燕岳〜常念岳 縦走
- GPS
- 83:44
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,307m
- 下り
- 2,435m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:12
- 山行
- 23:28
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 24:58
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 6:11
GPS用の電池は燕山荘で購入@350円
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
アルピコ夜行バス 京都→松本@\6200 JR 松本→穂高@\320 タクシー相乗 穂高→中房温泉 7500÷3=2500円 復路: タクシー相乗 一ノ沢→しゃくなげ温泉 4400÷4=1100円 巡回バス 温泉→穂高@\500 JR 穂高→松本 アルピコ昼行バス 松本→名古屋@\3560 近鉄(金券ショップ) 名古屋→鶴橋@\3400 |
感想
ずっとずっと憧れていた北アルプスの稜線をテントを担いで、漸く歩いくることができました。3日間ともほぼ快晴に恵まれ、夢のような時間でした。
しかしながら中房温泉からの登りは、これまで背負ったことのない重量に苦しまされ、コースタイムも予想タイムからも大幅に遅延。それでも燕山荘のテン場が満杯で追い返されることを恐れて必死に頑張り、なんとかテン場は確保できたものの疲労と頭痛でその日は幕を張って夕食を作るので精一杯。
夜
下半身が冷えることはあまりない、というのが経験則だったが、雪上テン泊はこの経験には当てはまらなかった。上半身は着込めたが、どうにもこうにも足が寒い。ザックにシュラフごと足を突っ込んでも、寒い。リアルマイクラよろしく、雪ブロックを積み上げたが、それでも風でバタついたテントがうるさい(フライをマジックテープでポールに留めていればもう少しましだったかも)。寒さと音でウトウトとした時間が延々続く。
朝
どうにか頭痛は収まる。
が、今日は何としてでも常念小屋まで行かないといけないので、燕岳ピークは諦める。また今度。
寝れなかった割には疲労感は思っていたより少ない。心配していたポイント#1の蛙岩はやや渋滞気味。最初左から巻こうとしたが(踏み跡あり)特に背中に背負った銀マットの引っ掛かりが怖かったので諦めて中央の穴突破。相当狭いと事前に聞いていたが、銀マットをゴリゴリするくらいでザックを背負ったまま突破に成功。
もう一か所の大天井岳への登りも渋滞気味。降りてくる人にはダブルアクスの人も。ただ、西穂独標への最後の登りほどではなかった。
大天井岳からの下りは登りとは打って変わって穏やかな稜線の下り。
常念小屋まで多少登るも概ね穏やかな下り道。美しすぎる。
槍穂の絶景を終始眺めながら常念小屋に、やはり今日もコースタイムを大幅に超えて到着。でも昨日ほどは疲れてない。
テントで寝ころんだまま穂先が眺められる最高のロケーションをとうとう確保して、昨日はやや無理やり飲み込んだビールを今日は存分に頂く。槍の背後に沈む夕日。もう言葉にならない。
二日分と見込んだ銀パックも二日目に開栓して殆ど飲み尽くし、その晩もぐっすり。昨日より標高が低いせいか温かく(それでも朝方は冷えたが)よく休める。
三日目、薄暗いなかピッケルとアイゼンのみを携えて常念岳頂上に。
登り前半の九十九折りで明るくなり、稜線にさえぎられて日の出が拝めないかと危ぶんだが、何とか間に合い槍のようなシンボリックなピークを持つ四阿山の脇から登る朝日を拝む。思い焦がれた北のモルゲンロートも神々しく輝く。綺麗だ。
360度の展望を常念岳頂上から暫し堪能。去り難いが、帰らなきゃ。これが見たかった、ここに立ちたかった。願いは120%達成されて、下り始める。
常念小屋に山バッジを買い求めるついでに一ノ沢からの帰りの足を相談してみるが、そこそこタクシーを頼んでいる人も多そうだったので、取り敢えず降りてみて成り行きで足を確保してみることにする。
フライをハイ松にかぶせて乾かしつつ朝食を掻き込んで撤収。常念乗越から最後の槍の姿を脳裏に焼き付けていざ下山。いきなりの急降下。アイゼンなしは少し危なっかしい。いつかはここを今度は登って来たいが、しかしすごい斜度。
思いのほか三日目のザックが軽く感じて、一ノ沢登山口までは非常に快調に下る。
登山口からは幸運にも3名の方と乗り合わせることができ、しゃくなげ温泉まで。
同上の東京から来られた方はここから新宿行のバスに乗れるとのこと。東京からの足はバリエーションが多くて便利でうらやましい。この方とお風呂上がりの一杯までご一緒頂き楽しくお話しさせて頂きました。
テン泊装備はもういやんなるくらい重かったけど、不思議とまた行きたくなるな・・・
次はどこに行こうか!?
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