22 13:02
地蔵尾根の階段上部が露出していました。
このさきは雪に覆われてただの雪の急斜面です。
午後1時ですが、気温のせいか雪が柔らかくアイゼンの効きが少し悪くなっています。
慎重に足を運んでいます。
行者小屋を過ぎ南沢を下り始めています。
赤岳見納めです。
足元の雪は柔らかくなってきていて、踏み抜きまくっています。
膝くらいまで沈んだりしますが、それほど歩きにくいわけではありません。
2017年04月22日 13:46撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
1
4/22 13:46
行者小屋を過ぎ南沢を下り始めています。
赤岳見納めです。
足元の雪は柔らかくなってきていて、踏み抜きまくっています。
膝くらいまで沈んだりしますが、それほど歩きにくいわけではありません。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール ヘルメット

感想

赤岳山荘駐車場に車を駐めて、登りは美濃戸山荘から北沢ルートを選択しました。
赤岳鉱泉から、行者小屋を経て文三郎尾根で山頂目指すのは予定のコース。
山頂から先は、場合によってはピストンで同じルートの下山も考えていましたが、山頂で判断して地蔵尾根を下山、さらに行者小屋からは南沢ルートに変更しました。
丁度1っカ月前とは完全に逆回りをしたわけです。

登山道の様子など

美濃戸山荘から堰堤広場
林道を歩きます。
凍結は部分的ですが、道幅いっぱい凍結している箇所があり、滑り止めなし、ストック無しでは少々てこずる場面もありました。
自動車にストックを残して来たことを後悔しながらも堰堤広場までたどり着きました。

堰堤広場から赤岳鉱泉
堰堤広場を過ぎると最初のうちは普通の登山道に多少の凍結。
進むにつれて凍結箇所が連続するようになり、先を考えれば滑り止め装着が妥当と判断。
12本爪アイゼンを装着しました。
河原が続く中では時折全く凍結や雪のない場所にも出くわしますが、そこを過ぎれば積雪はしっかり増えるので、やはり滑り止め装着は必要だと思いました。
凍結若しくは積雪があっても雪が締まっているので滑り止めさえあれば歩きやすかったです。
チェーンアイゼンでも行けたかもしれません。

赤岳鉱泉から行者小屋
赤岳鉱泉辺りは既にしっかり積雪があります。
中山尾根を経由して行者小屋に向かいますが、積雪多く踏み抜きの後多数ありますが、この日はその雪も良く締まっていて、自分が新たに踏み抜くことはありませんでした。中山尾根展望台の分岐までは登りが続きます。
中山尾根展望台方面にはトレースがありません。
ここから先は下り、しかも雪は相変わらず締まっていて歩きやすいです。

業者小屋
ここで一休みしてヤマザキのランチパックピーナッツほうばります。
一度目の食事でエネルギーを補給です。
ピッケルも用意して出発します。

行者小屋から文三郎尾根阿弥陀岳分岐
積雪があり踏み抜き跡もしっかりありますが、雪がそれなりに締まっていて、特に踏み抜くこともなくアイゼンがよく効きます。徐々に傾斜がきつくなっていきます。

阿弥陀岳分岐から文三郎尾根
これまで夏冬通して登るのは初めてです。
登ってみると思ってた以上に急登です。(>_<)
先月同様、階段は雪の下で全く見えません。
多分1m以上の積雪があります。
雪はよく締まっています。
上部に行くと表面がてかてか光っています。
アイゼンはしっかり効きますが、トレースがはっきり残らないところもありあます。
アイゼンとピッケルをしっかり使いながら登ります。
途中で立ち止まって写真撮りましたが、怖いのでバランス崩さないよう気を付けました。
特に傾斜がきつい場所はピックもしっかり差し込んで、ダガーポジションでしっかり体を支えながら登りました。
体調はほぼ普段と同じに回復していると思いますが、もともと非力な自分は、一歩一歩確実に進むことを心がけました。
標高が上がるに従い、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳そして遠くに蓼科山が姿を見せてくれます。
それらに力をもらいながらの一歩一歩です。
降ってくる登山者さん2人とすれ違いましたがいづれも急斜面を慎重に下って行かれました。

稜線から赤岳山頂
きつい文三郎尾根を過ぎてもすぐに傾斜のきつい雪道、さらに山頂に近づくと岩場と凍結した積雪の急登になります。
途中キレット分岐で天狗尾根から登ってこられた登山者さんと出会います。
その方に先行していただき、山頂目指します。
大分疲れましたが何とか山頂まで登り切りました。

山頂では、その登山者さんと二人きり。
お願いしてシャッター切っていただきました。
今回で赤岳山頂は6回目になりますが、大概は満員状態。
こんなに空いている山頂で過ごせるなんてとても幸運です。
その登山者さんは、トレーニングだそうで早々に下山されていきました。
そうなると山頂独り占めです(^。^)
BIGカップヌードルにサーモボトルの湯を注いで、二度目の食事です。
まったり過ごしましたが、徐々に風が強くなってきたので下山開始です。

赤岳山頂〜北峰
北峰まではわずかな距離ですが積雪した痩せ尾根があるので気を付けて歩きます。
立ち止まって写真撮りましたが、カメラ構えると普通の視界が遮られるのでバランス崩しそうでちょっと怖いです。

北峰〜赤岳展望荘
積雪のある急な下りですが、雪が適度に締まっていてアイゼンがよく効きます。
ここで3人の女性登山者さんとすれ違いました。

赤岳展望荘〜地蔵の頭
稜線上多少のアップダウンはありますがアイゼンで普通に歩けます。

地蔵の頭〜(地蔵尾根)〜行者小屋
計画段階からここを下ることを最も恐れていました。
夏冬合わせて3度登っていますが、下るのは初めてです。
1カ月前に登った時の印象は、「下りは相当怖そう!」でした。
実際下ってみるとさほど恐怖を感じることはありませんでした。
意外なことに、雪は柔らかくて軽くシャーベット状で、アイゼンの効きが多少悪くなる感じでした。
特に傾斜のきつい場所はダガーポジションで後ろ向きで下降、こんな場所が数カ所ありました。
まあ、技術的なことは初心者なので参考にはならんでしょう。(笑)
階段が設置されている箇所はほぼ雪に埋まっているので、ただの急斜面です。
階段が設置されてるはずの部分では、上部と下部の階段がわずかに露出していました。
階段が設置されている箇所を過ぎるとただの急斜面、じきに樹林帯の急斜面になります。緩いシャーベット状の雪でアイゼンでも若干滑りながら慎重に下りました。
この辺りでは、踏み抜きもあります。

行者小屋〜南沢〜美濃戸山荘
業者小屋で12本爪のアイゼンを脱いでチェーンアイゼンを装着しました。
これは、後半の岩場や泥濘を想定してのことでした。

この区間は最初は積雪が多い中を踏み抜きまくります。
膝くらいまでは当たり前。
それでも歩行に対して支障になるほどではありません。
あきらめられるレベルといいますか(笑)
樹林帯に入って後半、沢沿いの道は岩と凍結、泥のミックスになります。
後半のことを考えればチェーンアイゼンで正解だったと思います。
順調に歩を進めて美濃戸山荘まで到着できました。

美濃戸山荘から車を駐めた赤岳山荘まではまったく凍結がないのでチェーンアイゼンは手にもって下りました。

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