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Yamareco

記録ID: 1152122
全員に公開
山滑走
白山

白山 別当出合から小桜平避難小屋泊ピストン

2017年05月27日(土) 〜 2017年05月28日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
29:54
距離
28.2km
登り
2,775m
下り
2,770m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:09
休憩
0:42
合計
8:51
6:00
34
6:34
6:36
34
7:10
7:15
55
8:10
8:13
49
9:02
9:02
13
10:41
10:41
6
10:47
10:47
36
11:23
11:23
18
11:41
11:59
27
12:26
12:38
133
2日目
山行
6:38
休憩
0:10
合計
6:48
4:52
199
宿泊地
8:11
8:11
27
8:38
8:38
14
8:52
8:52
4
8:56
8:59
2
9:10
9:10
26
9:36
9:37
24
10:04
10:04
13
10:17
10:18
3
10:21
10:22
24
10:46
10:47
21
11:08
11:08
24
11:32
11:35
5
11:40
ゴール地点
天候 27日 曇り時々小雨 ガスガス 28日 快晴 一部ガス
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
別当出合
久しぶりの別当出合駐車場です。天気が今ひとつなので空いてました。
2017年05月27日 05:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 5:48
久しぶりの別当出合駐車場です。天気が今ひとつなので空いてました。
歩いて別当出合へ。もちろんチャリはありません(笑)
2017年05月27日 05:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 5:56
歩いて別当出合へ。もちろんチャリはありません(笑)
吊り橋も問題なく
2017年05月27日 06:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 6:02
吊り橋も問題なく
中飯場の雪はすっかりなくなってました
2017年05月27日 06:34撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 6:34
中飯場の雪はすっかりなくなってました
大長山の新緑もかなり増えてきました
2017年05月27日 06:42撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 6:42
大長山の新緑もかなり増えてきました
先週はここまで滑れたのですが・・・
2017年05月27日 06:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 6:59
先週はここまで滑れたのですが・・・
カッコウがいました
2017年05月27日 07:14撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/27 7:14
カッコウがいました
青空も覗いていたのですが
2017年05月27日 07:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 7:22
青空も覗いていたのですが
甚之助避難小屋は賑わってたのでスルー
2017年05月27日 07:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 7:48
甚之助避難小屋は賑わってたのでスルー
だいぶ融雪も進んできました
2017年05月27日 07:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 7:48
だいぶ融雪も進んできました
そしてガスに覆われます
2017年05月27日 08:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 8:56
そしてガスに覆われます
ライブカメラはだいぶ露出してます
2017年05月27日 09:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 9:15
ライブカメラはだいぶ露出してます
餌をゲット
2017年05月27日 09:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/27 9:19
餌をゲット
季節外れの海老の尻尾
2017年05月27日 09:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
5/27 9:47
季節外れの海老の尻尾
雪は出たり消えたり
2017年05月27日 10:41撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 10:41
雪は出たり消えたり
かなり寒かったです
2017年05月27日 10:45撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/27 10:45
かなり寒かったです
大汝を巻いたあとは登山道にも雪が
2017年05月27日 11:27撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 11:27
大汝を巻いたあとは登山道にも雪が
御手水鉢には水がたっぷり。でも雪はなし
2017年05月27日 12:00撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 12:00
御手水鉢には水がたっぷり。でも雪はなし
七倉山からの楽々新道は雪がどうつながっているかガスで見えません
2017年05月27日 12:46撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 12:46
七倉山からの楽々新道は雪がどうつながっているかガスで見えません
安全に登山道を歩きます
2017年05月27日 13:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 13:59
安全に登山道を歩きます
勢いで谷筋を滑ってみます
2017年05月27日 14:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 14:26
勢いで谷筋を滑ってみます
そこから小桜平を目指して登り返し
2017年05月27日 14:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 14:32
そこから小桜平を目指して登り返し
ちょうど薮のない谷筋がありました
2017年05月27日 14:34撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 14:34
ちょうど薮のない谷筋がありました
谷筋を登りつめて
2017年05月27日 14:36撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 14:36
谷筋を登りつめて
少し樹林帯を通過したら
2017年05月27日 14:42撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 14:42
少し樹林帯を通過したら
ガスの中に小桜平避難小屋が
2017年05月27日 14:50撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 14:50
ガスの中に小桜平避難小屋が
ガスも晴れて
2017年05月27日 14:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/27 14:51
ガスも晴れて
ちょっと感動
雨戸がわずかに開いてたのでもしかして先客?
2017年05月27日 14:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
5/27 14:51
ちょっと感動
雨戸がわずかに開いてたのでもしかして先客?
土間は水没
2017年05月27日 14:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/27 14:56
土間は水没
内部は綺麗、さすがに先客はいないです。
2017年05月27日 14:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/27 14:56
内部は綺麗、さすがに先客はいないです。
スキーでここまで来ました
2017年05月27日 15:10撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/27 15:10
スキーでここまで来ました
ちりとりで排水しました
2017年05月27日 15:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/27 15:15
ちりとりで排水しました
貸切
2017年05月27日 15:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3
5/27 15:51
貸切
夕方には青空も時々
2017年05月27日 18:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/27 18:25
夕方には青空も時々
軽量の高野豆腐を作ってみました
2017年05月27日 18:38撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4
5/27 18:38
軽量の高野豆腐を作ってみました
少し夕焼け色
2017年05月27日 18:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/27 18:59
少し夕焼け色
朝焼けが始まります
2017年05月28日 04:24撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/28 4:24
朝焼けが始まります
小屋の窓からご来光
2017年05月28日 04:42撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5
5/28 4:42
小屋の窓からご来光
お世話になりました。忘れ物したので近々また来ます(笑)
2017年05月28日 04:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/28 4:48
お世話になりました。忘れ物したので近々また来ます(笑)
萌える楽々新道
2017年05月28日 04:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 4:48
萌える楽々新道
小屋と雪面が色づきます
2017年05月28日 04:54撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5
5/28 4:54
小屋と雪面が色づきます
小屋には長い影が。こういうのもいいですね。
2017年05月28日 04:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
11
5/28 4:56
小屋には長い影が。こういうのもいいですね。
ここだけは特別の空間のよう
2017年05月28日 05:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 5:05
ここだけは特別の空間のよう
さて見返坂方面を目指します
2017年05月28日 05:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/28 5:08
さて見返坂方面を目指します
雪の残っているところはなかなかワイルド
2017年05月28日 05:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/28 5:26
雪の残っているところはなかなかワイルド
見返坂が見えてきました
2017年05月28日 05:29撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/28 5:29
見返坂が見えてきました
御嶽山
2017年05月28日 05:29撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 5:29
御嶽山
乗鞍岳
2017年05月28日 05:29撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 5:29
乗鞍岳
昨日の滑走跡
2017年05月28日 05:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 5:37
昨日の滑走跡
まるでゲレンデ
2017年05月28日 05:45撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 5:45
まるでゲレンデ
昨日滑った谷筋
2017年05月28日 06:01撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 6:01
昨日滑った谷筋
雲海と地獄尾根
2017年05月28日 06:01撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6
5/28 6:01
雲海と地獄尾根
雲海と火の御子峰
2017年05月28日 06:01撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:01
雲海と火の御子峰
地獄尾根もだいぶ雪がなくなりました
2017年05月28日 06:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:02
地獄尾根もだいぶ雪がなくなりました
大汝峰と剣ヶ峰
2017年05月28日 06:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:02
大汝峰と剣ヶ峰
だんだん雲海に攻められます
2017年05月28日 06:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:02
だんだん雲海に攻められます
こういうシーンもレアです
2017年05月28日 06:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:02
こういうシーンもレアです
埋もれる〜
2017年05月28日 06:03撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:03
埋もれる〜
楽々新道を振り返ります
2017年05月28日 06:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 6:08
楽々新道を振り返ります
終わる〜
2017年05月28日 06:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:19
終わる〜
大汝峰と七倉山
2017年05月28日 06:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:32
大汝峰と七倉山
七倉山を正面に
2017年05月28日 06:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 6:48
七倉山を正面に
四塚山
2017年05月28日 06:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 6:48
四塚山
七倉山は巻きました
2017年05月28日 07:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 7:47
七倉山は巻きました
またまた御手水鉢
2017年05月28日 08:12撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 8:12
またまた御手水鉢
火の御子峰はすっかり雲海の下に
2017年05月28日 08:14撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/28 8:14
火の御子峰はすっかり雲海の下に
大汝峰に立ち寄ります
2017年05月28日 08:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4
5/28 8:53
大汝峰に立ち寄ります
中宮道
2017年05月28日 08:54撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 8:54
中宮道
定番の剣ヶ峰と御前峰
2017年05月28日 09:01撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 9:01
定番の剣ヶ峰と御前峰
油ヶ池の水量も増えてきました
2017年05月28日 09:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 9:17
油ヶ池の水量も増えてきました
剣ヶ峰
2017年05月28日 09:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 9:17
剣ヶ峰
油ヶ池
2017年05月28日 09:18撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 9:18
油ヶ池
御前峰にも寄りました。無駄にスキー背負ったまま(笑)
2017年05月28日 09:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4
5/28 9:37
御前峰にも寄りました。無駄にスキー背負ったまま(笑)
今回は土下座はお休み・・・
2017年05月28日 09:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 9:37
今回は土下座はお休み・・・
別山と室堂
2017年05月28日 09:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 9:37
別山と室堂
室堂は賑わってます
2017年05月28日 09:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 9:59
室堂は賑わってます
下部にはガスが
2017年05月28日 10:07撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 10:07
下部にはガスが
ガスに突入
2017年05月28日 10:14撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 10:14
ガスに突入
甚之助の少し下まで滑れます
2017年05月28日 10:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/28 10:22
甚之助の少し下まで滑れます
中飯場の下あたり、新緑が眩しい。
2017年05月28日 11:14撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 11:14
中飯場の下あたり、新緑が眩しい。
初夏のような絵
2017年05月28日 11:30撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 11:30
初夏のような絵
長かった、ゴール。
2017年05月28日 11:40撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/28 11:40
長かった、ゴール。

感想

そろそろ白山の山スキーも終わりそう、別当出合まで車が入れるようになるとロングに拍車がかかるのですが、今回は小桜平避難小屋まで足を伸ばして一泊してきました。
天気は微妙ですが、小雨くらいならしっかり雨具着て突入します。先週末はかなり気温が上がりましたが、この週末の気温の予想はGWの時よりも低めなので、またここで冬装備を復活させます。
とはいえ重い泊まり装備とスキーのシートラはさすがに汗が出て来ます。今日は時間に余裕があるのでゆっくり目に確実に登ります。とはいえこの重さ・・・雪がつながると久しぶりにシール歩行にします。やっぱり荷物が軽くて楽ですね(笑)
甚之助を過ぎると時々小雨が降ります。そのままクトーを効かせて黒ボコに向かいます。このルートはもう慣れたもんですが、今日は小雨と寒さとガスという洗礼つきです。
弥陀ヶ原まで来ると結構寒いです。冬装備にしておいて助かりました。ガスで視界もないので御前峰には寄りません。そのまま大汝峰の巻道に向かいます。
雪があるとなかなか登山道を見つけるのが難しいです。雪が切れているところが多いので登山道を見つけないと薮地獄に陥ります。もうちょっと下まで行ったら雪があるかも?なんて幻想を抱いてはいけません。登り返してでも登山道を探し出します。
登山道は大抵雪がないので、スキーを担いで兼用履で歩き、雪が出てきたらまたスキーを履いてシール歩行、の繰り返しです。雪のないところが長くなるとアプローチシューズに履き替えることもします。
そしてガスガス・・・雪がつながっているのかどうか視界が効きません。下手に登山道を外れて雪のあるところを歩いたり滑ったりすると、雪が切れて登山道に戻るのに藪漕ぎの洗礼が待ち受けてますから、分からない場合は諦めて登山道を歩きます。
それでもついつい雪のあるところを滑ると、もうそろそろ登山道に戻らないといけないかと、ものすごく頻繁にGPSを確認します。そんな訳で弥陀ヶ原からはかなり時間がかかりました。
見返坂のところの急斜面はやはりスキーで滑ります。ここでも間違えて違う斜面に入りそうになりますがGPSで何度も確認してウロウロしてました。スキーで滑ると鞍部から少し下に着いて、さてここで登り返すかもう少し滑ってから登山道に戻れるところを探すか・・・思い切ってそのまま谷筋を滑ることにしました。しかしどんどん登山道から離れていき、その間は薮だらけでとても戻れそうにありません。戻れない時は最悪ツェルト張ってビバークか・・・と思いつつ、そのまま小桜平の近くまで滑り込んで、やや斜度が緩くなった斜面を薮をついて登り返すことにしました。登り返す途中で、薮のない谷筋を発見し、ここからなら支障なく小桜平に戻れる〜と思いました。
少し樹林帯を歩く必要がありましたが、無事に小桜平に入ることができ、ガスの中に避難小屋が見えた時は苦労が報われた感じで正直嬉しかったです。
小屋にはもちろん誰もいませんでしたし、誰も来ませんでした。床下には複数の動物が活動しているのか始終ガサゴソと音がするのが気になりますが、それ以外はとても快適でした。朝方の室温も5℃くらい、夏物のシュラフの足元にツェルトを掛けるととても暖かかったです。

翌朝はアラームを3:20にかけて起きました。朝食作りと片付けパッキングで出発は4:50になりました。もう少し早くしたいところですが・・・。
スタートは美しい朝焼けからです。今朝は快晴、視界が晴れるとどこに雪があるのか一目瞭然、なんて便利なんでしょう。とは言え地形的に見えない場所は厄介で、何度か登山道に戻るのに藪漕ぎを強いられました。
見返坂の鞍部では地獄尾根がよく見えます。下から雲海が迫って来る火の御子峰はとても幻想的で素晴らしかったです。朝一は急斜面のトラバースもクトーがよく食い込み楽でしたが、徐々に雪が緩んで難しくなってきます。
七倉山は東側から巻いてみました。なかなかのトラバースでしたが、尾根に取り付いてそこから登山道に戻る時にも雪がつながってないので何度かウロウロ・・・結局ここも藪漕ぎになりました。
御手水鉢からはアプローチシューズに履き替えて登ります。ここで小屋にインソールを忘れてきたことに気づきます。
それが終わればまた兼用履を履いてシール歩行にし、大汝峰にたどり着きました。
大汝峰からの滑降の時にシールを剥がそうと思ったらチートシートがない・・・そう、これも小屋に忘れてきました。また取りに行かないといけません。
仕方がないのでシールのまま滑ります。滑りは悪いですが斜度があるまで強引に滑れます。
そしてまたアプローチシューズに履き替えて、今度は御前峰を目指します。油ヶ池側から登りましたが、上部は雪が残っているので難しくなっています。滑落したら危険なので慎重に行動しましょう。
シートラのまま御前峰に到着。写真だけ撮って室堂側の雪の一番あるところまで移動します。ここは植生のないところを選んで歩きます。
またまた兼用履に履き替え、チートシート代わりにビニール袋にシールを貼り付け、いざ最後の滑降です。凹凸や縦溝も多いですがこの時期はそういうもんです。重い泊まり装備のザックで滑ればいい訓練になります。
まだまだこれから登られる方の多い中、2回ほどカニ歩きを要求されますが甚之助を過ぎて薮や雪切れが多くなったところで終了。ここからはまたアプローチシューズとシートラで試練の下山です。

初日のガスで視界がないというのは、雪切れの多いこの季節にはかなり致命的だということを実感しました。難易度はかなり高かったですが、それでもこの時期の小桜平避難小屋に泊まれ、雲海の火の御子峰を見れたりと充実した山行になりました。
次の山スキーは日帰り装備で行くことにします・・・ってまだ行くつもりなんですよね(笑)

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コメント

ロングツアーお疲れ様でした
別当方面から小桜平に滑り込んだ場合はそのまま岩間方面に向かうのは、よくあるルートですが、一泊荷物でまた別当に戻るのは、なかなかタフなコースだと思います(単独だから、仕方ないところもあったとはいえ…)。
私も二、三年に一度は小桜平周辺を訪れますが、谷筋から尾根に取りつくルートは、今の時期、あそこがベストだと思います
(と、言いなが
ら、いつもそれを忘れて、戻れなかったらどうしよう焦るんですが…)

また北陸方面にお越しの際は、こっそり暴れて(?)ください⁉️
2017/5/29 12:39
Re: ロングツアーお疲れ様でした
nya-kunさんコメントありがとうございます
今回のルートはある程度ハードなことは理解してましたが、初日のガスでどこまで雪がつながっているのか見えないというコンディションは非常に辛かったです。ちょっと泣きを入れたくなったくらいで、それだけに小桜平避難小屋が見えた時は本当に嬉しかったです
あの谷筋から尾根に取り付くルートをご存知とはかなりの通ですね〜ドMなニオイがプンプンしてきますよ
北陸にはほぼ毎週お邪魔してますので、また暴れ?させていただきます(笑)
まずは小桜平避難小屋の忘れ物を回収しにどうやって行こうか悩んでいるところです
2017/5/29 19:39
お疲れ様です。
小屋の床でごそごそ音がしているとなかなか落ち着かないですね。でも寝てしまうのはモモちゃんたるゆえんかな?さすがです。来週もまた山スキーなのですね。ボクはどうしようかな・・・とりあえず、今度もどMレコ楽しみにしています(あまりあおっちゃいけないけど)。
2017/5/30 8:29
Re: お疲れ様です。
チカさんこんばんは!
床下の音はあちこちでゴリゴリ言ってましたから気になりましたよ〜しかも小屋には私一人ですし
山スキーといいつつほとんどシートラで歩くことになりそうで、軽めにしておこうと思ってます
2017/5/30 19:16
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この記録に関連する登山ルート

技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
白山(砂防新道〜十二曲り〜御前峰〜エコーライン)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
キャンプ等、その他 北陸 [2日]
砂防新道〜トンビ岩コース〜お池めぐり
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5

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